6047 Gunosy 2020-07-14 15:00:00
2020年5月期 決算説明資料 [pdf]

2020年5月期 決算説明資料


     株式会社 Gunosy
  東 証 一 部 (証券コード:6047)

      2020年7月14日
INDEX



        Financial Results for FY2020

    1   2020年5月期 決算の概要                                                        P4

        FY2021 Outlook

    2   2021年5月期方針・通期業績予想                                                     P 10

        Business Overview of Media Business

    3   メディア事業の状況                                                             P 25

        Business Overview of Ad Business

    4   広告事業の状況                                                               P 33

        New Business

    5   新規領域の進捗                                                               P 37

        APPENDIX

    6   参考資料:(株)Gunosyの概要                                                     P 47




                                       (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.
エグゼクティブ・サマリー



    2020年5月期は「グノシー再成長」に対する積極的な投資により
1
         「MAU・DAU」が成長、一方で収益面に課題



        新型コロナウイルスによる広告市況の悪化と、
2
    広告ガイドライン刷新の影響によりQ4はQonQ・YonY大幅減収



         既存メディアは一旦は収益性向上に注力
3
    メディア健全化による価値向上を行い、将来の再投資に備える



     With/AfterコロナにおけるDX化の加速を成長機会と捉える
4
    新規事業の社内創造、社外投資による成長ドライバー獲得を推進



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                Financial Results for FY2020
            1
                2020年5月期 決算の概要




Section 1                             (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.
2020年5月期 連結業績【対前年比】
広告ガイドライン刷新および新型コロナウイルスの影響による広告市況の悪化を受け減収減益。
一方で、Q4は機動的なコスト削減により、営業利益率はYonYで改善。
                                                                                     (百万円)


                      対前年比(四半期)                                      対前年比(通期)

                2019年5月期      2020年5月期
                                                YonY         2019年5月期    2020年5月期   YonY
                    Q4            Q4


       売上高         3,835         2,696           70.3%         15,017     13,987    93.1%


      営業利益           446            359          80.5%           2,302       859    37.3%


      営業利益率       11.6%         13.3%             -             15.3%       6.1%     -


      経常利益           445            354          79.5%           2,289       838    36.6%

                                          *
  親会社株主に帰属
  する当期純利益            292            167          57.2%           2,009       386    19.2%

* 当Q4において投資有価証券評価損を88百万円計上。


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2020年5月期 連結業績【対計画比】
売上高は、おおむね2020年4月14日公表の修正した通期業績予想通りの着地。
営業利益は、①広告宣伝費、②ライブ動画制作費、③業務委託費等を対象に徹底的なコスト削減を図るも、
営業利益ベースで計画比86.0%の着地。
                                                                                        (百万円)


                      対計画比(四半期)                                        対計画比(通期)

                2020年5月期      2020年5月期                       2020年5月期       2020年5月期
                                               計画比                                     計画比
                  Q4計画            Q4                            計画             実績


       売上高         2,708         2,696           99.6%         14,000        13,987    99.9%


      営業利益           499            359          71.9%           1,000          859    86.0%


      営業利益率       18.4%         13.3%             -                  7.1%      6.1%     -


      経常利益           476            354          74.4%               960        838    87.3%

                                          *
  親会社株主に帰属
  する当期純利益            345            167          48.3%               565        386    68.4%

* 当Q4において投資有価証券評価損を88百万円計上。


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アクティブユーザー数(MAU)
                                                                  *1



Q4は広告宣伝費を大幅に抑制。結果としてQonQでMAUは減少したが、
巣ごもりによるユーザーのアクティブ率増加に伴い、DAU *2 はQ4においても高水準で推移。
2019年7月に公表した期初のグノシーDAU目標(Q4対比の二桁成長)を達成。
                                                                                                               YonY
            POINT                                                                                              +12%
             期初公表の投資目標の進捗状況
              (2019年5月期Q4対比で二桁成長目標)

                        グノシー2020年5月期Q4

                DAU: 15% 増(YonY)

           LUCRA
           ニュースパス
           グノシー




      Q1        Q2       Q3   Q4   Q1   Q2   Q3     Q4    Q1    Q2     Q3   Q4    Q1      Q2   Q3    Q4   Q1    Q2    Q3   Q4

              2016年5月期                  2017年5月期               2018年5月期                   2019年5月期              2020年5月期

 *1「グノシー」、「ニュースパス」、「LUCRA」のMAU(Monthly Active User)の各四半期平均
 *2 Daily Active User
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売上高構成
                                   *1




新型コロナウイルスによる広告市況悪化影響を主として、 Gunosy AdsはQonQで約2割の減収、
ADNWは広告ガイドラインの刷新によるシェア減の影響もあり約6割の減収となった。
その他売上はVIDPOOL社・Grill社の貢献と、Smarprise社の新規連結の影響により増収。


(百万円)

4,500
                  その他
                                                                                                  254                     334     178
                                                                                                                                         19    128
                  ゲームエイト                                                                  136               280
                  ADNW                                                         54                                           223         240
                                                                                    206         232                                           317
                  Gunosy Ads *2                                                                                   234
                                                                          190                           256
3,000
                                                                                                                                                               減少の主な要因
                                                                                                                            1,357
                                                      2           158                                                               1,480
                                                          148                       1,422   1,459
                                                                                                        1,143
                                                                                                                  1,236                       1,298   251      新型コロナの影響
                                                                          1,205
                    16      12          5      90                                                                                                              広告ガイドラインの
                                                                                                                                                      320
                                        75                980     1,097                                                                                         刷新によるADNW
                    49      62                815                                                                                                     530       競争力の減退
                                        625
            39     610     606
1,500
            466

