6047 Gunosy 2021-07-13 15:00:00
中期経営計画説明資料 [pdf]

2021/07/13
情報を世界中の人に
最適に届ける
撮影協⼒:Shibuya Scramble Square/WeWork
01   中期経営計画の全体像                       P5

02   事業別の戦略                           P 12
     -   メディア事業:グノシー
     -   メディア事業:auサービスToday/ ニュースパス
     -   ゲームエイトグループ
     -   投資事業
     -   新規事業

03   組織戦略                             P 38

04   サステナビリティ                         P 45
中期経営計画の全体像
3年後の成⻑を⾒据えた事業⽅針




  01   中期経営計画の全体像
Gunosy グループ
沿⾰
                         2012年11⽉   東京都港区六本⽊において株式会社Gunosy設⽴




テクノロジーによる                2015年04⽉   東京証券取引所マザーズ市場に株式上場


情報格差の解消を
                         2015年12⽉   株式会社ゲームエイトを⼦会社化
通じて成⻑を実現
                         2016年06⽉   「ニュースパス」 サービス提供開始




                         2017年12⽉   東京証券取引所市場第⼀部に市場変更

創業プロダクト「グノシー」を中⼼としたニュー
スメディアを軸に成⻑。近年はゲームエイト、
投資事業という新たな事業基盤を構築。       2018年07⽉   Gunosy Capitalを設⽴し投資事業を開始




                         2021年04⽉   「auサービスToday」サービス提供開始




7
Gunosy グループ
事業ポートフォリオ
                                    3つの事業で中⻑期の成⻑を牽引


                             1              2                 3               +


                         メディア事業       ゲームエイト              投資事業            新規事業
中⻑期成⻑を                                 グループ

牽引する3本の柱+α               • グノシー       • ゲームエイト         • Gunosy Capital   •   YOU IN
                         • ニュースパス     • Smarprise                         •   Guhack
                         • auサービス
                           Today
                         • LUCRA
確固たるユーザー基盤を持つメディア事業、成⻑
著しいゲームエイトグループ、⾼い成⻑ポテン
シャルの投資事業に加え、将来の柱の創出に向け
た新規事業の開発にも取り組み、バランスの良い
事業ポートフォリオを保持。




                                                •   創業以来蓄積されてきたデータ
                                     DATA       •   アルゴリズムへの知⾒
                                                •   メディア・広告のノウハウ etc.



8
取り組むべき課題
                         中⻑期で⽬指す姿



                         ⻑期⽬線の価値創りに
                         フォーカスしてV字回復を⽬指す
既存事業のグロース
と新規領域の開拓



                          成⻑ドライバー❶          成⻑ドライバー❷
既存事業は価値のある情報提供にフォーカスし、
中⻑期的な成⻑を実現。
                         既存事業のグロース          新規領域の開拓

新規領域は、社内での新規事業育成と社外投資に    メディア事業           新規事業育成&
より開拓し、⾮連続的な成⻑の機会を獲得する。     への投資             社外投資



                                      再成⻑に向けた基盤強化
                          成⻑ドライバー❸
                                     組織・ブランドへの投資


9
成⻑イメージ




既存事業のグロース、新規領域の開拓を通じて企業価値を向上   投
                               資
                               事
                               業
時価総額1,000億円 を中⻑期の指針として、
グループ全体での成⻑を⽬指す。                ゲ
                               "
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                               ア
                               事
                               業




         創業            現在
10
中期の財務⽬標




今後、ワクチン接種の進展等に伴い新型コロナウイルス感染症の感染拡⼤に⼀定の収束が⾒ら
れた場合、メディア事業の広告売上⾼やアプリユーザーの継続率にポジティブな影響が⽣じる
可能性を⾒込んでいます。
(参考:「2021年5⽉期 決算説明資料」p15)


