5981 東製綱 2020-05-18 15:35:00
特別損失の計上並びに2020年3月期通期連結業績予想値と実績値との差異、個別業績と前期実績値との差異に関するお知らせ [pdf]
各 位 2020 年 5 月 18 日
会 社 名 東 京 製 綱 株 式 会 社
代表者名 取締役社長 浅野正也
(コード番号 5981 東証第 1 部)
問合せ先 専務取締役執行役員 佐藤 和規
(TEL.03-6366-7777)
特別損失の計上並びに 2020 年 3 月期通期連結業績予想値と実績値との差異、
個別業績と前期実績値との差異に関するお知らせ
2020 年 3 月期(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)において、下記の特別損失を計上するととも
に、本年 2 月 7 日に公表した 2020 年 3 月期の連結業績予想値と本日公表の実績値に差異が生じたこと、
また、通期個別業績においても前期実績値との差異が生じましたのでお知らせいたします。
記
1. 特別損失の計上について
① 子会社株式評価損の計上
当社は、 中国子会社「東京製綱(常州)有限公司」において、 月 11 日に希望退職者募集を実施し、
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その結果、工場保守や経理など工場の機能維持に最低限必要な要員を除く全社員と労働契約解除の合
意に達する見通しとなりました。
これにより、今後発生する、退職者に対する割り増しの特別退職金及び 2020 年 3 月期個別決算に
おいて、同社が保有する資産につきこの先見込まれる新型コロナウイルス感染症の影響等にかかるリ
スクに鑑み、資産性を評価した結果、当社の子会社で当該中国子会社の持株会社である「東京製綱海
外事業投資株式会社」の子会社株式評価損・貸倒引当金を計上いたしました。なお、当連結会計年度
の連結決算に与える影響に重要性はありません。
損失金額
・個別決算 3,290 百万円(2020 年 3 月期)
② 国内子会社の減損損失
当社子会社「東京製綱インターナショナル株式会社」では、炭素繊維複合材ケーブル事業での受注
遅れにより、国内工場の固定資産に減損の兆候が認められることから、「固定資産の減損に係る会計
基準」に基づく回収可能性を検討した結果、当該固定資産について減損処理を行うことといたしまし
た。新型コロナウイルス感染拡大が、海外の送電線プロジェクトの進捗などへ影響を及ぼすことを勘
案しての判断であります。
減損金額
・連結決算 1,775 百万円(その他減損損失を含めた 2020 年 3 月期計上の総額:1,801 百万円)
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2. 2020 年 3 月期通期連結業績予想値と実績値との差異(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)
親会社株主に
1株当たり
売 上 高 営業利益 経常利益 帰属する当期
純利益
純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前 回 発 表 予 想(A)
EA
(2020 年 2 月 7 日発表) 63,000 100 400 200 12.41
実 績(B) 63,090 319 446 △2,434 △151.11
増
A 減 額(B-A)
EA 90 219 46 △2,634 ―
増
A 減 率(%)
EA 0.0% 219.0% 11.5% ―% ―
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
(ご参考)前期実績
(2019 年 3 月期) 63,967 854 908 153 9.52
【差異が生じた理由】
営業利益、経常利益につきましては、開発製品関連の高収益物件の売上計上もあり、前回予想を上回
りました。一方、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、4 月 2 日にお知らせした有価証券
評価損に加え、上記1②の損失を特別損失に計上したため、前回予想を大幅に下回る結果となりました。
3. 2020 年 3 月期通期個別業績と前期実績値との差異(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)
1株当たり
売 上 高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前期(2019 年 3 月期)
実 績(A) 38,708 1,429 2,911 1,965 121.93
当期(2020 年 3 月期)
38,315 1,199 2,281 △1,911 △118.62
実 績(B)
増
A 減 額(B-A)
EA △392 △229 △629 △3,877 ―
増
A 減 率(%)
EA △1.0% △16.1% △21.6% ―% ―
【差異が生じた理由】
当期純利益につきましては、4 月 2 日にお知らせした有価証券評価損に加え、上記1①の損失を特別
損失に計上したため、前期比で大きく減益となりました。
4.今後の見通しと当社取り組みについて
今後につきましては、新型コロナウイルス感染拡大による影響が不透明であり、当社グループの業績
に与える影響が現時点では合理的に算定・予想が困難なため、2021 年 3 月期の業績予想については未定
としております。合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示いたします。
当社としては、当面は「TCT-Focus2020」期間中に実施した諸施策の成果の刈り取りに注力し、国内外
のインフラ整備や安全・安心に資する当社製品群、サービスを提供するとともに、進捗中のスチールコ
ード事業における抜本的収益改善策の実施等、更なるコストの削減に取り組み、企業価値の向上に努め
てまいります。
以 上
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