                                                                                                                  2,030     2,119
                                                                          1,871     1,935   1,894       1,960                       1,964     1,960            減少の主な要因
                                              1,505       1,585   1,541                                                                               1,594
                   1,283   1,300    1,411
          1,175                                                                                                                                                新型コロナの影響

     0
                                                           △7     △38
            Q1     Q2      Q3           Q4    Q1          Q2      Q3      Q4        Q1          Q2      Q3        Q4        Q1          Q2    Q3      Q4

                  2017年5月期                                2018年5月期                          2019年5月期                                2020年5月期


*1   「Gunosy Ads」、「ADNW」、「ゲームエイト」は単体での数値。内部取引高調整は「その他」に含む
*2   Gunosy Adsは「グノシー」、「ニュースパス」および「LUCRA」の合計

Section 1                                                            (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.                                                           PAGE |   8
コスト構造の推移
Q4は市況悪化及び巣ごもりによるDAU上振れを踏まえ広告宣伝費を大幅削減。
人件費については、560百万円のうちSmarprise社の新規連結影響25百万円を除くと535百万円と、
採用活動の抑制の効果もあり、QonQで減少着地。その他コストについても厳格なモニタリングを実施し、
業務委託費や水道光熱費など複数の費目で大幅な削減を達成。
                                                                                                                 3,781
                           POINT                                                                         3,646

                 広告宣伝費は抑制                                                                        3,388                   3,362
                                                                                         3,307
(百万円)       2020年5月期
                Q3                  5.8億円                                        3,109                           1,003
                                                                                                         1,092
 3,000                                                                   2,908
                                                                                                                                               増加要因
            2020年5月期                                             2,753                                                    952
                Q4                  1.9億円                                                        1,160            22                        子会社売上高増、Smarprise社の新規連結影響
                                                                                  911    1,055
                                                                                                          19                                   減少要因
                                                                          806                                                    2,337
                                                         2,313    678                                                                       KDDI社レベニューシェア減、賃料以外のオフィス
                                                                                                                          31
                                                 2,198
                                                                                          41
                                                                                                                 917                        費用、営業費用等の削減
                                                                                  39              16
                                         1,997                                                           822
                                                          547     104
                                                                          40                                             583
                                                  489
                                 1,686                                           539             637                              950       その他
                                          447                            493             777                      72
                 1,582                                                                                                    90
                         1,517                                   588                                      51
         1,435                                                            55
                                                                                  54              51
 1,500                             389                   504                                                     526                    7   ライブ動画制作費用
                  314                            562                                      55             526             541
                          336                                     55
                                                                         420     414
          278                            547              54                                     507                             193        広告宣伝費     POINT

                                                  55             396              102    456                      146
                                                                                                                          134
                                                                                                                                  86        地代家賃
                 494               460                   352              103                             157
                         390              55                                                      131                                                               POINT
         471                                     336              92                      109
                          55       55    315              70                                                                     560        人件費   POINT
                  56                              60                                                                                                           総人件費は削減
          80
                 262     274       293    55
         251                       48                                    988 1,047               884     977 1,091 1,027          125       サーバー費用
                  43      47
                                                         782     838                     814
          44
                                         574     693                                                                                                           Q4:560百万円
                 411     413       439                                                                                           413        アドネットワーク原価
         308
    0                                                                                                                                                         535           25
                                                                                                                                                              百万円           百万円
          Q1      Q2      Q3       Q4     Q1      Q2      Q3      Q4      Q1      Q2      Q3      Q4      Q1      Q2      Q3      Q4

                 2017年5月期                        2018年5月期                        2019年5月期                        2020年5月期                                     子会社新規連結の影響


Section 1                                                               (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.                                                     PAGE |           9
                FY2021 Outlook
            2
                2021年5月期方針・通期業績予想




Section 2                        (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.
全体の整理
新型コロナウイルスの影響による事業環境の大幅な変化を踏まえ、
経営体制を含め、全社的な中長期方針の見直しを実施。


                            積極的な投資により、グノシーのユーザー基盤拡大に成功
   1        2020年5月期の総括     一方、新型コロナ影響も踏まえた収益性改善が課題
                                                                  P 12


            新型コロナウイルスの
   2          影響と見通し
                            短期的には広告市況が回復しないことを覚悟
                            一方、DX×自社技術領域の新規事業展開の好機
                                                                  P 13



                            新型コロナウイルスの影響を考慮し、
   3        中長期方針の再検討       中長期の全社戦略・事業戦略を再検討
                                                                 P 14-18



   4         経営体制の強化        より大胆かつ積極的な事業推進に向けて代表取締役2名体制へ          P 19



   5          財務面の強化        強固な財務基盤を構築。コスト削減推進により、筋肉質なPLへ        P20-21



   6        中長期の成長イメージ      当期は既存事業の立て直しと、新規事業の育成・創造に集中           P 22



   7                      2021年5月期の予想                            P 23-24




Section 2                 (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.   PAGE |    11
                         2020年5月期の総括
            1
2020年5月期の総括


