6087 アビスト 2020-11-11 11:30:00
特別損失の計上および令和2年9月期業績予想と実績との差異に関するおしらせ [pdf]

                                                      令和 2 年 11 月 11 日
各    位
                             会 社 名      株式会社アビスト
                             代表者名       代表取締役社長         進    勝博
                                            (コード:6087、東証第一部)
                             問合せ先       執行役員総合管理本部長      藤田 知哲
                                                 (TEL 0422-26-5960)


    特別損失の計上および令和 2 年 9 月期業績予想と実績との差異に関するおしらせ


    当社は、令和 2 年 9 月期において下記の通り特別損失を計上することとし、また令和元年 11
月 13 日に公表いたしました令和 2 年 9 月期(令和元年 10 月 1 日~令和 2 年 9 月 30 日)の業績
予想と本日公表の実績値に差異が生じましたので、下記の通りお知らせいたします。


                                記


1. 特別損失の計上について


    3Ⅾプリント事業セグメントにおいて、日本における 3Dプリント市場のパイオニアとなるべ
く事業を推進しております。市場創出を目指し顧客提案をしているところではありますが、新技
術部品採用へ各社検証作業に時間を要していることなどから事業開始時に想定していた市場規
模には至っておらず、当初の計画を下回る状況が続いております。そのため、当該セグメントに
おける固定資産の帳簿価額を回収可能額まで減損し、減損損失 442 百万円を令和 2 年 9 月期の
特別損失としております。
    事業開始時に想定していた市場規模には至っておりませんが、当社営業活動において 3Dプリ
ント部品の見積件数・受注件数や検証作業数は拡大しております。今後、当社がこれまで蓄積し
てきた 3Dプリントに関する知見・ノウハウなどの優位性を活かし、3Dプリント市場の更なる
拡大・発展に取り組んでまいります。



2. 令和 2 年 9 月期通期連結業績予想値と実績との差異



                   売上高        営業利益      経常利益       親会社株主に    1 株あたり
                                                    帰属する     当期純利益
                                                   当期純利益
    前回発表予想(A)        百万円        百万円       百万円         百万円       円 銭
                     9,749      1,190      1,236       858     215.74
    当期実績(B)          9,265       831        816        139      50.25
    増減額(B-A)         △484       △359      △420        △719   △165.49
    増減率(%)           △4.9      △30.1      △33.9      △83.7     △76.7
    (ご参考)前期実績        9,128      1,296      1,351       949     238.50
    (令和元年 9 月期)
3. 差異の理由
 令和 2 年 9 月期の当社グループの業績につきましては、売上高、営業利益、経常利益、親会社
株主に帰属する当期純利益につきまして、前回発表予想を下回りました。
 当社主力事業である設計開発アウトソーシング事業において、新型コロナウイルスの影響に
より、新卒社員の研修遅れに伴い新卒配属に遅れがあるなど、売上の計画を下回りましたが、既
存社員については既存顧客を中心に継続的な取引があり高稼働を維持したことなどにより対前
年比では売上拡大となりました。新型コロナウイルスによる世界経済の停滞からの回復時の売
上・利益の拡大を狙い、例年通り新卒社員を採用し、OJTによる技術社員の育成に取り組んで
おります。
 また、①営業利益においては、売上原価・販売費および一般管理費は、ほぼ当初計画通りの水
準で推移しましたが、上記の通り売上高が予想を 4.9%下回った結果、予想を 30.1%下回りまし
た。②経常利益においては、投資有価証券売却損 34 百万円を計上したことにより予想を下回り
ました。③親会社株主に帰属する当期純利益においては、3Dプリント事業セグメントにおいて
当初の計画の進捗遅れにより固定資産の減損として減損損失 442 百万円を計上したことにより
予想を下回りました。
                                             以 上