6087 アビスト 2021-11-19 15:00:00
令和3年9月期 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料 [pdf]

                                                         (証券コード 6087)

アナリスト・機関投資家向け
   決算説明会資料
          (2021年9月期)

         2021年11月19日


 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀三丁目36番1号
           TEL0422-26-5960 URL https://www.abist.co.jp
-はじめに-

         2021年9月期における業績について

事業等のリスク
当連結会計年度において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証
券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。なお、新型コ
ロナウイルス感染症による影響等に関しましては、わが国でも感染対策を徹底し、ワクチ
ン接種を促進する中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直していくこと
が期待されますが、サプライチェーンを通じた影響による下振れリスクに十分注意すると
ともに、国内外の感染症の動向や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があり
ます。
                      (2021年9月期決算報告書より一部抜粋)




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-はじめに-

  アビストにおける新型コロナウイルス感染症対策

当社が主力とする設計開発アウトソーシング事業は、生産の上流工程の為、契約の解除等による既存技術者
の稼働率には影響は少ないものと見込んでおりますが、新型コロナウイルス感染症流行以前の稼働工数水準
への回復には、時間を要することが予想されます。
引き続き、お客様・従業員の安全に配慮した対策を実施し、業績へ影響が最小限に留まるよう必要な対応を継
続してまいります。


【お客様のご要請に応じた感染症対策】
・在宅勤務への環境を整備し、お客様先の状況に応じた柔軟な対応を実施
・WEB会議の活用

【当社グループの感染症対策】
・マスク着用、咳エチケット、手洗い・うがい、消毒液の利用の徹底
・オフィス内に飛沫防止用パーテーション設置
・在宅勤務の推奨
・オフピーク通勤の推奨
・WEB会議の活用

【体調不良時の対応】
・本人及び同居家族が発熱した場合の出勤禁止

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Ⅰ   業績の状況(2021年9月期)


Ⅱ   今後の成長戦略


Ⅲ   株主還元方針及び株式の状況等


Ⅳ   会社概要及び事業内容


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-業績の状況(2021年9月期)-

                    業界の動向


 自動車業界   【生産活動】            【R&D活動】
         ・半導体不足による生産調整     ・研究開発投資は維持傾向
          の状況に留意
         ・新型コロナウイルス感染症
          の再拡大の状況に留意
 人材業界    【案件】           【人材採用】
         ・需要は堅調も新型コロナウイ ・オンライン説明会・面談などの
          ルス感染症の影響で稼働工   新たな採用手法の活用
          数に影響あり        ・メーカー採用長期化で競争激化
         ・在宅勤務で業務対応中




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-業績の状況(2021年9月期)-

             エグゼクティブサマリー

        ・売上高は、前年同期比2.6%減の減収
        ・営業利益は、前年同期比47.1%減の減益
   業績    ⇒売上としては感染症流行以前の稼働工数水準への回復には
          至っていないが、契約解除等の稼働率低下への影響は少ない。
         ⇒利益としては下記の課題により収益性が悪化。
        ・取引先の要求値の高まる傾向にある反面、
   課題    スキル面の育成に時間を要する新卒採用を重視
         ⇒結果、若手技術者を中心に研修期間が長期化
        ・第16 期に新設の技術教育担当により、若手技術者の効率的な技
         術力の向上を引き続き実施
   対策   ・第17期以降は、中途採用を活用した若手技術者教育の受け皿を
         拡大し、より効率的な教育体制を構築




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 -業績の状況(2021年9月期)-

                        2021年9月期は減収増益
       第16期 2021年9月期 連結業績
                                                           ※
        【連結】            2020/9期    2021/9期    前年比       計画比                備考

売上高             (百万円)      9,265      9,021   ▲2.6%      98.6%

営業利益            (百万円)       831        439    ▲47.1%     87.9%

経常利益            (百万円)       816        617    ▲24.3%     98.1%
                                                                 固定資産の売却による特別利益385百万
当期純利益           (百万円)       139        669    379.5%     95.7%   円計上

一株当り純利益 (EPS)   (円)        35.09     168.27    133.18    95.7%

一株当り純資産(BPS)    (円)     1,449.74   1,543.27     93.53       ―
一株当り配当金         (円)        102.0      102.0         0   100.0%   2021年9月期配当性向60.6%

売上高経常利益率        (%)          8.8        6.8     ▲2.0     ▲0.1

売上高当期純利益率       (%)          1.5        7.4       5.9    ▲0.3

自己資本利益率(ROE)    (%)          2.4       11.2       8.8       ―
                                                    ※計画比:令和3年5月12日に開示しました業績予想値との比較



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-業績の状況(2021年9月期)-

                         自己資本比率73.0%
    第16期 2021年9月期 連結業績
              2020/9期末                     2021/9期末
                         構成比                構成比        増減額                    備考
             (百万円)               (百万円)
                         (%)                (%)       (百万円)

  流動資産         4,481      55.0    5,188       61.7       706   現預金 営業CF 315百万円 配当支払405百万円
                                                               などによりFCF増加額573百万円
  (うち現預金)     (3,017)            (3,590)                 573
  固定資産         3,667      45.0    3,221       38.3     ▲445    固定資産売却により固定資産減少

  繰延資産               0      0         0         0          0
資産合計           8,149     100.0    8,410      100.0       261
 流動負債          1,487      18.3    1,443       17.2      ▲43
 (うち短期借入金)       (50)               (50)                   0
 固定負債            892      10.9      825        9.8      ▲67
負債合計           2,379      29.2    2,268       27.0     ▲110
純資産合計          5,769      70.8    6,141       73.0       372   自己資本比率 73.0%

