6073 アサンテ 2020-05-14 15:00:00
会社説明資料(2020年5月14日更新) [pdf]
日本の家を白蟻から守る
会社説明資料
【東証1部 証券コード6073】 2020年5月
目 次
会社概要 P.02
事業内容 P.04
強み P.08
業界 P.13
外部環境 P.16
白蟻について P.19
PR活動 P.24
成長戦略 P.29
配当 P.32
株主優待・利回り P.33
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会社概要
社 名 株式会社アサンテ(証券コード6073)
本 社 所 在 地 東京都新宿区新宿1丁目33番15号
事 業 所 79ヵ所(支店:14ヵ所 営業所:65ヵ所)
代 表 者 宮内 征
沿 革 概 略 1970年5月 創業
1973年9月 設立
2014年4月 東証第一部指定
資 本 金 11億円(2020年3月期末)
売 上 高 144億円(2020年3月期)
従 業 員 数 962名(含む 嘱託等)(2020年3月期末)
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経営方針
経営理念「人と技術を育て、人と家と森を守る」
日本特有の「木」の文化を守り、後世に
伝える
木造家屋の価値の維持、長寿命化を図
り、社会のニーズに応える
安全で安心な住生活を提供する
当社サービスの
クオリティーと普及率
を高める
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事業内容
対象先 商品(サービス) 内 容
白蟻防除 白蟻の発生予防と駆除
既存木造 湿気対策 腐朽・カビ・白蟻等の発生予防
住宅
基礎コンクリートの補修
地震対策
木材接合部分の補強
維持対策 リフォーム・新築等工事、耐震工事
エコ対策 太陽光発電システムの施工
ホテル 害虫防除 ゴキブリ・ダニ・トコジラミ・ハチ等害虫の予防・駆除等
飲食店 害獣防除 ネズミ・ハト等の予防・駆除等
オフィス 衛生対策 病院等施設の清潔度に合わせた殺菌消毒等
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サービス別売上高 ( 2020年3月期実績 )
その他 【白蟻防除】
害虫・害獣防除 6億円
リフォーム (5%)
その他
46億円
総売上高
59億円
(32%)
144億円 (41%)
32億円
(22%)
【地震対策】 【湿気対策】
基礎補修 家屋補強 床下等換気扇 調湿材
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床下の力持ち(調査と施工)
厳しい環境下でクオリティーの高い仕事を遂行できる豊富な人材量
モデルハウスの床下での研修 実際の床下での調査と施工
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営業エリアの展開
支 店:14ヵ所
営業所:65ヵ所
新潟支店
東北・福島支店
長野支店
岐阜支店 北関東支店
京都支店 茨城支店
阪神営業所 東京支店
2019年9月開設
奈良支店 千葉支店
橿原営業所
静岡支店 神奈川支店
2019年10月開設
和歌山支店 愛知支店
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強み 1 ( 総合的強み )
各業務プロセスで強みが関係
売上・営業面 利益面
アフター クレーム
訪問&契約 施工 メンテナンス 処理
高水準の
高い ノウハウ 既存先売上増 お客様満足度 利益率
強みのポイント 契約率 蓄積 更新契約増 向上
徹底した ● ● ● ● ●
コンプライアンス体制
お客様第一主義 ● ● ●
蓄積された技術力 ● ● ● ●
充実した社員教育 ● ● ●
営業の効率性 ● ● ●
健全な財務体質 ● ●
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強み 2 ( 徹底したコンプライアンス体制 )
信用と競争力を生む徹底したコンプライアンス体制
< 営業活動フロー >
コ サ お
ン 客 お
―
プ ビ
ラ ス 様 客
審 相
イ 査
談
様
ア 課
課 相
ン
ス 談
本 室
部
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強み 3 ( 充実した社員教育 )
営業エリアの北と南に保有する総合研修センター
三ヶ日総合研修センター(静岡県) 猪苗代総合研修センター(福島県)
※1990年開設、2015年3月建替え ※2002年開設
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強み 4 ( 営業の効率性 )
東証一部上場企業
• 信用力と認知度の向上
白蟻防除業界のトップ企業
• 業界トップの優位性を確立
農協との広域に亘る提携
• 当社独自のビジネスモデル
• 地域密着型の営業活動
