5943 ノーリツ 2020-11-11 15:00:00
2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年11月11日
上場会社名 株式会社 ノーリツ 上場取引所 東
コード番号 5943 URL https://www.noritz.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 腹巻 知
問合せ先責任者 (役職名) 取締役兼常務執行役員 (氏名) 竹中 昌之 TEL 078-391-3361
四半期報告書提出予定日 2020年11月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年12月期第3四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する四半期純
利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第3四半期 127,067 △13.5 368 ― 1,263 707.6 △6,069 ―
2019年12月期第3四半期 146,815 △0.7 △238 ― 156 △93.3 △714 ―
(注)包括利益 2020年12月期第3四半期 △7,331百万円 (―%) 2019年12月期第3四半期 △1,864百万円 (―%)
1株当たり四半期純利益 潜在株式調整後1株当たり四半期純利益
円銭 円銭
2020年12月期第3四半期 △129.86 ―
2019年12月期第3四半期 △14.95 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年12月期第3四半期 175,945 104,166 57.2
2019年12月期 199,305 114,801 55.7
(参考)自己資本 2020年12月期第3四半期 100,579百万円 2019年12月期 110,965百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年12月期 ― 16.00 ― 16.00 32.00
2020年12月期 ― 16.00 ―
2020年12月期(予想) 16.00 32.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年12月期の連結業績予想(2020年 1月 1日~2020年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利 たり当
益 期純利
益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 190,000 △8.8 2,800 3.9 3,600 4.7 △4,600 ― △97.82
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期3Q 50,797,651 株 2019年12月期 50,797,651 株
② 期末自己株式数 2020年12月期3Q 5,051,447 株 2019年12月期 3,774,143 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年12月期3Q 46,738,225 株 2019年12月期3Q 47,768,617 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合
があります。業績予想に関しましては添付資料のP.3をご参照ください。
(四半期決算補足説明資料の入手方法)
四半期決算補足説明資料は2020年11月11日(水)に当社ホームページに掲載いたします。
㈱ノーリツ(5943) 2020年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)連結経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………… 2
(2)連結財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更) …………………………………………………………………… 8
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 8
- 1 -
㈱ノーリツ(5943) 2020年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)連結経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言とその後の段
階的解除を受け、個人消費は徐々に回復しているものの、事業活動の停滞や雇用情勢悪化など経済情勢の先行きは予
断を許さない厳しい状況となりました。また海外経済においても新型コロナウイルス感染が世界中で急速に拡大した
ことによる経済活動の制限と解除で、前例のない厳しい状況となりました。
国内住宅関連業界におきましては、中国等における新型コロナウイルス感染拡大によるサプライチェーンの混乱は
収束したものの、新設住宅着工戸数が前年を下回り、更新需要が減少したことで厳しい経営環境となりました。
このような状況のもと、当社グループは新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の制約に対処しつつ、国内外
共に今後の飛躍に向けた構造改革フェーズとして、収益構造と事業モデルの変革により企業価値向上につなげる取り
組みを進めました。特に国内事業では、不採算分野である住設システム分野からの撤退と、ノーリツ単体における
789名の希望退職を実施し、固定費、変動費の削減に取り組み、損益分岐点売上高の引き下げに努めました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は売上高1,270億67百万円(前年同期比13.5%減)となりまし
た。利益面につきましては、営業利益が3億68百万円(前年同期は2億38百万円の営業損失)、経常利益が12億63百