負債・純資産合計       8,149     100.0    8,410      100.0       261



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-業績の状況(2021年9月期)-

                  アビスト単体(事業本部別業績)
                  設計開発事業本部
            (東日本・西日本・受託設計事業本部)                 3Dプリント事業(豊橋)                     AIソリューション事業本部
                 ※豊橋事業所を除く
 【事業部別】   2020年9月期 2021年9月期 対前年         2020年9月期      2021年9月期    対前年       2020年9月期 2021年9月期      対前年
            通期        通期       比率         通期            通期        比率          通期         通期        比率
          (百万円)      (百万円)     (%)       (百万円)         (百万円)      (%)        (百万円)      (百万円)      (%)
売上高          8,900     8,693     97.7            80          68    85.2            19         18    95.8
営業利益         1,897     1,506     79.4       △198          △87           -      △118       △138          -

           既存事業                                                   新規事業
・コロナウイルスの影響及びOJT教育強化                     ・新規事業の創出・拡大に向けた投資にて営業損失
 により一人当たり売上高は減少                          ・3Dプリント事業は赤字幅縮小
 ⇒売上微減、収益性悪化                             売上拡大策
利益改善策                                    ・3Dプリントでの部品量産に向けた営業活動中
2020年10月より新技術開発を総合技術開発                   ・AIを活用した設計効率化、作業自動化など生産性向
部により推進し、その後、各事業本部へ業務                     上に向けた開発を推進中
を移管⇒より実務的な活用段階へ                          ⇒人体の3D計測技術の開発
設計DXの推進によりコスト・納期圧縮などの                    ⇒機械学習技術を応用したレタス栽培環境制御シス
効率化を推進中                                    テムの開発
                                                 ※上記は管理会計上の区分に基づく数値であり、セグメント情報と一致致しません。
                                                 ※速報値であり、確定決算ベースの数値と若干異なります。



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-業績の状況(2021年9月期)-

      デジタル技術推進により付加価値向上を目指す

 デジタル技術による既存事業の業務効率化・付加価値向上で収益性を改善(DX推進)
  →『作業』を削減し、『付加価値活動』への時間増加を目指す
    (3D-CAD、ランプ設計、システム開発のほか、全社横断業務でもDXを推進)

 オープンイノベーションにより先端技術のスタートアップ企業と協業検討
 その他、AI技術などを活用しDXを加速

                                  3D-CAD

                                 ランプ設計                    付
     AI                                                   加
                    DX             3D                     価
               デジタルトランス           プリント                    値
   オープン        フォーメーション
                                                          向
  イノベーション                        システム
                                                          上
                                 全社横断
                                  業務



                          2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料       10
-業績の状況(2021年9月期)-

   取引先業種別売上高の推移 ~ 自動車関連の売上を堅持

単位:百万円
                            取引先業種別売上高の推移 (アビスト単体)
  10,000
   9,000
                791              937                 876
   8,000        342              378                 383        その他
                547              653                             (不動産賃貸収入など)
   7,000                                             691
                757 92           708     25                     一般機械機器
                                                     672 15
   6,000
               2,045             2,112              1,799       情報処理・ソフトウェア
   5,000                                                        (アプリケーションソフトウェア等)
                                                                電子部品・電気機器
   4,000                                                        (自動車関連以外)
   3,000                                                        情報処理・ソフトウェア
                                                                (自動車関連)
                                                                                    自
               4,394                                4,424                           動
   2,000                         4,269                          電子部品・電気機器           車
                                                                (自動車関連)             関
   1,000                                                        自動車・輸送機器            連
         0
              第14期              第15期               第16期
              2019/9            2020/9             2021/9
  売上高合計       8,968百万円         9,082百万円            8,860百万円
              (+343)+3.8%     (+104)+1.2%         (△222)△2.4%
  (うち自動車関連)   6,530百万円         6,405百万円            6,237百万円
              (+138)+2.1%     (△124)△1.9%         (△168)△2.6%
   総売上中構成比     72.8%             70.5%               70.4%


                                              2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料             11
 -業績の状況(2021年9月期)-

 取引先上位10社 ~ 自動車関連を中心とした上位取引先が安定
※アビスト単体

   第14期 (2019/9)       第15期 (2020/9)      第16期 (2021/9)   【安定性の高い経営を目指し、
                                                          3つの方向性で取引先へアプ
トヨタ自動車様              トヨタ自動車様            トヨタ自動車様
                                                          ローチ】
スタンレー電気様             スタンレー電気様           スタンレー電気様          ①既存取引先からの受注拡大
日野自動車様               日野自動車様             日野自動車様            ②取引社数を広げるために自
小糸製作所様               小糸製作所様             小糸製作所様              動車関連の新規顧客開拓
                                                          ③10位以下の自動車関連企
市光工業様                市光工業様              三菱電機エンジニアリング様
                                                            業へPR強化
三菱電機エンジニアリング様      三菱電機エンジニアリング様    トヨタ自動車東日本様

トヨタ自動車東日本様           MHIさがみハイテック様       MHIさがみハイテック様      ⇒結果的に、上位10社以下で、
MHIさがみハイテック様         トヨタ自動車東日本様         市光工業様             売上高が増大し、上位10社売
                                                          上比率が64.2%へ推移
本田技術研究所様             トヨタ車体様             マツダ様
                                                          ⇒②③によって、前年よりも上
日立ソリューションズ・クリエイト様   マツダ様              ミスミ様              位10社の割合は0.8ポイント引
    6,018百万円             5,906 百万円          5,692 百万円     き下がる
       67.1%                 65.0%              64.2%




