2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年6月10日
上場会社名 株式会社フジクラ 上場取引所 東
コード番号 5803 URL http://www.fujikura.co.jp/
代表者 (役職名) 取締役社長 (氏名) 伊藤 雅彦
問合せ先責任者 (役職名) 常務執行役員 コーポレート企画室長 (氏名) 岡田 直樹 TEL 03-5606-1112
定時株主総会開催予定日 未定 有価証券報告書提出予定日 未定
配当支払開始予定日 ―
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期の連結業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 672,314 △5.4 3,346 △87.9 1,312 △93.8 △38,510 ―
2019年3月期 710,778 △4.0 27,679 △19.4 21,020 △38.4 1,453 △92.1
(注)包括利益 2020年3月期 △54,950百万円 (―%) 2019年3月期 2,877百万円 (△87.7%)
潜在株式調整後1株当た 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
り当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年3月期 △136.58 ― △20.9 0.2 0.5
2019年3月期 5.09 ― 0.7 3.3 3.9
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 1,115百万円 2019年3月期 1,237百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 576,089 172,115 26.4 552.30
2019年3月期 638,318 240,910 33.9 759.40
(参考) 自己資本 2020年3月期 152,075百万円 2019年3月期 216,664百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フ 投資活動によるキャッシュ・フ 財務活動によるキャッシュ・フ
現金及び現金同等物期末残高
ロー ロー ロー
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 46,415 △39,437 1,724 43,961
2019年3月期 42,013 △48,157 8,366 36,236
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年3月期 ― 7.00 ― 5.00 12.00 3,436 235.6 1.6
2020年3月期 ― 5.00 ― 0.00 5.00 1,432 ― 0.8
2021年3月期(予想) ― ― ― ― ― ―
(注)当社は定款において第2四半期末日及び期末日を配当基準日と定めておりますが、2021年3月期の当該基準日における配当予想額につきまして
は、現時点では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を合理的に見積もることが困難であるため、未定としております。
当該予想額につきましては、合理的な予想が可能となった段階で速やかに開示いたします。
3. 2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日∼2021年3月31日)
2021年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に見積もることが困難であるため、未定としております。
当該業績予想につきましては、合理的な予想が可能となった段階で速やかに開示いたします。
※なお、詳細につきましては、添付資料2ページ「1.経営成績等の概況 (1)当期の経営成績の概況」をご確認ください。
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は添付資料18ページ「5.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 295,863,421 株 2019年3月期 295,863,421 株
② 期末自己株式数 2020年3月期 20,512,166 株 2019年3月期 10,550,952 株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 281,953,422 株 2019年3月期 285,286,932 株
(注)当社は取締役等に対する株式報酬制度「株式交付信託」を導入しており、当該信託口が保有する当社株式を自己株式に含めて記載しておりま
す。
(参考)個別業績の概要
2020年3月期の個別業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 332,910 △10.5 △12,471 ― 17,336 105.9 △13,545 ―
2019年3月期 371,767 △0.3 323 △94.1 8,418 △9.4 △4,801 ―
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2020年3月期 △48.02 ―
2019年3月期 △16.82 ―
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 322,128 70,854 22.0 257.23
2019年3月期 358,050 95,317 26.6 333.96
(参考) 自己資本 2020年3月期 70,854百万円 2019年3月期 95,317百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている今後の見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいてお
り、実際の経営環境等はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。
(決算説明会の内容の入手方法について)
当社は、2020年6月10日(水)にアナリスト向け説明会を開催する予定です。この説明会のプレゼンテーション資料については、速やかに当社ホームページ
に掲載する予定です。
㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………………………… 4
(4)継続企業の前提に関する事項等 ………………………………………………………………………………… 4
2.企業集団の状況 ………………………………………………………………………………………………………… 5
3.経営方針 ………………………………………………………………………………………………………………… 6
(1)会社の経営の基本方針 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)会社の対処すべき課題 …………………………………………………………………………………………… 6
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 7
5.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 8
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 8
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 10
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 10
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 11
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 14
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 16
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 16
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) ………………………………………………………… 16
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 18
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 19
(連結貸借対照表関係) …………………………………………………………………………………………… 20
(連結株主資本等変動計算書関係) ……………………………………………………………………………… 20
(連結キャッシュ・フロー計算書関係) ………………………………………………………………………… 21
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 22
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 27
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 27