他社との差別化・高い営業効率を実現
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強み 5 ( 健全な財務体質 )
高い安全性と収益性
財務面の安全性は一層向上
高水準の営業利益率とROEを維持
18.3期 19.3期 20.3期 前期比増減
自己資本比率 76.7% 78.0% 81.0% 3.0pt
有利子負債依存度 5.5% 4.5% 4.1% △0.4pt
現預金 74億円 82億円 90億円 7億円
有利子負債額 8億円 7億円 6億円 △0億円
営業利益率 15.2% 15.8% 15.5% △0.2pt
ROA 14.7% 14.8% 14.6% △0.2pt
ROE 12.5% 12.5% 12.2% △0.3pt
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業界 1 ( 特徴 )
白蟻防除業界の特徴 大手10社売上高合計
小規模業者の構成率が高い (億円)
9位以下の業者は
300
業者数の減少 年商10億円を下回る
239億円
215億円 223億円
200
業界全体 その他
3,000業者
B社
大手10社 100 A社
業界団体加盟 約700業者
当社
39.8% 37.7%
42.6%
0
2016年度 2017年度 2018年度
※当社推定による
※日本しろあり対策協会は全業者数を加盟業者数の約4倍と認識 ※床下等換気システムを含む
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業界 2 ( 白蟻新規防除の潜在需要 )
木造戸建住宅数 26百万戸
「平成30年住宅・土地統計調査結果」(総務省統計局)
潜在需要 約4.7兆円
(白蟻新規防除のみ) 駆除対象
1.6兆円
白蟻被害などの確率 3軒に1軒
予防対象
(日本しろあり対策協会調べ)
3.1兆円
2018年度
推定業界売上高合計(見込)
莫大な開拓可能市場 478億円(白蟻防除のみ) ※
※出所:㈱矢野経済研究所
薬剤の有効期間は5年 『2019年版PCO・TCO・燻蒸サービスの市場実態と中期展望』
当社推定
大手10社売上高合計
239億円(含む換気システム)
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業界 3 ( 米国の市場 )
害虫害獣防除業界(PCO)売上高上位100社ランキング
( GIE Media社「PCT Magazine」2019年5月号 )
上位100社の売上高合計は約8,400億円(約77億ドル)
⇒前年比約750億円増加(約7億ドル増加)
上位4社は上場企業または上場企業関連会社
• 1位 Rollins(NY証券市場に上場)
• 2位 Terminix(親会社Service MasterがNY証券市場上場)
• 3位 Rentokil Steritech(親会社Rentokil Initialがロンドン市場上場)
• 4位 Ecolab(NY証券市場に上場)
内、白蟻防除売上高は約1,700億円(約16億ドル)
(当社推定)
※ 対象期間は2018年1月~2018年12月
※ 今回は2018年12月31日現在の1ドル=109.56円で換算
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外部環境 1 ( 国策のトレンド )
住宅に対する国の取り組み方向(住生活基本計画)
新たな住宅循環システムへの転換
既存住宅の流通、リフォーム市場の拡大のための環境整備
若年・子育て世帯の住居費負担軽減(良質既存住宅増加)
既存住宅ストックの長寿命化
(年)
120
滅失住宅の平均築後年数の国際比較 ※出所:国土交通省資料
100
80
80年
60
66年
40
32年
20
0
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外部環境 2 ( 国策のトレンド 2 )
※出所:国土交通省資料
日本の住宅流通量に占める既存住宅戸数の比率
86% 81%
70%
15%
住生活基本計画(閣議決定、2016年改定)
2013年時点 2025年 目標
リフォーム市場の拡大 7兆円 12兆円
既存住宅流通市場の拡大 4兆円 8兆円
計 11兆円 20兆円
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外部環境 3 ( 木造住宅の動向 )
新築着工戸数における木造比率の推移 木造住宅に関する意向
※出所:国土交通省資料 ※出所:「森林資源の循環利用に関する 意識・意向調査」 (平成27年農林水産省)
(万件)
140 80%
総戸数 木造住宅 木造率
Q:新たに住宅を建てたり、買ったりする場合、
70%
120
どんな住宅を選びたいか
60%
100
50%
80
40% 25.3% 木造
60
30%
非木造・その他
74.7%
40
20%
20
10%
0 0%