                                       2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   12
-業績の状況(2021年9月期)-

                    高付加価値の請負業務比率向上

【棒グラフ】        派遣・請負別売上高、一人月売上高の推移(アビスト単体)
  売上高                                                                                         【折れ線グラフ】
 (百万円)   請負業務                                                                                 1人あたり売上
                                                                                    OJTによる工     (千円/人)
 8,000              789
         派遣業務                                                                       数当たりの
                                                                                      要員増       800
                                                737
 7,000
                                                                           681
                                                                                                700
                    620                         606                        613
 6,000
                                                                                 →詳細は           600
 5,000                                                                            次ページ
          5,069                       5,213                      5,184                          500
                                     (58.9%)                     (60.0%)
         (57.7%)
 4,000
                                                                                                400
                             3,723                       3,643
 3,000                                                                           3,454
                          (42.3%)                     (41.1%)                    (40.0%)        300

 2,000                                                                                          200
                                                 請負比率1.1%向上
 1,000                                                                                          100
                    請負比率1.2%向上
    0                                                                                           0
                   第14期                        第15期                       第16期
                  (2019/9)                    (2020/9)                   (2021/9)



                                          2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料                          13
-業績の状況(2021年9月期)-

        一人当たり売上高に関する補足説明
【派遣】<主に稼働時間・稼働率が一人当たり売上高へ影響>
・1Qは、前期の揺れ戻しの影響で稼働工数が回復するも、2Q・3Q・4Qと、
 新たに緊急事態宣言等が発令されたことにより、4Qまでの累計月間売上高が
 613千円/人(前期606千円/人、+7千円/人)とほぼ前年と同等水準で着地
 <対策>
  取引先の状況や外部環境の変化によって稼働時間が左右されるビジネスモデルの為、
  自社で稼働時間をコントロールできる請負化を推進する

【請負】<主に案件量(工数)に対する稼働員数が一人当たり売上高へ影響>
・案件に対する取引先の難度・要求値が年々向上
・スキル面の育成に時間を要する新卒採用中心の人事戦略の為、若手技術者を中心に
OJT研修を含む研修期間の長期化が発生
→結果として、案件量(工数)に対して、稼働要員が多い状態となったため、
  月間売上高が681千円/人(前期737千円/人、▲56千円/人)へ減少
・OJT教育強化を含む人材教育への投資によって、高難度案件受注に繋げ、
 19期営業利益率11.8%の達成を目指す
 (参考:中期経営計画概要 19ページ)

                    2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   14
  -業績の状況(2021年9月期)-

               新卒を除く技術者稼働率は高稼働率を維持
 請負・派遣技術者数(名) (アビスト単体)                                                        稼働率(%)
1300                                                                            100


1200                                     高稼働率維持
                                                                                95


1100
                                                                                90

1000
                                                                                85
 900

                                                                                80
 800

         第9期      第10期     第11期      第12期         第13期   第14期   第15期   第16期
                                                                                75
 700
                              技術者数        稼働率       稼働率(新卒除く)

 600                                                                            70


                                                                         若手技術者の
       ※技術者数=請負+派遣+待機、技術者数は教育研修中の者を除く。                                  教育期間の長期化
       ※稼働率=(請負+派遣)/(請負+派遣+待機)


                                            2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料        15
 -業績の状況(2021年9月期)-

            得意業務領域(コア技術領域)の売上高推移
          ■過去三ヵ年推移       技術領域別売上高の推移(アビスト単体)
 売上高(百万円)
  7,000

                 106        126                       第3領域
  6,000
                                            124       (シャシー部分、空調部品設計)
             1,757         1,877
  5,000
                                           1,833

  4,000                                               第2領域
                                                      (電装部品、機能部品、HV・EV
                                                       関連設計、解析)
  3,000


  2,000      4,329         4,354
                                           3,953      第1領域
                                                      (自動車用ランプ、内装、ボデー設計)
  1,000


     0                                                  ※速報値であり、確定決算
                                                        ベースの数値と若干異なります。
             第14期          第15期            第16期
            (2019/9)      (2020/9)        (2021/9)
売上構成比            70.8%    71.5%            68.4%
※全売上高に占める
 第1~第3領域合計の売上高



                                     2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料        16
Ⅰ   業績の状況(2021年9月期)


Ⅱ   今後の成長戦略


Ⅲ   株主還元方針及び株式の状況等


Ⅳ   会社概要及び事業内容


            2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   17
-今後の成長戦略-

             今後の成長への準備の年として計画策定

       第17期 2022年9月期 通期計画

                                     2021年9月期           対前年        2022年9月期              対前年
               【連結】                   通期 実績             増減率         通期 計画                増減率
                                                        (%)                              (%)
                                       (百万円)                         (百万円)
        売上高                                 9,021         ▲2.6                  9,670        7.2
        営業利益                                  439        ▲47.1                    640       45.6
        経常利益                                  617        ▲24.3                    670        8.4
        当期純利益                                 669        379.5                    460      ▲31.3
        EPS(一株当たり利益)                       168.27          -                   115.59        -


                               アビスト(単体)                                  アビストH&F(連結子会社)
【単体/連結子会社】    2021年9月期         対前年     2022年9月期        対前年     2021年9月期        対前年      2022年9月期       対前年
               通期 実績           増減率      通期 計画          増減率      通期 実績          増減率       通期 計画         増減率
                (百万円)          (%)       (百万円)         (%)       (百万円)         (%)       (百万円)         (%)

