6054 リブセンス 2019-11-14 15:30:00
2019年12月期 第3四半期決算補足説明資料 [pdf]

2019年12月期 第3四半期
   決算補足説明資料
   株式会社リブセンス(東証一部:6054)




         2019年11月14日
         1   決算概要




Agenda   2   事業概況




         3   補足資料




                    Copyright © LIVESENSE Inc.
1.決算概要
四半期エグゼクティブサマリー                                                         4

子会社株式売却によるイーコマース事業の連結除外等により減収
求人情報メディア事業における採用数減少等により減益
 売上高    1, 548百万円   ( YoY ▲156百万円    ▲9.2% )
 営業利益    ▲88百万円     ( YoY   ▲70百万円      - )


事業別ではマッハバイトが伸長
転職ナビは採用数減、転職会議は一部新規営業停止によりそれぞれ減収
 マッハバイトは引き続き広告出稿の拡大等により増収。iOSアプリも好調

 転職ナビは広告出稿の調整等に伴う応募数の減少、一部顧客の採用抑制等により採用数が減少し、減収

 転職会議は事業方針の転換に伴う「転職会議BUSINESS」の新規営業停止等により減収



DOOR賃貸の事業譲渡により、事業ポートフォリオの再編を進める
 2019年12月1日(予定)をもってDOOR賃貸を事業譲渡。4Qで特別利益を計上する見込み
  併せて直近の事業動向を踏まえ、業績予想を修正

 本事業譲渡によって得た資金と人的リソースは、より注力する事業への投資に充当予定


                                                  Copyright © LIVESENSE Inc.
四半期業績概要                                                                    5

                                                         (単位:百万円)

                    FY2018           FY2019
                                                       YoY
                     3Q               3Q

 売上高                         1,704            1,548            ▲9.2%


 営業利益                        ▲ 18             ▲ 88                   -


  営業利益率(%)                      -                -                   -


 経常利益                           0             ▲ 69                   -

 親会社株主に帰属する
                              113             ▲ 49                   -
 四半期純利益


(参考)子会社(waja社)株式の売却による連結除外の影響を除いた通期業績概要
                    FY2018           FY2019
                                                       YoY
                     3Q               3Q

 売上高(waja除く)                 1,577            1,548            ▲1.8%


 営業利益(waja除く)                  17             ▲ 88                   -

                                                      Copyright © LIVESENSE Inc.
業績予想修正                                                                     6

DOOR賃貸の事業譲渡及び各事業の進捗を踏まえ、業績予想を修正


                                                       (単位:百万円)

               FY2018      FY2019       FY2019
                                                           YoY
               連結実績        前回予想         修正予想

  売上高              6,791       6,500        6,200             ▲8.7%


  営業利益              122         150               0                 -


  経常利益              261             -            80         ▲69.4%

  親会社株主に帰属する
                    285             -       1,200           +320.8%
  当期純利益




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四半期売上高・営業利益の推移                                                                                                     7

主に子会社連結除外の影響により、YoY9.2%減収

主に求人情報メディア事業の減益により、YoY70百万円の減益

                                                                                            (単位:百万円)
    求人情報メディア事業
    不動産情報メディア事業
    イーコマース事業
    その他事業
    営業利益

   1,744        1,775
                                    1,704
                                                                               1,629
                                                     1,567        1,531                         1,548
                172                                                            199
    242                                 240          262                                         237
                                                                  312




                1,425                                                          1,426
   1,295                            1,298            1,284                                      1,308
                                                                  1,215




           78                                                96           58           63
                        ▲ 33                  ▲ 18                                                      ▲ 88
    1Q           2Q                     3Q            4Q           1Q           2Q               3Q

                               FY2018                                                FY2019

    ※子会社株式譲渡により、当期よりイーコマース事業を廃止                                                               Copyright © LIVESENSE Inc.
四半期セグメント売上高・営業利益の推移                                                                                                 8
求人情報メディア事業
マッハバイトは広告効率を維持した出稿拡大、アプリ利用者の増加等に
よりYoY28.9%増収
転職会議は事業方針転換による一部の新規営業停止、転職ナビは広告
出稿の調整等に伴う応募数の減少や一部顧客の採用抑制等により減収
                                                                                              (単位:百万円)
  マッハバイト
  転職ナビ
  転職会議
  その他
  営業利益
                 1,425                                                          1,426

   1,295                            1,298           1,284                                         1,308
                                                                  1,215

                 300                                                            252
                                                                                                   242
                                        305         284
    316
                                                                  254
                                                                                318                255
                 393
                                        336         353
    358                                                           290



