5984 兼房 2021-03-02 15:00:00
中期経営計画(2020年度~2022年度)について [pdf]

                                              2021 年3月2日
各    位


                          会 社 名 兼     房     株     式  会 社
                          代表者名  代表取締役 社長執行役員 渡 邉 將 人
                          (コード番号 5984    東証・名証第2部)
                          問合せ先  取締役常務執行役員 佐築賢治
                                ( TEL.0587-95-2821 )

           中期経営計画(2020 年度~2022 年度)について

     当社は、昨年3月に 2020 年度から始まる中期経営計画を策定しましたが、国内外とも
    に新型コロナウイルス感染症拡大の影響による事業環境の変化が著しく、数値目標などの
    中長期的な見通しを発表することは適切ではないと判断し、公表を見送っておりました。
    現在においても、事業環境は依然不透明な状況ではありますが、製造業を中心に回復の動
    きが見え始めたことなどから、2020 年度~2022 年度中期経営計画を現況に即した内容に
    見直しましたので、その内容を下記のとおりお知らせいたします。

                            記

1.中期経営計画の概要
  DX(デジタルトランスフォーメーション)時代を見据え、工業用機械刃物メーカーである当
 社においても、IoT や AI などのデジタル技術を活用した生産性向上、業務効率化を進めて
 まいります。また、中期ビジョンとして「デジタルカルチャーの変革による企業体質強化」を
 掲げ、新たなビジネスモデルの創造とビジネスプロセスの変革を目指してまいります。

2.数値目標(最終年度 2022 年度)
  売上高 190 億円 営業利益 14 億円

3.重点戦略
 ① 工場の自働化・省人化・IoT・AI 推進と営業・間接部門のデジタル化
    ✓ 「コスト低減 ⇔ 生産性向上 ⇔ 人員減少 ⇔ 技能伝承」のバランスを考慮しつつ、
       IoT・AI などデジタル技術導入により、製造工程の自働化・省人化を進める。
    ✓ 「スピード、タイムリー」を念頭に、各種 IT ツールを活用した生産性向上と業務
       効率化を実現させ、   「働き方改革」「労働力不足」といった課題にも対応する。
 ② タイリング事業(摩擦を低減させる技術を活用した新規事業)
    ✓ ユーザーでの基礎検証あるいは実機検証を積極的に実施し、事業化のスピードアップ。
 ③ 新技術・新製品開発
    ✓ SDGs を見据えた、顧客の「省エネ・長寿命・歩留まり向上・不良率削減・高能率加工
      による生産性向上」に寄与する新技術・新製品開発。
 ④ 製造4拠点(日本・中国・インドネシア・ベトナム)の生産分業
    ✓ 稼働が本格化したベトナム生産子会社の能力増強など、世界最適生産分業の確立。
 ⑤ 人財戦略
    ✓ デジタル技術を使いこなせる人財・グローバル人財・次世代リーダーの育成や、
      ダイバーシティを意識した環境整備。

                                                   以 上