6.個別財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 28
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………………… 28
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………………………… 30
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………………………… 31
7.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 33
役員の異動 ………………………………………………………………………………………………………… 33
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
①当期の経営成績
2019年度の我が国経済は、輸出を中心に弱さが見られるものの、全体としては緩やかな回復基調で推移しました。
しかし、2020年1月以降の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響により、足下で大幅に下押しされ、厳
しい状況へと一変しました。
当社グループの事業環境といたしましては、東京オリンピック・パラリンピックなどに後押しされた建設向け電線
の需要に加え米国の電力インフラ投資向け需要が好調に推移するなどの好影響はあったものの、光ファイバ及びFP
C(フレキシブルプリント配線板)の競争激化、並びにモロッコでのワイヤハーネス製造の生産性低下などに加え、
2020年1月以降の新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、中国に所在する拠点が一時操業を停止する事態とな
ったこと及び欧州においてワイヤハーネスの主要顧客が生産を停止したことにより、全体として非常に厳しい経営環
境となりました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は6,723億円(前年度比5.4%減)、営業利益は33億円(同
87.9%減)、経常利益は13億円(同93.8%減)となりました。
特別利益として、政策保有株式その他の投資有価証券売却益等で96億円を計上しております。一方、特別損失とし
て、エネルギー・情報通信カンパニー、電子電装・コネクタカンパニーを中心とした固定資産の減損損失172億円、
ブラジルにおけるEPC事業(注)推進のために設立した現地子会社の業績不振による事業撤退等に伴う関係会社の出
資金の評価損52億円、国内外の拠点整理等にかかる事業構造改善費用38億円等、合計307億円を計上しております。
また、繰延税金資産を取崩したことにより、法人税等調整額を107億円計上しております。
以上により、親会社株主に帰属する当期純損失は385億円(前年度は親会社株主に帰属する当期純利益14億円)と
なりました。
(注)EPC事業とは、電線・ケーブルの供給並びに敷設工事の設計及び施工を一体として提供する事業を言いま
す。(Engineering:設計、Procurement:調達、Construction:建設)
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、「自動車電装カンパニー」を、従来の「エレクトロニクスカンパニー」と統合し、
「電子電装・コネクタカンパニー」(エレクトロニクス事業部門、自動車事業部門)としておりますが、報告セグメン
トに変更はありません。
[エネルギー・情報通信カンパニー]
エネルギー事業部門において、2018年度のバングラデシュ送電線工事のコスト増の反動による増益はあったもの
の、情報通信事業部門において、中国の光関連製品の競争激化を受けたこと等により、売上高は前年度比7.6%減の
3,278億円、営業利益は同74.4%減の45億円となりました。
[電子電装・コネクタカンパニー]
(エレクトロニクス事業部門)
主要顧客に対するスマートフォン向けFPCにおいて競争激化や品種構成の変化があったこと及び、減収に伴う固
定費負担増の影響により、売上高は前年度比5.4%減の1,751億円、営業損失は22億円(前年度は営業利益83億円)と
なりました。
(自動車事業部門)
欧州における需要の増加と、南米における新車種向け製品の量産開始による売上増があったものの、中国の自動車
市場を中心に世界的に自動車需要が落ち込んだことにより、売上高は前年度比1.1%減の1,524億円、営業損失は37億
円(前年度は営業損失32億円)となりました。
[不動産カンパニー]
当社旧深川工場跡地再開発事業である「深川ギャザリア」において新規テナントの入居等により、売上高は前年度
比3.7%増の112億円、営業利益は同7.2%増の53億円となりました。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
②今後の見通し
新型コロナウイルス感染症の拡大による影響により、全世界的に経済活動に対して深刻な影響が及んでおり、内外
経済をさらに下振れさせるリスクに十分注意する必要性があるものと懸念されます。現在のこの状況は過去に経験の
ない事態であり、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による景況感悪化、それに伴う需要減少・投資意欲減退が懸
念されます。現時点で、今後の事業活動への影響を見通すことは困難な状況となっています。
以上のような状況下、当社グループの生産活動については、現在のところ、自動車事業部門の北南米ブロック・欧
州ブロックにおいて、各国における規制や顧客操業状況による拠点の稼働への影響が生じております。
今後の各事業部門ごとの需要見通しは、次のようになります。エネルギー・情報通信カンパニーについては、社会
インフラに関連するビジネスであり、現時点では大きな変動は見られない状況です。エレクトロニクス事業部門で
は、今年度については個人消費の落ち込みがあるものとみています。自動車事業部門では、自動車販売台数の落ち込
み等により大きな影響を受けるものとみております。
また、国内は、感染拡大防止のため、緊急事態宣言の解除後も、県境をまたぐ移動等の自粛要請の継続等のよう
に、経済活動に制限が続いている状況にあります。当社といたしましては、「新型コロナウイルス感染症(COVID-
19)拡大対策本部」の設置や在宅勤務、時差出勤、Web・電話会議の推奨、出張自粛、社会的距離をとった会議の実
施等、感染拡大防止の観点からの企業活動を継続しております。緊急事態宣言解除後についても、段階的に出勤者数
を増やしてまいりますが、少なくともワクチンや治療薬が普及するまでの間は、これまで実施してきた感染拡大防止
対策のレベルを維持または強化することで感染リスクの高い環境を作らないように努め、事業継続との両立を図って
まいります。
同様に、海外グループ各社におきましても、国内での措置同様、各国の規制や感染拡大状況等、各国の事情にあわ
せた感染拡大防止の観点からの企業活動を継続しております。
このような状況下、当社グループにおける業績への影響額を合理的に見積もることは困難であり、2021年3月期の
業績予想につきましては未定としております。
合理的な予想の算出が可能になり次第、速やかに開示いたします。
(2)当期の財政状態の概況
①資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較し、622億円減少の5,760億円となりました。これは主に、
エネルギー・情報通信カンパニーや、自動車事業部門における固定資産の減損処理により固定資産が減少したことや
繰延税金資産を取崩したことと主要通貨に対して円高が進行したことに伴う為替換算の影響によるものです。
負債の部は、前連結会計年度末と比較し、65億円増加の4,039億円となりました。これは主に、新型コロナウイル
ス感染症の影響で現預金を積み増したことや関係会社投資等が増加したことにより有利子負債が増加したことによる
ものです。
純資産の部は、前連結会計年度末と比較し、687億円減少の1,721億円となりました。これは主に、親会社株主に帰
属する当期純損失や為替換算調整勘定の減少によるものです。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローにつきましては、営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整
前当期純損失による197億円の減少があったものの、減価償却費357億円および運転資金の減少を源泉とした収入の増
加により、464億円の収入(前年度比44億円の収入増加)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは設備投資を中心に394億円の支出(同87億円の支出減少)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入金の返済による支出はあったものの、長期借入れや社債発行による
収入を中心に17億円の収入(同66億円の収入減少)となりました。
以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は439億円(同77億円の増加)となりました。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率(%) 35.9 34.4 34.4 33.9 26.4
時価ベースの自己資本比率(%) 28.7 38.8 32.3 18.6 15.0
キャッシュ・フロー対
4.2 5.2 8.7 6.1 5.7
有利子負債比率(年)