                                                                                691                724
                 618                    562
    490                                             537           501
           277           284                                326                         339
                                              255                         246                             184

    1Q            2Q                    3Q           4Q            1Q            2Q                3Q

                               FY2018                                                 FY2019

                                                                                                Copyright © LIVESENSE Inc.
四半期セグメント売上高・営業利益の推移                                                                                      9
不動産情報メディア事業
長期休暇の影響等により、売上はYoY横ばい。
一時的な広告費用の増加により減益
DOOR賃貸の事業譲渡を決定。

                                                                                 (単位:百万円)

    売上高

    営業利益




                                                         312

                                              262
    242                            240                                                 237
                                                                     199
               172


                                                               105
          76                             76         69

                                                                            22               28
                     14

    1Q         2Q                  3Q         4Q         1Q          2Q                3Q

                          FY2018                                           FY2019

                                                                                    Copyright © LIVESENSE Inc.
営業利益の推移           増減分析                                       10

子会社連結除外、転職会議の事業方針転換等により、
売上高と関連費用がそれぞれ減少

                                           (単位:百万円)




   3Q/18                                    3Q/19
   営業利益                                     営業利益
    ▲18    売上高
                                             ▲88
           減少額
           ▲156


                                   その他費用
                    人件費    広告宣伝費    減少額
                    減少額     増加額     +150
                     +79    ▲143




                                           Copyright © LIVESENSE Inc.
費用の推移                                                                            11

子会社連結除外により関連費用が約1.6億円減少した一方で、
Web広告、プロモーション等の広告宣伝費が増加


                                                             (単位:百万円)

   人件費
   広告宣伝費
   その他
           1,809
                            1,723
   1,665                                                           1,637
                                                    1,566
                                    1,471   1,472
           567
    476                     577                                     426
                                                     410
                                    455     384



    559    619
                            512                                     656
                                            535      610
                                    457




    629    622              632     558     552      545            553




    1Q      2Q               3Q      4Q      1Q      2Q             3Q

                   FY2018                           FY2019



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2.事業概況
事業ポートフォリオ組み換え:                                             13
DOOR賃貸事業譲渡
事業ポートフォリオの組み換えを目的に、DOOR賃貸を譲渡


本事業譲渡に伴い、4Qで17.5億円の特別利益を計上見込み

           新規事業への投資強化と、そのための既存事業の選択と集中による
    譲渡目的   事業ポートフォリオの組み換え
           • 譲渡により、将来の投資資金を一括して確保する
           • 当社に残る人的リソースをより注力する事業に充てる

    譲渡対象   成功報酬型賃貸情報サイト「DOOR賃貸」(従業員を含まない)

    譲渡先    株式会社キャリアインデックス

    譲渡価額   17.5億円(税抜)

    譲渡日    2019年12月1日(予定)

           • 4Qで特別利益17.5億円計上
    収益影響   • 2019年12月度より当社PLから除外(P6修正業績予想に織り込み)
           • 2020年度影響は通期決算発表時の業績予想に反映予定
             ※DOOR賃貸2018年度実績:売上766百万円、経常利益351百万円

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事業ポートフォリオ組み換え:                                                   14
DOOR賃貸事業譲渡
事業利益の将来数年分にあたる金額を一括して確保

次年度以降の短期的なP/Lは悪化するものの、
確実な資金確保とリソースの再分配メリットが大きいと判断
          DOOR賃貸継続運営による利益見込み         DOOR賃貸事業譲渡による利益獲得

    利益額                        利益額




 確定利益

 利益見込み
            現在     未来                 現在      未来


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事業ポートフォリオ組み換え:                                                        15
今後の投資領域
既存事業に共通する「検索流入による集客」に拠らない事業モデルを
今後の投資領域として設定
既存事業に加え、新たなあたりまえの種となる新規事業創出、短期での
収益事業の獲得も進め、ポートフォリオの進化と企業価値の向上を目指す
                    事業ポートフォリオ(イメージ)

        遠



                収益獲得領域           新規事業領域
    事
    業           M&Aによる取り込み       自社開発による立ち上げ
    モ                             M&Aによる取り込み
    デ
    ル
    の
    類
    似
    性
                既存事業領域
                オーガニック成長


        近

            短                                  長
                           収益化までの期間
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持続的な変化と企業価値向上の取り組み                                              16

