5724 J-アサカ理研 2020-08-07 15:20:00
2020年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年8月7日
上場会社名 株式会社アサカ理研 上場取引所 東
コード番号 5724 URL http://www.asaka.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)油木田 祐策
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部長 (氏名)佐久間 良一 TEL 024-944-4744
四半期報告書提出予定日 2020年8月7日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無: 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1.2020年9月期第3四半期の連結業績(2019年10月1日~2020年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年9月期第3四半期 5,505 △30.3 48 △71.3 28 △82.0 91 △12.2
2019年9月期第3四半期 7,902 19.1 168 △50.5 157 △54.4 104 △58.9
(注)包括利益 2020年9月期第3四半期 119百万円 (8.8%) 2019年9月期第3四半期 109百万円 (△58.5%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年9月期第3四半期 35.96 35.90
2019年9月期第3四半期 40.74 40.66
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年9月期第3四半期 6,875 3,077 44.7 1,217.89
2019年9月期 6,262 3,035 48.4 1,185.65
(参考)自己資本 2020年9月期第3四半期 3,071百万円 2019年9月期 3,029百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年9月期 - 0.00 - 15.00 15.00
2020年9月期 - 0.00 -
2020年9月期(予想) 15.00 15.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無: 無
2020年9月期の連結業績予想(2019年10月1日~2020年9月30日)
連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による当社業績への影響を現段階において合
理的に算定することが困難なことから未定とし、記載しておりません。業績予想の開示が可能となった段階で、速やか
に公表いたします。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年9月期3Q 2,572,300株 2019年9月期 2,572,300株
② 期末自己株式数 2020年9月期3Q 50,225株 2019年9月期 17,225株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年9月期3Q 2,540,418株 2019年9月期3Q 2,555,134株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による当社業績への影響を現段階において
合理的に算定することが困難なことから未定としております。業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに公表
いたします。
㈱アサカ理研 (5724) 2020年9月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 8
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㈱アサカ理研 (5724) 2020年9月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な企業業績を背景に緩やかな改善が続いたものの、新型
コロナウイルス感染症の拡大により景気は急激に悪化し、先行きは不透明な状況にあります。
当社グループにおいては、中国経済の減速、米中貿易摩擦や前述の新型コロナウイルス感染症の影響による取引
先の減産により、貴金属取扱数量は前期を下回りました。また、2019年10月に発生した台風19号による水害によ
り、環境事業の一部製品を生産する富久山工場が水没したこと等により、環境事業の製品販売数量は前期を下回り
ました。なお、操業を停止しておりました富久山工場は、4月から操業を再開し5月に復旧を完了しております。主
要製品の価格は、貴金属価格が主に米国の金利政策や新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大による実体経
済の減速懸念により前期を上回り、銅の価格は中国経済の減速等により前期を下回りました。現時点では、新型コ
ロナウイルス感染症拡大の影響が重要な影響を与えるものではありませんが、今後の事業環境については、新型コ
ロナウイルス感染症の収束が見えない状況が続いていることから、当社グループの主要な取引先である電子部品・
デバイスメーカーの生産に影響の大きい自動車や電子機器業界の先行きは不透明な状況です。
このような事業環境のもと、当社グループは電子部品・デバイスメーカーの生産回復期において、いち早く市場
ニーズに応えることが出来るよう、これまで進めてきた企業体質強化の取り組みを継続するとともに、レアメタル
事業の収益化に注力してまいります。レアメタル事業では、将来の市場拡大が見込まれるリチウムイオン二次電池
の材料に使用されるレアメタルのリサイクル技術の開発を進めるとともに、現在は二次電池材料メーカー等で評価
試験を進めております。引き続き技術開発と量産体制構築を進め、早期事業化に向けた取り組みを加速してまいり
ます。
当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は5,505百万円(対前年同四半期30.3%減)、営業利益は48百
万円(同71.3%減)、経常利益は28百万円(同82.0%減)となりました。減収減益の主な要因は、撤退を決定した