売上高                    8,860    ▲2.4           9,400     6.1             235    ▲9.1             350    48.6

経常利益                    625    ▲27.7             700    11.9             ▲7       ―              10      ―

当期純利益                   678       -              490   ▲27.7             ▲8       ―                7     ―




                                                 2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料                            18
-今後の成長戦略-

     中期経営計画 概要(業績予測の推移)
                               (2021年11月10日開示資料「中期経営計画に関するお知らせ」より)




                第17期          第18期           第19期
            (2022年9月期)    (2023年9月期)      (2024年9月期)

   売上高        9,670百万円      10,400百万円       11,400百万円

   営業利益        640百万円        1,000百万円        1,340百万円

   営業利益率          6.6%            9.6%             11.8%

   経常利益        670百万円        1,000百万円        1,340百万円

   当期純利益       460百万円         690百万円           925百万円




                         2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料          19
-今後の成長戦略-

   中期経営計画 概要(対処すべき課題と対策)
                            (2021年11月10日開示資料「中期経営計画に関するお知らせ」より)




  【対処すべき課題】
  ■顧客からの要求値が高まる傾向にある反面、スキル面の育成に時間を要する新卒採用中心の
  人事戦略
  ■上記の結果 、若手技術者を中心に研修期間の長期化が発生
  ■リーダー社員における若手技術者教育への工数増加
  ■取引先・事業領域の絞り込みにより取引先業績や業界動向に影響を受けやすい受注体制

  【主力事業である設計開発アウトソーシング事業関連における戦略目標】
  ■第16期に新設の技術教育担当により、若手技術者の効率的な技術力の向上を引き続き実施
  ■即戦力となる中途採用を積極的に行い、採用後、早期に売上向上を実現
  ■中途技術者を活用した若手技術者の育成の更なる充実を図る
  ■リーダー社員における若手技術者教育への負荷を減らすことにより高難度案件の受注拡大
  ■新規取引先の開拓及び周辺事業領域への進出による顧客の業績に影響を受けづらい受注体制
  の確立

  【その他の主な取組み】
  ■設計領域から一貫した受注(DfAM)体制確立による受注拡大(3Dプリント事業)
  ■AIソリューション(電力予測、成長予測、AR等)による売上拡大(AI事業)
  ■AIを活用した設計の効率化による収益性の向上(設計開発アウトソーシング事業・AI事業)
  ■OEM受注拡大し、工場稼働率向上による売上・収益性の向上(美容・健康商品製造販売事業)



                      2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料          20
-今後の成長戦略-中期経営計画 補足
   (設計開発アウトソーシング事業 課題と対策)
                           (2021年11月10日開示資料「中期経営計画に関するお知らせ」より)


<環境の変化>                <16期対策>
取引先の要求値が高まる傾向              顧客ニーズに適応した新卒社員の採用
                             技術教育担当による効率的な教育
                                                ⇒17期以降も継続
技術力向上の必要性が高まる
                       <17・18・19期対策>
                        環境の変化に合わせて新卒・中途の割合を柔
<課題>                    軟に採用する人事戦略
新卒を大量採用する人事戦略
                               即戦力として中途社員の活用
高い要求値に応えるために技術者養成
期間が長期化(集合研修・OJT研修)                   売上・利益向上の即効性

                             中途社員を活用し教育の受皿拡大
教育総工数が増加(人数×期間)
                        ・リーダー社員の若手教            ・新卒教育効率化
                        育への工数低減                ・新卒受入数拡大
リーダー社員の若手教育への工数増加
                        ・高難度案件対応により           ・20期以降新卒採用
                        単価向上⇒収益性向上             拡大⇒売上拡大
                     2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料          21
-今後の成長戦略-
         中期経営計画 2024年9月期目標:売上高114億円・経常利益13億円
                                                                                               (2021年11月10日開示資料「中期経営計画に関するお知らせ」より)



12,000                                                                                                                                                             2,500

11,000         連結通期売上高(百万円)
               連結通期経常利益(百万円)                                                                                                                              11,400
10,000
                                                                                                                     9,128 9,265 9,021           10,400            2,000
 9,000                                                                                                       8,761                       9,670
                                                                                                     8,169
 8,000
                                                                                             7,387
 7,000                                                                                                                                                             1,500
                                                                                                                                                          1,340
                                                                                     6,215
 6,000                                                                                               1,492                                       1,000
                                                                             5,300           1,293           1,620
 5,000                                                               4,720                                                                670
                         4,587                                                                                                                                     1,000
                 4,074                                       4,361
                                  3,929             4,091
 4,000                                     3,671                                                                     1,351

 3,000                                                                       680      958                                    816
                                                              438     649
                                                                                                                                   617                             500
 2,000   1,892
                                                    275
                 142      146
 1,000                                      53
          46                       39
    0                                                                                                                                                              0
          第1期 第2期        第3期      第4期      第5期      第6期      第7期 第8期 第9期 第10期 第11期 第12期 第13期 第14期 第15期 第16期 第17期 第18期 第19期
         2006/9 2007/9   2008/9   2009/9   2010/9   2011/9   2012/9 2013/9連 2014/9連 2015/9連 2016/9連 2017/9連 2018/9連 2019/9連 2020/9 2021/9 2022/9 2023/9 2024/9
         (6カ月)                                                                                                                連      連    連計画 連計画 連計画

                                                                                                                      次の成長に
                                                                             請負化にて成長                                  向けた投資                      V字回復