リブセンスの価値を再定義する「経営デザインプロジェクト」を開始

企業のあり方をアップデートし続けることで社会から支持され続ける
企業となり、人材の獲得・定着や持続的な企業価値の向上を目指す


  わたしたちが変わるための
                                現在までの主な取り組み
      9つの指針

 • 特定の利益に偏らない           •   事実婚・同性パートナーシップを法律婚と同じ扱いに
 • 事業価値の反復的見直し          •   性別適合手術・不妊治療を「保存年次有給休暇」の対象に
 • 学びとキャリアアップの推進        •   NPO法人等の非営利組織に自社サービスの割引を適用
 • 挑戦を後押しする機会の提供        •   リモートワークの上限時間及び雇用形態制限を撤廃
 • 自律性のための情報共有          •   有給生理休暇創設
 • 多様な働き方の実現            •   副業申請を廃止
 • 差別、ハラスメントの根絶と平等の実現   •   社内インターン制度創設
 • 公正で納得のいく評価
 • 事業以外でも社会に貢献する



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機械学習の活用                                                     17

機械学習を用いた転職ナビの検索結果・レコメンド最適化が進展

企業の採用傾向を推定し、求人の検索結果やレコメンドメールの精度を
向上させることで応募数が増加。来期以降の採用数向上を見込む

            推定モデルによる案件表示順位の制御




   応募・採用等
             機械学習                リスト表示順の最適化
     データ
                                レコメンドメールの精度向上




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今期注力ポイントとその進捗                                                 18

               • 認知拡大のためのプロモーションを継続。サービス名に加え、
     ・マッハバイト     マッハボーナス等のユーザー価値を訴求
               • iOSアプリのインストールが好調。引き続き利用促進を図る

               • 営業による短期的な事業拡大から、メディアの価値向上による
     ・転職会議       中期的・持続的な拡大を志向
 求             • 掲載情報の拡充、掲載企業数の増加等の施策が進展
 人
 情
 報   ・転職ナビ     • 機械学習等によるメディア・マーケティングの最適化が進展

               • 就活の情報収集に加え、自分に合った企業の検索・応募ができる
     ・就活会議       サイトを目指し機能拡充
               • iOSアプリの機能改善を実施

               • ユーザーの転職機会増加に向け、「転職ドラフト」
     ・転職ドラフト
                 「デザイナードラフト」の開催回数を増加
 不
 動             • DOOR賃貸は事業譲渡を決定
 産   ・DOOR賃貸   • IESHILはデータ・コンテンツの拡充によるサイト価値向上を促進。
 情   ・IESHIL
 報               保育園情報の提供開始、価格査定エンジンの精度改善実施
               • フィルライフは対面によるアドバイザーサービスの利用が伸長

                                            Copyright © LIVESENSE Inc.
3.補足資料
                                   21




3.補足資料   会社概要




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会社概要                                                       22

    社名      株式会社リブセンス


  代表取締役社長   村上 太一


   経営理念     幸せから生まれる幸せ


   ビジョン     あたりまえを、発明しよう。


    設立      2006年2月8日


    上場日     東証1部   : 2012年10月1日
            東証マザーズ : 2011年12月7日

 従業員数(単体)   正社員 : 274名(2019年9月末現在)


   連結子会社    株式会社リブセンスコネクト / 株式会社フィルライフ



                                         Copyright © LIVESENSE Inc.
社名の由来・経営理念                                23

社名の由来



         LIVE + SENSE
         (生きる)   (意味)


経営理念



        幸せから生まれる幸せ

                        Copyright © LIVESENSE Inc.
コーポレートビジョン・ロゴに込めた思い                                       24

コーポレートビジョン


      あたりまえを、発明しよう。


ロゴに込めた思い

                 『発想』
                 既存の常識に疑問を持つことで、新しいあたりまえを生む、新発想を
                 生みだす姿勢を表現しています。



             ×   『徹底』
                 故事成語「雨垂れ、石を穿つ」のように、
                 わたしたちの日々の徹底的な努力によって、
                 新たなサービス、考え方を浸透させ、世の中のあり方を変えていく、
                 という意志を水滴(雫)によって表現しています。



                                        Copyright © LIVESENSE Inc.
セグメントおよび主要メディア                                               25

                    成功報酬型アルバイト求人サイト


                    口コミ付き転職サービス
     求
     人
     情              成功報酬型正社員転職サイト
     報

                    新卒就活サービス


                    競争入札型転職サービス


     不
     動              成功報酬型賃貸情報サイト
     産
     情
     報
                    不動産情報サービス


         そ
         の
         他          医療情報サイト


   ※12月1日をもってDOOR賃貸はキャリアインデックス社に事業譲渡(予定)
                                           Copyright © LIVESENSE Inc.
従業員の状況                                                                                                    26