インタレスト・カバレッジ・
16.8 16.3 9.0 11.2 12.5
レシオ(倍)
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は、期末株式終値×自己株式を除く期末発行済株式総数により算定しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
(注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利息を支払っている全ての負債を対象としており
ます。
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、配当につきまして、業績状況、一株当たり利益水準、将来の事業展開を踏まえた内部留保等を総合的に勘
案し、安定継続を基本とし、配当性向20%を目処とした利益還元を行う方針です。
内部留保につきましては、将来の成長事業への経営資源投入や既存事業の合理化等へ有効活用する方針です。
上記の方針ではございますが、2020年3月期の期末配当につきましては、今後の中長期的な経営環境の見通しや将
来の事業展開に向けた内部留保及び財務体質とのバランスを総合的に勘案し、誠に遺憾ながら無配とさせていただき
ます。当社は、「3.経営方針(2)会社の対処すべき課題」でご説明申し上げる重点課題をはじめとする各施策を
実行することにより、業績の回復・向上に鋭意取り組んでまいります。
なお、2021年3月期の配当予想額につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により業績予想を合理的
に見積もることができないため、現時点では未定としております。
今後、合理的な予想が可能となった段階で速やかに開示いたします。
(4)継続企業の前提に関する重要事象等
既存事業の3つの柱である、光ファイバ、FPC、自動車ワイヤハーネス事業での損失計上により、当連結会計年
度の親会社株主に帰属する当期純損失は385億円(前年度は親会社株主に帰属する当期純利益14億円)、純資産の部
は1,721億円(前年度比28.6%減)となりました。
その結果、金融機関との間で契約している一部のシンジケートローン及び、コミットメントライン契約に定められ
ている財務制限条項に抵触しております。
しかしながら、当社の主要な取引金融機関からは上記状況を認識いただいた上で、既存借入金の融資継続に応じて
いただくご意向を受けており、当該条項の修正や契約内容の変更などについてご対応いただくこと等、金融機関の支
援を得られる見通しであることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しておりま
す。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
2.企業集団の状況
当社グループは、㈱フジクラ(当社)、子会社124社及び関連会社16社により構成されており、エネルギー・情報通
信カンパニー、電子電装・コネクタカンパニー(エレクトロニクス事業部門、自動車事業部門)及び不動産カンパニー
等に亘って、製品の製造、販売、サービス等の事業活動を展開しております。
主な事業内容と当社及び関係会社の当該事業に係る位置付けは次の通りです。
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3.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
当社は、創立120周年に当る2005年度を「第3の創業」の年と位置づけ、経営理念である「ミッション・ビジョ
ン・基本的価値」を指針とし、“つなぐ”テクノロジーを通じて「顧客価値創造型」事業へ積極的に展開し、収益
性重視のスピード感ある積極経営で豊かな社会づくりに貢献してゆく所存であります。
(2)会社の対処すべき課題
①早期事業回復に向けた戦略への転換
現在進行中の2016年度をスタートとする5か年計画「2020中期経営計画(20中期)」は、「稼ぐ力の維持強
化」「財務体質の改善」を基本戦略に据え、「収益率を重視し健全な成長を図る」「顧客価値創造型企業を目指
し、新陳代謝を加速して進める」「コーポレートガバナンスを確立し、併せて環境・社会側面での貢献に取り組
み、企業価値の増大を図る」を基本方針として、売上高9,000億円、営業利益率7.0%以上の達成を目指すことと
いたしました。しかしながら、2019年度の業績は既に述べたとおりであり、20中期の続行は収益構造の更なる悪
化を招きかねないとの判断の下、現行の20中期を断念し、基本戦略を「早期事業回復への集中」に転換すること
といたしました。
この20中期では、当社の強みを活かせる市場・戦略顧客への注力、当初計画に従った集中投資により事業規模
は拡大しました。しかしながら、主要顧客のスマートフォン需要の減少や中国における光ファイバ価格の大幅下
落など、顧客動向や市場の大きな変化に対応しきれず、「光ファイバ」「FPC」「自動車用ワイヤハーネス」
の当社事業の3本柱は、いずれも大きく落ち込むこととなりました。当社の事業規模が急速に拡大するなかで、
特定の市場への傾注や顧客の成長戦略への追従を重視するあまり、市場・顧客の変調に対して機動的に対応しき
れなくなったこと、リソースが分散され拠点運営体制の確保や事業全体を管理するためのガバナンス体制の整備
が追い付かなかったことなどが、業績悪化の大きな要因となったものと考えています。
この反省を踏まえ、2020年度は「早期事業回復への集中」を基本戦略に据え、重点施策を「既存事業の聖域な
き『選択と集中』」及び「グループガバナンスの強化」の2点に絞り、事業構造改革を断行し、またグループガ
バナンス推進室の設置などによるリスク管理の更なる徹底を図ってまいります。当社経営として、早期の事業回
復を果たすべく不退転の決意をもって臨んでまいります。
②2020年度の経営計画と事業部門ごとの重点課題
当社を取り巻く環境は、引き続き価格下落、激しい過当競争が進むものと見込まれます。加えて、新型コロナ
ウイルス感染症の影響による下押しリスクが懸念されます。各事業部門別の重点課題は下記の通りであります。
各事業部門の重点課題
『エネルギー・情報通信カンパニー』
エネルギー事業部門においては、事業継続に必要な収益を確保できる体制とするためのコスト構造に踏み込ん
だ改革を進めています。2019年度に改革の方向性について目途付けを完了し、順次これに沿った改革に着手して
います。具体的には、配電ケーブル事業のグループ会社への統合やマレーシアにおける電力ケーブル生産拠点の
廃止などを行っています。2020年度には事業構造改革の方針に従った事業の選択と集中を早急に進めます。ま
た、2019年度までに多額の損失を計上してきた海外EPC事業は新興国での商慣行や施工管理など事業運営の難
しさ等を鑑み撤退することといたしました。
情報通信事業部門においては、当社光ファイバの主要な市場である中国では、2020年度も光ファイバの供給過
剰とこれに伴う価格下落、競争激化がいっそう進むものと見込まれます。一方、欧米では5G(第5世代移動通
信システム)やIoT、データセンタ、FTTx整備(*1)を背景とした大容量通信網の構築が進んでおり、通
信インフラの増強・整備の需要は引き続き堅調に推移するものと見込んでいます。加えて、足下では新型コロナ
ウイルス感染症拡大の影響を受け、通信容量のいっそうの増加が求められるようになっています。当社といたし
ましては、2019年度において多額の減損損失を計上した光ファイバ事業とファイバレーザ事業について、事業の
スリム化とさらなる構造改革を行います。他方、付加価値の高い光ケーブル事業の比重を高め、収益力の向上を
図ってまいります。特に、さらなる伸びが期待できる米国に加え、前年度から販売を開始した英国をはじめとす
る欧州を重点市場と位置付けて、当社の戦略商品「Spider Web Ribbon®/Wrapping Tube CableTM」(*2)を軸
に、接続部品などの周辺機器・部品、工事、メンテナンスサービスを含めたトータルソリューションとしての販
売強化に注力し、情報通信事業部門全体の早急な収益回復に努めてまいります。
(*1)「FTTx整備」とは、通信事業者の電話局から、住宅、ビル等までの光ファイバ網整備を言います。
(*2)当社の戦略商品「Spider Web Ribbon®/Wrapping Tube CableTM」は、従来に比べ大容量・軽量・細径で
工事費も削減可能な光ケーブルです。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
『電子電装・コネクタカンパニー』
(エレクトロニクス事業部門)
主力のFPC事業は、これまで品質・技術力に磨きをかけることで主要顧客の信頼を得て、その成長戦略に応
え、ビジネスを展開してまいりました。しかしながら、スマートフォン需要の頭打ちによる競争環境の激化と需
要変動に対し、柔軟かつ機動的に対応できなかったこと、そして自らの能力評価に過信があったことなどが大き
な損失を計上するに至った主な要因と分析しています。QCDそしてサービスまで含めた事業全般にわたり自己
の能力を改めて評価し、それに見合った受注をすることで収益力の回復を図ります。また、厳しい競争環境は今
後も続くことから、更なる事業構造改革、競合他社に対し優位性を持つ品質の改善、よりいっそうのコスト低減
活動を強化してまいります。
(自動車事業部門)
2017年度下期に大きな損失を計上したことを契機として、欧州市場におけるワイヤハーネス事業は、現地のマ
ネジメント体制に大きな課題があることが明らかになりました。これまでの体制を刷新することで、本社からの
統制を強め、顧客の要請に柔軟かつ機動的に対応してまいります。引き続き東欧からモロッコへの生産拠点の移
