5950 日本パワーファス 2019-02-13 14:00:00
中期経営計画の業績目標修正に関するお知らせ [pdf]

                                                     平成 31 年2月 13 日
各     位
                              会 社 名      日本パワーファスニング株式会社
                              代表者名       代表取締役社長 土 肥 雄 治
                                      (コード番 号 5950 東 証 第 2部 )
                              問 合 せ 先 営業本部営業企画部長 森 康雄
                                         電話    06(6442)0951



          中期経営計画の業績目標修正に関するお知らせ

当社は、平成 30 年 2 月 13 日に平成 30 年 12 月期(2018 年度)を初年度とする 3 ヵ年の
中期経営計画を公表し推進してまいりましたが、本日公表しました平成 30 年 12 月期の実
績及び直近の事業環境等を勘案した結果、2019 年度ならびに 2020 年度の計画数値を下記
のとおり修正いたしましたのでお知らせします。


                              記


1.修正の内容


              2018 年度               2019 年度              2020 年度
          当初目標       実績       当初目標       修正目標        当初目標      修正目標
売上高        82 億円     74 億円     90 億円      78 億円       100 億円    90 億円
(国内)       74 億円     68 億円     81 億円      70 億円        90 億円    81 億円
(海外)        8 億円      6 億円      9 億円       8 億円        10 億円     9 億円
営業利益       2.5 億円   ▲1.7 億円       5 億円   0.7 億円        10 億円       5 億円
営業利益率         3%        ―          6%         0.9%       10%        6%


2.修正の理由
 本日公表しました平成 30 年 12 月期の業績及び直近の事業環境等を踏まえ、数値目標を
精査しました結果、上記の見直しを行うこととしました。
 なお、中期経営計画で掲げている基本方針、重点施策につきましては、変更はありませ
ん。重点施策の進捗状況は別紙のとおりです。
 当社グループは、創業以来掲げてきた「TOP スピード&POWER ファスニング」の強化・
発展を通じ、建築物の長寿命化・更新需要の増大や施工現場での人手不足等の新たな社会
課題に対応し、ファスニング分野における課題解決型の高付加価値企業を目指してまいり
ます。


(注)
 上記の業績目標は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したもの
であり、実際の業績は、今後の様々な要因により目標数値と異なる可能性があります。


                                                                以上
        (別紙)中期経営計画(2018~2020 年)の進捗状況概要

 2018 年 2 月 13 日に公表した中期経営計画(2018~2020 年)に掲げた重点施策の現時点
における進捗状況(概要)は、以下の通りです。


1.新時代への対応 (新技術/新製品の開発、従来品のグレードアップ等)
  施工管理に優れ、高耐力でかつ施工時の打撃音・衝撃が少ない新発想のコンクリート
 用アンカー「ビーンズアンカー」を開発し、昨年は展示会等で高い評価を得ました。現
 在、量産化に向けて着実に準備を進めており、今年後半に市場投入の予定です。また、
 従来機よりパワーアップした新型ガス式鋲打ち機「トラックファースト TF-1800JQ」を
 昨年 6 月に発売し、今年はそのパワーを生かした新用途開拓に積極的に取り組み販路を
 拡大する計画です。       3
            そのほか、 価クロメート鍍金に特殊なトップコートを施すことで、
 既存 3 価クロメートに比べ約 5 倍の耐食性能を持つ「Fガード」処理品のラインナップ
 充実や、溶接作業の熟練工不足のニーズにこたえるべく溶接工程を不要とする新型アン
 カーの開発を計画しております。


2.効率経営の推進   (生産物流体制の再編成、IT化推進、財務基盤の強化等)
  昨年物流拠点の一つであった滋賀事業所を売却するとともに、首都圏の物流体制を強
 化するため下館工場の隣接地を購入し、現在、物流棟を建設中です。中国におきまして
 も、人件費の上昇や環境規制の強化から採算が悪化し債務超過の状況にあった現地表面
 処理子会社を昨年 6 月に売却し、事業のスリム化に取り組んでおります。これらに加え
 ノンコア資産の売却を進め、昨年は借入金を 5 億円削減しました。また、次世代基幹情
 報システムの再構築に向けて全社横断的なプロジェクトチームを立ち上げました。


3.社会ニーズに対応した就労環境の構築
  近年社会問題となっている熱中症の対策として、生産工場において勤務時間を前倒し
 する「サマータイム勤務」を実施する等就労環境の改善に取り組むとともに、
                                   「働きがい
 のある職場づくり」の一環として、常勤嘱託者の賃金体系や賞与額の決定方法の見直し
 を行ないました。
 今後予想される急速な少子高齢化に対応するため、女性や高齢者が「働きやすく活躍
 できる職場づくり」は急務であり、女性社員の幹部登用や定年延長の導入を早急に検討
 してまいります。


                                                 以上