6063 J-EAJ 2020-05-15 15:10:00
2020年12月期 第1四半期決算説明資料 [pdf]
EAJ
2020年 第1四半期 業績のご報告
日本エマージェンシーアシスタンス株式会社
Emergency Assistance Japan (EAJ)
Copyright 2019 - Emergency Assistance Japan Co., ltd. - All Rights Reserved
当社事業
事 業 展開する主なサービス概要
海外旅行保険付帯の 海外旅行保険加入者の海外渡航中、在住中に発生する医療・非医療の保険
医療アシスタンス 事故に対してアシスタンスサービスを提供
アシスタンスサービス
企業や官公庁等の海外在勤者や海外出張者に対して、医療アシスタンスサー
法人向けアシスタンスサービ ビスを提供、企業等の海外リスク対応を支援。また、海外での身体的・社会
ス 的不穏(セキュリティ)リスクの管理及びセキュリティ危機対応のためのサー
ビスを主として企業向けに提供
学校向け医療アシスタンス 海外留学する学生に対して、現地での医療アシスタンスサービスを提供、学
サービス 校の留学安全対策を支援
救急救命アシスタンスサービ 救急救命士・看護師を活用した国内外での健康危機管理、エマージェン
シー対応、救助・救急などのサービスを提供
ス
国際医療コーディネートサー 日本での高度医療や健康診断の受診を希望する外国人に一連のコーディネー
トサービスを提供。また、日本医療の海外への進出支援も実施
ビス
病気や怪我で治療が必要となった訪日外国人や在留外国人に対して医療ア
訪日在日外国人向け シスタンスサービスを提供。また、医療機関等に対して、外国人患者をス
緊急対応型アシスタンスサービス ムーズに受け入れ安全な医療提供ができるようサポート
クレジットカード会員向け ハイエンドクレジットカード会員に対して、主に海外でのコンシェルジュ
ライフアシスタンス
サービスを提供
コンシェルジュサービス
Copyright 2019 - Emergency Assistance Japan Co., ltd. - All Rights Reserved 1
EAJのネットワーク
⚫ 6ヶ国に海外センターを配置 ( 米国、中国、タイ、シンガポール、英国 、カナダ )
⚫ カナダセンターは2019年1月に運営開始
⚫ 拠点数は全世界で12カ所、グループ要員数は340名(※非正社員を含む)
⚫ 世界各国で提携関係にある約15,200件の医療機関と約3,000件の海外プロバイダーを活用し
サービスを提供
アジア地域
医療機関:3,946件
プロバイダー:1,080件
欧州地域
医療機関:3,087件 北米地域
プロバイダー:817件 医療機関:3,130件
プロバイダー:238件
中東地域 日本
医療機関:332件 医療機関:2,505件
プロバイダー:136件 プロバイダー:411件
アフリカ地域
医療機関:705件 大洋州地域
プロバイダー:148件 医療機関:498件 中南米地域
プロバイダー:97件 医療機関:1,035件
プロバイダー:150件
※プロバイダーとは、当社がアシスタンス業務において協力を依頼する機関を指します。
※数字は2020年4月末時点のもの
Copyright 2020 - Emergency Assistance Japan Co., ltd. - All Rights Reserved 2
決算業績サマリー
売上高 851百万円(前年同期: 775百万円)
営業利益 72百万円(前年同期: 28百万円)
経常利益 70百万円(前年同期: 29百万円)
当期純利益 48百万円(前年同期: 18百万円)
●売上高は、851百万円と前年同期を4.0%上回った。
➢ 医療アシスタンス事業の売上高は前年比8.6%増となった。
1) 海外旅行保険の付帯サービスは、COVID‐19の感染拡大の影響が出る前までは順調にサービス提供。前年比売
上増となった。
2) 事業法人及び大学向けアシスタンスサービスは、ニーズの高まりを受け堅調に推移した。
3) 外国人患者受入の医療ツーリズムも順調で、前年比売上増となった。
➢ ライフアシスタンス事業の売上高は前年比15.5%増となった。
