5950 日本パワーファス 2020-01-31 17:00:00
特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                       2020 年1月 31 日
各    位

                                 会 社 名   日本パワーファスニング株式会社
                                 代表者名    代表取締役会長兼社長 土 肥 雄 治
                                          (コード番号  5950  東証第二部)
                                 問 合 せ 先 専務取締役管理本部長 海 保 好 秀
                                               (電話番号 06(6442)0951)


         特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ

  当社は 2019 年 12 月期第 4 四半期連結会計期間において、特別損失を計上する見込みとなり、
 また、2019 年8月1日に公表しました 2019 年 12 月期通期連結業績予想を修正することを本日開
 催の当社取締役会において決議いたしましたので、その概要を下記のとおりお知らせいたします。

                                   記


1.特別損失の内容
    当社は、2019 年 12 月 20 日に公表しました中国事業撤退の方針決定により当社の連結子会社
 である蘇州強力五金有限公司は 2020 年 4 月末日での撤退完了を目標として従業員の整理解雇等
 を進め休眠状態にする予定です。
    同社において整理解雇を行った従業員に対する経済補償金を「特別退職金」、生産終了を前提
 にした固定資産の「減損損失」及び当社からの貸付金等の債権の回収不能見込み額など、現時点
 で見込まれる損失を「関係会社整理損失引当金繰入額」として特別損失に計上する見込みです。
 なお、個別及び連結における各金額は以下のとおりです。


 (特別損失の内容及び金額)

                                       連 結             個 別

    特    別       退       職   金         557,977 千円               ―

    減        損       損       失         202,627 千円               ―

    関係会社整理損失引当金繰入額                     120,000 千円       850,000 千円


 上記金額には 2019 年 12 月 13 日に公表しました固定資産の譲渡に伴う特別損失(減損損失)77 百
万円は含めておりません。
2.業績予想の修正


(1)2019 年 12 月期通期(累計)連結業績予想数値の修正(2019 年 1 月 1 日∼2019 年 12 月 31 日)
                                                     親会社株主に
                                                               1 株当たり
                             売上高     営業利益    経常利益     帰属する
                                                               当期純利益
                                                     当期純利益
                             百万円     百万円     百万円      百万円         円 銭
 前    回   発   表   予   想(A)
                             7,500   △100    △160     △340      △20.95
 今    回   修   正   予   想(B)   7,093    △273    △361    △1,509    △93 00

 増        減       額(B−A)     △406     △173    △201    △1,169

 増        減       率    (%)   △5.4       −       −         −
 ( ご 参 考 ) 前 期 実 績
                             7,400    △165    △249     △330     △20 36
 ( 2 0 1 8 年 1 2 月 期 )


(2)修正の理由
     2019 年 12 月期通期(累計)連結業績予想の売上高は、第 4 四半期連結会計期間において当社業
 績の関連指標となる新設住宅着工戸数が前年同期に比べ大幅に減少したことに表れているように、
 大手住宅メーカー向けの売上が当社予想を下回り、また、一般建築市場向けにおいても消費税増
 税の影響等もあり低調な結果となりました。中国現地法人においては自動車用部品売上が低調に
 推移し、また、12 月の事業撤退方針決定による影響もあり、連結売上高は前回予想を 5.4%下回
 る見込みとなりました。利益面におきましては、前述の売上高の減少に伴う減益を最小限に留め
 るべく原価低減に努めましたが、固定費比率が増加し、また、中国現地法人においては 12 月から
 の事業休止の影響もあり、営業損益は、前回予想を 173 百万円下回り 273 百万円の赤字の見込み
 です。また、経常損益は、第 3 四半期連結会計期間において社債発行費 21 百万円の計上等によ
 り、前回予想を 201 百万円下回る 361 百万円の赤字の見込みとなり、親会社株主に帰属する当期
 純損益は、本日公表しました中国事業撤退に係る特別損失として特別退職金 557 百万円、減損損
 失 202 百万円及び関係会社整理損失引当金繰入額 120 百万円の計上等により、前回予想を 1,169
 百万円下回る 1,509 百万円の赤字となる見込みとなりました。
     これらの影響を加味した最近の業績動向などを踏まえ、2019 年 12 月期通期(累計)連結業績予
 想を上記のとおり修正いたします。


3.今後の見通し
     過去 8 年間にわたり営業赤字が継続していた中国連結子会社の事業撤退を進めたことにより、
 2020 年 12 月期以降の収益改善に貢献すると見込んでおります。今後は、2019 年 8 月に事業提携
 契約を締結したアドバンテッジアドバイザーズ株式会社の経営支援のもと同社の知見を活用し、
 国内の建設用ファスナー及びツール関連事業に経営資源を集中し、業績の立て直しをはかってま
 いります。
     なお、業績回復に向けての施策を含む 2020 年 12 月期の業績計画については、2019 年 12 月期
 決算短信(2020 年 2 月 12 日公表予定)に併せて公表する予定です。



 ※業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の
 業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。


                                                                以   上