万円(前年同期比707.6%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失につきましては、第1四半期に早
期退職費用を特別損失に計上したこと等により、60億69百万円(前年同期は7億14百万円の親会社株主に帰属する四
半期純損失)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
① 国内事業
当第3四半期連結累計期間の国内事業セグメントは、売上高が973億32百万円(前年同期比10.8%減)、セグメン
ト利益が8億96百万円(前年同期比844.7%増)となりました。
温水空調分野では、新設需要、取替需要が前年を下回る中、「見まもり」「キレイ」機能を備えた主力商品「GT
-C62シリーズ」を、またガス温水暖房付きふろ給湯器におきましては、浴室暖房乾燥機との連動によって「見ま
もり」機能をさらに強化した「GTH-C61シリーズ」を中心に高効率ガス給湯器「エコジョーズ」の販売を促進
しました。
厨房分野では、中級グレードの「ピアット」と、自動でグリル調理が可能なマルチグリルに燻製や低温調理の機能
を追加し、専用のスマートフォンアプリとの連携が可能となった高級グレードの新製品「プログレシリーズ」の販売
に注力しました。また、グリル料理の楽しさを広める「毎日グリル部」の運営とあわせ、ガスビルトインコンロの拡
販に努めました。
住設システム分野の事業撤退等による売上高減少と、コロナ禍の影響による経済活動制限がありましたが、国内事
業全体で経費削減が想定以上に進んだことと共に構造改革を推進した結果、減収増益となりました。
② 海外事業
当第3四半期連結累計期間の海外事業セグメントは、売上高が369億76百万円(同16.7%減)、セグメント損失が
5億27百万円(前年同期は3億33百万円のセグメント損失)となりました。
中国エリアにおいては、第1四半期連結会計期間は新型コロナウイルス感染拡大が事業活動全体に多大な影響を与
えましたが、第2四半期以降、構造改革による固定費削減やネット販売向け普及価格帯給湯器の販売等により業績は
急回復しました。北米エリアにおいては、ノーリツアメリカ、昨年1月から新規連結したボイラーメーカーPB Heat
及びFacilities Resource Groupの3社がそれぞれで商品・エリア・流通を補完しながら業用給湯器・ボイラー・暖
房商品の拡販に努めました。アジア・オセアニアエリアにおいては、豪州は原価改善等により堅調に推移し、香港は
政治経済情勢が厳しい中でも業績を確保しましたが、海外事業全体では減収減益となりました。
(2)連結財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産残高は、1,759億45百万円(前連結会計年度末比233億59百万円減)となりま
した。流動資産は、受取手形及び売掛金が減少したこと等により952億40百万円(同226億82百万円減)となりまし
た。また、固定資産は、投資有価証券が減少したこと等により807億5百万円(同6億77百万円減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、支払手形及び買掛金が減少したこと等により717億78百万円(同127億
25百万円減)となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、1,041億66百万円(同106億34百万円減)となりました。この結果、
自己資本比率は57.2%となりました。
- 2 -
㈱ノーリツ(5943) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、感染拡大に対する予防措置として発令された緊急事態宣言が解
除され、外出自粛や移動制限が徐々に緩和されている一方で、収束時期は依然として不透明であり、当社グループの
事業へ与える影響も不透明な状況が継続しております。このような状況のもと、現時点において業績予想を合理的に
見積もることが困難であるため、2020年2月13日の決算短信において公表いたしました2020年12月期の通期連結業績
予想を修正せず据え置いております。今後、状況の進展及び事業の進捗を踏まえ、業績予想の修正が必要となった場
合には、速やかにお知らせいたします。
- 3 -
㈱ノーリツ(5943) 2020年12月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 31,591 25,102
受取手形及び売掛金 46,345 34,896
電子記録債権 14,501 9,245
有価証券 612 98
たな卸資産 20,037 21,205
その他 5,209 5,074
貸倒引当金 △375 △382
流動資産合計 117,922 95,240
固定資産
有形固定資産 35,969 33,485
無形固定資産
のれん 2,063 1,825
その他 8,397 7,859
無形固定資産合計 10,460 9,685
投資その他の資産
投資有価証券 29,464 28,460
その他 5,621 9,195
貸倒引当金 △134 △121
投資その他の資産合計 34,951 37,534
固定資産合計 81,382 80,705
資産合計 199,305 175,945
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 40,941 31,798
短期借入金 1,252 1,080
未払法人税等 523 469
賞与引当金 486 1,579
役員賞与引当金 12 -
製品保証引当金 873 839
製品事故処理費用引当金 36 34
事業整理損失引当金 - 110
その他 19,041 15,427
流動負債合計 63,167 51,340
固定負債
役員退職慰労引当金 70 65
製品保証引当金 2,083 2,174
環境対策引当金 8 -
退職給付に係る負債 13,101 12,377
その他 6,071 5,821
固定負債合計 21,336 20,437
負債合計 84,503 71,778
- 4 -
㈱ノーリツ(5943) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