上記を踏まえ、 当社は、「グノシー」アプリへの中⻑期的な投資規模について、新型コロナウ
イルスに関連する市場環境の変化が⼀定の収束を⾒せたタイミングで決定することが、当社の
企業価値最⼤化に向けて最も合理的であると判断しました。そのため、本資料の公表時点にお
いては、「グノシー」の成⻑可能性を適切に織り込んだ中期(3カ年)の財務⽬標を策定すること
が困難であることから、その開⽰を⾒送ることと致しました。


今後につきましては、 2022年5⽉期上期決算発表のタイミングを⽬標として、中期の財務⽬標
を合理的に算定できる状況になり次第、速やかに開⽰を致します 。




11
事業別の戦略
3本の柱+新規事業の⽅針




  02   事業別の戦略
 社会のインフラとなるような、
新しい時代のニュースメディアに育てる
                             ニュースをすばやく、わかりやすく伝えるデザインへ

事業概況
                          短い⾒出しだから、     写真で探す    ⾳声で知る、
                            5秒で分かる    新しいレイアウト   ⾳声で楽しむ


価値ある情報提供に
向けたリニューアル
が完了し、再投資
フェーズへ移⾏


加速度的に増え続ける情報を、記事、動画、⾳声
などあらゆるかたちのコンテンツを通じて、より
シンプルに、わかりやすく情報を届ける “最適な
スタイル” に進化。




15
                                                   グノシー再成⻑のモデル
戦略サマリー

                                                  03                                  03            03




                                                                      SALES




                                                                                  SALES
投資対効果を⾼め、




                              SALES




                                                                                                     PRODUCT
                                                            PRODUCT
                                         投資対効果を⾼め                             ⾼速PDCAを回し
                                                                               投資対効果を⾼め
                                                                                      投資対効果を⾼め
広告宣伝投資を拡⼤
                                        投資可能⾦額を拡⼤                             継続的に改善 投資可能⾦額を拡⼤
                                                                               投資可能⾦額を拡⼤
ユーザー数再成⻑へ
                                 02                        01            02          02
                                                                                                    01




                                              MARKETING                         MARKETINGMARKETING
ユーザー⽬線でのプロダクトの作りこみを軸に、
マーケティング、セールスの改善も積み重ね
投資対効果を⾼め続ける。投資対効果の改善に応
じて広告宣伝投資を増額、メディアとしての規模
拡⼤を実現し、スケールメリットを効かせながら                                                                     重要指標
さらに良いプロダクトの提供を実現していく。
                                                   ユーザー⽬線で価値あるプロダクトを作りこみ                  ユーザー継続率
                         01           PRODUCT      収益性を⾼める                                  滞在時間



                                                   プロダクト価値を最⼤化しながら                 獲得コスト(CPI)・LTV
                         02           MARKETING    メディア規模を拡⼤するマーケティングを展開             MAU・DAU



                                                   サービス価値最⼤化のための                  1ユーザーあたり収益性
                         03           SALES        収益性改善に取り組む                      (Sales/DAU・MAU)
16
プロダクト戦略
                                  Must-know                         Want-to-know

                              「知っておくとよい」                         「知りたい」
                              社会的価値の⾼い情報                       個⼈的価値の⾼い情報
 01
                         主要ニュース                          興味のある情報       (Personalized & Customized)

                               • ヘッドライン                         • パーソナライズロジックの強化

あらゆるかたちの                       • ニュースまとめ動画
                               • 時事性のある話題の特集や特設タブ
                                                                • フォロー機能
                                                                • 多様なニーズに応えるオリジナルコンテンツ
                                                                  (ラジオ等)
                               • 話題のトピックを深堀できる機能やコンテンツ          • チャンネルカスタマイズ

コンテンツを通じて
                         世の中のオピニオン                       ⽇常⽣活に必要な情報            (Localized)

わかりやすく情報を                      • トレンドキーワード                      •   地域ニュース           • 運⾏情報
                               • ユーザーリアクション・アンケート               •   地震/防災速報          • 防犯情報

届ける                            • コメント機能                         •
                                                                •
                                                                    ⾬雲レーダー
                                                                    花粉情報
                                                                                     • 近隣のクーポン




