5959 岡部 2019-02-01 15:00:00
海外子会社における一部生産設備の一時的操業停止について [pdf]
2019 年 2 月 1 日
各 位
会社名 岡部株式会社
代表者名 取締役社長 廣渡 眞
(コード番号 5959 東証第1部)
問合せ先 取締役管理部統括部長 細道 靖
(TEL. 03-3624-5119)
海外子会社における一部生産設備の一時的操業停止について
当社連結子会社であり米国現地法人であります、自動車関連製品の製造販売事業を営むウォ
ーター・グレムリン・カンパニー(以下、「WG 社」という)の米国ミネソタ州の工場において、大気汚
染物質の基準を超す放出状態が生じたため、同工場内の一部生産設備の操業を一時的に停止
いたしましたのでお知らせいたします。
当社は、ミネソタ環境局の指導を受けながら、講ずべき対応を進めてまいります。
記
1. 発生事実の概要と経緯
WG 社は、製品をコーティングする製造過程で使用する溶剤として、「有害大気汚染物質
(HAPs)」の一つであるトリクロロエチレン(以下、「TCE」という)を使用しております。
2018 年 7 月に WG 社の社内調査において、一部の環境設備(※)の不具合により、ミネソタ
環境局の定める基準を上回る量の TCE が大気に放出していることが判明し、その後、同局の
指導の下で改善策の検討・実施を進めてまいりましたが、2019 年 1 月 14 日(現地時間)に、
同局からの指導を受け、抜本的な対策が完了するまでの間、一部生産設備の操業を停止い
たしました。これにより、今後の TCE の放出の可能性はありません。
なお、本件につきましては、ミネソタ環境局が 2019 年 1 月 31 日(現地時間)、現地にて公表
しております。
(※)環境設備:自動車向けバッテリー端子のうちコーティングタイプの製品の生産過程で使用される TCE
を空気中から取り除く設備
2. 今後の見通しについて(当社の業績に与える影響、今後の対応等)
本件が当社連結業績に与える影響等については、現在精査中であります。
操業を停止しております一部生産設備の再稼働の見通しについては、現在確認中でありま
すが、ミネソタ環境局が定める法令その他要求事項を完全に順守することが前提となります。
WG 社は、TCE の使用を今後永久的に中止することを検討しており、今後は、これに代わる
ものとして、環境負荷の比較的少ない溶剤の利用などを含む抜本的な再発防止施策に取り
組んでまいります。
本件について、今後状況が明らかになった時点で、速やかに開示いたします。
3. 当該子会社の概要
(1) 商 号 ウォーター・グレムリン・カンパニー
(2) 所 在 地 米国 ミネソタ州
(3) 代 表 者 取締役社長 井上 淳也
(4) 主 な事 業 の内 容 自動車用バッテリー端子の製造・販売
(5) 資 本 金 18,796 千米ドル
100%(当社 100%所有のオカベ・ホールディング USA,Inc.による
(6) 当社出資比率
間接所有)
4. 当該子会社の経営成績 (単位:千米ドル)
2015 年 9 月期 2016 年 9 月期 2017 年 9 月期
売 上 高 62,669 59,372 56,618
営 業 利 益 11,082 10,629 5,844
以上