5998 アドバネクス 2019-05-09 16:00:00
特別損失の発生および通期連結業績予想値と実績値との差異に関するお知らせ [pdf]

                                                             2019 年5月9日
    各 位
                                会 社 名 株式会社アドバネクス
                                代表者名 代表取締役会長兼社長              柴野 恒雄
                                 (コード番号 5998 東証第1部)
                                問合せ先 代表取締役常務最高財務責任者 大野 俊也
                                            (TEL.03-3822-5865)

          特別損失の発生および通期連結業績予想値と実績値との差異に関するお知らせ

 当社は、下記のとおり特別損失の発生、および 2018 年 11 月 12 日に公表しました 2019 年3月期
の通期連結業績予想値と実績値との差異が生じましたのでお知らせいたします。

1. 特別損失の発生およびその内容について
     当社は 2016 年 12 月にインドネシアの PT. Yamakou Indonesia(現 PT. Advanex Precision
   Indonesia)の全株式を取得し、2017 年 1 月から子会社化していました。同社は当社グループ入
   り後、当社の生産管理や品質管理のノウハウを導入し、顧客の信頼を回復したことから新規ビ
   ジネスの引き合いが増加しており、2020 年3月期以降は黒字化する見込みです。しかしながら
   2017 年1月から 2018 年 12 月の 2 年間は改善効果が現れる前の段階であったこと、             当初見込ん
   でいた量産の計画が遅れ予定していた収益が確保できなかったこと、材料費の高騰と現地通貨
   安がマイナスに影響したことなどから、業績が低迷していました。つきましては「固定資産の
   減損にかかる会計基準」に基づき、2018 年 12 月までの投資額と投資期間全体を通じた回収額
   について比較した結果、のれん代の 67 百万円を減損損失として計上することになりました。
   また、固定資産の処分損、アメリカ子会社(Advanex Americas, Inc.)における和解金などを
   含めると 2019 年3月期における特別損失の発生額合計は1億 21 百万円となりました。

2. 通期連結業績予想値と実績値との差異について
   (1) 2019 年3月期通期連結業績(2018 年4月1日~2019 年3月 31 日)
                                                          親会社株主
                                                                     1株当たり
                            売   上   高    営業利益    経常利益     に帰属する
                                                                     当期純利益
                                                          当期純利益
                                百万円      百万円     百万円       百万円           円     銭
前 回 発 表 予 想 ( A )
                                21,200    100     180        30              7.34
実    績    値    (    B   )       20,967      66       69     △107                -

増         減        額(B-A)        △233     △34     △111      △137                -

増          減         率(%)        △1.1    △34.0   △61.7          -               -
     (ご参考)前期実績
                                20,294     259      237        49            12.21
     (2018 年3月期)

    (2) 差異が生じた理由
         上述の特別損失に加え、埼玉工場やメキシコ工場などの新工場における先行投資の負担
        増加、米中貿易摩擦を起因とする中国国内市場の景況悪化による中国子会社の売上減およ
        び収益の悪化などから営業利益、経常利益、親会社に帰属する当期純利益は前回予想を下
        回る結果となりました。

                                                                      以上