「グノシー」への積極投資の年。その結果、ユーザー基盤の拡大には成功した一方で、
広告単価は伸び悩み、新型コロナウイルスの影響を中心に一段と悪化。収益性の改善が喫緊の課題。

                 グノシーへの投資成果                                                                投資に対する総括
     MAU(グノシー)
    Gunosy Ads 売上高(百万円)
                                                  新型コロナ/
                                                広告ガイドライン刷新
                                                                               クーポン訴求を軸とした
                                                                            積極的な広告宣伝への投資により、
                                                                              グノシーのMAUは大幅成長

                         MAU      17%増
                                  ( Q4 YonY )
                                                                          MAU                  DAU           広告単価

     1,960       2,030    2,119
                                      1,964      1,960                     大幅成長                 成長           期中を通じて
                                                          1,594                                              伸び悩み
                                                                                            Q4:15%増(YonY )



                                                                                            直近の状況
      Q3         Q4       Q1          Q2          Q3       Q4
      2019年5月期                         2020年5月期                              新型コロナウイルスの影響を中心とした
                                                                              広告単価の下落により収益性悪化
    投資開始                                        投資抑制


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                    新型コロナウイルスの影響と見通し
            2
   新型コロナ
  ウイルスの影響

広告市況の回復は短期では実現しない可能性があり、中期戦となることを前提とした経営を意識。
一方、DX×自社技術領域の新規事業展開の機会は増加、広告領域以外の収益拡大の好機と見る。


                      発生事象                                        将来機会


                     • 巣ごもりによるユーザー増加                              • スタートアップ投資、
                ポ                                                   M&A機会の増加
                ジ         - 広告宣伝への投資を抑制しながらも、
                テ           高DAUを狙える環境

                ィ                                                 • DXニーズの高まり
                ブ                                                      - メディアコンテンツのデジタル化による
                                                                         既存事業の価値向上機会増加
                                                                       - 新規事業への投資機会増加、
                                                                         社外投資の好機




                ネ
                ガ
                テ     •    広告主の予算不透明化
                ィ     •    マクロ経済の停滞、
                ブ
                           広告市場を含めた景気の長期低迷リスク




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                中長期の成長に向けた事業方針の大前提
            3
中長期方針の再検討




     これまでの方針          主にグノシーを中心としたメディア事業の再成長に注力
   (Before コロナ)       (現状、新型コロナウイルスの影響を受け、メディア事業の投資対効果が悪化)




     これからの方針          既存領域(メディア・広告)は一旦は収益性向上に注力し、
(With/After コロナ)      新規領域(新規事業・社外投資)としてDX分野に積極的に投資



                        【既存領域】                                          【新規領域】

                      収益性の改善                                        第2の収益の柱を創造

        アクション
                    メディア・広告価値の増大
                                                                              社外投資に
                                                                     社内での
                                                                             よる成長機会
                                                                    新規事業創出
                                    広告アルゴリズム                                   の取込み
                   メディア健全化
                                       改善


                       改善後、再投資へ

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                 事業方針サマリー
            3
中長期方針の再検討


                              既存領域                                                  新規領域
                          メディア事業                  広告事業                       新規事業

                          ニュース                                                                 投資事業
                                                               Game8
                グノシー                  LUCRA        ADNW                      オトクル     GTL
                           パス                                   (海外)

                                                                  新規事業(オトクル・GTL)と、
                    メディア事業のユーザー拡大に向けて                                                         国内外への
   これまで                                                           ゲームエイト事業の海外展開に
                                                                                              投資を実施
                        積極的に投資を実施
                                                                    向けた種まきを推進



                    当期はメディア健全化を通じた                                   積極的に投資を実 施               より積極的に
   これから
                     収益性向上に一旦注力する                                   新たな収益の柱 の 創 造              資金投入



   成長余地
                収益性改善※1   KDDI社連携※2




 期待リターン         重要な利益貢献事業であり、安定的なキャッシュ創出を期待                        中         中~高       中       中~高


                有望領域
   リソースの                                                                             積極投資     大胆な資本投資
                に絞り         抑制          抑制           抑制         積極投資         積極投資
    追加投下                                                                             (主に人材)     を計画
                追加投資
  (資本・人材)
                            投資抑制(資本)                                          積極的に投資(人材・資本)

※1:収益性改善が好調な場合、比較的高い成長余地があると想定
※2:KDDI社との連携強化により、比較的高い成長余地があると想定
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                事業方針:①メディア事業・②広告事業
            3
中長期方針の再検討


2020年5月期はグノシーを中心にユーザー規模拡大を実現するも、収益性向上が課題として残る。
2021年5月期は、メディア価値・広告価値の向上に注力し、収益性向上を実現させる。

                       大方針                                               個別戦略

                                                                  •   アルゴリズムの刷新による顧客体験の向上、
                      収益性の改善                                          音声領域のコンテンツ投資



    ①
                    メディア価値の増大                                     •   現状のメインユーザーであるスマホ初心者
  メディア                                                                層をターゲットとした顧客体験の向上
   事業
                              魅力的な
                メディア健全化      コンテンツ・                               •   より幅広い年齢層に向けたトレンド情報の
                            サービスの充実                                   配信、D2Cへの挑戦




