6074 J-JSS 2020-08-11 16:30:00
業績予想の公表及び中期経営計画の策定に関するお知らせ [pdf]

                                                                            2020年8月11日
各   位
                                        会           社    名    株式会社ジェイエスエス
                                        代       表    者   名    代 表 取 締 役 社 長 藤木 孝夫
                                                               (コード番号:6074)
                                        問い合わせ先                常 務 取 締 役 田原 富夫
                                                                TEL 06-6449-6121(代表)


             業績予想の公表及び中期経営計画の策定に関するお知らせ
  2020年5月15日に公表しました「2020年3月期 決算短信[日本基準](非連結)」において未定としており
 ました2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の業績予想について、下記のとおりお知らせいたしま
 す。
  また、2020年8月11日開催の当社取締役会において、2021年3月期を初年度とする今後3年間の中期経営
 計画が承認されましたのでその概要をお知らせいたします。

                                         記
 1.業績予想について
 (1)2021年3月期第2四半期(累計)業績予想数値(2020年4月1日~2020年9月30日)
                                                                                1株当たり
                         売   上   高   営 業 利 益        経 常 利 益         四半期純利益
                                                                                四半期純利益
                             百万円        百万円              百万円            百万円        円 銭
    前回発表予想(A)
                                 ━              ━              ━           ━            ━

    今回修正予想(B)                2,811       △684                △685        △497      △128.14


    増   減   額(B-A)               ━              ━              ━           ━

    増   減   率(   %   )           ━              ━              ━           ━

    ( 参 考 ) 前 期 実 績
                             4,421          256               255         169        43.42
    (2020年3月期第2四半期)


(2)2021年3月期通期業績予想数値(2020年4月1日~2021年3月31日)
                                                                                1株当たり
                         売   上   高   営 業 利 益        経 常 利 益         当 期 純 利 益
                                                                                当 期 純 利 益
                             百万円        百万円              百万円            百万円          円 銭
    前回発表予想(A)
                                 ━              ━              ━           ━            ━

    今回修正予想(B)                6,605       △785                △784        △594      △153.10


    増   減   額(B-A)               ━              ━              ━           ━

    増   減   率(   %   )           ━              ━              ━           ━

    ( 参 考 ) 前 期 実 績
                             8,480          374               390         185        47.86
    (2020年3月期)


                                            1
(3)公表の理由
   2021年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による影響により、合理的な算
  定が困難であったため未定としておりましたが、政府により緊急事態宣言が解除され経済活動が再開されつ
  つあることを踏まえ、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき業績への影響を算定し公表いたします。

   昨今の我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による急激な景況感の悪化に見舞われ、足下では
  順次経済活動の再開が進んだものの、同感染症が完全に収束するまで一定の時間を要する事が想定されるな
  ど、先行き不透明で極めて厳しい環境となっております。

   当社の属するスイミングクラブ業界においては、一部フィットネスジムにおける感染クラスターの発生に
  より、業態イメージの近いスイミングスクールも感染リスクが高いのではとの風評に対し、業界団体である
  一般社団法人日本スイミングクラブ協会は、2020年5月18日付で「スイミングクラブにおける新型コロナウ
  イルス感染拡大予防のためのガイドライン」(以下、「ガイドライン」という。)を制定し、スイミングク
  ラブが実施すべき感染防止策と正しい感染リスク知識の啓蒙を行いました。ガイドラインの中では、「プー
  ル環境の湿度や次亜塩素酸ナトリウムによる殺菌消毒の徹底した管理によって、プール施設内は感染防止に
  優れた環境」である旨記述されております。

   当社におきましても、2021年3月期第1四半期は、緊急事態宣言に伴う休業要請や地域の小学校の休校な
  どに準じ、全国の事業所で営業の縮小や休業を余儀なくされ、この期間の売上減少、固定費負担は業績に甚
  大な影響を及ぼしました。
   しかしながら、緊急事態宣言解除後は順次営業を再開の上、6月には全事業所で営業再開し、前期に比べ
  大幅な増加の懸念もあった退会者につきましても、会員様と細やかなコミュニケーションを取ることで微増
  にとどめる事ができたことから、業績予想につき合理的な算定が可能となったものであります。