海外子会社での売上減、前述の貴金属事業における主要取引先の減産影響、台風19号の水害によります。親会社株
主に帰属する四半期純利益は91百万円(同12.2%減)、特別利益に台風被害による保険金462百万円を計上し、特
別損失に当第3四半期連結累計期間末時点での台風被害による復旧費用及び海外子会社の撤退に関する費用等を
373百万円計上しております。
各セグメントの業績は、次のとおりです。なお、各セグメントの金額はセグメント間取引を含んでおります。
(貴金属事業)
売上高は5,042百万円(対前年同四半期30.3%減)、セグメント利益は87百万円(同15.0%減)となりました。
主な減少要因は、撤退を決定した海外子会社の売上減、主要取引先の減産による貴金属の取扱数量の減少です。
(環境事業)
台風19号による水害の影響で売上高・利益ともに前年を下回り、売上高は371百万円(同36.5%減)、セグメン
ト損失は51百万円(前年同四半期は42百万円の利益)となりました。なお、被害のあった富久山工場は4月より操
業を再開し、5月に復旧を完了しております。
(システム事業)
品質管理システムの販売が増加、販促費の増加により、売上高は83百万円(対前年同四半期25.6%増)、セグメ
ント利益は3百万円(同53.2%減)となりました。
(その他)
その他に含まれる運輸事業等は、台風被害により連結グループ内の受注が減少し、売上高は167百万円(同
12.2%減)、セグメント損失は11百万円(前年同四半期は3百万円の利益)となりました。
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(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の状況は、以下のとおりであります。
(資産の部)
前連結会計年度末に比べて613百万円増加し、6,875百万円となりました。
主な要因は、現金及び預金が552百万円、土地が122百万円増加し、棚卸資産が87百万円減少したことです。
(負債の部)
前連結会計年度末に比べて570百万円増加し、3,798百万円となりました。
主な要因は、借入金が335百万円、社債が130百万円、その他流動負債が137百万円増加したことです。
(純資産の部)
前連結会計年度末に比べて42百万円増加し、3,077百万円となりました。
主な要因は、利益剰余金が53百万円、その他有価証券評価差額金が24百万円増加し、自己株式取得により38百万
円減少したことです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年9月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を合理的に算定することが困難
であるため未定としております。世界的な自動車販売台数の減少や電子機器市場の停滞は、当社の主要な取引先で
ある電子部品・デバイスメーカーの生産に影響し、貴金属取扱量の減少から当社業績を押し下げる要因になると予
想しております。未定としている業績予想につきましては、取引先の生産動向を注視しながら、算定が可能となっ
た時点で公表いたします。
なお、2020年9月期の配当につきましては、2019年11月8日に公表した金額から変更はありません。期末配当とし
て1株当たり15円を予定しております。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年9月30日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,250,962 1,803,857
受取手形及び売掛金 319,691 349,010
電子記録債権 12,094 19,527
商品及び製品 646,400 661,389
仕掛品 484,131 434,649
原材料及び貯蔵品 208,493 155,343
その他 84,572 133,891
流動資産合計 3,006,347 3,557,669
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 2,376,523 2,359,766
減価償却累計額 △1,212,899 △1,242,938
建物及び構築物(純額) 1,163,623 1,116,828
機械装置及び運搬具 2,542,626 2,327,588
減価償却累計額 △2,150,845 △1,971,437
機械装置及び運搬具(純額) 391,780 356,151
土地 1,240,067 1,362,987
リース資産 29,559 29,559
減価償却累計額 △26,159 △27,794
リース資産(純額) 3,399 1,764
建設仮勘定 93,216 92,002
その他 206,957 193,792
減価償却累計額 △182,492 △173,426
その他(純額) 24,464 20,365
有形固定資産合計 2,916,551 2,950,100
無形固定資産 49,360 41,717
投資その他の資産
投資有価証券 56,741 91,302
繰延税金資産 - 709
退職給付に係る資産 89,614 87,502
その他 144,314 147,002
貸倒引当金 △350 △350
投資その他の資産合計 290,320 326,166
固定資産合計 3,256,231 3,317,984
資産合計 6,262,579 6,875,653
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(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年9月30日) (2020年6月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 163,288 146,786
短期借入金 1,117,359 1,560,652
リース債務 2,354 1,835
未払法人税等 10,413 17,655
借入金地金 392,120 391,752
賞与引当金 94,328 53,919
災害損失引当金 - 1,611
圧縮未決算特別勘定 - 7,738
その他 157,740 295,094
流動負債合計 1,937,604 2,477,046
固定負債
社債 200,000 330,000
長期借入金 679,232 571,446
リース債務 1,247 -
繰延税金負債 125,036 135,615