                      収益性の改善                                      •   自社開発の自動入札機能「UOP」などの
                                                                      広告アルゴリズムのブラッシュアップ
                                                    Gunosy
    ②                 広告価値の増大                        Ads          •   アドフラウド・メディア審査機能拡張に
  広告事業                                                                よる信頼性向上
                                                     ADNW         •   アルゴリズムによる広告効果向上を土台と
                広告アルゴリズム                                              した堅実な営業による広告主数の積み上げ
                               信頼性向上
                   改善


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                事業方針:③新規事業
            3
中長期方針の再検討


DX領域を中心とした成長機会へ積極的に投資し、新たな収益の柱の創造を目指す。


                    大方針                                          個別戦略


                                                           • 海外事業の推進
                                                           • データの戦略的活用
                                                           • ゲーム会社バリューチェーンに合わせた
                                                             ソリューションメニューの拡大
                 新たな収益の柱の創造



    ③                                                      • 広告収益による事業基盤確立
   新規事業                                                    • EC領域への進出による飛躍的な成長


                  DX領域や海外など
                ポテンシャル高い領域での
                  事業確立を目指す                                 • 既存パートナー様との協業推進

                                               Tech Lab
                                                           • その他、With/Afterコロナ環境で伸びる
                                                             DX領域に対する自社技術の提供



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                     事業方針:④投資事業
            3
中長期方針の再検討


メディア・広告領域にとどまらない、有望な成長機会の獲得に向けて、
今後の2年間において、最大で45億円を目途とした、積極的な社外投資を計画。

                                                                  投資額
                                                         投資概要                分野
                                                                  目安

                         ポートフォリオ A
                                               • 海外スタートアップ               • EC
                                                                  10~    • Fintech
                         リスク     リターン
                                                 成長分野の取り込みを       20億円   • Infrastruc

                          高          高          目的に積極的に投資を実施              ture …等

            投資総額



                45億円
                         ポートフォリオ B

    最大
                         リスク     リターン          • Tech系スタートアップへの
            ※今後2年間                               投資                      •DX分野
                          中          中
                                               • 成長企業のM&A                •With/After

                                               • スタートアップ系
                                                                  10~    コロナ環境で
   成長分野の取り込みを
    目的とした投資を             ポートフォリオ C               ファンドへのLP出資 等     25億円   の成長分野
                                                                         •Game8関連
     積極的に行う
                                                 投資機会発掘に向けた              事業     …等
                         リスク     リターン           ネットワーク強化のために
                                                  LP投資も積極推進
                          低          低

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                   経営体制
            4
  経営体制の強化


新型コロナウイルスに端を発する社会情勢の変化に対応し、より大胆かつ積極的に事業を推進する
ため、先進的なビジネスに精通し、グローバルな知見も豊富な木村氏を代表取締役に加えることで、
リーダーシップを強化。




                       木村     新司                                             竹谷 祐哉
                       Kimura Shinji                                        Taketani Yuya




            旧役職          取締役                                 旧役職         代表取締役 最高経営責任者


                      代表取締役会長
            新役職                                              新役職           代表取締役社長
                    グループ最高経営責任者


                  メディア健全化を通じたメディア価値向上およびWith/Afterコロナでの
                    成長に向けて、大胆かつ積極的な意思決定ができる体制を構築

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                財務体制
            5
   財務面の強化


潤沢な現預金水準かつ無借金な非常に強固な財務基盤を構築。


                             2020年5月期末B/S (単位:百万円)

                           融資枠実行による現金                  未使用の融資枠
                                                                     コミットメントライン締結

                           【流動資産】 10,676
                                                       【負債】1,840     Q4中に主要行との
                                                                     間で総額40億円のコ
                                                                     ミットメントライン
    既存メディア事業に                                                        を締結
     よって創出された                 連結現預金
                                9,075                                約2年程度の運転資金*を確保
   潤沢なキャッシュ基盤
                                                    【純資産】10,921




                            【固定資産】2,085


                                      【総資産】 12,762
* ADNW原価、レベニューシェア費用などの変動費用及び支出がコントロールできる広告宣伝費などを除いた、固定的に発生する支出に対応する資金
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                    コスト削減(既存事業)
            5
   財務面の強化


筋肉質なPL構造実現に向け、コスト削減を推進。




① 広告宣伝費の抑制
        •       2020年5月期25.1億円→2021年5月期見込6.7億円(▲18.4億円)
        •       当期は一旦は収益性向上にフォーカスし、メディア健全化等を通じた
                メディア価値向上に重点を置くため、規模拡大に向けた投資は抑制する


② 固定費の削減
        •       役員報酬総額の減額
        •       Gunosy単体の採用関連費用や業務委託費などの固定費について、
                2019年5月期水準をベンチマークに圧縮
                (ex. 採用関連費用・業務委託費あわせて、2020年5月期比で約25%程度の削減を計画)
        •       その他、リモートワーク期間中は水道光熱費など一部の
                オフィス運営費用についても削減を見込む




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                    中長期の成長イメージ
            6
    中長期の
   成長イメージ

当期は安定した財務基盤を前提とした、既存事業の立て直しと新規事業の育成・創造に集中。
2019年1月公表の中長期ビジョンにおける2022年5月期の各種目標指標については、現在の状況を
踏まえ、見直しを検討。新たな中期目標指標については、2021年5月期末を目途に策定・公表を行う。

                             現在



                                                              ❸ 新規領域(投資事業)

                                                             高成長領域の取り組み
                                                             による非連続な成長