社会的価値の⾼い「知っておくとよい情報」と
個⼈的価値の⾼い「知りたい情報」を、
情報取得コストを最⼩化した形で提供し、
最適な社会的・個⼈的意思決定を促すアプリへ。




                           クーポン               天気         ⼀⽇のまとめ動画                 カスタマイズ
                                                                               好きなチャンネルを選び、
                         全国の飲⾷店、コンビニ      シンプルで⾒やすい天気    ⼀⽇の終わりにまとめ動
                                                                               ⾃分好みにカスタマイズ。
                         などで使えるお得なクー      機能を搭載。地域の天気    画を表⽰。忙しい⽇も重
                                                                               ⼀番使いやすい、あなた
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17
                         プロダクト価値を体現するスタイルのロゴへ変更
マーケティング戦略




 02                          これまでの「新聞紙を折りたたみ、記事を届けるアイコン」から、
                                 情報を “届ける” ⾶⾏機のモチーフはそのままに、
                         「フォーマットにとらわれない、多種多様な情報をお届けするアイコン」へと変更。

プロダクト価値を
最⼤化しながら
                              ブランドレギュレーションの刷新
メディア規模を拡⼤                     メディアサービスとしての信頼感を重視した
                              レギュレーション運⽤


プロダクトの⽬指す⽅向性と整合したブランドレ
ギュレーションの運⽤と、徹底的な広告効果可視
                              オペレーションの更なる⾼度化
化を通じた精度の⾼いマーケティングを推進。         ターゲットセグメントの明確化、媒体別投資対効果(IRR)の
                              精緻化などのオペレーション⾼度化



                              デジタルマーケ・テレビCMのMIX
                              ブランディングの観点も踏まえた、デジタル×テレビCMの
                              最適なMIXの追求



18
                         広告メニューの追加による広告効果の向上
セールス戦略
                         四半期〜半期ごとの新商品投⼊を⽬指し、
                         広告主⽬線での広告効果向上に注⼒


 03                                            画像を⼤きくつかった
                                               新しい広告へ
サービス価値最⼤化
のために収益性を
改善する
                                                   施策項⽬


                                               •   カルーセル広告
短期的には広告収益の強化に注⼒。広告メニュー                         •   動画広告
の新規開発により、広告効果を向上し売上増を                          •   ダイナミック広告   etc.
狙う。中⻑期的には課⾦モデルなど、広告以外の
マネタイズの可能性も検証していく。
                         外部ネットワーク含めた広告配信の最適化

                         配信ロジックの改善やネットワークの追加を実施


                                                   施策項⽬

                                               •   ⼤⼿広告ネットワークとの連携強化
                                               •   外部ネットワークと⾃社システムを
                                                   合わせた広告配信の更なる最適化
19
    KDDI社との連携を強化し
au ユーザーに圧倒的に⽀持されるサービスへ
                                                                                             auサービス
                                                                                              Today
                                                                                                       運営開始により
沿⾰                            各アプリのMAU推移
                                                                                                       MAU増加




                                LUCRA

                                ニュースパス+auサービスToday


メディア事業の                         グノシー




アクティブユーザー
拡⼤を牽引


au端末へのプリインストール(※Android端末)を
背景に、安定したユーザー基盤を構築。




                              Q1    Q2   Q3   Q4   Q1    Q2   Q3   Q4   Q1    Q2   Q3   Q4    Q1      Q2   Q3   Q4

                                   2018年5⽉期             2019年5⽉期             2020年5⽉期              2021年5⽉期


                              「グノシー」への投資を抑制する中でも、「ニュースパス」のMAUは安定推移。
                              「auサービスToday」の運営開始により、アクティブユーザー数は⼤幅に増加。
22
全体戦略のサマリー

                           ニュースパス、auサービスTodayの提供を
                          通じてauユーザーの体験をより快適なものに

KDDIと協働で、
auユーザーに
                                          ⼤

                                                      5
                                         拡
圧倒的に⽀持される                            模
アプリを⽬指す
                           ー
                               ザ
                                 ー
                                   規
                                                  約 倍
                         ユ
auユーザーの利⽤率向上による成⻑を計画。                         auユーザー全体の利⽤を推進することで、
auユーザーへのリーチ拡⼤だけでも、
                                                達成可能なユーザー拡⼤ポテンシャル
魅⼒的な成⻑機会が存在。
                         現在の利⽤
                        ユーザー規模




