5976 ネツレン 2021-05-13 15:30:00
特別損失の計上及び通期連結業績予想と実績値の差異並びに通期個別業績の前期実績との差異に関するお知らせ [pdf]

                                                                     2021 年5月 13 日
 各   位

                                          会 社 名   ネツレン
                                                  高周波熱錬株式会社
                                          代表者名    代表取締役社長            大 宮 克 己
                                          (コード番号 5976 東証第1部)
                                          問合せ先    管理本部経理部長 青 井 隆 明
                                          (TEL.03-3443-5441)

               特別損失の計上及び通期連結業績予想と実績値の差異
              並びに通期個別業績の前期実績との差異に関するお知らせ

 当社は、2021 年3月期におきまして、下記のとおり特別損失を計上するとともに、2020 年 11 月6日に公表
いたしました 2021 年3月期の連結業績予想と本日公表いたしました決算値に差異が生じたことを下記のとお
りお知らせいたします。
 また、当社は個別業績予想を開示しておりませんが、2021 年3月期の個別業績と前期実績値との間に差異
が生じましたので、併せてお知らせいたします。

                               記


1. 特別損失の計上とその内容
(1)のれんの減損損失(連結)
   韓国で誘導加熱装置の製造販売を行う連結子会社の韓国熱錬株式会社において、 新型コロナウイルス感染
 症拡大の影響により、  顧客からの受注が低迷し受注残が大幅に減少しております。新型コロナウイルス感染
 症の収束時期が見通せないことに加え、  韓国の景気動向に好転の兆しがあまり見られないこと、設備販売事
 業の受注回復は、景気回復の兆しが見え始めてから半年程度遅れが生じる可能性が高いことなどを踏まえ、
 今後の事業計画を保守的に見直した結果、  当初予測から乖離が生じたため、同社ののれんの減損損失として
 772 百万円を特別損失に計上することといたしました。
(2)子会社株式評価損(個別)
  上記(1)ののれんの減損損失計上に伴い、当社が保有する韓国熱錬株式会社の株式について実質価値の
 低下が認識されたため、子会社株式評価損として 883 百万円を特別損失に計上することといたしました。
  なお、当該子会社株式評価損は連結決算において相殺消去されるため、   連結業績に与える影響はありませ
 ん。

2.2021 年3月期通期連結業績予想と決算値との差異
(1)2021 年3月期連結業績予想と決算値の差異(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
                                                                     (単位:百万円)
                                                        親会社株主に
                                                                       1株当たり
                    売上高       営業利益          経常利益         帰属する
                                                                       当期純利益
                                                        当期純利益
前 回 発 表 予 想 (A)      40,800         170           650          100      2 円 45 銭
決 算 値(B)             42,567         920        1,475           268      6 円 59 銭
増 減 額(B-A)            1,767         750           825          168
増 減 率(%)               4.3      441.3          127.1       168.1
(ご参考)前期実績
                     48,806     2,087          2,071           250      6 円 14 銭
(2020 年3月期)
                                1
(2)差異の理由
 前回発表予想時に比べ、一部の地域を除き受注回復の動きが早く業況は着実に回復してきており、かつ原価
低減に努めた結果、売上高から経常利益までは前回予想を上回りました。また、上記1(1)でお知らせした
ように、のれんの減損損失を特別損失に計上いたしましたが、前回発表予想時に比べ、営業利益、経常利益の
増加が大きかったため、親会社株主に帰属する当期純利益も前回予想を上回る結果となりました。

3.個別業績の前期実績値との差異について
(1)2021 年3月期個別業績と前期実績値との差異(2020 年4月1日~2021 年3月 31 日)
                                                   (単位:百万円)
                                                                  1株当たり
                      売上高       営業利益        経常利益      当期純利益
                                                                  当期純利益
前期(2020 年3月期)実績 (A)    35,319         787     1,719           4    0 円 10 銭
当期(2021 年3月期) (B)
             実績        30,764         237     1,054       373      9 円 17 銭
増 減 額(B-A)            △4,554      △550        △664        369
増 減 率(%)               △12.9     △69.9       △38.7         -


(2)差異の理由
 当期の前半は、新型コロナウイルス感染症の影響により受注量が大幅に減少いたしました。後半になって業
況は着実に回復してまいりましたが、主として前期に比べて販売量が落ち込んだことにより、売上高から経常
利益までは前期実績を下回りました。また、上記1(2)でお知らせしたように、子会社株式評価損を特別損
失に計上いたしましたが、前期の特別損失等が大きかったこともあり、当期純利益は前期実績を上回りました。

                                                                         以上




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