                                                                               2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料                                                       22
-今後の成長戦略-

               中期経営計画補足説明

【過去(13期まで)】
・派遣から高単価な請負の急速なシフト及び技術者要員数増大により増収増益を達成
→徐々に取引先の要求値が高まりや新たなソリューション提案への要望があり、
 次の成長のために高スキル者の退職防止・高スキル者の養成、新たなソリューション
 開発が必要であると分析

【現在(14期・15期・16期)】
 ・退職による機会損失を回避するために待遇改善を実施(14期~)
 ・成長のために、新規事業(AIソリューション、3Dプリント事業)への投資(14期~)
 ・高難度案件の受注を目指し、人材教育(OJT教育)への投資(15期~)
 ・デジタル技術推進により付加価値向上(16期~)
 ・技術教育担当を新設し、若手技術者の効率的な教育を実施(16期~)
 →次なる成長のための体制構築の3か年

【未来(17期・18期・19期)】
 ・20~21ページの課題に対する対策を実施し、中期経営計画最終年業績を達成する。
 →収益性改善し、業績V字回復。飛躍の年へ。



                        2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   23
-今後の成長戦略-

 コア業務領域(得意分野)を安定的に受注し、環境変化に対応

第1コア業務領域・・・自動車用ランプ、内装、ボデー関連         ■電動化、自動化、機能化が進
                                    む自動車業界大変革の時代に
                                    おいても、当社のコア業務領域
                                    の設計開発需要は引き続き旺
                                    盛と予測

                                    ※16期実績:
                                     第1コア業務領域 45.8%
                                     第2コア業務領域 21.2%
第2コア業務領域・・・電装部品、機能部品、HV・EV関連
                                     第3コア業務領域  1.4%
                                         計    68.4%




第3コア業務領域・・・シャシー部品、空調関連



                         2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   24
-今後の成長戦略-

           AIソリューション事業本部のビジョン

 事業ドメイン:テクノロジーを利用して、人の意欲向上と生産性向上を実現する
ABISTは1998年から3D-CADによるものづくりの高度化、およびシステム開発の推進に貢献してきま
した。AIをはじめとする新たなテクノロジーの進化を機会とし、保有する顧客基盤、3Dデータ取り扱い
ノウハウ、多様な設計やシステム開発経験を活かして事業領域を拡大し、あらたな価値の創出を目指
します。
 事業ビジョン:誰でもデータを高度に利用できる世界へ
   どうやって    異常検知技術による予測にて、将来の不確実性への対応力をあげる
  実現するのか
            空間把握や形状認識技術にて、データと現実を融合し業務を支援する

   異常検知
              データから
               の予測
                        誰でもデータを           意欲向上
     AR
              現実と        高度に利用           生産性向上
              データの
   設計支援        融合


                       2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   25
-今後の成長戦略-

                      AIソリューション事業を推進
 AIスタートアップ企業と提携し、創業以来携わってきたものづくり領域のノウハウに
  テクノロジーを組み合わせて新たな価値を創造

              異常検知                           設計支援                  空間認識・AR

      各種データをもとに                     形状認識と高精度OCRにより            空間や物体を認識し
     異常状態や変化点を検出                      図面や設計情報を認識             拡張現実によって人を支援



  設計支援           空間認識/AR          異常検知          空間認識/AR     空間認識/AR
 設計情報データと形       実部品とホログラ        IoTデータやセン      空間認識、物体認   画像認識による空
 状認識、図面情報        ムによる、設計検        サーデータから異常      識、ホログラムに   間認識とAR技術に
 OCRの比較による図      証や生産教育          を検知し予知保全へ      よる、組立支援    より位置を把握
 面チェック


                                                                         メーカーを始
                                                                         め企業のDX
                                                                         に貢献
                                                                             誰でもデータ
  開発・設計              生産計画           製造              組立        在庫
                                                                             を高度に利用
                                                                             できる世界へ

                       AI構築プラットフォーム(AI-Plant Bamboo)


                            製造、マーケティング、人事、労務、・・・




                                             2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料        26
-今後の成長戦略-

       レタス栽培環境制御システムの開発
                                 (2021年7月1日開示資料「News Release」より)




     玉川大学農学部とAIによるレタス栽培制御の共同研究を開始
【概要】
 人工光型植物工場において成長を予測しコントロールするため、 植物工場におけるレタ
ス栽培データを収集し、成長予測モデルの構築を目指す。

【開発の背景】
・完全人工光型植物工場は、 気象状況に左右されず、限られた水資源を有効活用できる
など、世界の様々な課題を克服するもの。
・玉川大学農学部では閉鎖施設内でLEDを光源としたレタスの栽培は商品として出荷する
までに至っている。
⇒共同研究で栽培データを活用しAIを適用することにより、更なる安定栽培を可能にした
次世代型の植物工場を実現することができる。

                   2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料             27
-今後の成長戦略-

      アビストとpluszero、業務資本提携内容を拡大
                                             (2021年8月6日開示資料「News Release」より)




     「3DCAD」や「AEI」のコラボを通して製造業の設計工程の生産性向上を実現
【概要】                                 ★
 「AEI(Artificial Elastic Intelligence)」の普及を目指して業務提携内容を拡大。

★「AEI」とは‥「特定の限られた業務の範囲において、人間のようにタスクを遂行できる
         AI」のことを指し、自然言語処理分野に注力するプラスゼロが独自に提唱
         する概念。