                                  ❷ 新規領域(社内新規事業)


                               新たな収益の柱の確立

                ❶ 既存領域

                メディア健全化を通じ
                た再成長軌道へ




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                    2021年5月期 業績予想 (連結)
            7
2021年5月期の予想


新型コロナウイルスの影響による広告市況悪化は短期的には回復しないことを前提に、
前期比での減収を見込む。一方で、徹底的なコスト削減を通じ、利益ベースでは前期比増益を計画。

                                                                                          (百万円)



                             2020年5月期                             2021年5月期
                                                                                      YonY
                                実績                                通期業績予想


                  売上高                     13,987                  10,297~11,297    73.6%~80.8%


                 営業利益                          859                  1,030~1,414   119.9%~164.5%


                 営業利益率                       6.1%                  10.0%~12.5%                  -


                 経常利益                          838                  1,011~1,395   120.6%~166.3%


                親会社株主に帰属
                する当期純利益                        386                     615~882    159.3%~228.2%




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                  業績予想の前提
            7
2021年5月期の予想




                        • 業績予想の下限・上限共に、当期において広告市況は回復しない前提
        新型コロナウイルスの
                        • コロナ禍による巣ごもりで増加したユーザーのアクティブ率について
          影響について          は、経済活動の再開に伴い徐々に平常化されていく前提




                        • メディア・広告事業における収益性改善の取り組みや、
                レンジ上限
                          ADNW領域における新規施策等が短期間で一定程度の
                 シナリオ     成果を出した場合の予想




                レンジ下限   • メディア・広告事業における収益性改善の取り組みや、
                          ADNW領域における新規施策等について、保守的に確度が高いものに
                 シナリオ     絞って成果を織り込んだ予想




Section 2               (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.   PAGE |   24
                Business Overview of Media Business
            3
                メディア事業の状況




Section 3                            (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.
⑴ Q4のメディア事業サマリー
Q4は広告宣伝費を大幅に抑制するも、巣ごもりによるトラフィック増加の好影響を受け、
各メディアともDAUは好調に推移。


                      グノシー                      ニュースパス                     ルクラ


                    巣ごもり生活を支援する                           コロナアクションタブ    デリバリー/テイクアウト特集

                    コンテンツを拡充                             小売店混雑状況の可視化       おうち時間特集




            サマリー   • 巣ごもり影響によ               • 巣ごもり影響に                  • 巣ごもり影響によ
                     るDAU好調                   より、DAU過去                   るDAU好調
                    (広告宣伝投資を抑制し               最高を更新                     (広告宣伝投資を抑制し
   Q4               つつDAU維持・拡大)                                         つつDAU維持)




             投資        抑制                           やや抑制                    抑制

            MAU

            DAU

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⑵ 収益性向上に向けたメディア事業方針
メディア価値の向上による収益性改善に向けて、メディアの健全化を推進すると共に、
アルゴリズムの刷新を通じた顧客体験の向上、マクロトレンドを踏まえた新コンテンツの投入、
広告以外のマネタイズ手段の構築に取り組む。


                 課題                                          対応方針


                                             1
            扇情的なコンテンツの増加に
             伴うユーザー体験の悪化                             メディアの健全化
                                                                             ア
                                                                             ル
                                                                             ゴ
                                             2                               リ
  メディア価値の
            クーポンのピークアウト、
                                                 マクロトレンドを踏まえた
                                                                             ズ
   向上に向けた                                        新コンテンツ投入・アプリ特性              ム
            魅力的なコンテンツの不足
  課題と対応方針                                        に応じたユーザー体験の向上               の
                                                                             刷
                                                                             新
                                             3
            新型コロナウイルスの影響に                        広告に依存しないための
              よる広告市況の悪化
                                                 マネタイズ手段の多様化


Section 3             (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.          PAGE |       27
⑶ メディア健全化への取り組み
中長期的な競争優位の確立に向けて、企業理念である
「情報を世界中の人に最適に届ける」に根差した、三方良しのメディア価値向上を推進する。



            広告主・広告代理店                                               コンテンツパートナー


            業界トップレベルの                                                新しい、魅力的な
             広告審査基準              1                             2      コンテンツ

             業界トップレベルの厳格な                                             パートナー企業と共に、
            広告ガイドラインの整備と運用                                           より新しく、より魅力的な
                                                                       コンテンツの充実

                                             当社

            DXによるユーザー
              体験の向上                            3                     アルゴリズム刷新
             音声領域への挑戦など、                                            ユーザーが中長期的に信頼感を
            ユーザーニーズに寄り添った、                                           抱くコンテンツ配信の実現
              メディアのDX化を推進
                                          ユーザー


Section 3                    (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.                    PAGE |   28
⑷ ユーザー体験強化
各アプリのユーザー特性に合わせた機能開発、コンテンツ・サービスの拡充を推進。



            グノシー                   ニュースパス                                  LUCRA

  グノシーアプリ内で貯められるオトクな               スマホ初心者も見やすい                      トレンド情報が簡単に毎日オトクに手に入る

グノシーポイントのテスト開始                    UI・UXに改善                          トレンド情報メディアへ

                   オトクな                              見やすさの
                   ポイント                               最適化
                                                                                      D2C




                     ※イメージ                              ※イメージ                       ※イメージ




  グノシーアプリ内で貯めることができる         各種コンテンツやサービスへの導線を整理、                   幅広い年齢層の女性ユーザーを対象に、トレ
  オトクなポイント機能。貯まったポイントは       主要ニュースを見やすくわかりやすく、情報                   ンド情報が「簡単に」しかも「毎日オトク
  Amazonギフト券と交換可能。           を取得しやすいように画像や文字サイズなど                   に」手に入るメディアへ。暮らしを豊かにす
                             を大きく調整。                                る商品のD2C開始に向けても準備中。



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        「音で楽しむ」を提供するメディアへ

「ラジコ」タブを新設し、トライアル配信を開始(2020年7月1日~)。
ニュースを「読む」だけでなく、「耳で聞く」領域にいち早く対応。




            ユーザー体験の向上


     スマホで

     ラジオ聞き放題!