純資産の部
株主資本
資本金 20,167 20,167
資本剰余金 22,956 22,956
利益剰余金 66,347 58,775
自己株式 △6,106 △7,913
株主資本合計 103,365 93,986
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 9,897 9,155
繰延ヘッジ損益 - 30
為替換算調整勘定 △41 △634
退職給付に係る調整累計額 △2,255 △1,957
その他の包括利益累計額合計 7,600 6,593
新株予約権 110 118
非支配株主持分 3,724 3,469
純資産合計 114,801 104,166
負債純資産合計 199,305 175,945
- 5 -
㈱ノーリツ(5943) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 146,815 127,067
売上原価 102,270 88,327
売上総利益 44,544 38,740
販売費及び一般管理費 44,782 38,371
営業利益又は営業損失(△) △238 368
営業外収益
受取利息 179 175
受取配当金 536 537
受取賃貸料 116 117
補助金収入 - 138
その他 196 310
営業外収益合計 1,029 1,279
営業外費用
支払利息 95 76
固定資産賃貸費用 80 83
為替差損 159 62
支払手数料 15 12
操業停止費用 - 87
貸倒損失 123 -
その他 159 62
営業外費用合計 634 385
経常利益 156 1,263
特別利益
受取保険金 8 -
退職給付制度終了益 23 -
特別利益合計 31 -
特別損失
固定資産処分損 38 48
投資有価証券評価損 - 44
減損損失 460 385
事業整理損失 43 643
早期退職費用 - 8,386
特別損失合計 542 9,508
税金等調整前四半期純損失(△) △353 △8,244
法人税、住民税及び事業税 522 706
法人税等調整額 △101 △2,661
法人税等合計 420 △1,955
四半期純損失(△) △774 △6,289
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △60 △220
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △714 △6,069
- 6 -
㈱ノーリツ(5943) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
四半期純損失(△) △774 △6,289
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 424 △741
繰延ヘッジ損益 0 30
為替換算調整勘定 △1,814 △628
退職給付に係る調整額 299 298
その他の包括利益合計 △1,089 △1,042
四半期包括利益 △1,864 △7,331
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △1,548 △7,076
非支配株主に係る四半期包括利益 △315 △255
- 7 -
㈱ノーリツ(5943) 2020年12月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
第2四半期連結会計期間において、連結子会社であった関東産業株式会社は清算が結了したため、連結の範囲か
ら除外しております。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う会計上の見積りについて
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、各国における経済活動が停滞し、深刻な影響が生じており
ます。収束時期等を予測することは困難ではありますが、当社グループでは以下の仮定のもと繰延税金資産の回
収可能性及び固定資産の評価等に関する会計上の見積りを実施しております。
国内におきましては、当社グループが取り扱う商品は一般消費者の生活必需品としての要素が強いため、経営
成績及び財政状態へ与える影響は限定的であるとの仮定をおいております。また、海外におきましても、ロック
ダウンによる経済活動の制限を余儀なくされたものの、事業活動再開後の状況を踏まえ、今後は徐々に回復し長
期的に重要な影響はないと仮定しております。
なお、本感染症による影響は不確定要素が多く、上記の仮定に変化が生じた場合には、当社グループの経営成
績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(セグメント情報)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
国内事業 海外事業 合計 計上額
売上高
外部顧客への売上高 104,443 42,371 146,815 - 146,815
セグメント間の内部売上高又は振替高 4,710 2,035 6,746 △6,746 -
計 109,153 44,407 153,561 △6,746 146,815
セグメント利益又は損失(△) 94 △333 △238 - △238
(注)セグメント利益又は損失の合計は、四半期連結損益計算書の営業損失と一致しております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
国内事業 海外事業 合計 計上額
売上高
外部顧客への売上高 92,452 34,615 127,067 - 127,067
セグメント間の内部売上高又は振替高 4,879 2,361 7,240 △7,240 -
計 97,332 36,976 134,308 △7,240 127,067
セグメント利益又は損失(△) 896 △527 368 - 368
(注)セグメント利益又は損失の合計は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
- 8 -