5950 日本パワーファス 2020-08-07 14:00:00
2020年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
日本パワーファスニング㈱ (5950) 2020年12月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
四半期連結損益計算書 ………………………………………………………………………………………… 5
四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 7
継続企業の前提に関する重要事象等 ……………………………………………………………………………… 7
- 1 -
日本パワーファスニング㈱ (5950) 2020年12月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期累計期間における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、経済環境は急速に悪化し
ました。また、感染の終息が見通せない中、景気の先行きは大変不透明な状況にあります。当社グループの業績に
関係の深い住宅市場におきましても、新設住宅着工戸数が前年同期に比べ11.4%減少する等、厳しい状況が継続し
ました。
このような経済環境のもと、当社グループは本年2月に策定した経営改革プランに基づき赤字の続いた中国事業
から撤退するとともに、これまでの住宅市場向け偏重から一般建築市場向けも含めた建築・土木市場全体に成長機
会を求めるべく、事業の再構築に取り組んでおります。特に今期は赤字事業からの撤退を進めるとともに、新型ガ
スツール等新製品の市場投入を進め、早期の赤字脱却と成長基盤の構築を目指しておりましたが、新型コロナウイ
ルス感染症による市場低迷を受けて、人件費・物件費のより一層の削減に着手しているところであります。
当第2四半期連結累計期間は、中国事業からの撤退により中国市場での外部売上高(日系自動車部品メーカー向
け売上)が大きく減少しました。国内においても新型コロナウイルス感染症の影響等により新設住宅着工戸数が大
幅に減少するなど建築市場全体が低迷したことに加えて、住宅市場向け低採算品の商権返上を積極的に進めたこと
により、連結売上高は前年同期比23.0%減の2,675百万円と大きく減少しました。営業損益は人件費等コスト削減
については計画通りに進捗したものの、売上の大幅減少による固定費負担を吸収できず、109百万円の損失(前年
同期は138百万円の損失)となりました。経常損益は、外国為替相場の変動により在外連結子会社の円建債務にか
かる為替差損を計上したこと等により189百万円の損失(前年同期は191百万円の損失)となり、親会社株主に帰属
する四半期純損失は圧縮積立金の取崩しに伴う法人税等調整額(益)の計上等により167百万円の損失(前年同期は
356百万円の損失)となりました。
新型コロナウイルス感染症の拡大が今後当社事業に及ぼす影響については予断を許しませんが、経営改革プラン
に掲げた方針・戦略を堅持しつつ、より一層のコスト削減に取り組み赤字からの早期脱却を目指してまいります。
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末における財政状態は以下のとおりであります。
資産合計は前連結会計年度末に比べ723百万円減少の7,498百万円となりました。これは現金及び預金の減少91百
万円、受取手形及び売掛金の減少332百万円、商品及び製品等のたな卸資産の減少151百万円並びに投資その他の資
産のその他の減少172百万円が主な要因であります。
負債合計は前連結会計年度末に比べ537百万円減少の5,986百万円となりました。これは支払手形及び買掛金の減
少281百万円、電子記録債務の減少106百万円、短期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)の増加300百万
円並びに長期借入金の減少310百万円が主な要因であります。
純資産合計は前連結会計年度末に比べ185百万円減少の1,511百万円となりました。これは親会社株主に帰属する
四半期純損失167百万円の計上が主な要因であります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当連結会計年度の通期業績見通しにつきましては、本日(2020年8月7日)開示いたしました「業績予想の修正
に関するお知らせ」に記載の通り、未定とすることといたしました。今後、合理的な算定が可能となった時点で改
めてお知らせいたします。
- 2 -
日本パワーファスニング㈱ (5950) 2020年12月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 523,767 432,224
受取手形及び売掛金 1,582,347 1,249,430
電子記録債権 615,852 736,535
商品及び製品 1,441,258 1,376,581
仕掛品 311,623 240,650
原材料及び貯蔵品 557,445 541,562
その他 86,600 41,455
貸倒引当金 △239 △205
流動資産合計 5,118,656 4,618,235
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 879,775 961,212
機械装置及び運搬具(純額) 398,176 419,613
土地 1,055,778 985,808
その他(純額) 115,530 49,729
有形固定資産合計 2,449,262 2,416,363
無形固定資産 80,072 124,847
投資その他の資産
投資有価証券 292,044 229,264
その他 290,756 118,562
貸倒引当金 △8,757 △8,789
投資その他の資産合計 574,042 339,036
固定資産合計 3,103,377 2,880,247
資産合計 8,222,034 7,498,483
- 3 -
日本パワーファスニング㈱ (5950) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年6月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 837,123 555,220