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        「音で楽しむ」を提供するメディアへ

音声コンテンツについては、リリース月から約1カ月で累計再生数の大幅増加を達成。
基礎KPIの状況は既存の動画コンテンツと比較しても良好。高いポテンシャルを持つ。

                    累計再生数                                              KPI検証状況


                                                       コンテンツ             動画コンテンツの
            累計再生数
                        大幅増加                            再生率
                                                        (CTR)            約2.5倍


                                                       コンテンツ             動画コンテンツの
                                                        視聴
                                                        完了率              約1.3倍


                                                                         動画コンテンツの
                                                       1分時点の
                                                                         約1.7倍
                                                       視聴継続率

            2020年5月末        2020年6月末


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                 ゲームエイト
ビッグタイトルのPVシェア獲得が引き続き好調。過去最高レベルの売上高・営業利益をキープ。
(Q4は親会社の連結決算期との期ズレにより、2020年1月から3月までの業績)

                                           業績推移 *                                                 直近(2020年4月-6月)の状況


                       増収増益(YonY)
                       引き続き売上高・営業利益共に好調
                                                                                 317     320


                                                                                                         5億PV達成!
                                                    256
                                                                                                    月間
                                            232             234           240
    (百万円)                                                          223
      売上         営業利益               206
                             190
                                                                                                    (2020/5/1ゲームエイト社プレスリリース)
               148    158

                                              111     116                          113     113
     90                        91     95
                 71     80
                                                              57     54     50
          17


      Q1        Q2     Q3     Q4     Q1      Q2      Q3      Q4     Q1     Q2     Q3      Q4

                2018年3月期                     2019年3月期                      2020年3月期
                                                                                                      広告市況悪化による
* 単体決算数値(連結調整前)


                                          2020年3月期Q4                             YonY
                                                                                                      RPM低下
売上高                                               320 百万円                                136.6%
営業利益                                              113 百万円                                198.4%

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                Business Overview of Ad Business
            4
                広告事業の状況




Section 4                            (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.
広告主数の状況
広告ガイドラインの刷新および新型コロナウイルスの影響による広告市況の悪化により、
4月時点で広告主数は大きく減少。現在は大底からは脱却し、緩やかな回復傾向にあり。


       Q4 広告主数推移


     Gunosy ads
     ADNW         約3割減少

                                                                  広告主数は緩やかに

                                                                   回復傾向
                                                                  Withコロナ状況下でも
                                                                  需要のある広告主への
                                                                     営業を強化




            2月      3月    4月                5月               6月
                          Q4                                 Q1
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広告主構成
広告ガイドライン刷新・新型コロナウイルスによる広告市況悪化を受け、広告主構成は大幅に変化。
幅広い広告主に対応できるよう、メディア健全化及びアルゴリズムの刷新を推進する。


                 2020年5月期Q3                                            2020年5月期Q4



                                                                            健食
                                                                            15%
 ゲーム
 1%                    美容
                                                                                 美容
       アプリ 4%
                       39%
       金融   6%
                                 美容
                                 健食
                                                                                 23%     健食
                                                                                         美容
                                 金融                                                      金融

                 健食              アプリ(ゲーム除く)
                                                               ゲーム    アプリ
                                                                            金融           アプリ(ゲーム除く)


                 29%                                                  10% 11%
                                 ゲーム                                                     ゲーム
                                 人材                            5%                        人材
                                 不動産                                                     不動産
                                 その他                                                     その他




             健食・美容       アプリ・金融・ゲーム                                   健食・美容       アプリ・金融・ゲーム
              の割合            の割合                                       の割合            の割合

                 68%          12%                                      38%             25%
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アドネットワークの状況
新型コロナウイルス・広告ガイドラインの刷新の影響により、imp・CPM*共に下落。
impの下落は、厳格な広告審査により競争力が低下し、一時的なシェア減が起きていることが背景。


  imp数・CPMの推移

 (百万 imp)

    60,000                                                                                                                                                    ¥40
                                                                                      ¥36.84 ¥35.75
                 imp            CPM
                                                                    ¥30.70 ¥30.70                                         ¥31.33
                                                                                                        ¥29.71 ¥29.98              ¥29.06
    45,000                                                                                                                                  ¥27.70
                                                           ¥25.10

                                                  ¥21.10                                                                                             ¥15.14
                      ¥19.50 ¥19.80
                                         ¥18.40
    30,000   ¥16.90                                                                                                                                           ¥20
                                                                                                                                   50,988
                                                                                                                                            46,718
                                                                                                                 41,138   43,325
                                                  38,610   39,585            39,529   38,872   40,900
                                                                    36,330                              38,390
                                         33,680                                                                                                      34,543
    15,000             30,788   30,142
             27,348




