5938 ＬＩＸＩＬ 2019-02-08 15:30:00
当社子会社における不適切な取引行為に係る特別調査委員会設置に関するお知らせ [pdf]
2019 年 2 月 8 日
各 位
会 社 名 株式会社 LIXIL グループ
代表者名 代表執行役会長 潮田 洋一郎
（コード番号 5938 東証・名証各一部）
問合せ先 IR 室 室長 平野 華世
（TEL．03-6268-8806）
当社子会社における不適切な取引行為に係る
特別調査委員会設置に関するお知らせ
今般、当社の連結子会社である株式会社ＬＩＸＩＬリニューアル（以下、ＬＩＸＩＬリニュー
アル）において、不適切な取引行為が行われていた可能性があることが判明いたしました。また、
当該取引行為の詳細および影響金額を含め、事実関係解明のために特別調査委員会を設置するこ
とといたしましたので併せてお知らせいたします。
当社の株主、投資家、市場関係者の皆様ならびにお取引先、その他すべてのステークホルダー
の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
記
１．特別調査委員会設置の経緯
この度、2019 年 2 月 1 日に内部監査部門よりＬＩＸＩＬリニューアルの過去の一部取引につい
て疑義があるとの内部通報にもとづき、内部調査を実施した結果、社内業績評価指標の達成を企
図した実態のない受注物件が存在している等、当社に適切な報告が行われていない可能性がある
といった内部統制上の問題があることが判明した旨の報告を受けました。
当社は、今回の事態を真摯に受け止め、透明性が高く、実効性の高い調査を実施するとともに
効果的な再発防止策について提言を受けるため、本日開催の執行役会において、これまでの調査
に関与がなく当社と利害関係のない弁護士および公認会計士で構成される特別調査委員会を 2 月
12 日付で設置することを決議いたしました。
２．特別調査委員会の構成
委員長 熊谷 真喜 （弁護士 祝田法律事務所 パートナー）
委 員 清野 訟一 （弁護士 祝田法律事務所 パートナー）
委 員 丸山 琢永 （公認会計士 ＰｗＣビジネスアシュアランス合同会社 代表執行役社長）
なお、特別調査委員会では、祝田法律事務所およびＰｗＣビジネスアシュアランス合同会社を
調査の補助者として起用する予定であります。
調査委員会の目的
（１）本件に関する事実関係（類似事象の存否を含む）の調査
（２）本件による連結財務諸表への影響額の確定
（３）本件が生じた要因の究明と再発防止策の提言
３．業績に対する影響について
現時点までの当社調査により判明している限りでは、今回の事案は、社内業績評価指標である
受注高の報告に関するものであり、かかる実態のない受注物件に対する売上計上が行われた形跡
は認められていないことから、損益等の財務諸表に大きな影響を与えるものではなく、当社業績
に与える影響は軽微であると考えておりますが、今回設置する特別調査委員会による今後の調査
を踏まえて、速やかにお知らせいたします。
４．今後の対応について
特別調査委員会による調査結果について、調査報告書を受領次第、速やかにお知らせいたしま
す。また、本件不適切な取引行為等による当社連結財務諸表への影響額についても、判明次第、
速やかにお知らせいたします。
なお、特別調査委員会の調査に一定の時間を要することから、2019 年 2 月 8 日に予定しており
ました 2019 年 3 月期第 3 四半期報告書の提出時期につきましては改めてお知らせいたします。
（ご参考）株式会社ＬＩＸＩＬリニューアルの概要
（１）名称 株式会社ＬＩＸＩＬリニューアル
（２）所在地 東京都江東区大島 2 丁目 1 番 1 号
（３）代表者の役職・氏名 代表取締役 濵田 晋
（４）事業内容 住宅・ビル等のアフターメンテナンス
（５）資本金 100 百万円
（６）大株主及び持株比率 株式会社ＬＩＸＩＬ 100％
（７）当該会社の経営成績及び財政状態（注）
決算期 2016 年 3 月期 2017 年 3 月期 2018 年 3 月期
純資産 （百万円） 2,357 2,905 2,555
総資産 （百万円） 6,352 6,759 7,248
売上高 （百万円） 18,038 17,772 15,960
営業利益 （百万円） 2,185 2,265 1,241
経常利益 （百万円） 2,204 2,286 1,257
当期純利益 （百万円） 1,386 1,497 848
（注）日本基準に基づく金額であります。
以上