堅実なサービス提供が評価され、前年度中に既存取引先から新規業務を受託たこともあり、売上高が増加した。
●費用は、前年度中に本格稼働を開始した組織の人件費の分、増加した。
1) カナダセンターの本格稼働により、グループ全体の受電業務について地域や時間帯による差異のない同一水準
の高品質サービス提供が可能となった。
2) 緊急対応型インバウンド医療アシスタンスの新組織は、厚生労働省や地方自治体より受注の外国人診療に関す
る医療機関向け相談窓口業務に取り組みつつある。
●営業利益は、72百万円 (前年比156.6%増)となった。
3
セグメント別業績ハイライト
⚫ 医療アシスタンス事業はCOVID‐19の感染拡大の影響が出る前まで順調にサービス提供でき、
増収となった。カナダセンターと緊急対応型インバウンド医療アシスタンス事業のための人件
費の分費用が前年度よりも増加したが、前年同期を上回る利益となった。
⚫ ライフアシスタンス事業は、前年度に既存顧客からの受託業務数が増加したため、増収となっ
た。業務量増大への対応で人件費コストが嵩んだものの、前年同期を上回る利益となった。
前年同期 当期実績
売上高 利益 売上高 利益
医療アシスタンス事業 646 101 702 122
ライフアシスタンス事業 129 29 149 45
調整額※ ‐ △102 ‐ △94
セグメント合計 775 135 851 72
※ 調整額とは、各報告セグメントに配分していない全社費用のこと。 (単位:百万円)
※ セグメント利益の合計額は連結損益計算書の営業利益と一致している。
4
当第1四半期決算連結貸借対照表
⚫ 医療アシスタンス、ライフアシスタンスの両セグメントで利益を創出でき、
純資産が増加した。
(単位:百万円)
2019期末 (構成比) 第1Q末 (構成比)
資産合計 2,647 (100%) 2,522 (100%) 資産
- 年度をまたいだプロジェクトが完了した
流動資産 2,315 2,209 ことにより、仕掛品が減少した。
固定資産 331 312
負債
負債合計 1,770 (67%) 1,625 (64%)
- 長期借入金と短期借入金ともに減少した。
流動負債 1,691 1,555 純資産
ー 当四半期純利益の計上及び前連結会計年
固定負債 78 69 度に係る配当金の支払の結果として、利益
剰余金が増加した。
純資産合計 876 (33%) 896 (36%)
5
直近のトピックス
⚫ 緊急対応型インバウンド医療アシスタンス業務
➢ 多言語対応ができ、かつ医療の専門的な知識・ノウハウとをもつ高度な組織を前年度に構築し、訪日・在日
外国人への医療提供を支援する「相談窓口業務」等へのニーズに応える。
➢ 前年度に受託した厚生労働省「医療機関における外国人対応に資する夜間・休日ワンストップ窓口事業」を
今年度も受託し4月1日より業務を開始。また、大阪府等自治体より平日昼間の相談窓口業務を今年度も継
続して受託。
引き続き、地方自治体や医療機関との外国人患者受入に関する連携強化を促進していく。
⚫ 地域や時間帯による差異のない同一高水準・高品質の受電サービスを提供
➢ 新設のカナダセンターが前年度中に本格稼働でき、24時間世界中どこででも高度なアシスタンスサービス
を提供できるようになった。
⚫ 医療ツーリズムは順調に推移
➢ 医療ツーリズムは、医療渡航支援企業としてのこれまでの実績への信頼と、受入医療機関の増加により、前
年度後半以降順調に患者受入実績を伸ばしている。
➢ COVID‐19の感染拡大への対応が早期に徹底された中国からの患者受入の再開を期し、営業活動とWeChat
等SNSによる広告宣伝活動を一層強化する。
6
海外出国者・入国者数の推移
⚫ 2020年第1四半期は、COVID‐19の感染拡大の影響が出る前の1月まで、海外出
国者数・訪日外客数ともに好調であった。
(単位:千人)
3,500
3,000
訪日外客者数
2,500
2,000
出国者数
1,500
1,000
500
0
出典:日本政府観光局(JNTO) 7
海外旅行保険付帯サービスは順調に拡大
⚫ 海外旅行保険付帯のアシスタンスサービスは、COVID‐19の影響が出る以前である