        0                                                                                                                                                     ¥0
              Q1        Q2       Q3       Q4       Q1       Q2       Q3       Q4       Q1       Q2       Q3       Q4       Q1       Q2       Q3       Q4

                       2017年5月期                            2018年5月期                            2019年5月期                            2020年5月期


* CPM:Cost Per Mille。広告1,000回表示あたりの単価


Section 4                                                  (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.                                                          PAGE |     36
                New Business
            5
                新規領域の進捗
                ・新規事業     P38-44
                ・投資事業     P45-46




Section 5                          (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.
            サービス状況                                                   新規事業   投資事業




楽しく節約できるためのコンテンツを充実。オトクな消費体験を演出。
直近で、ユーザーニーズとの親和性が高いECサービスのテストを開始。

             「オトクル」コンテンツ                                    ECサービス「とくまろ商店」


                                                                                   2020年7月~

                                                       日用品の
                                                      ECテストを
                     抽選                                 開始
                    プレゼント


            クーポン            ポイント
                     お得な
                    コンテンツ




               EC       お得記事




Section 5                     (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.                    PAGE |   38
            KPI状況                                                                 新規事業    投資事業




広告収益によるマネタイズを検証中。ユーザーロイヤリティが高く、既存メディアと比べても投資
対効果は良好。今後はEC領域への投資を強化し、新たな収益の柱となる事業を目指す。

               ユーザーロイヤリティ                                         広告モデルでの投資対効果(既存アプリ比)
             明日から、もうオトクルが
    質問
             使えなくなったとしたらどう思いますか?
                                                                                  獲得コスト
                                                                                                 ◎
            高いユーザーロイヤリティ
            約8割のユーザーがオトクルに価値を感じている                                投資対効果

                                                                                                 ◎
                                                                      ◎
                                                                                  リテンション

                      残念ではない

                      20.1%
                                   とても残念                                            ユーザー

                                   43.3%
                                                                                   あたり収益
                                                                                  (広告モデル)
                                                                                                 △
                    まあまあ残念

                    36.2%
                                                                      EC領域への投資を強化し、収益性強化

                                                                                  新たな収益の柱へ
  (オトクルユーザーアンケート 2020/05/13;n = 2,381)



Section 5                                  (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.                      PAGE |   39
   GTL      Gunosy Tech Lab の概要                                              新規事業         投資事業




データ活用の促進と情報推薦を研究する社内の専門組織。
研究成果を、自社サービスでの実装、外部企業への提供、論文発表などでアウトプット。




                         研究成果の                                              研究成果の
              自社サービス     応用・実装                                                発表
                                                                                            学会/国際会議
                                            T e c h      L a b

                                    データ活用の促進と情報推薦を                                                       東京大学大学院 *1
                                                                                                         鳥海不二夫准教授
                                            研究する専門組織                                                     豊橋技術科学大学 *2
                                                                                                         吉田光男助教


                         研究成果の                                               研究の
                         応用・実装                成果の応用・実装                        推進
             外部連携サービス                                                                      大学と共同研究



                                                 研究開発


                                    技術のサービス化                 論文・発表

                         サービスの                                              共有による
             外部企業(ToB)     提供                                                 育成
                                                                                            大学での講義

                                    プレスリリース:https://gunosy.co jp/news/161
                                                                            *1 東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻鳥海不二夫准教授
                                                                            *2 豊橋技術科学大学計算社会科学吉田光男助教




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   GTL        新規事業開発の状況                                                  新規事業    投資事業




保有技術の収益化に向けた活動を継続。

                                                           2020年6月30日
                                                   「Guhack」をプレスリリース




    パートナー企業
  各パートナーと活動を継続中
                                         株式会社博報堂DY                    株式会社スポーツ
                    KDDI株式会社                                                            東芝データ株式会社
                                        メディアパートナーズ                     ニッポン新聞社




                           DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
       Tech   Lab




                     協業による事業開発、自社技術のSaaSモデルでの提供など、
   目指しているコト
                         メディア・広告領域以外の収益獲得を目指す



Section 5                      (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.                          PAGE |   41
   GTL      「Guhack」リリース                                   新規事業   投資事業




TVCMによる獲得成果最適化を実現するSaaSプラットフォーム「Guhack」の提供を開始。
(2020年6月30日プレスリリース)


                                                     TVCMによる獲得成果最適化を
                       DX事業                          実現するSaaSプラットフォーム
                        SaaS
                     プラットフォーム
                                                 ❶ 成果の可視化・分析ダッシュボード

                                                 ❷ 放映期間中にも改善アクション可能

                                                 ❸ 社内外へのCM効果の説明が容易に




                                                     評価ポイント

                                                 魅力的なダッシュボード
                                                 •   社内での分析に苦労していた点の解消(EC系サービス)



                                                 カスタマイズ可能
                                                 •   機能開発要望への柔軟な対応(Web系サービス)



Section 5           (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.                    PAGE |   42
   GTL       直近の主要な研究開発テーマ                                                       新規事業   投資事業




産学連携での基礎研究と、研究結果の対外発表を推進。


       技術テーマ                              直近の主要な取り組み                                    当社へのインパクト