                         現在                    中⻑期の成⻑ポテンシャル




23
                                        FY2022    テーマ      FY2023〜
成⻑イメージ




auユーザーにとって、                ⽅向性



「このアプリでスマホ                         ニュースアプリとしての          ニュースアプリ以外の
                                       機能強化               サービス拡充
が役⽴つ、楽しめる」
                                   ニュースを読む体験の強化       競合との差別化、ニュース以外の
状態を実現する                    テーマ
                                    毎⽇開きたいアプリに          利⽤シーン・魅⼒の創出

                                                        起動頻度・滞在時間・
                          注⼒KPI     記事閲覧頻度・継続率
                                                          DAU・MAU
⽇常的にニュースを読む体験の定着により、既存
ユーザーにとって毎⽇開きたくなるアプリへ。
                                                        auユーザーを対象とした
                          ターゲット     既存ユーザーの利⽤促進
                                                            新規獲得
中⻑期的には、新たに使いはじめるきっかけとな
る魅⼒を創出し、auユーザーの新規獲得を狙う。                                  気象情報、乗換案内など
                                                         「⽣活に役⽴つ情報がすぐ
                                                         分かる」を提供


                                                         「⼿軽に楽しいお得体験」
                          主な施策
                                                         を提供
                                    ユーザーインタフェースの改善、
                                   レコメンド品質の向上に取り組み、
                                  ニュースアプリとして「当たり前」と      スマホやauサービスについて、
                                                         「知りたいことが素早く分かる、
                                     思われる体験・価値を底上げ       困った時に解決できる」を提供


24
ゲームのエコシステムをリストラクチャーする
 2014年にスタートし、2021年には⽉間で最⼤4,200万⼈以上が訪れる国内最⼤規模のゲーム攻略メディアに。
           「ゲームをもっと楽しくする」というミッションの実現に向けて、
         Webメディアの枠に留まらず、ゲーム業界全体の発展に貢献できる存在へ。
沿⾰                            ゲームエイト単体の売上/営業利益推移


                                                                             1,618
                              (百万円)      売上⾼      営業利益                                (百万円)
                               1,600                                                  800



グループ加⼊後、                                               CAGR


⾼成⻑を継続し                                           63.6%             1,101
                                                  (FY2017-2021)


第2の柱として成⻑                                                     929
                                                                              497
                                800                                                   400

「ゲームをもっと楽しくする」をミッションとし
                                                 586          381
て、国内最⼤規模のゲーム攻略Wiki「game8.jp
(ゲームエイト)」を展開。新型コロナの影響下                                               329
においても、過去最⾼の売上・営業利益を達成。
                                                 260

                                        226

                                         21

                                  0                                                   0
                                       FY2017   FY2018    FY2019    FY2020   FY2021

27
                         事業拡⼤のイメージ


全体戦略のサマリー                                                            実施中


                                                    03


                         ソ               新たな成⻑ドライバーの獲得
                         リ
                         )
新規事業への投資を                *
                         シ
                         ,
通じた⾼成⻑の持続                ン
                         の                   実施中                     実施中
                         拡
                         ⼤              01                    02

                                  国内メディアの
                                                         海外事業の成⻑
                                    盤⽯化
国内メディアの盤⽯化に投資をし、
安定して利益獲得できる状態を実現。

                                     ゲーム攻略メディアとしてのユーザー基盤拡⼤
中⻑期⽬線で、海外事業への投資、既存の強みを
活かした新規事業への挑戦、社外投資を進め、
⾼成⻑の持続を⽬指す。
                             01   エンジニアや幹部採⽤の強化など、⼈材投資を通じて事業の盤⽯化を進める




