5976 ネツレン 2020-02-07 15:30:00
2020年3月期通期連結業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                                    2020 年2月7日
 各   位

                                        会 社 名   ネツレン
                                                高周波熱錬株式会社
                                        代表者名    代表取締役社長            溝 口   茂
                                        (コード番号 5976 東証第1部)
                                        問合せ先    管理本部経理部長 青 井 隆 明
                                        (TEL.03-3443-5441)

         2020 年3月期通期連結業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ


 最近の業績動向等を踏まえ、2019 年 11 月6日に公表した業績予想及び期末配当予想につきまして、下記の
通り修正いたしましたので、お知らせいたします。

                               記

1.2020 年3月期通期連結業績予想数値の修正
 (2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)
                                                                   (単位:百万円)
                                                     親会社株主に
                                                                    1株当たり
                    売上高       営業利益        経常利益        帰属する
                                                                    当期純利益
                                                     当期純利益
前 回 発 表 予 想 (A)      50,700     2,800        3,000       1,600       39 円 21 銭
今 回 修 正 予 想 (B)      49,000     2,100        2,200           900     22 円 06 銭
増 減 額(B-A)           △1,700     △700         △800        △700
増 減 率(%)              △3.4     △25.0         △26.7      △43.8
(ご参考)前期実績
                     53,015     3,569        4,080           950     23 円 21 銭
(2019 年3月期)

2.修正の理由
 下半期に入り、米中貿易摩擦の長期化による影響などにより、当社グループの主要市場において需要の減退
感がさらに強まり、経営環境は厳しさを増しています。当社は、このような状況が急速に回復することは期待
できず、今年度を通して継続するものと認識しています。
 各事業セグメントの状況は以下の通りであります。

① 製品事業部関連事業
 下半期の売上高については、土木・建築、建設機械、工作機械などの主要業界向けで前回予想を下回る見込
みです。特に、土木・建築関連製品の高強度せん断補強筋については、新商品の投入などで拡販を計画してお
りましたが、対象となる中高層物件の減少により売上高は減少する見通しとなりました。また、建設機械部品
の旋回輪については、小型機種がアジアで大幅な減少、中型機種は米国,イギリスで減少するなどの影響で売
上高は減少する見込みとなりました。さらに工作機械部品については、若干の受注の回復を想定しておりまし
たが、下半期も低調となる見通しとなりました。
 売上高の減少を受けて、生産体制の見直しや原価低減活動を実施し固定費の削減に努めておりますが、売上
高の減少の影響が大きく、当該セグメントの営業利益は前回予想を下回る見通しであります。



                                1
② IH事業部関連事業
 下半期の熱処理受託加工関連の売上高は、自動車、工作機械、建設機械などの主要業界向けで前回予想を下
回る見込みです。特に、工作機械部品については、中国向けの半導体、ロボット関連の受注が大幅に減少する
見通しです。また、自動車業界向けのミッション部品については、下半期から右肩上がりの増産を想定してい
ましたが、 ・
     欧州 中国向けの販売の不振などから、受注量は上半期から横ばいで推移する見通しとなりました。
さらに、上半期まで堅調に推移してきた装置販売も顧客の設備投資の見直しなどにより、数件の案件が先送り
されるなど売上高は減少する見通しとなりました。
 売上高の減少を受けて原価低減に取り組んでおりますが、減価償却費などの固定費の負担が増加しており、
売上高の減少を補うまでには至らず、当該セグメントの営業利益は前回予想を下回る見込みであります。

  上記のように、  各事業セグメントにおいて販売不振が継続すると想定されるため、通期の売上高は前回発表
予想を 1,700 百万円下回る見込みとなり、主として減収の影響により、営業利益は 700 百万円、経常利益は
800 百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は 700 百万円、それぞれ前回予想を下回る見込みであります。
  このような状況を踏まえ、ネツレングループ全部署において原価低減を進めており、    毎月開催する原価低減
実行委員会において原価低減の進捗状況を確認するなど、     経営効率の向上に取り組むとともに、固定費抑制の
ため設備投資計画を当初計画に対し削減するなど、利益の確保に努めてまいります。

※業績予想の適切な利用に関する説明
 当資料に記載の将来に関する予測数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に
不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により開示した予測数値と異なる場合があり
ます。

3.期末配当予想の修正
                                   1 株当たり配当金

                      第2四半期末          期末          合計
前 回 予 想
                                      13 円 00 銭   26 円 00 銭
(2019 年 11 月6日発表)

今 回 修 正 予 想                           9 円 00 銭    22 円 00 銭

当 期 実 績                13 円 00 銭


前 期 実 績(2019 年3月期)     12 円 00 銭      13 円 00 銭   25 円 00 銭



4.期末配当予想の修正の理由
  通期連結業績予想の修正を踏まえて、株主還元を重視するという当社の経営姿勢、及び当社の配当方針(年
10 円を下限とした安定配当、連結配当性向 40%以上を目処とする)を総合的に勘案して、期末配当予想を上
記の通り修正することといたしました。


                                                              以上




                            2