【今後の展望】
早期に「AEI」を製造業分野に適用し、アビストの持つ製造業の設計支援テクノロジー
「3DCAD」やAI・IT関連の技術者と、プラスゼロの「AEI」を中心とした「意味理解AI」に強い技
術者のコラボレーションによって、更なる製造業の設計工程の生産性向上を目指す。

                               2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料             28
-今後の成長戦略- 3Dプリント事業

   設計から試作・部品製造までをワンストップで提供

 これまで当社が携わってきた「設計」「解析」に加えて3Dプリンタ活用による
  「試作」「部品製造」領域へ事業領域を拡大し、クライアントへ価値のあるサービスを提供

                これまでの事業領域                 新たな事業領域




                                              試作
        設計                  解析
                                            部品製造




       CADデータ       解析用モデル作成     解析実施        試作・部品製造




                            2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   29
-今後の成長戦略- 3Dプリント事業

            新価値創造戦略の概略
                 【アビストが考える他社との競争優位性】

                 従来:金型製造部品を複数パーツ組み合わせて
   3Dプリント製造部品       1部品としていた製品
  ⇒原価低減による売価
   見直し(コスト優位)    提案:3Dプリントにより1パーツで完結
                    →軽量化・高耐久化
                    →設計開発力による最適化提案
                    →3Dプリントに特化した設計手法の提案
          融合        (DfAM=Design for Additive Manufacturing
                     を活用)
  設計開発ソリューション
                 設計開発のバックボーンがある当社しかできない
                 提案力を強化し、3Dプリント製品の市場浸透化を
      セットで提案     図る
   DfAM活用(差別化)   3DPでの製造を前提とした設計から印刷までを一
                 気通貫で提案

                     2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料            30
-今後の成長戦略- 3Dプリント事業

                幅広いニーズに対応できる設備を導入
♦保有3Dプリンタ
   事業所          造形機種          保有台数       特徴            主材質        造形サイズ(mm)          用途
   (所在)         (メーカー)                                             (縦×横×高さ)
              ATOMm-8000               高透明度                                        自動車用ランプ
                               2台                      エポキシ       600×800×400
               (シーメット(日))               高耐熱                                         など試作

               RAFAEL550               高耐久性
                               1台                      ナイロン       550×550×500   自動車外装/内装部品など試作
               (アスペクト(日))               高耐熱
 海老名事業所
 (神奈川県海老名市)     AGILISTA              サポート材が
                               1台                      アクリル       210×298×200      精密部品試作
               (キーエンス(日))              水溶性
                                       硬さ調整可能
                Connex3                                 アクリル
                               1台     3種材料混合                      390×490×200      精密部品試作
               (ストラタシス(米))
                                      によるカラー対応       /ゴムライクアクリル

                ProX-300       1台
                                       金属加工可
                                                     アルミ/ステンレス    250×250×300     精密部品試作/製造
              (3Dシステムズ(米))              軽量

               EOS-M290        2台
                                     金属加工可/高耐久性
                                                     チタン/インコネル    250×250×325     精密部品試作/製造
                (EOS(独))              /高耐熱/耐腐食性
 豊橋事業所
  (愛知県豊橋市)      ProX-320             軽量/高耐久性/         アルミ/チタン
                               3台                                 275×275×380     精密部品試作/製造
              (3D システムズ(米))          高耐熱/耐腐食性         /インコネル
                LUMEX                造形と切削を融合した
               Avance-25       1台     ハイブリッド造形機    マルエージング鋼     256×256×300     精密部品試作/製造
              (松浦機械製作所(日))             高強度/高靭性




                                                    2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料             31
-今後の成長戦略- 飲料品製造販売事業 (アビストH&F)

        自社飲料品の製造販売、およびOEM受託
 アビストH&Fでは、自社商品の水素水製造販売、および大手メーカーの OEMを受託

                                         【Topics】(OEM受託)
                                         大手飲料メーカーの水素水OEM受託に
                                         続き、世界的に有名な青果物メーカーの
                                         果肉入りゼリー飲料OEM受託を開始。

                                         (10月より大手コンビニエンスストア2
                                         社、11月より1社にて販売開始)




高濃度水素・シリカ含有 『浸みわたる水素水』




                         2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料      32
Ⅰ   業績の状況(2021年9月期)


Ⅱ   今後の成長戦略


Ⅲ   株主還元方針及び株式の状況等


Ⅳ   会社概要及び事業内容


            2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   33
-株主還元方針及び株式の状況等-

     継続的・安定的な配当と株主優待で株主還元

              配当                           株主優待制度
                               2022年3月末(中間期末)の株主様に、
                              「浸みわたる水素水」(株式会社アビストH&F製造)を、
 当社は、株主に対する利益還元を経営の重要課題       以下のとおり贈呈させていただきます。
の一つとして位置づけ、継続的かつ安定的な配当を
実施することを基本方針としております。連結配当
性向35%以上を基本的な配当政策とし、配当金額を
決定していく方針です。




   基準期             年間配当金
                                     保有株式数        「浸みわたる水素水」贈呈数
                                (2022年3月末株主名簿)     (500ml×30本=1ケース)
  令和3年9月期          102円            1,000株以上             5ケース
                                200株以上 1,000株未満         2ケース
令和4年9月期(計画)        102円         100株以上   200株未満         1ケース



                           2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料         34
 -株主還元方針及び株式の状況等-

              総株主数 17,711人(2021年9月末)