                             02   ⾼いポテンシャルを有する海外需要の取り込みに向け、英語版game8への投資を継続




                             03   既存の強みを活かした新規事業への挑戦、ゲーム周辺領域への社外投資の推進


28
成⻑イメージ

                                    新
                                    規
                                    事
                                    業


中期経営計画期間で                                成⻑
                                        ドライバー
2倍以上の売上成⻑
                                    海
                                    外
                                    事
                                    業


海外事業、新規事業を成⻑ドライバーとして、
中期経営計画期間で2倍以上の売上成⻑を⽬指す。
                          海外


                                    国
                                    内
                                    メ
                                    デ
                                    #
                                    ア



                               現在
29
  成⻑分野の発掘とイノベーションの⽀援を
通して⾃社の成⻑と豊かな社会の実現に貢献する

          メディア・広告領域にとどまらない、国内外の有望な成⻑機会に向けた投資を推進。
スタートアップ企業の⽀援を通して、豊かな社会に向けたイノベーションの実現に貢献し、Gunosyの⾮連続的な成⻑も実現する。
沿⾰                                            累計投資額の推移


                                                                       20億円超の
                                                                       投資を実⾏                                      投資の状況
                                              (億円)

                                               40
                                         *1
累計投資額40億円超
                                                                      *1                                    sliceに累計20億円超の
                                                          累計投資額
Gunosyグループの                                                                                                 戦略投資を実⾏ *2




                                                                                           slice(インド)
第3の柱に                                                  40億円超                                                将来的な関連会社へ
                                                                                                            GunosyCapitalからの投資を通じて、戦略投
                                                                                                            資先として有望度の⾼い⾼成⻑スタートアッ
                                                                                                            プを発掘。




2018年8⽉の事業開始以来、追加投資も含め19本                      20




                                                                                           Gunosy Capital
の投資を実⾏。純投資による保有現預⾦の有効活
⽤のみならず、戦略投資先の発掘にも成功。                                    LP出資                                                ⽇本・インドの
                                                        GunosyCapital                                       有望スタートアップに投資
                                                        戦略投資
                                                                                                            厳格な投資基準に基づき投資判断を実⾏、
                                                                                                            コロナ渦でも投資先は軒並み
                                                                                                            健全な財務状況をキープ。




                                                                                           LP出資*3
*1 LPへの出資約束⾦額を含む。外貨建の投資につ
いては資料公表時点のレートにて計算。
                                                                                                            ソーシング強化の為の投資
*2 「slice」を展開するGaragePreneurs Internet                                                                      インキュベイトファンドやXtechといった
Pvt. Ltd社への投資                                                                                               著名なベンチャーキャピタルへLP出資を実⾏。
                                                0
*3 LP出資は出資約束⾦額にてグラフ作成
                                                      2018年       2019年      2020年       2021年
                                                     (18/8-12)   (19/1-12)   (20/1-12)   (21/1-6)
32
全体戦略
                                  04   リターン獲得                              01   ソーシング
                                戦略投資:P/Lへの利益貢献          04            01        過去の投資経験/LP出資によ
                                  純投資:キャッシュ獲得                                   り蓄積した潤沢な投資ネット
                                (新たな投資原資などに充当)                                  ワーク



                                                             投資サイクル
純投資・戦略投資を
                           03   投資実⾏/アセマネ                                  02   投資検討
通じた社外の⾼成⻑                        A. 戦略投資、B. 純投資の        03            02        厳格な投資基準に基づいた
                                ⼤きく2タイプの投資を実⾏                                   投資先の評価を実施
分野の取り込み


潤沢なソーシングネットワークより魅⼒的な投資
機会を発掘。
純投資⽬線で⾼い投資対効果(IRR)の実現を⽬指                A     戦略投資                B        純投資
                                            (例:sliceへの投資)
しながら、M&A等の⾮連続な成⻑に向けたアク
ションも視野にいれる。

                                       有望度が極めて⾼く、かつ本業とのシナ
                           戦略⽅針        ジーが⾒込まれる先に持分法や連結を視野             マイノリティ投資
                                                                 ⾼IRRが期待できる先にマイノリティ投資
                                       にいれた投資を実⾏