長期未払金 225,112 228,400
資産除去債務 50,004 48,816
その他 9,156 7,030
固定負債合計 1,289,789 1,321,308
負債合計 3,227,393 3,798,355
純資産の部
株主資本
資本金 504,295 504,295
資本剰余金 354,211 354,211
利益剰余金 2,160,219 2,213,238
自己株式 △9,671 △48,443
株主資本合計 3,009,055 3,023,302
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 23,461 47,568
繰延ヘッジ損益 △6,976 △5,386
為替換算調整勘定 4,322 5,737
退職給付に係る調整累計額 △434 379
その他の包括利益累計額合計 20,373 48,299
新株予約権 1,328 1,328
非支配株主持分 4,428 4,367
純資産合計 3,035,185 3,077,298
負債純資産合計 6,262,579 6,875,653
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 7,902,394 5,505,738
売上原価 6,692,592 4,478,642
売上総利益 1,209,802 1,027,095
販売費及び一般管理費 1,041,438 978,730
営業利益 168,364 48,365
営業外収益
受取利息 218 57
受取配当金 1,428 176
受取賃貸料 3,626 3,433
受取補償金 - 10,075
受取和解金 22,000 -
その他 7,264 5,707
営業外収益合計 34,538 19,451
営業外費用
支払利息 13,961 15,085
地金借入料 7,508 10,807
為替差損 17,879 8,311
その他 6,125 5,224
営業外費用合計 45,475 39,428
経常利益 157,427 28,388
特別利益
受取保険金 - 462,578
特別利益合計 - 462,578
特別損失
固定資産除却損 5,695 873
災害による損失 - 295,073
災害損失引当金繰入額 - 1,611
関係会社整理損 - 75,800
投資有価証券評価損 520 -
特別損失合計 6,215 373,358
税金等調整前四半期純利益 151,211 117,607
法人税、住民税及び事業税 17,169 27,489
法人税等調整額 30,096 △1,166
法人税等合計 47,265 26,322
四半期純利益 103,945 91,284
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △139 △60
親会社株主に帰属する四半期純利益 104,085 91,345
- 6 -
㈱アサカ理研 (5724) 2020年9月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
四半期純利益 103,945 91,284
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △4,785 24,107
繰延ヘッジ損益 △2,711 1,589
為替換算調整勘定 12,102 1,414
退職給付に係る調整額 1,029 814
その他の包括利益合計 5,635 27,926
四半期包括利益 109,581 119,211
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 109,629 119,271
非支配株主に係る四半期包括利益 △48 △60
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㈱アサカ理研 (5724) 2020年9月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年10月1日 至 2019年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント その他 合計
貴金属事業 環境事業 システム事業 計 (注)1 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 7,237,154 584,064 66,701 7,887,920 14,473 7,902,394
セグメント間の内部
- 120 - 120 176,689 176,809
売上高又は振替高
計 7,237,154 584,184 66,701 7,888,041 191,163 8,079,204
セグメント利益 103,360 42,828 7,861 154,050 3,376 157,427
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、運輸事業等でありま
す。
2 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の経常利益と一致しております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年10月1日 至 2020年6月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント その他 合計
貴金属事業 環境事業 システム事業 計 (注)1 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 5,042,225 370,954 83,799 5,496,979 8,759 5,505,738
セグメント間の内部
- 126 - 126 159,134 159,261
売上高又は振替高
計 5,042,225 371,081 83,799 5,497,105 167,893 5,664,999
セグメント利益又は
87,856 △51,897 3,682 39,641 △11,252 28,388
損失(△)
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、運輸事業等でありま
す。
2 セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の経常利益と一致しております。
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