1月末までの順調なサービス提供を反映し、好成績となった。
海外旅行保険付帯医療アシスタンス売上推移
125% ※2017年第1Q の売上高を100%とした場合
2020年第1Qは
120% 好成績を上げた。
115%
110%
105%
100%
95%
90%
85%
8
法人・大学売上は堅調に推移
⚫ 企業の海外進出に伴う安全配慮義務などの海外危機管理の必要性の高まり等により
法人・大学向けアシスタンス売上は堅調に推移している。
⚫ 海外拠点(当社の海外センター)の当社社員が現地医療事情に精通していることや、
有事の際に医師や看護師を現地に手配する医療搬送ができることも当社の強みであ
る。
OSSMA LOCATOR(留学生危機管理サービ 「EAJプロジェクトアシスト」を民間企業に提供
ス)アプリも好評
「現在地の報告と安否確認応答の簡素化」 「EAJプロジェクトアシスト」
Eメールに加え、アプリへのプッシュ通知で誘導する 救急救命士・看護師が現場プラント、僻地サイトに常駐して現地
「今ここ」ボタンによっても応答可能となり、現在地 医療体制を構築し、緊急時の救急対応と健康管理および傷害発生
の報告と安否応答を手軽に実施できる。 の未然防止を推進するサービス。
9
セキュリティ・アシスタンスも好調
⚫ 企業の海外進出が加速する中、企業に求められる安全・危機管理対策は重要性を増して
おり、海外出張者のみならず、現地赴任者についても本社主導による安全配慮義務の履
行が必要となっている。
⚫ EAJセキュリティアシスタンスプログラムは、アンビルグループ(※)の基盤を活用し
てサービスを提供。
⚫ 医療アシスタンスとセットでのご提供により、企業の海外危機管理をより万全にします。
当社のセキュリティ・アシスタンスサービス ※アンビルグループ
アンビルグループは1988年にカナダで身辺警護サービスの
①24時間365日の日本語対応のセキュリティホットライン
会社として設立され、2006年以降本社をロンドンに移し、
②セキュリティ・リスク情報配信
英国内務省のSIA(セキュリティ業認証局)の第一号認可を
③セキュリティ専門家によるアドバイス 取得するなど経験豊富な緊急退避・移動警護などのフィジ
④臨時危険情報提供 カルサービスに加え、2015年英国女王賞に輝くトラッキン
⑤暴動、テロ、政変の際の緊急退避(※) グサービスやリスクインテリジェンスのITサービスも提供
⑥誘拐対応(※) するトラベルセキュリティの総合サービスプロバーダーと
※サービス提供には実費と手数料が発生します。 して多くの欧米企業を顧客としています。
10
医療ツーリズムは堅調に推移
⚫ 医療ツーリズム売上は、COVID‐19の感染拡大防止のために日本国が海外から
の渡航を封鎖する前の1月まで、順調に伸長。
⚫ 受入医療機関との連携関係強化において他社との差別化を図り、問い合わせ数
および成約率を伸ばしている。
⚫ COVID‐19の感染拡大への対応が早期に徹底された中国からの患者受入の再開
を期し、当社中国オフィスでの営業活動、WeChat等のSNSツールによる広告
宣伝も強化中。
医療ツーリズム売上推移 ※2017年第1Qの売上高を100%とした場合
350%
300%
250%
200%
150%
100%
50%
0%
2017年1Q 2017年2Q 2017年3Q 2017年4Q 2018年1Q 2018年2Q 2018年3Q 2018年4Q 2019年1Q 2019年2Q 2019年3Q 2019年4Q 2020年1Q 11
緊急対応型インバウンド医療アシスタンスについて
● 訪日・在日外国人患者へのサービス提供の拡大に向け、多言語対応の新組織を
2019年度に構築した。
● 医療機関や外国人診療のインフラづくりを進める国・自治体等に対し、 ニー
ズを満たすサービスの開発・提案・提供を行っている。
「EAJホスピタルアシスト」
文字通り、医療機関の外国人患者受入
の体制づくりをサポート。
外国人医療ヘルプデスクを弊社コール
センターが一手に引き受け、医療コー
ディネート、請求事務・回収業務等を
行うサービスです。
12
当社の医療アシスタンスの事業領域