2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
(年度)
木造住宅ストック数は莫大な規模を維持
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白蟻について 1 ( 分布 )
日本に生息する24種のうち、加害種は4種
北海道の一部を除く日本全国に分布
参考文献:公益社団法人 日本しろあり対策協会
『シロアリ及び腐朽防除施工の基礎知識』(2017年1月)
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白蟻について 2 ( 外来種 アメリカカンザイシロアリ )
1975年
原産地
最初の発見地
東京都江戸川区
北アメリカ
脅 威
発見が難しい
被害が甚大
侵入を防ぐことが困難
シロアリ探知犬による非破壊検査が有効
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白蟻について 3 ( 生息形態 )
白蟻の巣 群飛の時期
ヤマトシロアリ4月下旬~6月
ヤマトシロアリは数万~数十万匹
イエシロアリ6月~7月上旬
イエシロアリは100万匹超もある
南から始まり北上する
蟻道
参考文献:公益社団法人 日本しろあり対策協会 参考文献:公益社団法人 日本しろあり対策協会
『シロアリ及び腐朽防除施工の基礎知識』(2017年1月) 『シロアリ及び腐朽防除施工の基礎知識』(2017年1月)
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白蟻について 4 ( 人命リスク )
地震 家屋倒壊 人命リスク
阪神淡路大震災における被害
【家屋の全壊率 ※】 93.2%
約4倍
蟻害・腐朽なし 23.5%
蟻害・腐朽あり
※出所:木造住宅等震災調査委員会
「平成7年阪神・淡路大震災木造住宅等震災調査報告書」
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白蟻について 5 ( 文化遺産の被害 )
後世へ伝えていく責任を全うしたい・・・・・
桂離宮 空前の大修理(1976年)
床が傾くほどの白蟻被害を受け、昭和の大修理を余儀なくされた
東大寺南大門仁王像 大修理(1988年)
世界最大の木造仁王像を支える台座が白蟻被害を受けた
清水寺 シロアリに「舞台」グラリ(2011年)
「清水の舞台」を支える柱に白蟻被害と腐朽が発生し「根継ぎ」を要した
薬師寺の東塔 白蟻被害にヒノキの部材で補修へ(2014年)
塔を貫く心柱の高さ約2.7mまで白蟻被害と腐朽が及び、空洞となっていた
厳島神社 主柱などで白蟻被害(2020年)
柱内部で白蟻被害が想定以上に進行、直径の4分の1を除去した部分も
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PR活動 1 ( 探知犬チーム「くんくんズ®」 )
日本初の取り組み・・・においで白蟻、トコジラミを探知
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PR活動 2 ( 探知犬チーム「くんくんズ®」 2)
くんくんズの活動実績
ハンドラーによる訓練 ホテル・住宅の調査 離島での調査
メディア媒体への露出 イベント参加
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PR活動 3
神社仏閣プロジェクト シロアリ防除ロボット開発
文化遺産を後世に引き継ぐ 経済産業省支援事業採択案件
白蟻防除の必要性を訴求 ロボットテクノロジー(RT)応用
敦賀
気比神宮
最新機 ミルボⅣ
公開実験 (四天王寺、2008年)
静岡 浅間神社
尾張大國霊神社
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PR活動 4
シロアリプレスセミナー シロアリ注意報
2012年からの取り組み 2007年からの取り組み
マスコミを介して、 当社独自の情報をもとに「予
報」と「注意報・警報」を発信
当社業界の認知度向上を図る
今期は2020年4月23日公開
業界のリーダーとしての取り組み
2019年4月18日
第6回シロアリプレスセミナー
講師:大村 和香子氏
国立研究開発法人
森林研究・整備機構
森林総合研究所 木材研究部門
木材改質研究領域 領域長
新たなシロアリ探知犬の シロアリ
デモンストレーション 注意報
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広告宣伝・販促活動
スポンサーシップ契約 CM・チラシ・web広告
2020明治安田生命J1リーグ所属 川崎
フロンターレとスポンサーシップ契約を締結
Ⓒ KAWASAKI FRONTALE CO.,LTD
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成長戦略 1 ( サービス分野拡大の方向性 )