管と事業構造改革をさらに進め、能力に応じた受注をすることで収益力を回復します。また、需要低迷の続く中
国向けを含むアジア市場においても事業構造改革を進め、自動車用ワイヤハーネス事業全体で『稼ぐ力』を取り
戻します。
加えて、需要低迷の続く中国向けを含むアジア全体における事業構造改革を進めるなど、自動車用ワイヤハー
ネス事業全体について利益の出せる体制への回復を図ります。
また、成長戦略の一環として、「CASE」(Connectivity:コネクテッド、Autonomous:自動運転、Shared &
Service:シェアリング&サービス、Electric:電動化)の分野で新たな事業機会を得るため、自動車用ワイヤハー
ネス事業で培ってきた基盤を活用した電子部品事業の展開を図ってまいります。
③品質管理に関する取り組み
2018年8月31日付で公表いたしました品質不適切事案の判明以降、このような事態を二度と起こさないよう、
是正策及び再発防止策の徹底によりグループ全体におけるガバナンスの向上と品質管理体制の強化を図ってまい
りました。具体的には、ガバナンス改革として、品質保証部門の独立性確保、増員・教育訓練等による実効性の
強化や、電子システムによる人為的な操作を排除する仕組みの導入などを行ってまいりました。また、品質コン
プライアンス意識の向上として、品質コンプライアンスを最優先すべしとする全社方針の明確化とその浸透活動
や、グループ全社員を対象とした品質コンプライアンス研修などを行い、これらの実施を継続することとしてい
ます。加えて、内部通報制度の周知、徹底を図っています。
当社といたしましては、引き続き「フジクラ クオリティ方針」に基づく適正な品質管理を重要課題として位
置づけ、当社の持続的な成長を実現してまいります。
【フジクラ クオリティ方針】
1.「品質」を根幹に据えた経営を追求し、お客様に最高のクオリティの製品とサービスを提供する。
2.社員一人ひとりが、品質コンプライアンスの重要性を改めて強く意識し、法令、公的規格及びお客様と契
約事項等を遵守して、品質不適切行為を二度と起こさない。
3.常に職場内でのコミュニケーションを図り、風通しの良い企業風土を醸成し、品質コンプライアンス上の
問題を認識した際は速やかに上司へ報告を行う。
④新規事業、研究開発
2020年度は、大きく落ち込んだ主要3事業を中心とした稼ぐ力の再生が最重要課題です。一方、再生を果たし
た後の持続的な成長のためには、新規事業の創出、新製品の開発の歩みを止めてしまうわけにはいきません。
2017年3月に策定した「2030年ビジョン」で掲げた「Advanced Communication(高度情報化社会への貢献)」
「Energy & Industry(多様なエネルギーの活用と効率的なマネジメント)」「Life-Assistance(クオリティオ
ブライフの向上)」「Vehicle(次世代モビリティ社会への貢献)」の4つの市場分野におけるオープンイノベ
ーションを通じた新たな価値の創出を目指し、市場ニーズや需要の動向などを見極めながら、当社のコア事業・
技術を活かせる重点テーマに絞り込んで、新規事業の創出、新製品の開発を継続してまいります。
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性等を考慮し、当面は、日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。
なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
5.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 36,794 44,661
受取手形及び売掛金 141,568 128,945
商品及び製品 43,844 37,434
仕掛品 36,176 30,118
原材料及び貯蔵品 37,833 36,136
その他 27,511 23,414
貸倒引当金 △469 △926
流動資産合計 323,259 299,785
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 220,180 220,421
減価償却累計額 △122,701 △126,894
減損損失累計額 △4,597 △5,125
建物及び構築物(純額) 92,881 88,401
機械装置及び運搬具 295,312 307,312
減価償却累計額 △204,123 △211,730
減損損失累計額 △5,009 △14,682
機械装置及び運搬具(純額) 86,179 80,900
土地 15,244 15,163
リース資産 1,154 8,650
減価償却累計額 △858 △2,485
減損損失累計額 - △1,036
リース資産(純額) 295 5,128
建設仮勘定 24,221 10,397
その他 79,534 76,136
減価償却累計額 △65,188 △63,585
減損損失累計額 △1,343 △1,975
その他(純額) 13,002 10,576
有形固定資産合計 231,825 210,567
無形固定資産
のれん 2,671 7,064
その他 9,054 8,680
無形固定資産合計 11,726 15,744
投資その他の資産
投資有価証券 32,526 28,180
退職給付に係る資産 4,547 1,605
繰延税金資産 15,690 5,972
その他 18,989 14,462
貸倒引当金 △247 △207
投資損失引当金 - △20
投資その他の資産合計 71,506 49,993
固定資産合計 315,058 276,304
資産合計 638,318 576,089
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 64,999 65,774
短期借入金 137,536 138,698
未払法人税等 2,126 2,335
関係会社事業損失引当金 - 1,346
品質不適合品関連損失引当金 1,514 293
債務保証損失引当金 3,019 19
その他の引当金 191 1,032
その他 49,786 43,495
流動負債合計 259,174 252,995
固定負債
社債 20,000 40,000
長期借入金 95,968 81,971
その他の引当金 264 561
退職給付に係る負債 9,356 11,209
その他 12,643 17,236
固定負債合計 138,233 150,979
負債合計 397,408 403,974
純資産の部
株主資本
資本金 53,075 53,075
資本剰余金 29,571 27,903
利益剰余金 131,255 89,881
自己株式 △6,327 △10,915
株主資本合計 207,575 159,945
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 4,753 989
繰延ヘッジ損益 △345 △847
為替換算調整勘定 8,241 △1,737
退職給付に係る調整累計額 △3,560 △6,273
その他の包括利益累計額合計 9,089 △7,869
非支配株主持分 24,245 20,039
純資産合計 240,910 172,115
負債純資産合計 638,318 576,089
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 710,778 672,314
売上原価 585,770 572,797
売上総利益 125,007 99,517
販売費及び一般管理費
荷造運搬費 18,727 18,813
人件費 40,391 39,722
その他 38,209 37,635
販売費及び一般管理費合計 97,328 96,170
営業利益 27,679 3,346
営業外収益
受取利息 492 466
受取配当金 1,266 1,051
為替差益 - 1,498
持分法による投資利益 1,237 1,115
品質不適合品関連損失引当金戻入額 - 843
その他 1,411 1,990
営業外収益合計 4,407 6,965
営業外費用
支払利息 3,807 3,559
為替差損 2,428 -
固定資産除却損 1,247 1,407
製品補修費用 740 1,161
その他 2,842 2,871
営業外費用合計 11,066 8,999
経常利益 21,020 1,312
特別利益
投資有価証券評価益 - 3,566
投資有価証券売却益 3,327 3,257
債務保証損失引当金戻入額 - 2,822
事業譲渡益 2,410 -
その他 9 7
特別利益合計 5,747 9,654
特別損失
減損損失 1,784 17,214
関係会社出資金評価損 8,872 5,249
事業構造改善費用 1,747 3,845
関係会社事業損失引当金繰入額 - 1,673
退職給付に係る負債繰入額 - 818
品質不適合品関連損失 1,752 -
その他 2,102 1,928
特別損失合計 16,260 30,730
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損
10,507 △19,763
失(△)
法人税、住民税及び事業税 7,654 6,537
法人税等調整額 △89 10,767
法人税等合計 7,564 17,304
当期純利益又は当期純損失(△) 2,943 △37,068
非支配株主に帰属する当期純利益 1,489 1,441
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に
1,453 △38,510
帰属する当期純損失(△)