                従業員数の推移(連結)                                                職種別構成比


   正社員(本社)
                                                       (単位:人)
   正社員(地方)
   臨時従業員                                                          カスタマー
   正社員(関連会社)
   臨時従業員(関連会社)
                                                                  サポート    管理
                                                                   3%     12%
  482     478     487


   29              45     416     415
                                                                                      エンジニア/
           44                             408     408     400
                           17      16      7       7       7                          デザイナー
  120
          118
                  115
                          110             118     115                                  41%
                                  111                     118       営業

   86
                                                                    21%
                   83
           86              80      78      79      80
                                                           79




  225             219
          205             206     205     204     205     195                   企画
                                                                                23%

  4Q/17   1Q/18   2Q/18   3Q/18   4Q/18   1Q/19   2Q/19   3Q/19

                                                                   ※当社単体・本社正社員のみ
                                                                   ※地方正社員は主にカスタマーサポート・営業を担当




                                                                                        Copyright © LIVESENSE Inc.
                                   27




3.補足資料   当社の戦略




                 Copyright © LIVESENSE Inc.
求人情報サービス市場の変化                                        28

情報量の飛躍的な増大と
検索エンジンを始めとした新規プレーヤーの参入が進行
求人サービスの価値は
「情報の伝達」から「最適なマッチングと付加価値の提供」へ




           紙の時代      Webの時代       これから




  情報量        小                       大



          限られた選択肢と            情報量の飛躍的な増大による
求職者の課題
           少ない情報                意思決定の難易度上昇



求人サービスの   企業が伝えたい              最適なマッチングと
   役割      情報の発信                付加価値の提供




                                   Copyright © LIVESENSE Inc.
リブセンスの戦略:                                                               29
リアルデータエンジニアリング
サービスの本質的価値提供に紐づく、オンライン化されていないデータ
を「リアルデータ」と呼称。
価値と「リアルデータ」に基づきサービスを設計



                 オンラインデータ                         リアルデータ

  検 索 ボ リ ュ ーム        クリック率     応募率         採用率            入社率

  ・エリア            ・A社            A社     ・合格率          ・入社満足度
  ・路線、駅           ・B社         ・職種:飲食店   ・採用理由         ・前後のギャップ
  ・職種             ・C社         ・勤務地:東京   ・不採用理由        …
  …               …           ・給与:○万円   …



      検索                回遊      応募          採用             入社




 転職サービスの本質的価値は「応募の完了」ではなく「転職の実現」「入社後の活躍」
 →本質的価値を示すKGI(入社率、入社満足度等)やKGIの向上に資するデータで、
  まだ十分にオンライン化されていないデータを「リアルデータ」と呼称

                                                      Copyright © LIVESENSE Inc.
リブセンスの戦略:                                                         30
リアルデータエンジニアリング
設計・収集したリアルデータをサービスに反映し、ユーザー体験の
向上を図る
独自のアナリティクス基盤と機械学習基盤により、データから価値への
転換を促進

     サービス            データ




             オンラインデータ        リアルデータ




                                        価値への転換      ユーザー・
              データ収集・解析基盤
                                                   クライアント
              「 LIVESENSE Analytics 」




                  機械学習基盤
               「 LIVESENSE Brain 」



             データ解析・機械学習基盤



                                                 Copyright © LIVESENSE Inc.
データ活用によるサービス改善事例                                          31

応募率・採用率等の予測モデルを用いて、サイト上の案件表示順位
ロジックを変更
「よりユーザーの希望に近く、受かりやすい」案件を上位に表示し、
ユーザー体験の向上と収益性の向上を実現


            予測モデルによる案件表示順位の制御




   応募・採用等
             機械学習               リスト表示順の最適化
     データ




                                       Copyright © LIVESENSE Inc.
この資料は、株式会社リブセンス(以下、当社)の現状をご理解いただくことを目的として、当社が作成したものです。
当資料に記載の内容は、一般的に認識されている経済・社会等の情勢および当社が合理的と判断した一定の前提に基づいて作成したものであり、経営環境
の変化等の事由により、予告なしに変更する可能性があります。また、本資料には、いわゆる「見通し情報」(forward-looking statements)を含みま
す。これらは、現在における見込み、予測およびリスクを伴う想定に基づくものであり、実質的にこれらの記述とは異なる結果を招き得る不確実性を含ん
でおります。それらリスクや不確実性には、一般的な業界ならびに市場の状況、金利、通貨為替変動といった一般的な国内および国際的な経済状況が含ま
れます。今後、新しい情報・将来の出来事等があった場合であっても、当社は、本発表に含まれる「見通し情報」の更新・修正をおこなう義務を負うもの
ではありません。
以上を踏まえ、投資をおこなう際は、投資家の皆様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。