5959 岡部 2019-03-04 09:00:00
海外子会社における生産設備の操業再開について(経過開示) [pdf]
2019 年 3 月 4 日
各 位
会社名 岡部株式会社
代表者名 取締役社長 廣渡 眞
(コード番号 5959 東証第1部)
問合せ先 取締役管理部統括部長 細道 靖
(TEL. 03-3624-5119)
海外子会社における生産設備の操業再開について(経過開示)
2019 年 2 月 1 日付および 2019 年 3 月 1 日付にて適時開示いたしました、海外子会社における一部
生産設備の一時的操業停止に関して、下記のとおり経過開示いたします。
記
1. ミネソタ環境局との是正措置に関する合意について
当社連結子会社であり米国現地法人であります、自動車関連製品の製造販売事業を営むウォー
ター・グレムリン・カンパニー(以下、「WG 社」という)は、米国ミネソタ環境局(以下、「当局」という)の
定める基準量を上回る「有害大気汚染物質(HAPs)」の一つであるトリクロロエチレン(以下、「TCE」と
いう)が放出されていたこと等の基準違反行為が社内調査により判明したことから、当局との間で本
件に係る是正措置について協議してまいりました結果、このたび、当局との間で是正措置の内容等
についての合意書を締結するに至りました。
合意書においては、TCE の基準超過放出等の違反について指摘がされており、是正措置の内容
は、民事制裁金およびミネソタ州環境保護活動(植林事業等)への拠出金の合計約 656 百万円の支
払い、環境モニタリング実施等であります。本件に関しては、ミネソタ環境局が 2019 年 3 月 1 日(現
地時間)、現地において公表しております。なお、支払金額は、既に 2019 年 3 月 1 日付開示資料で
発表しておりますとおり、当社の前連結会計年度(2018 年 12 月期)に特別損失(環境対策費)として
計上済みであります。
2. 操業再開について
2019 年 1 月 14 日(現地時間)以降、約 1 か月半に渡り一部生産設備の操業を停止しておりまし
たが、上記の合意書を締結し、また、当局が定める法令その他要求事項をすべて満たしていること
が確認され、当局より操業再開の許可を得たため、操業を再開いたしました。
3. 業績に与える影響ならびに今後の対応について
2019 年 12 月期連結業績に与える影響については現在精査中でありますが、現時点において
は 2019 年 12 月期連結業績予想および配当予想の修正はありません。
今後の対応につきましては、現地法令等の順守体制の確立と是正措置に定める各種改善施策
を実施するとともに、TCE を一切使用せず、環境負荷の軽い代替溶剤を使用すること等により、近
隣住民および周辺環境への配慮を徹底いたします。
また、当社グループ全体としても、グローバルな法令順守体制の見直し等により抜本的な再発
防止施策に取り組んでまいります。
4. 当該子会社の概要
(1) 商 号 ウォーター・グレムリン・カンパニー
(2) 所 在 地 米国 ミネソタ州
(3) 代 表 者 取締役社長 井上 淳也
(4) 主 な事 業 の内 容 自動車用バッテリー端子の製造・販売
(5) 資 本 金 18,796 千米ドル
100%(当社 100%所有のオカベ・ホールディング USA,Inc.による
(6) 当社出資比 率
間接所有)
5. 当該子会社の経営成績 (単位:千米ドル)
2016 年 9 月期 2017 年 9 月期 2018 年 9 月期
売 上 高 59,372 56,618 57,899
営 業 利 益 10,629 5,844 4,878
以上