電子記録債務 649,648 543,621
短期借入金 2,173,020 2,540,710
1年内返済予定の長期借入金 697,285 629,848
未払法人税等 23,964 21,843
関係会社整理損失引当金 118,927 100,278
賞与引当金 422 -
その他 424,064 352,564
流動負債合計 4,924,455 4,744,086
固定負債
新株予約権付社債 549,976 549,976
長期借入金 921,493 610,519
退職給付に係る負債 3,030 -
その他 125,553 81,942
固定負債合計 1,600,052 1,242,437
負債合計 6,524,508 5,986,523
純資産の部
株主資本
資本金 2,550,000 2,550,000
資本剰余金 1,528,007 742,211
利益剰余金 △2,314,044 △1,695,398
自己株式 △412,264 △412,269
株主資本合計 1,351,697 1,184,543
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 56,096 31,845
土地再評価差額金 △126,782 △126,782
為替換算調整勘定 413,763 419,603
その他の包括利益累計額合計 343,078 324,666
新株予約権 2,749 2,749
純資産合計 1,697,525 1,511,959
負債純資産合計 8,222,034 7,498,483
- 4 -
日本パワーファスニング㈱ (5950) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 3,473,066 2,675,194
売上原価 2,736,347 2,094,634
売上総利益 736,719 580,560
販売費及び一般管理費 875,117 690,295
営業損失(△) △138,398 △109,734
営業外収益
受取利息 1,047 324
受取配当金 5,691 3,759
その他 5,980 13,343
営業外収益合計 12,718 17,427
営業外費用
支払利息 19,878 20,437
社債利息 - 2,734
為替差損 35,249 40,706
休止固定資産減価償却費 1,129 19,972
その他 9,503 12,927
営業外費用合計 65,761 96,778
経常損失(△) △191,440 △189,085
特別利益
固定資産売却益 33,097 -
特別利益合計 33,097 -
特別損失
従業員休業補償損失 - 4,978
投資有価証券評価損 153,005 -
事業再編損 36,603 -
特別損失合計 189,609 4,978
税金等調整前四半期純損失(△) △347,952 △194,064
法人税等 8,050 △26,914
四半期純損失(△) △356,003 △167,149
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △356,003 △167,149
- 5 -
日本パワーファスニング㈱ (5950) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純損失(△) △356,003 △167,149
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 106,295 △24,251
為替換算調整勘定 △19,256 5,839
その他の包括利益合計 87,039 △18,411
四半期包括利益 △268,963 △185,561
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △268,963 △185,561
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
- 6 -
日本パワーファスニング㈱ (5950) 2020年12月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
2020年3月26日開催の第57期定時株主総会において、資本準備金の額の減少並びに剰余金の処分についての決議
を受け、2020年5月8日付にて資本準備金650,000千円を減少し、同額をその他資本剰余金に振り替えておりま
す。
また、同日付で上記振り替え後のその他資本剰余金の一部及び圧縮積立金の全額を繰越利益剰余金に振り替え、
欠損全額を填補しております。
なお、株主資本の合計金額には、著しい変動はありません。
3.その他
(継続企業の前提に関する重要事象等)
当社グループは、前々連結会計年度及び前連結会計年度におきまして、営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する
当期純損失を計上し、当第2四半期連結累計期間におきましても、営業損失109百万円、経常損失189百万円、親会社株
主に帰属する四半期純損失167百万円を計上し、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況が存在していると認識
しておりますが、2019年8月に事業提携契約を締結したアドバンテッジアドバイザーズ株式会社の経営支援のもと同社
の知見を活用した経営改革プランを策定し、当該事象又は状況を解消するために経営改革プランに掲げる以下の施策を
推進しております。また、事業資金についても取引銀行のサポートに加え、政府の新型コロナ対策特別融資制度の活用
により安定的に確保できていることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しておりま
す。
・中国事業からの撤退
ここ数年にわたり赤字が続いていた中国連結子会社の事業撤退を進めることにより、収益改善につながると見込ん
でおります。
・事業再構築に伴う人材再編成
事業再構築に伴う人材再編成(退職等)により、コスト削減を進めております。
・一般建築市場向け事業シフトによる収益増
商品構成を利益率の低い住宅市場向けから相対的に利益率の高い一般建築市場向けへシフトすることにより、収益
改善を図り、また、新型ガスツール等の施工現場の課題に対応した新製品を投入することで収益を確保してまいりま
す。
- 7 -