5959 岡部 2019-03-01 15:00:00
海外子会社における一部生産設備の一時的操業停止に関する特別損失の計上ならびに決算短信の修正について(経過開示) [pdf]
2019 年 3 月 1 日
各 位
会社名 岡部株式会社
代表者名 取締役社長 廣渡 眞
(コード番号 5959 東証第1部)
問合せ先 取締役管理部統括部長 細道 靖
(TEL. 03-3624-5119)
海外子会社における一部生産設備の一時的操業停止に関する
特別損失の計上ならびに決算短信の修正について(経過開示)
2019 年 2 月 1 日付にて適時開示いたしました「海外子会社における一部生産設備の一時的操
業停止について」(添付)につきまして、下記のとおり経過開示いたします。
記
1. ミネソタ環境局との協議状況および対応関連費用の特別損失計上について
当社連結子会社であり米国現地法人であります、自動車関連製品の製造販売事業を営む
ウォーター・グレムリン・カンパニー(以下、「WG 社」という)は、当局の定める基準を上回る量
の「有害大気汚染物質(HAPs)」の一つであるトリクロロエチレン(以下、「TCE」という)を放出し
ていたことが判明したことから、米国ミネソタ環境局(以下、「当局」という)との間で本件に係る
是正措置について協議を続けております。
このたび、是正措置の内容が概ね整ってきており、本件対応のために発生する費用が、約
656 百万円見込まれるため、特別損失(環境対策費)として 2018 年 12 月期連結会計年度の
連結業績に計上することといたしました。
これに伴い、既に発表いたしました、2018 年 12 月期決算短信を修正いたします。
2. 操業再開について
2019 年 1 月 14 日(現地時間)以降、現時点において一部生産設備の操業停止状態が続
いておりますが、上記の是正措置に関して当局と合意し、操業再開許可を得てから操業再
開できることとなります。
3. 今後の見通しについて(業績に与える影響等)
① 2018 年 12 月期連結会計年度の連結業績に与える影響
1.に記載いたしましたとおり、特別損失約 656 百万円を、2018 年 12 月期連結会計年度
の連結業績に計上いたします。
このため、既に発表しております 2018 年 12 月期決算短信を修正いたします。
なお、2018 年 12 月期の期末配当につきましては、既に開示しておりますとおり、1 株当た
り 13 円を予定しており、本件に伴う修正はありません。
修正内容は、本日発表しております「(訂正・数値データ訂正)修正後発事象に係る「2018
年 12 月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の訂正について」をご参照ください。
② 2019 年 12 月期連結会計年度の連結業績に与える影響
2. に記載いたしましたとおり、現時点において、操業再開の諸条件は整いつつあるもの
の、一部生産設備において約 1 ヵ月半余りの一部操業停止状態が継続しております。2019
年 12 月期連結会計年度の連結業績に与える影響については現在精査中でありますが、現
時点においては 2019 年 12 月期連結会計年度の連結業績予想および配当予想の修正は
ありません。
今後につきましては、環境局の指導による各種改善施策を確実に実施するともに、今後
TCE の使用をせず、「有害大気汚染物質(HAPs)」ではない環境負荷の軽い代替溶剤を使
用することなどにより、環境への配慮を徹底いたします。
また、グローバルな法令等遵守体制の見直しによる抜本的な再発防止施策に取り組んで
まいります。
4. 当該子会社の概要
(1) 商 号 ウォーター・グレムリン・カンパニー
(2) 所 在 地 米国 ミネソタ州
(3) 代 表 者 取締役社長 井上 淳也
(4) 主 な事 業 の内 容 自動車用バッテリー端子の製造・販売
(5) 資 本 金 18,796 千米ドル
100%(当社 100%所有のオカベ・ホールディング USA,Inc.による
(6) 当社出資比 率
間接所有)
5. 当該子会社の経営成績 (単位:千米ドル)
2016 年 9 月期 2017 年 9 月期 2018 年 9 月期
売 上 高 59,372 56,618 57,899
営 業 利 益 10,629 5,844 4,878
以上
(添付):前回開示資料
2019 年 2 月 1 日
各 位
会社名 岡部株式会社
代表者名 取締役社長 廣渡 眞
(コード番号 5959 東証第1部)
問合せ先 取締役管理部統括部長 細道 靖
(TEL. 03-3624-5119)
海外子会社における一部生産設備の一時的操業停止について
当社連結子会社であり米国現地法人であります、自動車関連製品の製造販売事業を営むウォ
ーター・グレムリン・カンパニー(以下、「WG 社」という)の米国ミネソタ州の工場において、大気汚
染物質の基準を超す放出状態が生じたため、同工場内の一部生産設備の操業を一時的に停止
いたしましたのでお知らせいたします。
当社は、ミネソタ環境局の指導を受けながら、講ずべき対応を進めてまいります。
記
1. 発生事実の概要と経緯
WG 社は、製品をコーティングする製造過程で使用する溶剤として、「有害大気汚染物質
(HAPs)」の一つであるトリクロロエチレン(以下、「TCE」という)を使用しております。
2018 年 7 月に WG 社の社内調査において、一部の環境設備(※)の不具合により、ミネソタ
環境局の定める基準を上回る量の TCE が大気に放出していることが判明し、その後、同局の
指導の下で改善策の検討・実施を進めてまいりましたが、2019 年 1 月 14 日(現地時間)に、
同局からの指導を受け、抜本的な対策が完了するまでの間、一部生産設備の操業を停止い
たしました。これにより、今後の TCE の放出の可能性はありません。
なお、本件につきましては、ミネソタ環境局が 2019 年 1 月 31 日(現地時間)、現地にて公表
しております。
(※)環境設備:自動車向けバッテリー端子のうちコーティングタイプの製品の生産過程で使用される TCE
を空気中から取り除く設備
2. 今後の見通しについて(当社の業績に与える影響、今後の対応等)
本件が当社連結業績に与える影響等については、現在精査中であります。
操業を停止しております一部生産設備の再稼働の見通しについては、現在確認中でありま
すが、ミネソタ環境局が定める法令その他要求事項を完全に順守することが前提となります。
WG 社は、TCE の使用を今後永久的に中止することを検討しており、今後は、これに代わる
ものとして、環境負荷の比較的少ない溶剤の利用などを含む抜本的な再発防止施策に取り
組んでまいります。
本件について、今後状況が明らかになった時点で、速やかに開示いたします。
3. 当該子会社の概要
(1) 商 号 ウォーター・グレムリン・カンパニー
(2) 所 在 地 米国 ミネソタ州
(3) 代 表 者 取締役社長 井上 淳也
(4) 主 な事 業 の内 容 自動車用バッテリー端子の製造・販売
(5) 資 本 金 18,796 千米ドル
100%(当社 100%所有のオカベ・ホールディング USA,Inc.による
(6) 当社出資比 率
間接所有)
4. 当該子会社の経営成績 (単位:千米ドル)
2015 年 9 月期 2016 年 9 月期 2017 年 9 月期
売 上 高 62,669 59,372 56,618
営 業 利 益 11,082 10,629 5,844
以上