100%                                                 【株主名】               【所有株数】      【持株比率】
       12.5
       1.1
                                             進 勝博                         650,000株      16.3%
       1.8            所有株式数         構成比
                       (株)          (%)      日本マスタートラスト信託銀行
                                             株式会社(信託口)
                                                                          331,500株      8.3%
       13.4
75%           自己名義
                             344      0.0
              株式                             BBH FOR FIDELITY PURITAN
                                             TR: FIDELITY SR INTRINSIC    260,000株      6.5%
              外国法人                           OPPORTUNITIES FUND
                         497,124     12.5
              等
                                             ABIST社員持株会                   236,900株      6.0%
              その他の
                          42,305      1.1
50%           法人                             大宅 清文                        100,000株      2.5%
              金融商品
                          72,118      1.8    日本生命保険相互会社                   100,000株      2.5%
              取引業者
       71.3
              金融機関       531,800     13.4    小林 秀樹                         75,000株      1.9%
25%
              個人・                            進 顕                           75,000株      1.9%
                        2,836,309    71.3
              その他
                                             進 里江                          75,000株      1.9%
              合計        3,980,000    100
                                             BBH FOR FIDELITY LOW-PR
                   総株主数 17,711人              ICED STOCK FUND (PRINCIP
                                             AL ALL SECTOR SUBPORTF
                                                                           74,436株      1.9%
 0%                                          OLIO)



                                            2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料                 35
-株主還元方針及び株式の状況等-

                          主な株価指標

                                当社株価指標                       東証1部平均(※)

株価              2021年11月18日終値                      2,853円        -

発行済株式数          本資料作成日現在                         3,980千株         -

時価総額                                           11,355百万円         -

EPS(一株当たり利益)    2022年9期(計画)                       115.59円        -

BPS(一株当たり純資産)   2021年9期末                         1,543.27円       -

配当金             2022年9期(計画)                       102.00円        -

PER(株価収益率)      株価÷EPS(計画)                         24.68倍            15.84倍

PBR(純資産倍率)      株価÷BPS(直近期末)                        1.85倍            1.33倍

配当利回り           配当金(計画)÷株価                          3.58%            1.89%

ROE(自己資本利益率)    PBR÷PER                              7.50%            8.40%
                                 (※)東証1部平均の株価指標は2021年11月18日現在、PBRは実績ベース




                                2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料             36
Ⅰ   業績の状況(2021年9月期)


Ⅱ   今後の成長戦略


Ⅲ   株主還元方針及び株式の状況等


Ⅳ   会社概要及び事業内容


            2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   37
-会社概要及び事業内容-

       創業の精神、社名「ABIST」について


               創業の精神
               設計技術者が
               設計技術者のために働き合う
               設計技術者の集団を確立する

               社名の由来
               Ambition       志(こころざし)を
               ist            成し遂げる人


                  2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   38
-会社概要及び事業内容-

           事業目的、経営理念

 当社は事業の基本方針を定めた3つの事業目的を掲げ、
 長期的、普遍的な会社の価値観、存在理由として3つの経営理念を定めています。




                 2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   39
-会社概要及び事業内容-

           「信頼の和の六輪づくり」

  当社の大切な企業文化として、「信頼の和の六輪づくり」に取り組んでいます。




                  2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   40
-会社概要及び事業内容-

                                 会社概要

会社名    株式会社アビスト          (英訳名 ABIST Co.,Ltd.)
設立     2006年3月17日(事業開始日 1998年2月1日)
資本金    1,026百万円
本社     東京都三鷹市下連雀三丁目36番1号 トリコナ5階
代表者名   進 勝博
事業内容   工業設計技術サービス事業
       【請負、技術者派遣】(機械設計開発、システム・ソフトウェア開発、電気・電子設計開発、
                  3Dプリント造形サービス)、3D-CAD教育事業、不動産賃貸事業
事業部    【東日本事業本部】    東京支店、東京システム支店、宇都宮支店
及び     【受託設計事業本部】 東京受託室、名古屋受託室、静岡受託課
事業所                 豊橋事業所、海老名事業所
       【西日本事業本部】    第一トヨタ支店、第二トヨタ支店、名古屋支店、広島支店
                    静岡営業所、京都営業所、福岡事務所
       【AIソリューション事業本部】
従業員数   1,280名   (2021年10月1日現在、アビスト単体)

子会社    株式会社アビストH&F(100%連結子会社)




                                        2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   41
-会社概要及び事業内容-

                                                会社沿革
  年月                                                  事項
1998年   2月    旧日本ビジネス開発株式会社 エンジニアリング事業本部を設置し、技術系のアウトソーシング事業開始

2006年   3月    JBSエンジニアリング株式会社(現株式会社アビスト)を設立し、旧日本ビジネス開発株式会社よりエンジニアリング事業譲受

2007年   2月    株式会社アビストに商号を変更

2010年   5月    本社ビル(アビストビル)の購入に伴い本社を東京都渋谷区に移転

2013年   3月    子会社として株式会社アビストH&F(現連結子会社)を設立

        6月    本社事務所を東京都中野区に移転し、アビストビルは全館賃貸ビル化

              東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
        12月
              本社を東京都渋谷区から東京都中野区へ移転
2014年   9月    東京証券取引所市場第二部へ上場市場変更

              3Dプリント事業を開始(神奈川県海老名市)
2015年   3月
              東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
2017年   6月    受付電話ロボット「abitel(アビテル)」発売開始(コミュニケーションロボット開発・販売事業)

        7月    3Dプリント事業拠点を新規開設(愛知県豊橋市)

2018年   3月    品質マネジメントシステム「EN 9100:2016」を認証取得[認証事業所:3Dプリント事業部(愛知県豊橋市)]