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益又は当期純損失(△) 2,943 △37,068
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △3,530 △3,720
繰延ヘッジ損益 △563 △538
為替換算調整勘定 2,697 △10,723
退職給付に係る調整額 1,650 △2,782
持分法適用会社に対する持分相当額 △317 △116
その他の包括利益合計 △65 △17,881
包括利益 2,877 △54,950
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 1,685 △55,545
非支配株主に係る包括利益 1,192 595
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 53,075 29,989 133,775 △6,388 210,452
当期変動額
剰余金の配当 △4,009 △4,009
親会社株主に帰属する
当期純利益
1,453 1,453
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 62 62
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
△415 △415
連結範囲の変動 △2 36 33
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
-
当期変動額合計 - △418 △2,520 61 △2,876
当期末残高 53,075 29,571 131,255 △6,327 207,575
その他の包括利益累計額
その他の包括 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係る
券評価差額金 損益 調整勘定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 8,380 170 5,519 △5,213 8,856 22,651 241,961
当期変動額
剰余金の配当 - △4,009
親会社株主に帰属する
当期純利益
- 1,453
自己株式の取得 - △0
自己株式の処分 - 62
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
- △415
連結範囲の変動 - 33
株主資本以外の項目の
△3,627 △515 2,722 1,652 232 1,593 1,825
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △3,627 △515 2,722 1,652 232 1,593 △1,051
当期末残高 4,753 △345 8,241 △3,560 9,089 24,245 240,910
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 53,075 29,571 131,255 △6,327 207,575
当期変動額
剰余金の配当 △2,864 △2,864
親会社株主に帰属する
当期純損失(△)
△38,510 △38,510
自己株式の取得 △4,627 △4,627
自己株式の処分 △0 39 39
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
△1,668 △1,668
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
-
当期変動額合計 - △1,668 △41,374 △4,587 △47,630
当期末残高 53,075 27,903 89,881 △10,915 159,945
その他の包括利益累計額
その他の包括 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係る
券評価差額金 損益 調整勘定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 4,753 △345 8,241 △3,560 9,089 24,245 240,910
当期変動額
剰余金の配当 - △2,864
親会社株主に帰属する
当期純損失(△)
- △38,510
自己株式の取得 - △4,627
自己株式の処分 - 39
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
- △1,668
株主資本以外の項目の
△3,763 △502 △9,978 △2,713 △16,958 △4,205 △21,164
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △3,763 △502 △9,978 △2,713 △16,958 △4,205 △68,794
当期末残高 989 △847 △1,737 △6,273 △7,869 20,039 172,115
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純
10,507 △19,763
損失(△)
減価償却費 31,598 35,709
減損損失 1,784 17,214
のれん償却額 1,894 2,060
品質不適合品関連損失引当金の増減額(△は減少) 1,514 △1,221
債務保証損失引当金の増減額(△は減少) 1,426 △2,999
関係会社事業損失引当金の増減額(△は減少) - 1,346
受取利息及び受取配当金 △1,759 △1,517
支払利息 3,807 3,559
為替差損益(△は益) 1,940 △244
持分法による投資損益(△は益) △1,237 △1,115
投資有価証券売却損益(△は益) △3,327 △3,252
投資有価証券評価損益(△は益) - △3,243
関係会社出資金評価損 8,872 5,249
事業構造改善費用 1,320 2,182
事業譲渡損益(△は益) △2,410 -
売上債権の増減額(△は増加) 9,700 2,589
たな卸資産の増減額(△は増加) △4,689 9,933
仕入債務の増減額(△は減少) △12,141 5,049
その他 1,709 4,588
小計 50,511 56,123
利息及び配当金の受取額 2,356 3,321
利息の支払額 △3,756 △3,721
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △7,098 △9,308
営業活動によるキャッシュ・フロー 42,013 46,415
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形及び無形固定資産の取得による支出 △56,096 △32,603
有形及び無形固定資産の売却による収入 1,838 305
投資有価証券の売却による収入 6,637 5,923
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- △4,739
支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による
- 1,194
収入
事業譲渡による収入 5,303 -
関係会社出資金の払込による支出 △4,220 △5,083
その他 △1,620 △4,434
投資活動によるキャッシュ・フロー △48,157 △39,437
- 14 -
㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 21,435 △440
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) △2,000 -
長期借入れによる収入 33,815 51,746
長期借入金の返済による支出 △20,507 △57,086
リース債務の返済による支出 △132 △1,923
社債の償還による支出 △20,000 -
社債の発行による収入 - 19,901
配当金の支払額 △4,009 △2,864
自己株式の取得による支出 △0 △4,627
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△226 △2,149
よる支出
その他 △6 △833
財務活動によるキャッシュ・フロー 8,366 1,724
現金及び現金同等物に係る換算差額 459 △977
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 2,683 7,724
現金及び現金同等物の期首残高 33,552 36,236
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 1 -
現金及び現金同等物の期末残高 36,236 43,961
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)
1.連結の範囲に関する事項
連結子会社数 101社
藤倉商事㈱、フジクラ電装㈱、西日本電線㈱、㈱フジクラエンジニアリング、第一電子工業㈱、沼津熔銅㈱、
米沢電線㈱、㈱東北フジクラ、㈱フジクラコンポーネンツ、㈱スズキ技研、㈱フジクラ・ダイヤケーブル、
America Fujikura Ltd.、Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.、Fujikura Asia Ltd.、
Fujikura Automotive Europe S.A.U.
