6062 チャームケア 2021-11-19 13:30:00
ウェルヴィル株式会社への出資(資本提携)に関するお知らせ [pdf]

                                             2021 年 11 月 19 日
各   位
                        会 社 名 株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
                        代表者名 代表取締役会長兼社長          下   村 隆   彦
                              (コード 6062、東証第一部)
                        問合せ先 取締役常務執行役員管理本部長 里        見 幸   弘
                        電話    06-6445-3389


        ウェルヴィル株式会社への出資(資本提携)に関するお知らせ


 当社は、本日開催の取締役会において、ウェルヴィル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役C
EO:松田 智子、以下「ウェルヴィル」といいます。)に対して出資することを決議いたしましたの
で、下記のとおりお知らせいたします。
 なお、本件は適時開示基準には該当しませんが、有用な情報と判断して任意開示を行うものでありま
す。

                          記

1.出資の目的
    当社グループは、「高齢者生活サービスを中心として、お客様お一人おひとりの価値観を大切に
  し、お客様にあった魅力的な生活を提案します。」という企業理念のもと、有料老人ホームの運営
  事業を展開しており、高齢者の方が残された人生を有意義に過ごしていただくため、「健康寿命の
  延伸」を最大のテーマとしてまいりました。
    一方、ウェルヴィルは、統語論に基づく独自のアルゴリズムを用いた日本語対話エンジン「LIFE
  TALK ENGINE」を開発するAI対話の技術を有するスタートアップ企業です。
    「LIFE TALK ENGINE」とは、AI対話の主流であるディープラーニング(深層学習)とは手法
  を異にするものであり、業務的な質問や指示をはじめ、文法的でない曖昧な日本語の表現も前後の
  脈絡から意味を解釈し、自然に応答することができるAI対話エンジンであり、専門知識やストー
  リーをAIの記憶領域へ注入することで、AIの脳となる部分を担い、相手の思考に対する傾向な
  どを蓄積して、より共感を持てる応答に成長します。目的収束型の業務会話だけではなく、共感型
  の自由会話を実現できるため、日常や業務に溶け込み、人に共感しながら寄り添うことが可能であ
  る画期的な技術であると考えております。
    今般の出資により、ウェルヴィルは、「LIFE TALK ENGINE」の更なる高度化を進めてまいります。
  そして将来的に、当社グループは、高齢者の方の健康寿命延伸を目的とした、ウェルヴィルの
  「LIFE TALK ENGINE」を用いたアプリ、製品等の開発により、高齢者の方がロボットやアバターと
  会話ができるサービスを提供してまいりたいと考えております。
    具体的には、高齢者の方が、ロボットやアバターと、人と同じレベルで日常的な会話ができるこ
  とを想定しており、これにより高齢者の方の認知機能の把握、認知症の予防、健康情報の把握、孤
  独感の緩和、そして安否確認など様々な関連サービスを提供できるものと考えており、当社グルー
  プの最大のテーマである「健康寿命の延伸」に大きく貢献できる事業に成長する可能性を秘めてい
  るものと考えております。また、高齢者の方のみならず、高齢者施設で働く職員のストレス情報の
  把握、メンタルヘルスのサポートなど、様々な場面での応用も可能になるものと考えております。
    より詳細な情報につきましては、別紙をご覧ください。




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2.出資先の概要
(1)名称          ウェルヴィル株式会社
(2)所在地         東京都文京区本郷七丁目3番1号東京大学分子ライフイノベーション棟504号室
               (登記上)東京都渋谷区道玄坂一丁目2番3号         渋谷フクラス17階
(3)代表者の役職・氏名   代表取締役CEO        松田       智子
(4)事業内容        AI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」の開発および提供
(5)設立年月日       2018 年 11 月9日
(6)上場会社と当該会社   当社と当該会社との間には、特筆すべき資本・人的・取引関係はありません。
  との関係
※なお、2021 年 11 月 30 日付で当社の代表取締役会長兼社長である下村      隆彦が、ウェルヴィルの取
 締役(社外)に就任する予定であります。

3.出資の内容
 第1回出資
  (1)取得価格   300 百万円
 (2)取得株式数   660 株
 (3)取得期日    2021 年 11 月 30 日


 第2回出資
  (1)取得価格   300 百万円
 (2)取得株式数   660 株
 (3)取得期日    2022 年7月 31 日


 ※上記2回の出資により、当社はウェルヴィルの発行済株式総数の19.3%の株式を取得することとな
  る予定であります(現時点では持分法適用関連会社には該当しない想定です)。

4.今後の見通し
   本件が 2022 年6月期の当社グループの連結業績に与える影響は軽微であると考えておりますが、
  開示すべき事項が発生した場合は、速やかに開示いたします。

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報道関係各位
PRESS RELEASE
                                             2021年11月19日
                                 株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
                                           ウェルヴィル株式会社

    介護施設運営のチャーム・ケア・コーポレーションと
AI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」のウェルヴィルが資本提携
~介護とAI対話技術を融合させ、高齢者向けAIヘルスケアサービスの新たな事業モデル創出を目指す~


 株式会社チャーム・ケア・コーポレーション(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役会長兼社長:下村
隆彦、以下「チャームケア」)が、ウェルヴィル株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:
松田 智子、以下「ウェルヴィル」)に対して出資し、両社は資本提携することとなりましたのでお知ら
せいたします。両社は、ウェルヴィルの「LIFE TALK ENGINE」を進化させ、将来的に、主に高齢者を対
象としたAIヘルスケア関連の次世代サービスの提供に関する事業の検討を進めてまいります。