                            期待         グループの成⻑の柱として、持分法や         IPOやM&A等、⾼IRRでのEXITのほか、
                                              戦略投資
                                       連結会計の適⽤を通じたP/L貢献
                                                                      マイノリティ投資
                                                                 事業展開等に応じて、戦略投資へ切り替え
                           リターン



33
                                                             「個⼈の⾦融体験の再設計」をミッションとする
「slice」への戦略投資
                                                                 インドのFintechスタートアップ

                                                              過去           現在           中⻑期          ⻑期〜




急速に成⻑する                                                    ミレニアル世代・Z世代の⾦融体験を⾰新し、
                                                           インドのマーケットリーダーを⽬指す
インドのスタート
アップを関連会社に


インドの若年層向けデジタルクレジットカード
サービス「slice」を展開するGaragePreneurs*へ
戦略投資を実⾏。


同社の成⻑性、将来的な協業余地を踏まえ、                                                                 インドのデジタル
                                                            ⼤学⽣向け       若年層向けデジタル                  ネオバンキング
約20%の潜在的な議決権を取得。将来的には                                                                クレジットカード
                                                           少額与信の提供       クレカサービス                   プラットフォーム
関連会社とし、中⻑期でのP/L貢献を⾒込む。
                                                                                     市場のリーダー
                                          社会へのInnovation




*正式社名はGaragePreneurs Internet Pvt. Ltd.
                                                             従来は与信を       ミレニアル世代、     優れたプロダクト、   様々な⾦融プロダクト
                                                            受けられなかった    Z世代が共感できる、   ブランドを武器に未成熟   を展開し、ユーザーご
                                                           インドの若年層に、     アプリをベースとし   なインドのクレカ市場を   とに最適化された⾦融
                                                           数万円の少額与信を     た新しいデジタルク    切り開き、マーケット   体験を提案する、次世
                                                           スマホで気軽に提供。     レカ体験の提供。       リーダーへ。     代型のバンキングプ
                                                                                                    ラットフォームへ。

34
新規事業
 社会的インパクトのある事業の創造に
継続的に挑戦し、新たな収益の柱を創出する

  創業以来培ってきたGunosyグループの強みを活かした新規事業の創造に継続的に挑戦。
   メディア事業、ゲームエイトグループ、投資事業に次ぐ新たな柱の創出を⽬指す。
全体戦略
                              新たな収益の柱の創造へ



Gunosyグループの
強みを活かした挑戦
を続ける

                                 •   テクノロジー
                                 •   ユーザー基盤
⾜元では「YOU IN」「Guhack」の育成に注⼒。      •   メディアノウハウ
                                 •   マーケティングノウハウ
中計期間を通じて既存の強みを⽣かした新規事業           •   広告ノウハウ
                                 •   アライアンスノウハウ etc.
の創出に挑戦をしていく。




37
組織戦略
共に成⻑できる組織へ




  03   組織戦略
社内外の優秀な⼈材が活躍・定着できる組織へ


 中⻑期的な企業価値最⼤化を⽬指し、優秀な⼈材が⽣産性⾼く働き、持続的に成⻑できるよう⼈事戦略を推進。
     多様な働き⽅の提供、キャリア形成の⽀援により、社外からも優秀な⼈材を広く獲得する。
⼈事戦略の全体像




                              1                    2

中⻑期的な成⻑を                  ⼈事戦略PJ              グノスタ
実現するため⼈材                 ・必要なスキルの明確化        ・リモートワーク推進
                         ・学びの機会の提供          ・出社MIX

にも積極的に投資                 ・キャリアパスのサポート       ・多様な働き⽅の提供




事業を持続的に成⻑させるためには、優秀な従業
員の確保が必須。⑴従業員のキャリア形成の⽀援
の抜本的な⾒直し、⑵新しい働き⽅(グノスタ)
の整備をし、内部での育成、および外部からの      ライフステージに応じた多様な働き⽅の提供
採⽤両⾯から⼈材確保を進める。


