6067 M-インパクト 2019-08-29 17:30:00
(開示事項の経過・訂正)2019年12月期第2四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書提出に関するお知らせ [pdf]
2019年 8月 29日
各 位
会 社 名 インパクトホールディングス株式会社
代 表 者 代表取締役社長 福井 康夫
(コード番号:6067 東証マザーズ)
問合せ先 代表取締役副社長 寒河江 清人
(TEL 03-5464-8321 )
(開示事項の経過・訂正)
2019年12月期第2四半期報告書の提出期限延長に関する承認申請書提出に関するお知らせ
インパクトホールディングス株式会社は、2019年8月14日公表の「2019年12月期第2四半期報告書の提出期限延長
に関する承認申請書提出に関するお知らせ」にて開示しました記載内容について、一部情報の補足及び更新並びに訂
正をいたしましたので、下記のとおりご報告いたします。
記
1.記載内容の補足及び更新並びに訂正
①P1「4.提出期限の延長を必要とする理由」 1 行目
「インドにおいて Coffee Day Enterprises Limited(CDEL 社)創業者の死去及びそれを端にする同社グループ財務状
況の不透明な状況の可能性が報道されております」の記載につきましては、インドの現地メディアで実際に報道され
た内容に基づき開示したものであり、開示時点においては CDEL 社から直接確認したものではございません。
なお、CDEL 社からは8月2日付で決算発表延期に関するステートメントを公表していますので、別紙①をご参照く
ださい。
②P1「4.提出期限の延長を必要とする理由」 10 行目
アーストアンドヤングが CDEL 社を調査することとなった理由として「シッダールタ氏は生前個人で巨額の負債を
抱えており、負債の返済のために企業の資産を流用していたという疑いが生じたため、ボンベイ証券取引所より指定
されたアーストアンドヤングが8月1日から8月 31 日までに調査することになりました」と記載しておりました
が、これはインドの現地メディアで報道された内容に基づき開示したものであり、シッダールタ氏の逝去後に CDEL
社の窓口と打ち合わせを進める中で改めて事実確認を行った結果、 「故シッダールタ氏が生前書簡に記した『最高経
営者兼財務責任者として決裁した各金融取引』のうち急逝したことにより社内共有されていない事項について、決算
を確定させるために速やかに明らかにし、改めて社内共有する必要が生じたため、CDEL 社より指定されたアースト
アンドヤングが8月1日から8月 31 日までに調査することになりました」であることが判明いたしました。
なお CDEL 社からは8月8日付で調査機関の指名に関するステートメントが公表されておりますので、別紙②をご
参照ください。
③P1「4.提出期限の延長を必要とする理由」 15 行目
CDGL 及び CDCSPL 並びに CDCSPL の子会社である Coffee Day Econ Private Limited(以下、CDEPL という)の財務
情報収集状況に関して「CDEL の財務責任者とは 8 月 8 日までの間に計 5 回の交渉を重ね、決算の開示を求めましたが
残念ながら応じてもらうことはできませんでした」と記載しておりましたが、これは先方対象者及び内容に精度を欠
いており、改めて事実関係を確認したところ「CDCSPL 及び CDEPL の財務責任者と共に 8 月 8 日までに CDEL 及び同社
グループ(CDGL 及び CDCSPL 並びに CDEPL)の決算を確定するため必要な情報収集に尽力しましたが、残念ながら期限
に間に合いませんでした」という記載となります。
④P2「4.提出期限の延長を必要とする理由」 1行目
8月 23 日に予定していたアーストアンドヤングからの中間報告収集に関して「東陽監査法人が当社の債権及び出資
先の評価に必要な正確な財務情報を入手できるのは、当社がアーストアンドヤングの中間報告の結果を8月 23 日に受けた
後、当社内での確認作業終了後の8月末日で」と記載しておりましたが、中間報告結果の収集は未だ実現していない状況
です。仮にこの先、中間報告の結果を入手できなくても、それに代わる財務情報の開示により代替すべく、入手した情報
については順次東陽監査法人に渡している状況です。引き続き収集した会計情報を当社内で速やかに精査し、東陽監査
法人によるレビューのうえで四半期報告書の提出期限を厳守すべく引き続きフォローしてまいります。
なお、CDEL 社からは8月 17 日付で借入金の圧縮及び概要並びに返済に関するステートメントが公表されておりま
すので、別紙③をご参照ください。
2.今後の見通し
8 月 23 日に予定していたアーンストアンドヤングからの中間報告結果の収集は未だ実現していない状況ですが、
関係各所協力のもと、四半期報告書の提出期限である 9 月 13 日までの提出に向けて作業を進めております。
以上
別紙①
2019 年 8 月 2 日付で CDEL がボンベイ証券取引所に提出した決算発表延期に関するステートメント
(日本語要約)
“CDEL は、四半期決算資料の作成を予定通り進めていましたが、今回の起きた事件とその情報に関しても適宜開示を行ってまい
りました。しかし、今回はレビューを行う時間が十分でなく、十分な準備期間もないため、2019 年 6 月 30 日締めの四半期決算は
予定されていたスケジュールで完了する見込みがありません。これに関し、CDEL は四半期決算の証券取引所への開示を延期い
たします。四半期決算の開示日付は決まり次第速やかに発表いたします。
別紙②
2019 年 8 月 8 日付で CDEL がボンベイ証券取引所に提出した調査機関指名に関するステートメント
(日本語要約)
“2019 年 7 月 31 日に実施した取締役会にて開示されたように、本日の取締役会では、前回の取締役会の議題の継続討議を