■資本提携の背景と目的
 近年日本は少子高齢化の一途をたどっており、それに伴い、離れて暮らす高齢家族や独居高齢者の増加
と、その健康管理や見守りが社会課題となっています。また、認知症患者やその発症を高めると言われる
生活習慣病の患者の増加についても課題となっており、高齢者本人やその家族からは、日頃から継続可能
な病気の予防と未病対策の知識やサービスが求められています。
 そのような背景下、チャームケアは、「高齢者生活サービスを中心として、お客様お一人おひとりの価
値観を大切にし、お客様にあった魅力的な生活を提案します。」という企業理念のもと、有料老人ホーム
の運営事業を展開し、高齢者の方が残された人生を有意義に過ごしていただくため、“健康寿命の延伸”を
最大のテーマとしてまいりました。
 一方ウェルヴィルは、これまで 「ひとりひとりの豊かな暮らしを支えるAIの実装」を掲げ、様々な研
究機関や企業などとの共創を通じて、人に共感しながら寄り添い、信頼関係を構築するAI対話エンジン
「LIFE TALK ENGINE」の開発と提供に注力してまいりました。
 この度の資本提携は、日本の少子高齢化社会が抱える課題解決への取り組みの一環として、両社がそれ
ぞれ持つ、介護業界での経験値とAI対話技術の融合を進めることを目的としております。ウェルヴィルの
顧問である、東京大学センター・オブ・イノベーション 自分で守る健康社会拠点 研究リーダー・鄭雄一
教授との共同研究を通じて産学連携を強化し、全ての人が豊かな暮らしを送るための環境づくりも目指し
てまいります。

 ●「LIFE TALK ENGINE」とは
 業務的な質問や指示をはじめ、文法的でない曖昧な日本語の表現も前後の脈絡から意味を解釈し、自然に応答
 することができるAI対話エンジンです。AI技術の主流であるディープラーニング(深層学習)とは手法が異な
 り、専門知識やストーリーをAIの記憶領域へ注入することで、脳となる部分を担います。相手の会話内容や思
 考に対する傾向などを蓄積して、より共感を持てる応答に成長するため、目的収束型の業務会話だけではなく、
 日常や業務に溶け込み、人に共感しながら寄り添う自由会話を実現します。
 ▼ 既存のスマートスピーカーやチャットボットの対話例   ▼ 「LIFE TALK ENGINE」の対話例

 人:「明日の東京の天気を教えて。」            人:「明日って晴れるのかしら?」
 AI:「明日の東京の天気は晴れ、気温は23度です。」   AI:「明日はお孫さんが遊びに来る予定ですね。
                                  東京は少し曇りますが、雨は降りませんよ。」

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■今後の展開
 この度の資本提携により、今後両社で「LIFE TALK ENGINE」を用いたアプリ、サービス等の開発に注
力してまいります。主には“健康寿命延伸”をテーマに、高齢者とその家族を対象としたAIヘルスケア次世
代サービスの新たな事業モデルを創出してまいります。

                「豊かで実りある高齢社会」の実現に向けた新事業の方針
    ①話して安心
    24時間、アバターやロボットがいつでも話し相手になります。
    楽しく自由に対話するだけで、毎日の見守りが実現します。

    ②寄り添いつながる
    アバターやロボットは対話内容を記憶し、その人をより理解
    する存在になります。また、毎日の暮らしを共有できるため、
    離れた家族とも繋がることができます。

    ③寂しさを癒し、生きる活力をもたらす
    寄り添う話し相手は、毎日の暮らしに活気をもたらします。
    対話することにより、高齢者の方の寂しさを癒し、生活の充
    実感を感じさせ、生きる力をもたらします。また、将来的に
    は医療とも提携し、認知症の状態を把握し予防することで健
    康寿命の延伸につなげてまいります。                                              ※画像はイメージです。



 ※本リリースに関する取り組みは、以下のSDGs目標に貢献しています。




                            チャームケアとウェルヴィルは、事業を通じて「豊かで実りある高齢社
                            会」づくりへの貢献を使命と考えております。
                            事業活動を通じてSDGsに関連する取り組みを実施しており、今後もSDGs
                            の目標達成に向けた活動に積極的に取り組んでまいります。

目標3 すべての人に健康と福祉を
目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう


                            本リリースに関するお問合せ先
株式会社チャーム・ケア・コーポレーション                 ウェルヴィル株式会社
(経営管理部 経営企画課)                        (広報担当 大島)
TEL:06-6445-3403                     E-mail:contact@wellvill.com
E-mail:ir@charmcc.jp                 URL:https://wellvill.com/
URL:https://www.charmcc.jp/corp/



■ 会社概要

名        称 : 株式会社チャーム・ケア・コーポレーション
所 在      地 : 大阪市北区中之島3丁目6番32号 ダイビル本館19階
代 表      者 : 代表取締役会長 兼 社長 下村 隆彦
事業内      容: 「介護付有料老人ホーム」及び「住宅型有料老人ホーム」の運営ほか
名   称 : ウェルヴィル株式会社
所    在
    地 : 東京都文京区本郷七丁目3番1号東京大学分子ライフイノベーション棟504号室
        (登記上)東京都渋谷区道玄坂一丁目2番3号 渋谷フクラス17階
代 表 者: 代表取締役CEO 松田 智子
事業内容:  AI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」の開発および提供
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