⚫ 当社の医療アシスタンスは、アウトバウンドでは医療搬送などの難易度の高い医療アシスタ
ンスサービスを提供する点、インバウンドサービスにも力を入れている点で他社と大きく異なる。
インバウンド
アウトバウンド(日本人に外国の医療機関を手配) (外国人に日本の医療機関を手配)
入り口 提案・実行
医療関連コーディネート
電話受付 緊急対応型
易1 易2 中 難 コーディネート 電話受付
(請求書類処理) (通院) (入院) (医療搬送)
滞在中・帰国後支援
(通訳、アテンド、入院費用担保)
国内保険会社系列A社
高度医療コーディネー
ト 電話受付
独立系B社 渡航前・滞在中・帰国後支援
(通訳、アテンド、ビザ取得支援)
当社 (医療渡航支援企業)
外資系S社
13
EAJ ビジネスの強み
⚫サービス品質の高さ
強みの源泉 複数の言語を話すことができ、保険と医療に詳しいスタッフによるサービス
を提供。医療搬送は日本人顧問医師が判断し、専門の医療チームにより遂行。
きめ細かい『ジャパン・クオリティ』を徹底する。
⚫高い新規参入障壁
新規参入時には、医療機関ネットワーク網の構築と、バイリンガルのコーディ
ネーター等優秀な人材の獲得・教育が必要である。
⚫国際医療搬送などの専門性を持ち、医療アシスタンスの全領域をカバー
優位性 海外で病気や怪我をした患者様からの電話の受付、医療機関紹介から搬送まで
をワンストップで実施する会社は日本企業では当社だけである。
⚫インバウンド(外国人患者受入)事業のリーディングカンパニ―
外国人患者受入で業界でも主導的地位を保持し(医療滞在ビザ身元保証機関登
録第1号)、医療渡航支援企業に国内で初めて認証される。また、厚生労働省
「医療機関における外国人対応に資する夜間・休日ワンストップ窓口事業」の
実施事業者に選定され、訪日・在日外国人患者への医療提供のための体制づく
りを牽引するポジションにある。
Copyright 2019 - Emergency Assistance Japan Co., ltd. - All Rights Reserved 14
EAJは医療搬送に強みを持つ
➢ 顧客が海外で病気や事故に遭い、現地に適切な治療ができる医療機関がない場合に、近隣国(都
市)の医療施設へ緊急医療搬送を行う。
➢ 疾病が重症化し、現地の医療機関では治療が困難と判断した場合には、医師・看護師を日本から現
地に手配し、民間機あるいはチャータージェット機により患者を日本に帰国搬送して治療する。
➢ 医療搬送には入院継続が必要な患者や、航空機内の低酸素・低圧環境が病状を悪化させる疾患の患
者に対応する専門的な医療知識が必要となる。
➢ 日本人の医師・看護師が医療器材と共に直接現地病院まで迎えに行き、「病院を出発すればすべて
日本語」という環境を提供することで患者の思い・ニーズに応える。
国際医療搬送では、小石川インターナショナルクリニックと強く連携
※小石川インターナショナルクリニック
医療搬送業務、海外渡航時の予防接種、国内ホテルに宿泊
する外国人の往診業務などで幅広く協業を実施。
院長 川合 明彦(かわい あきひこ)
KIC HP http://www.kic.clinic/
15
アシスタンスを通じて、お客様が安心して新しい世界へ踏
み出していただけるようにする。
それがEAJのミッションです。
「アシスタンスでお客様の世界を広げる」
日本エマージェンシーアシスタンス株式会社
本説明資料に含まれる将来の見通しに関する部分は、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実
性を含んでおります。それらの不確実性には、業界ならびに市場の状況、金利、為替変動、国内外の事業に影響を与える政府の法規制といった国内及び国際的な経済
状況などが含まれますが、これらに限定されるものではありません。今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通
し情報」の更新・修正をおこなう義務を負うものではありません。
また、当資料は投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する決定はご自身の判断において行われるようお願いいたします。