                                  中⻑期的なキャリア形成の⽀援




41
❶⼈事戦略PJ
(キャリア⽀援、教育制度)




                                    キャリアデザイン
職種に応じたキャリ
                                               職種に応じたキャリアパスの設計
アパスを設計し必要
スキルを⾝につける
ための研修も整備                              ⼈事戦略PJ

中⻑期的な従業員の成⻑⽀援のため、
キャリアデザイン、キャリアサポート、
研修制度の充実を図る。

                          研修制度                 キャリアサポート



                     ビジネス部⾨のスキルを整理・共通化し、       全社で統⼀された1on1による、
                        各スキルに合わせた研修を提供            キャリア形成の⽀援




42
❷グノスタ




                                                     リモートワーク
多様な⼈材が⻑期的                                              推奨
に活躍できるよう、
                                                    afterコロナでも、リモートでの対応が
                                                          効率的な課題に対しては、
                                                         出社をせずにリモートで対応

「働き⽅」も多様に              遠隔地からのフルリモートワークも可能になり、
                          さらに通勤可能範囲も再定義し拡⼤



課題や場⾯に応じてリモートワーク/出社を
使い分け。従業員が最⼤のパフォーマンス
を発揮できるようリモートワークは⼀段踏
み込み、遠隔地からのフルリモートワーク
も可能とし、さらに通勤可能範囲の定義も
変更。




                                出社MIX                      多様な働き⽅
                               アイデアの創出、ノウハウの               リモート勤務の推奨を軸に、
                              共有など創造的な課題の解決に              コアタイム、フレキシブルタイ
                               向けた最適な出社環境を整備               ムなど柔軟な働き⽅が出来る
                               * 当⾯は新型コロナウイルス感染拡⼤
                                状況に応じて出社状況を適切に調整
                                                                組織へ

43
                          リ モ ー ト / 出 社 MI Xの 働 き ⽅ で
❷グノスタ(遠隔地)                通勤可能な居住範囲




                                                                   栃⽊
フルリモートの導⼊、                                               群⾺
                                                                        茨城
通勤可能範囲の拡⼤                                                     埼⽟

により、遠隔地居住                                               ⼭梨     東京       千葉

                                                             神奈川
も可能に
                                               静岡
遠隔地居住=出社を必須としない完全在宅の勤務も
許可。また通勤可能範囲を拡⼤したことでこれまで
以上に柔軟な働き⽅が可能に。


                              通勤可能な駅の例                   通勤可能範囲と交通費


                            ・浜松                         ・在来線を利⽤しオフィスから⾃宅最寄り
                                                        駅までの最短距離が⽚道2時間以内または
                            ・⼤⽉                         新幹線を利⽤し⽚道1時間半までを許可
                            ・⾼崎                         (通勤費は⽉10万円が上限)
                            ・宇都宮                        ・フルリモート勤務者は、会社が必要と
                                                        認めた出社に限り、宿泊、移動費込で
                                                        ⽉10万円を上限に交通費を⽀給
44
サステナビリティ
SDGs・ESGに対する我々の取り組み




   04   サステナビリティ
       ニューノーマルな社会における
           持続可能な成⻑の実現へ

   中⻑期的な企業価値最⼤化に向けて、社会にとって価値のある事業の提供、従業員の多様な働き⽅の推進、
コーポレートガバナンスの継続的な強化など、当社グループのESG課題に積極的に取り組み持続可能な成⻑を実現する。
                                        デジタルメディアやSNSの⼤⼿プレイヤーを中⼼に、
SDG s / ESG へ の 取 り 組 み 事 例 ①   背景          機械学習によるパーソナライズを強化
                                                (情報配信の最適化)

情報配信最適化の
弊害への対応
                                         ユーザーの記事・広告クリック⾏動の追求に伴い、
メディア改善、研究開発の両⾯から情報配信の
最適化によって⽣じる社会的課題の解決に取り組          課題          フィルターバブル     *1       クリックベイト *2
み、真に社会にとって価値のあるメディアへ。
                                                   といった問題が新たに発⽣