   引き続き当社におきましては、社会が新型コロナウイルス感染症との共存・共生を模索する中においても
  事業を推進するべく、従業員とお客様の手指消毒や検温、更衣室やスクールバスの消毒と施設内の換気、着
  替えを時間差で行うなど施設運用の工夫による館内の密を回避する等、安心、安全へのさらなる取り組みと
  して、先述のガイドラインに基づき、感染防止対策の構築と徹底を図ってまいります。

   なお、今後の新型コロナウイルス感染症の収束時期やその影響の範囲等は大きく変動する可能性があり、
  当社の業績に影響を及ぼす事象が生じた場合には、速やかに公表いたします。

2.中期経営計画について

 (1)策定の理由
   当社は、「水を通じて健康づくりに貢献する」を経営理念として、1976年7月に設立いたしました。
  その後、スイミングスクールを全国に展開し、水泳を通じて青少年の健全育成の支援を行うとともに、21世
  紀の高齢化社会、健康志向、余暇の有効利用という社会の要請に取り組んでおります。
   当社はこれまで、水を扱う特性から、会員様の命をお預かりする事業である旨を肝に銘じ、水泳指導技術
  の維持、向上に努め、堅実な事業運営、着実な企業成長を心掛けて参りました。
   新型コロナウイルス感染症の出口が見えない中で、第2四半期以降の経済の回復傾向及び事業所での営業
  状況等を踏まえると、業績予想につき合理的な算定が可能となった現段階において、感染の第2波、第3波
  等不確定要素が完全に解消されない可能性はあるものの、今後3期間の経営計画を策定し事業の継続性を明
  確にすることが、社内外のステークホルダーに対して上場企業としての経営の透明性を確保することと考
  え、2021年3月期を初年度する今後3年間の中期経営計画を策定するに至ったものです。

 (2)過去3年間の計画と実績の推移
                              2018年3月期                          2019年3月期                          2020年3月期
         項目
                   計画           実績         達成率       計画           実績         達成率       計画           実績         達成率

  売上高(百万円)          8,754         8,722      99.6%    8,898         8,729     98.10%    8,942         8,480     94.83%

  経常利益(百万円)             570          558     97.9%        579          486    83.94%        501          390    77.84%

  当期純利益(百万円)            362          362    100.0%        376          318    84.57%        319          185    57.99%

  1 株当たり当期純利益(円)    90.09         90.11     100.0%    93.42         79.12     84.69%    79.49         47.86     60.21%




                                                 2
(3)中期利益計画の概要
                   実績                               中期利益計画
       項目
                 2020年3月期             2021年3月期      2022年3月期         2023年3月期
 売上高(百万円)               8,480               6,605         8,260            9,086
 経常利益(百万円)                  390            △ 784               440              550
 当期純利益(百万円)                 185            △ 594               280              347
 1株当たり当期純利益(円)          47.86            △ 153.10         72.10            89.35



(4)事業トレンド
 今後3年間の中期経営計画を含む年次推移は以下の通りであります。
   ① 売上高の年次推移




  ② 経常利益の年次推移




                                  3
   ③   一株当たり当期純利益の年次推移




4.経営戦略及び重点施策




                         経営理念
                    水を通じて健康づくりに貢献する



   戦   略        戦   略                    重点施策


                                ■年間2事業所程度の着実な出店
           新たな生活様式に適応しつ         ■中高年層をターゲットとしたプログラム開発
  事業戦略     つ、会員、選手及び地域社会        ■水泳指導技術を活かした商品開発の強化
           とともに成長するJSS          ■東京オリンピックへ向けての選手強化
                                ■業務受託及び業務提携等の事業パートナーとの連携

            感染リスクから働く           ■教育・研修の充実
  人事戦略      社員守りつつ成長す           ■評価制度・昇格制度の改革
            るJSS                ■女性社員の職域拡大、活用の高度化



            株主、投資家ととも           ■コロナ以前の業績回復
  財務戦略
            に成長するJSS            ■東証市場区分見直しへの対応


                                                     以上

  本資料記載の将来の業績見通しに関する事項につきましては、本資料発表時点において入手可能な情報並び
 に、業績に与える不確実な要因に関する本資料発表時点の仮定を前提としております。実際の業績は今後様々な要因によ
 って異なる結果となる可能性があります。

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