        5月    コミュニケーションロボット開発・販売事業より撤退
              AIソリューション事業を開始
2019年   3月
              ベトナム法人 Rikkeisoft Company社と業務提携
        5月    本社を東京都三鷹市に移転

        8月    医療機器製造業許可を取得[登録事業所:3Dプリント事業部 豊橋事業所]

2021年 10月     品質マネジメントシステム「ISO 9001:2015」を認証取得[認証事業所:東京受託室(東京都豊島区)・豊橋事業所(愛知県豊橋市)]




                                                 2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料      42
  -会社概要及び事業内容-

      4事業本部の事業運営体制(2021年10月1日現在)
      従業員構成(アビスト単体)                                                       地図 CraftMAP
                                   西日本事業本部(601名)
(2021年10月1日現在 1,280名 うち女性社員140名)
        2021年度新卒社員数 107名            第一トヨタ支店(148名)
                                                                  東日本事業本部(352名)
                                    第二トヨタ支店(143名)
      営業・間接部門等                      名古屋支店(97名)
                                                                    東京支店
                                                                       (150名)
           111名                     広島支店(76名)
  教育・待機等                                                            東京システム支店
                                    静岡営業所(41名)                          (93人)
     59名                            京都営業所(55名)                      宇都宮支店
                                    福岡事務所(25名)                          (92人)

               技術社員(請負)
                   655名                                                 本社 (35名)
    技術社員(派遣)
        455名

                                                              AIソリューション事業本部(11名)
     技術社員合計1,169名


                                          受託設計事業本部(281名)
                                            東京受託室(185名)    豊橋事業所(10名)
  機械設計開発等          1,068名                   名古屋受託室(42名)    海老名事業所(7名)
  システム・ソフトウェア開発等      42名                   静岡受託課(21名)
  教育・待機等              59名
                   1,169名
  技術社員計
             (うち女性社員 99名)



                                        2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料           43
 -会社概要及び事業内容-

                       アビストグループの事業内容

設計開発アウトソーシング事業                       その他の3つのセグメント


                                                           美容・健康商品
                                        3Dプリント事業            製造販売事業     不動産賃貸事業
                                                          (アビストH&F)


          3D-CADを用いた                                                            (単位:百万円)
           自動車・機械等の                                       連結売上高
             設計開発業務                                                     570
            (請負/派遣)

                                                 427
 3D-CAD
  教育業務                 システム・ソフトウェア                           383
                           開発業務

             解析業務
                                                                       9,100
                                                 8,838
                                                            8,638



                                                 第15期       第16期      第17期計画
                                                 2020/9     2021/9     2022/9
                                     連結売上(百万円)   9,265      9,021      9,670
                                     対前年同期比      1.5%       ▲2.6%       7.2%



                                     2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料                  44
-会社概要及び事業内容-

          設計開発アウトソーシング事業とは
    (設計開発/作図・CADオペレーション/解析・シミュレーション/評価・試験/生産技術・設備設計等)


◆3D-CADを主とした設計及び多様な付帯業務もカバー

             <主な設計活動:当社社員対応業務>
自
動
車
等                    (
                     部               実物評価
             (       品
             部
に            品       形
                                                                一
お        構   形
             状   詳   状
                     ・
                     配                                          般
け        想   ・   細   置             設計付帯業務               製
る        検
             配
             置   設   ・
                     性        (3D化・図面化・部品表作成・法規確認など)    造       消
ニ        討
             検
             討   計   能                                          費
                     検
ュ            な       討                                          者
ー            ど
             )
                     な
                     ど
モ                    )            データ解析(CAE)
デ
ル
企       他に、製造プロセス全般に係る関連付帯業務(品質向上活動や関係者調整等)にも

画                        必要に応じ対応いたします




                                2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   45
-会社概要及び事業内容-

   得意分野は自動車用ランプ、内装、ボデー設計

   ランプ         機能部品                   ボデー




                                        電装部品
  HV・EV
   関連
                  内装




                  2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料   46
-会社概要及び事業内容-

                設計開発アウトソーシング事業とは
                         (システム・ソフトウェア開発)


◆要件定義から運用保守まで広範囲な業務プロセスをカバー

                  <主な設計活動:当社社員対応業務>
                                                           (
                          イ(
                           機                               障
                                                           害
                          ン器
                           導                               対
                          フ入            (              運   応
    (
    シ       (
            要
                     (
                     基    ラ・
                           設
                                        結
                                        合
                                              シ(
                                               シ       用   ・
                                                           メ     (
                                                                 ユ
    ス
    テ       求        本    構定            テ     スス       保
                                                           ン
                                                           テ
                                                                 ー
    ム   要   分        設     な
                          築ど            ス     テテ
                                               ム           ナ
                                                                 ザ
                                                                業ー
    ・       析        計
                            )       テ   ト
                                              ムの       守   ン
企   ソ
    フ   件   ・
            要    設   ・
                     詳              ス
                                        ・
                                        総      業           ス    務に
                                                                 よ
画   ト   定   件    計   細                  合     運務           な
                                                                運る
    ウ       定        設    プ(        ト   テ
                                              用利
                                                           ど
                                                           )     業
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                          ロロ
                                        ス      用                用務
    ア
            な        な
                                        ト     開開                 利
    企
    画       ど        ど    ググ
                           ラ
                                        な
                                        ど     始始                 用
                                               )
    )       )        )    ラミ            )                        )
                          ムン
                           グ
                          開な
                           ど
                          発)




                                2021年11月 アナリスト・機関投資家向け決算説明会資料    47
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