     フィルターバブル *1

 フィルターバブル:アルゴリズムがネット利⽤
 者個⼈の検索履歴やクリック履歴を分析し学習
 することで、個々のユーザーにとっては望むと
                                               Gunosyの取り組み
 望まざるとにかかわらず⾒たい情報が優先的に
 表⽰され、利⽤者の観点に合わない情報からは
 隔離され、⾃⾝の考え⽅や価値観の「バブル                ❶ メディア改善                     ❷ 研究開発
 (泡)」の中に孤⽴するという情報環境。
 (『令和元年版 情報通信⽩書』(総務省))
                                 扇情的な記事の露出を控え、                フィルターバブルやクリックベイト
                                ユーザーにとってのMust-knowを           などに関して、実際のユーザーデー
     クリックベイト *2                 意識した記事配信ロジックを構築               タを⽤いた検証とその論⽂の発表
 クリックベイト:ニュース記事のタイトルを過                  • トピックタブ上段に
 剰に表現することでユーザーの閲覧⾏動を誘発                    知っておくと良い
 する⾏為。ユーザーがクリックベイトなニュー                    ニュースを5段で表⽰
 ス記事を閲覧すると、不快な気持ちを抱くなど、                 • より深い興味・関⼼を
 満⾜度の低下を招く恐れがある。                          意識した配信ロジック構築
                                        • ⾒出しのリライトによる
                                          品質担保



48
SDG s / ESG へ の 取 り 組 み 事 例 ②




                                                 広告掲載のポリシー
ユーザー/広告主が
安⼼できる                              法令に違反する広告のみならず、
広告体験の提供                           ユーザーに不快感や嫌悪感を与える
                                おそれのある広告なども掲載しない⽅針
業界トップ⽔準の厳格な広告審査を実施。
コンプライアンス違反広告を排除し、ユーザーと
広告主の双⽅にとって価値のある広告配信を実現。
誰でも安⼼して利⽤できるニュースメディアへ。



                                       審査体制                  掲載NG例

                                Gunosy広告ガイドライン(2020.4   ・不快画像の使⽤
                                版)に基づき、コーポレート本部内        ・効果効能に関する根拠が不明瞭
                                の広告審査チームによる独⽴した         ・医療と誤認/認可強調
                                審査を実⾏                   ・広告商材の想起が困難な広告


49
                                 これまで
SDG s / ESG へ の 取 り 組 み 事 例 ③           取締役会


                                社内取締役
                                                          社外
                                ⾮業務執⾏                    取締役が
                                取締役                      過半数を
                                                          占める
取締役会の                           社外取締役                    報酬委員会

                                独⽴
監督機能を強化                         社外取締役




2021年5⽉期に任意の報酬委員会を設置。            これから
本年の定時株主総会において、
                                        取締役会                     設置検討
新たに⼥性独⽴社外取締役を選任予定。
また、任意の指名委員会についても設置を検討中。
                                社内取締役
                                                          社外
                                ⾮業務執⾏                    取締役が
                                取締役                               任意の
                                                         過半数を
                                                                 指名委員会
                                                          占める
                                社外取締役                    報酬委員会
                                               ⼥性独⽴
                                独⽴             社外取締役1名
                                社外取締役          を選任予定




50
SDG s / ESG へ の 取 り 組 み 事 例 ④




多様な働き⽅の実現、
⼈材への投資、
DX化の促進


新しい働き⽅、⼈材への投資を通じて多様な⼈材
                                    全社的なリモートワーク、フレックス制度を実施、
が活躍できる環境作りを進めると共に、リモート          1   多様な⼈材が活躍できる環境を整備  (詳細P43)
ワークでの⽣産性向上に向けたDX化を推進、
紙資源の削減やガバナンスの強化を実現。

                                    キャリア⽀援・教育制度を刷新、全社的な⽣産性向上と
                                2   従業員満⾜度の向上へ        (詳細P42)




                                    電⼦契約の導⼊などDX推進を通じた⽣産性向上、
                                3   ガバナンス強化、紙資源の削減


51
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