行いました。本日の取締役会において、アーストアンドヤング(EY)を 2019 年 7 月 27 日に故シッダールタ氏が公表した書簡に記
された文章に対する調査の実施機関に指名し、EY が CDEL とその子会社の会計帳簿の精査を今後行います。
取締役会は戦略的な経営判断を行い、正しい方向に会社を導き、CDEL の全てのステークホルダーに対する義務を履行すること
を改めて誓いました。この目的を達成するために、取締役会は見識ある人物若しくは企業を取締役会のアドバイザーとして任命す
ることを決めました。マラヴィカヘッジ女史を、2019 年 7 月 31 日に組織された執行委員会のメンバーに追加することが決議され
ました。
別紙③-1
2019 年 8 月 17 日付でCDELがボンベイ証券取引所に提出した借入金圧縮に関するステートメント
(日本語要約)
CDEL は資産売却をすすめる事で、Coffee Day グループの借入金の金額を大幅に削減する見込みです。現在の財務状況とア
セットベースでの Coffee Day グループは、現状の債務責任を果たすに十分だと判断しています。再三になりますが、Coffee Day
グループは債務責任を尊重いたします。全ての債権者の方には、コミットメントを果たすことと、我々の資産が十分な価値を発揮す
るまで十分な時間を頂くようお願い致します。また、グループに関わる 5 万人の従業員(直接/間接に関わらず)に対し、感謝の意
を表明いたします。
別紙③-2
(日本語要約)
借入金状況の概要
下記が 2019 年 7 月 31 日における外部からの借入金の概要です(数値は監査未承認の暫定数値)。
◆借入金金額(ルピー)
単位:千万ルピー
No. 項目 担保付借入金 無担保借入金 総額
1 Coffee Day Enterprises Limited 455 25 480
2 Coffee Day Global Limited 1,009 88 1,097
3 Way 2 Wealth Securities Private Limited 75 46 121
4 Tanglin Developments Limited 1,622 1,622
5 Tanglin Retail Reality Developments Pvt. Ltd. 15 15
6 Coffee Day Hotels and Resorts Pvt. Ltd. 137 137
Sical とMagnasoftを除いたCoffee Day Groupの借入金 3,298 174 3,472
1 Sical Logistics Ltd. (連結) 1,488 1,488
2 Magnasoft Consulting India Pvt. Ltd. 10 10
Coffee Day Group 総額 4,796 174 4,970
◆借入金金額(円換算)
単位:百万円
No. 項目 担保付借入金 無担保借入金 総額
1 Coffee Day Enterprises Limited 6,825 375 7,200
2 Coffee Day Global Limited 15,135 1,320 16,455
3 Way 2 Wealth Securities Private Limited 1,125 690 1,815
4 Tanglin Developments Limited 24,330 0 24,330
5 Tanglin Retail Reality Developments Pvt. Ltd. 0 225 225
6 Coffee Day Hotels and Resorts Pvt. Ltd. 2,055 0 2,055
Sical とMagnasoftを除いたCoffee Day Groupの借入金 49,470 2,610 52,080
1 Sical Logistics Ltd. (連結) 22,320 0 22,320
2 Magnasoft Consulting India Pvt. Ltd. 150 0 150
Coffee Day Group 総額 71,940 2,610 74,550
※1ルピー=1.50円換算(2019年8月17日レート)
◆今後の資産売却と借入金の圧縮について
CDEL は子会社の Tanglin Developments Limited が保有する 2,600-3,000 千万ルピー(390 億円-450 億円)の想定価値
がある Global Village Tech Park (Global Village) の売却を既に発表しています。Global Village の売却による税金手数料の支払
い後、Coffee Day グループの借入金は 2,400 千万ルピー (360 億円)まで圧縮されます。
Global Village の売却益により借入金の返済を実施した後、Coffee Day グループの借入金の状況(Sical と Magnasoft を
除く)は、45 日後に 1,000 千万ルピー(150 億)前後になることが予想されています。今後、CDEL は、借入金に対する義務
も健全に果たすことができる状況になる見込です。
Sical は現在資産の売却を進めています。資産の売却が進めば、Sical の借入金も大幅に削減される予定です。
別紙③-3
(日本語要約)
CDEL は資産売却をすすめる事で、Coffee Day グループの借入金の金額を大幅に削減する見込みです。現在の財務状
況とアセットベースでの Coffee Day グループは、現状の債務責任を果たすに十分だと判断しています。
再三になりますが、Coffee Day グループは債務責任を尊重いたします。全ての債権者の方には、コミットメントを果たすことと、
我々の資産が十分な価値を発揮するまで十分な時間を頂くようお願い致します。また、グループに関わる 5 万人の従業員(直接
/間接に関わらず)に対し、感謝の意を表明いたします。