    パーソナライズ                  •   パーソナライズロジックの強化                                         ユーザーに最適化
                             •   ニュース推薦に適した埋め込み手法の開発 (DEIM2020で発表)
    ロジックの強化                  •   マルチリービング手法の開発 (Recsys2019で発表)                          された記事配信


   CVR予測精度向上                 •   効果的な広告クリエイティブの作成支援
    およびクリエイ                  •   広告クリエイティブからの解釈可能なCVR予測 (KDD2019で発表)                     広告効果の向上
                                 広告クリエイティブの停止予測 (JSAI2020で発表)
    ティブ作成支援                  •




   ライトユーザ向け                  •   ユーザ行動の多様性とサービスへのエンゲージメントの関係分析                          ライトユーザー層に
      推薦                                                                                 とっての価値向上
                                                             *
                                 (DEIM2020で発表、東京大学大学院鳥海不二夫准教授との共同研究)




   記事分類精度向上
                             •   メディア特性を考慮したニュース記事分類モデルの構築
                                 (自然言語処理シンポジウムにて発表)                                      メディア健全化

 * 東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻鳥海不二夫准教授


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   GTL      (参考)研究開発成果の実装イメージ                                  新規事業    投資事業




より質の高いメディア・広告の実現に向け、研究成果の実装も推進。




                 記事配信                      ユーザー特性に                    広告自動入札機能
  当期実装予定の技術     アルゴリズム                     応じた記事配信                       の強化
               ・低品質記事の排除                  ・ライトユーザー向けの                 ・自社開発した広告自動入札機
               ・パーソナライズロジック強化              記事配信アルゴリズム強化               能「UOP」について、広告的な
                                                                      特徴量によるユーザーモデリン
                                                                      グの強化を実装




                        メディアの健全化及びユーザーの満足度向上
    期待できる効果
                              ・広告配信の最適化




   目指しているコト           メディア価値・広告価値の向上を通じた収益性改善



Section 5               (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.                   PAGE |   44
    GC           投資状況                                                        新規事業     投資事業




これまで、厳格な投資基準の元に、有望な銘柄にセレクティブに投資を推進。
新型コロナウイルスによる市況悪化を受けても、既存投資先は軒並み健全な財務状況をキープ。


                               6銘柄 合計約8億円の投資を実行




               Zoomcar, Inc.                   Instamojo, Inc.                        株式会社キャスター

            オンラインレンタカー、
                                 中小企業向けオンライン決済サービス                            オンラインアシスタントサービス等
             カーシェアリング事業




              株式会社すむたす             Fairassets Technologies India Pvt. Ltd.      GaragePreneurs Internet Pvt Ltd.



   オンラインの不動産直接買取サービス                 オンライン融資仲介サービス                                  若者向け少額デジタル融資




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GC/Gunosy   直近の投資実行銘柄                                           新規事業   投資事業




2020年6月に、インドで若者向けにキャッシュレス決済・少額デジタル融資サービスの
「slice」 を提供する GaragePreneurs Internet Pvt Ltd. へ追加出資(前回:2019年10月)。


                                                               「slice」の概要
                   インド                     主に学生や勤続年数の短い若者に対して、スマートフォ
                    ×                       ン・クレジットカード等を用いた信用決済を可能にする
                                            キャッシュレス決済・少額デジタル融資サービス。
                 フィンテック                    伝統的な手法では与信を受けることが難しく、キャッシュ
                    金融デジタル                  レス決済を行うことができない学生・若者層の需要を取り
                   プラットフォーム                 込むことによりインドで急拡大。



                                                               投資強化の背景

                                           2019年10月の出資以降も急激に成長。
                                            (Gunosy Capital社から実施)
                                           直近では約 200 万人のユーザを有する金融プラット
                                            フォームとして、インド国内で確かな支持を獲得。
                                           将来的な協業可能性を見据え、追加出資を Gunosy から
                                            直接実施。



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                APPENDIX
            6
                参考資料:(株)Gunosyの概要




Section 6                  (C) Gunosy Inc. All Rights Reserved.
当社の概要

 基礎情報


 ・会社名    株式会社Gunosy                             ・役員 :代表取締役会長         木村 新司
                                                     グループCEO
 ・代表者    木村 新司
                                                          :代表取締役社長   竹谷 祐哉
         竹谷 祐哉
                                                          :取締役       長島 徹弥
 ・創業     2012年11月14日
                                                          :取締役CFO    間庭 裕喜
 ・決算期    5月
                                                          :取締役CDO    大曽根 圭輔
 ・資本金    4,077百万円(2020年5月末現在)
                                                          :取締役(社外)   神山 隆
 ・証券コード 6047(東証一部)
                                                          :取締役(社外)   冨塚 優
 ・監査法人   EY新日本有限責任監査法人
                                                          :取締役(社外)   眞下 弘和
 ・従業員数   251名
         (2020年5月末現在 連結ベース)
 ・所在地    東京都港区赤坂1-12-32                                   :監査役       石橋 雅和
         アーク森ビル                                           :監査役(社外)   清水 健次
 ・事業内容   情報キュレーションサービス                                    :監査役(社外)   柏木 登
         その他メディアの開発及び運営


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 はありません。また、本資料には独立した公認会計士または監査法人による監査を受けていな
 い財務数値が含まれています。

 実際の業績は、これらの判断及び仮定に含まれる様々な不確定要素、リスク要因の変更や
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