他86社
前連結会計年度との比較
新たに株式を取得したことにより、ITC Service Group Intermediary LLC、ITC Service Group Acquisition LLC
及びSpligitty Fiber Optic Services, Inc.を連結の範囲に含めております。
持分を譲渡したことにより、江蘇藤倉亨通光電有限公司を連結の範囲から除外しております。
協栄線材株式会社は、株式会社フジクラハイオプトへ社名変更しております。
清算が結了したため、Fujikura Automotive Russia Cheboksary LLCを連結の範囲から除外しております。
清算が結了したため、SofeTek (Hong Kong) Limitedを連結の範囲から除外しております。
持分を譲渡したことにより、長春藤倉電装有限公司を連結の範囲から除外しております。
2.持分法の適用に関する事項
関連会社のうち9社
主要な関連会社名 藤倉化成株式会社、藤倉コンポジット株式会社
前連結会計年度との比較
藤倉ゴム工業株式会社は、藤倉コンポジット株式会社へ社名変更しております。
新たに株式を取得したことにより、FiberRise Communications, LLCを持分法適用の範囲に含めております。
持分を譲渡したことにより、株式会社ユニマックを持分法適用の範囲から除外しております。
3.連結子会社の事業年度等に関する事項
次の会社の決算日は、連結決算日と異なる12月31日であります。連結財務諸表作成にあたっては、連結決算日現在で
実施した本決算に準じた仮決算に基づく財務諸表を使用しております。
DDK (Thailand) Ltd.、Fujikura Asia Ltd.、FIMT Ltd.、珠海藤倉電装有限公司、Fujikura Hong Kong Ltd.、
Fujikura Federal Cables Sdn. Bhd.、Fujikura Fiber Optics Vietnam Ltd.、藤倉電子(上海)有限公司、
Fujikura Automotive (Thailand) Ltd.、第一電子工業(上海)有限公司、広州藤倉電線電装有限公司、
藤倉烽火光電材料科技有限公司、藤倉(中国)有限公司、Fujikura Automotive Vietnam Ltd.、
DDK VIETNAM LTD.、Fujikura Electronics (Thailand) Ltd.、藤倉(上海)通信器材有限公司
4.在外子会社及び在外関連会社における会計処理基準に関する事項
「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応報告第18号 2019年6月28
日)及び「持分法適用関連会社の会計処理に関する当面の取扱い」(実務対応報告第24号 平成30年9月14日)を適
用し、在外子会社及び在外関連会社に対して、連結決算上必要な調整を行っております。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
5.会計方針に関する事項
(1)重要な資産の評価基準及び評価方法
①有価証券
その他有価証券
時価のあるもの …決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理
し、売却原価は主として移動平均法により算定)
時価のないもの …主として移動平均法による原価法
②デリバティブ …時価法
③たな卸資産 …主として総平均法(月別)による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下に基づ
く簿価切下げの方法により算定)
(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法
有形固定資産(リース資産を除く) …定額法
なお、主な資産の耐用年数は以下のとおりであります。
建物 主として 50年
機械装置 主として 7年
無形固定資産(リース資産を除く) …定額法
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における利用可能期
間(5年)に基づいております。
リース資産 …リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用してお
ります。
(3)重要な引当金の計上基準
貸倒引当金 …金銭債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率に
より、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収
不能見込額を計上しております。
投資損失引当金 …関係会社株式又は関係会社出資金の価値の減少による損失に備えるため、投資
先の財政状態等を勘案し必要額を計上しております。
債務保証損失引当金 …債務保証等の損失に備えるため、被債務保証会社の財政状態等を勘案し、必要
額を計上しております。
品質不適合品関連損失引当金…公的規格又は顧客仕様を満たさない製品等における、お客様などで発生する製
品の交換、検査に係る補償等への対応費用について見積額を計上しておりま
す。
関係会社事業損失引当金 …関係会社の事業に係る損失に備えるため、関係会社に対する出資金額及び債権
金額等を超えて当社又は連結子会社が負担することとなる損失見込額を計上し
ております。
(4)退職給付に係る会計処理の方法
①退職給付見込額の期間帰属方法
退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法について
は、給付算定式基準によっております。
②数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法
過去勤務費用については、発生時から従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として15年)によ
る定額法により費用処理する方法を採用しております。また、数理計算上の差異については発生の翌連結会
計年度から従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(主として15年)による定額法により費用処理する
方法を採用しております。
なお、未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用については税効果を調整の上、純資産の部におけ
るその他の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計額に計上しております。
(5)重要な収益及び費用の計上基準
進捗部分に成果の確実性が認められる工事の収益及び費用の計上基準については、工事進行基準(工事の進
捗率の見積りは原価比例法)によっております。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(6)重要なヘッジ会計の方法
①ヘッジ会計の方法
繰延ヘッジ処理を採用しております。
なお、金利スワップについては特例処理の要件を満たしている場合は特例処理を採用しております。
②ヘッジ手段とヘッジ対象
ヘッジ手段 ヘッジ対象
為替予約等 外貨建金銭債権債務及び外貨建予定取引
金利スワップ 借入金の変動金利
商品先物取引 原材料
③ヘッジ方針
外貨建取引における為替変動リスク、一部の借入金における金利変動リスク及び一部の原材料における価
格変動リスクについてヘッジを行っております。
④ヘッジの有効性評価の方法
ヘッジ手段の変動額の累計額とヘッジ対象の変動額の累計額を比較して有効性の判定を行っております。
但し、特例処理によっている金利スワップについては、有効性の評価を省略しております。
(7)消費税及び地方消費税の会計処理方法
消費税及び地方消費税の会計処理方法は、税抜方式を採用しております。
(8)連結納税制度の適用
連結納税制度を適用しております。
(9)連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用
当社及び一部の国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において
創設されたグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行わ
れた項目については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱
い」(実務対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指
針」(企業会計基準適用指針第28号 平成30年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税
金負債の額について、改正前の税法の規定に基づいております。
6.のれんの償却方法及び償却期間
のれんの償却は、主として10年間の定額法により償却を行っております。
7.連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
連結キャッシュ・フロー計算書における資金(現金及び現金同等物)は、手許現金、随時引き出し可能な預金及び
容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3か月以内に償還期限の到
来する短期投資からなっております。
(会計方針の変更)
(IFRS第16号「リース」の適用)
当連結会計年度より、当社グループのIFRSを採用する在外子会社は、IFRS第16号「リース」を適用しています。こ
れにより、借手は原則としてすべてのリースを貸借対照表に資産及び負債として計上しています。当該会計基準の適
用にあたっては、当社グループは経過措置として認められている累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しま
した。
この結果、従前の会計基準を適用した場合と比較して、当連結会計年度の固定資産が4,098百万円、流動負債の