サービス別売上高推移 サービス分野拡大
(単位:億円)
0 50 100 150 ハウスメンテナンスサービスの
ラインナップ
12.3期
東証2部
上場
13.3期
新サービス
高断熱施工
14.3期
太陽光発電システム
東証1部
15.3期 指定 基礎補修
家屋補強システム
16.3期
リフォーム
17.3期
調湿材敷設
床下等換気扇
18.3期
19.3期
白蟻防除
20.3期
白蟻防除 湿気対策 地震対策 その他
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成長戦略 2 ( エリア拡大の方向性 )
営業エリアの拡大 既存エリア内の深耕
関西以西への進出 まだまだ開拓の余地あり
JA提携による「面」展開 営業効率の向上による
利益率の上昇
既存エリア内JA提携率
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成長戦略 3 ( 将来のイメージ )
白蟻防除関連サービスを主軸とした持続的成長
【目指すビジョン】
【挑むべき課題】 持続的・安定的な
成長を実現
【成長基盤】 全国へのエリア拡大
莫大な潜在需要 優秀な人材の
国策の追い風 確保・ 育成
高い品質のサービス 競争の優位性の ハウスメンテナンス
維持・向上 業界を
業界トップの優位性
高い収益性
生産性の向上 リードする企業へ
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配当実績
1株当たり年間配当金 46.9%
44.8%
配当性向
43.7% 44.0%
42.3%
配当性向(計画) 41.8% 60円
40.0% 41.5%
純資産配当率 33.2% 54円
中間 30円
期末 30円
50円 中間 27円
27.8% 46円 中間 25円 期末 27円
29.7% 期末 25円
中間 23円
期末 23円
21.9% 24.0% 40円
17.5% 20.0% 32円
25円
20円
5.4% 5.5% 5.5% 5.7%
4.5% 5.0%
4.0% 4.0%
13.3期 14.3期 15.3期 16.3期 17.3期 18.3期 19.3期 20.3期
(予定)
※ 21.3期の配当金につきましては、未定としております。
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株主優待 ・利回り
株主優待
対 象:3月末、9月末に1単元以上保有の株主様
優待内容:三菱UFJニコスギフトカード1,000円分
贈呈時期:毎年6月、12月(予定)
配当利回り
株価(2020年3月31日終値) 1,522 円
単元株数 100 株
予想年間配当金(中間配当30円、期末配当30円) 60 円
予想年間配当利回り 3.9 %
株主優待(1,000円ギフトカード年2回) 2,000 円
【ご参考】「配当+優待」年間利回り※ 5.3 %
※1単元を1年保有の場合
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株価推移
日経平均と当社株価推移
3,000 40,000.00
2018年9月28日
アサンテ株価(左軸)
最高値2,440円
日経平均株価(右軸) 2020年3月31日
35,000.00
2,500 1,522円
30,000.00
2,000
2013年3月19日 2014年4月24日
東証二部上場 東証一部指定 25,000.00
1,099円 1,036円
1,500
2013年6月13日 20,000.00
最安値797円
1,000
15,000.00
2020年3月31日
18,917.01円
500
2013年3月19日 10,000.00
12,468.23円
0 5,000.00
2013年3月 2014年3月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月 2020年3月
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将来見通し等に関する注意事項
本資料につきましては投資家の皆様への情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。
本資料における、将来予想に関する記述につきましては、目標や予測に基づいており、確約や保証を与えるものではありません。
また、将来における当社の業績が、現在の当社の将来予想と異なる結果になることがある点を認識された上で、ご利用ください。
また、業界等に関する記述につきましても、信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、
完全性を保証するものではありません。
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ご提示させていただくものであり、当社はいかなる場合においてもその責任は負いません。
(2020年5月14日改定)