「その他」が1,632百万円、及び固定負債の「その他」が3,407百万円、それぞれ増加しています。
なお、当連結会計年度において、IFRS第16号により資産計上したリース資産の一部を含む事業グループの減損テス
トを行い、回収可能価額がリース資産を含む帳簿価額を下回ったことから、当該リース資産に対し、減損損失累計額
944百万円を計上しております。
当連結会計年度の損益に与える影響は軽微です。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(追加情報)
当社は、新型コロナウイルス感染症による経済活動の停滞が2020年度下期より解消に向かい、2021年度からは感染
拡大前の経済状況に回復していくことを前提に、将来事業計画を作成しております。また、将来計画の作成において
適用した為替レートについては、2020年4~5月の水準が2020年度を通して一定と仮定しております。
これらの仮定を固定資産の減損会計の適用に係る会計上の見積もりに反映し、回収可能価額が帳簿価額を下回った
事業の固定資産について減損損失を計上しております。この結果、当連結会計年度における減損損失計上額は17,214
百万円となりました。なお、当該金額は現時点の最善の見積もりではあるものの、新型コロナウイルス感染症の感染
拡大状況やそれが経済に及ぼす影響次第では、これらの仮定が変動することによって、翌連結会計年度以降の連結財
務諸表において、追加的な減損損失が発生する可能性があります。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(連結貸借対照表関係)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
偶発債務 債務保証等 1,617百万円 201百万円
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度期 当連結会計年度増 当連結会計年度減 当連結会計年度末
首株式数(千株) 加株式数(千株) 少株式数(千株) 株式数(千株)
発行済株式
普通株式 295,863 - - 295,863
合計 295,863 - - 295,863
自己株式
普通株式 (注)1,2,3 10,612 1 63 10,550
合計 10,612 1 63 10,550
(注)1.普通株式の自己株式数の増加1千株は、主に単元未満株式の買取による増加であります。
2.普通株式の自己株式数の減少63千株は、取締役等への株式報酬制度「株式交付信託」から対象者に対す
る株式交付による減少であります。
3.当連結会計年度末の普通株式の自己株式数には、取締役等への株式報酬制度「株式交付信託」に係る信
託口が保有する当社株式992千株が含まれております。
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
株式の種類 基準日 効力発生日
(決議) (百万円) 配当額(円)
2018年6月28日
普通株式 2,004 7.0 2018年3月31日 2018年6月29日
定時株主総会
2018年10月31日
普通株式 2,004 7.0 2018年9月30日 2018年12月4日
取締役会
(注)1.2018年6月28日開催の定時株主総会決議の配当金の総額には、取締役等への株式報酬制度のために設
定した株式交付信託に係る信託口に対する配当金7百万円が含まれております。
2.2018年10月31日開催の取締役会決議の配当金の総額には、取締役等への株式報酬制度のために設定し
た株式交付信託に係る信託口に対する配当金6百万円が含まれております。
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
配当金の総額 1株当たり
株式の種類 配当の原資 基準日 効力発生日
(決議) (百万円) 配当額(円)
2019年6月27日
普通株式 1,432 利益剰余金 5.0 2019年3月31日 2019年6月28日
定時株主総会
(注)2019年6月27日開催の定時株主総会決議の配当金の総額には、取締役等への株式報酬制度のために設定
した株式交付信託に係る信託口に対する配当金4百万円が含まれております。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
当連結会計年度期 当連結会計年度増 当連結会計年度減 当連結会計年度末
首株式数(千株) 加株式数(千株) 少株式数(千株) 株式数(千株)
発行済株式
普通株式 295,863 - - 295,863
合計 295,863 - - 295,863
自己株式
普通株式 (注)1,2,3 10,550 10,001 40 20,512
合計 10,550 10,001 40 20,512
(注)1.普通株式の自己株式数の増加10,001千株は、主に自己株式の取得による増加であります。
2.普通株式の自己株式数の減少40千株は、主に取締役等への株式報酬制度「株式交付信託」から対象者に
対する株式交付による減少であります。
3.当連結会計年度末の普通株式の自己株式数には、取締役等への株式報酬制度「株式交付信託」に係る信
託口が保有する当社株式952千株が含まれております。
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
配当金の総額 1株当たり
株式の種類 基準日 効力発生日
(決議) (百万円) 配当額(円)
2019年6月27日
普通株式 1,432 5.0 2019年3月31日 2019年6月28日
定時株主総会
2019年10月31日
普通株式 1,432 5.0 2019年9月30日 2019年12月3日
取締役会
(注)1.2019年6月27日開催の定時株主総会決議の配当金の総額には、取締役等への株式報酬制度のために設
定した株式交付信託に係る信託口に対する配当金4百万円が含まれております。
2.2019年10月31日開催の取締役会決議の配当金の総額には、取締役等への株式報酬制度のために設定し
た株式交付信託に係る信託口に対する配当金4百万円が含まれております。
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
該当事項はありません。
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
現金及び預金勘定 36,794百万円 44,661百万円
預入期間が3か月を超える定期預金 △557 △700
現金及び現金同等物 36,236 43,961
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会
が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループの報告セグメントの区分方法は、製造方法・製造過程並びに使用目的及び販売方法の類似性を考
慮して区分しております。
当連結会計年度より、従来の「自動車電装カンパニー」は、「エレクトロニクスカンパニー」と統合し「電子
電装・コネクタカンパニー」となっております。
また、事業運営をより効率的に行うことを目的に管理体制の見直しを行ったことにより、報告セグメントを
「エネルギー・情報通信カンパニー」、「電子電装・コネクタカンパニー」(エレクトロニクス事業部門、自動
車事業部門)、「不動産カンパニー」として表示しておりますが、前連結会計年度の報告セグメントごとの売上
高及び利益又は損失の金額に関する情報に変更はありません。
各区分に属する主要な製品は下記の表のとおりであります。
報告セグメント 主要品種
電力ケーブル、通信ケーブル、アルミ線、被覆線、光ファイバ、光ケー
エネルギー・情報通信カンパニー
ブル、通信部品、光部品、光関連機器、ネットワーク機器、工事等
エレクトロニクス
プリント配線板、電子ワイヤ、ハードディスク用部品、各種コネクタ等
電子電装・コネ 事業部門
クタカンパニー
自動車事業部門 自動車用ワイヤハーネス、電装品等
不動産カンパニー 不動産賃貸等
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に
おける記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
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3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電子電装・コネクタカ
エネルギ ンパニー その他 調整額 連結財務諸
合計
ー・情報通 (注)1 (注)2 表計上額
エレクトロ 不動産
信カンパニ 自動車事業
ニクス事業 カンパニー
ー 部門
部門部門
売上高
外部顧客への売上高 354,856 185,065 154,141 10,883 5,831 710,778 - 710,778
セグメント間の内部
542 253 41 - 10 848 △848 -
売上高又は振替高
計 355,398 185,319 154,182 10,883 5,842 711,626 △848 710,778
セグメント利益又は
17,775 8,319 △3,208 5,021 △229 27,679 - 27,679
セグメント損失(△)
セグメント資産 269,584 158,397 96,164 42,780 5,215 572,143 66,175 638,318
その他の項目
減価償却費 9,885 12,000 4,914 2,095 298 29,193 2,404 31,598
減損損失 608 429 746 - - 1,784 - 1,784
有形固定資産及び無
21,081 24,983 4,760 1,397 278 52,501 3,283 55,785
形固定資産の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに該当しない、事業化を検討している新規事業等を含んでおります。
2.(1) セグメント資産の調整額66,175百万円は、各報告セグメントに配分されていない全社資産98,627百万円及
びセグメント間取引消去△32,451百万円であります。全社資産の主なものは、研究開発及び管理部門に関
わる資産及び投資有価証券等であります。
(2) 減価償却費の調整額2,404百万円は、全社資産に係る減価償却費であります。
(3) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額3,283百万円は、全社資産における有形固定資産及び無
形固定資産の増加であります。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
電子電装・コネクタカ
エネルギ ンパニー その他 調整額 連結財務諸
合計
ー・情報通 (注)1 (注)2 表計上額
エレクトロ 不動産
信カンパニ 自動車事業
ニクス事業 カンパニー
ー 部門
部門
売上高
外部顧客への売上高 327,810 175,146 152,495 11,284 5,577 672,314 - 672,314
セグメント間の内部
533 159 0 - 35 728 △728 -
売上高又は振替高
計 328,343 175,305 152,496 11,284 5,613 673,042 △728 672,314
セグメント利益又は
4,557 △2,293 △3,787 5,383 △513 3,346 - 3,346
セグメント損失(△)
セグメント資産 247,422 147,818 72,282 42,063 4,721 514,308 61,781 576,089
その他の項目
減価償却費 11,408 13,333 6,053 2,002 299 33,097 2,611 35,709
減損損失 10,600 647 5,950 - 16 17,214 - 17,214
有形固定資産及び無
10,518 11,421 2,799 1,382 416 26,537 3,603 30,141
形固定資産の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに該当しない、事業化を検討している新規事業等を含んでおります。
2.(1) セグメント資産の調整額61,781百万円は、各報告セグメントに配分されていない全社資産93,600百万円及
びセグメント間取引消去△31,819百万円であります。全社資産の主なものは、研究開発及び管理部門に関
わる資産及び投資有価証券等であります。
(2) 減価償却費の調整額2,611百万円は、全社資産に係る減価償却費であります。
(3) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額3,603百万円は、全社資産における有形固定資産及び無
形固定資産の増加であります。
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【関連情報】
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本 米国 中国 その他 合計
249,483 130,884 97,525 232,884 710,778
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
日本 タイ 中国 その他 合計
115,970 64,111 25,690 26,053 231,825
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本 米国 中国 その他 合計
239,059 139,049 104,439 189,765 672,314
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国又は地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
日本 タイ 中国 その他 合計
104,850 59,591 21,949 27,175 210,567
3.主要な顧客ごとの情報
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略して
おります。
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【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
電子電装・コネクタ
エネルギー・情報 カンパニー 不動産
合計
通信カンパニー エレクトロニクス カンパニー
自動車事業部門
事業部門
当期償却額 1,894 - - - 1,894
当期末残高 2,671 - - - 2,671
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
電子電装・コネクタ
エネルギー・情報 カンパニー 不動産
合計
通信カンパニー エレクトロニクス カンパニー
自動車事業部門
事業部門
当期償却額 2,060 - - - 2,060
当期末残高 7,064 - - - 7,064
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 759.40円 552.30円
1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損
5.09円 △136.58円
失(△)
(注)1.当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜
在株式が存在しないため記載しておりません。なお、前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益
については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.取締役等への株式報酬制度のために設定した株式交付信託に係る信託口が保有する当社株式を、「1株当たり
純資産額」の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております(前連結会計年度992千
株、当連結会計年度952千株)。また、「1株当たり当期純利益」の算定上、期中平均株式数の計算において
控除する自己株式に含めております(前連結会計年度1,019千株、当連結会計年度964千株)。
3.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社
1,453 △38,510
株主に帰属する当期純損失(△)(百万円)
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純
利益又は普通株式に係る親会社株主に帰属す 1,453 △38,510
る当期純損失(△)(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 285,286 281,953
(重要な後発事象)
(当社グループ会社における火災の発生について)
モロッコ王国において、現地時間5月30日17時15分頃(日本時間5月31日2時15分頃)、当社の連結子会社である
Fujikura Automotive Morocco Tangier, S.A.S.のタンジール1工場において、火災が発生し、工場建屋の約半分を
焼失いたしました。現地時間5月31日1時00分頃、鎮火したことを確認しております。当社は、社長を本部長とする
グループ災害対策本部を設置し、原因究明と再発防止策の策定ならびに早期復旧に努めております。
なお、当社グループの業績に与える影響については現在調査中です。
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
6.個別財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 7,265 14,064
受取手形 1,028 988
売掛金 64,293 56,308
商品及び製品 4,508 4,478
仕掛品 12,570 8,852
原材料及び貯蔵品 2,682 2,505
未収入金 14,692 16,870
短期貸付金 19,109 19,020
その他 2,178 1,274
貸倒引当金 △1 △3
流動資産合計 128,329 124,360
固定資産
有形固定資産
建物 60,001 59,326
構築物 2,423 2,241
機械及び装置 15,694 8,174
土地 9,883 9,883
建設仮勘定 4,473 2,029
その他 1,938 1,991
有形固定資産合計 94,414 83,646
無形固定資産
ソフトウエア 2,644 2,581
その他 563 1,188
無形固定資産合計 3,207 3,769
投資その他の資産
投資有価証券 15,940 8,677
関係会社株式 85,739 78,748
関係会社出資金 17,895 15,913
長期貸付金 7,819 7,752
前払年金費用 7,877 6,424
繰延税金資産 8,728 -
その他 762 649
貸倒引当金 △7,982 △7,755
投資損失引当金 △4,681 △57
投資その他の資産合計 132,098 110,352
固定資産合計 229,721 197,768
資産合計 358,050 322,128
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㈱フジクラ (5803) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前事業年度 当事業年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形 750 123
買掛金 32,448 33,137
短期借入金 73,112 57,152
未払費用 11,875 7,536
預り金 22,951 13,730
債務保証損失引当金 3,019 4,365
関係会社事業損失引当金 - 1,346
品質不適合品関連損失引当金 1,514 293
その他 8,914 7,404
流動負債合計 154,587 125,090