5714 DOWA 2019-11-12 15:00:00
2019年度第2四半期決算補足資料 [pdf]
2019年度第2四半期
決算補⾜資料
2019年11⽉12⽇
経営成績
■連結損益計算書 単位︓億円
2018年度 2019年度 ⽐較増減
上期実績 通期実績 上期実績 通期予想 上期 通期
売上⾼ 2,218 4,529 2,307 4,800 89 4% 270 6%
営業利益 93 186 110 245 17 18% 58 31%
経常利益 128 243 124 300 △3 △3% 56 23%
親会社株主に帰属する
四半期(当期)純利益
88 149 79 200 △9 △11% 50 33%
※2019年度通期予想は、本年11⽉6⽇に⾒直しを⾏っています。
■為替・⾦属価格
2018年度実績 2019年度実績
1Q平均 2Q平均 上期平均 1Q平均 2Q平均 上期平均
為替︓(円/$) 109.1 111.5 110.3 109.9 107.4 108.6
銅︓($/t) 6,872 6,103 6,487 6,114 5,798 5,956
亜鉛︓($/t) 3,114 2,534 2,824 2,763 2,345 2,554
インジウム︓($/kg) 307 266 286 173 155 164
2
事業環境(2019年度2Q)
廃棄物・リサイクル関連
国内の廃棄物処理は、焼却処理量、溶融・再資源化処理量がともに増加
東南アジアは、タイやシンガポールで廃棄物の処理量が減少
家電リサイクルの処理量は増加
⾃動⾞関連
主に中国市場の減速による需要の低迷が継続
新エネルギー・電⼦部品関連
新エネルギー︓中国市場向け需要が上向きとなった
電⼦部品︓スマートフォン向け需要が引き続き、低調に推移
⾦属価格・為替相場
不透明感が⾼まる国際情勢を背景に、⾦属価格は貴⾦属が上昇し、
ベースメタルは軟調に推移、ドル円相場は円⾼基調が継続
3
主要製品の動向
※2018年度1Qを100として指数化
2018年度 2019年度
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
国内廃棄物中間処理量 100 83 91 85 100 89
環境・ リサイクル原料集荷量
100 98 88 82 80 84
リサイクル (⼩坂製錬向け)
東南アジア廃棄物処理額 100 101 96 98 96 93
銅⽣産量(⼩坂・⼩名浜合計) 100 80 79 95 91 85
製 錬
亜鉛⽣産量 100 73 101 95 102 70
LED販売量 100 80 66 48 51 63
電⼦材料
銀粉販売量 100 91 100 88 103 119
⾦属加⼯ 伸銅品販売量 100 100 107 100 93 95
熱処理加⼯売上⾼ 100 100 104 94 93 95
熱処理
⼯業炉売上⾼ 100 156 176 207 134 156
4
セグメント別損益 前年⽐
単位︓億円
2018年度 上期実績 2019年度 上期実績 ⽐較増減
経常利益の増減内容
売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益
・廃棄物の焼却処理量、
環 境 ・
512 28 32 535 34 31 22 6 △0 溶融・再資源化処理量の増加
リ サ イ ク ル
・持ち分法損益の悪化
・原料の購⼊条件の好転
製 錬 1,093 1 27 1,078 34 46 △ 15 32 19 ・PGM回収量の増加
・低価法損失の縮⼩
・スマートフォン向けLEDの減販
電 ⼦ 材 料 333 16 21 437 6 12 104 △9 △ 9 ・銀粉の中国向け減販
・⾃動⾞向け、スマートフォン向け
⾦ 属 加 ⼯ 460 31 32 415 24 25 △ 45 △6 △ 7 需要の減少
・熱処理加⼯需要の減少
熱 処 理 136 12 12 140 6 5 3 △6 △ 7 ・設備投資などによる固定費増
そ の 他 、
△ 317 4 2 △ 298 4 2 18 0 0
全 社 ・ 消 去
計 2,218 93 128 2,307 110 124 89 17 △3
5
経常利益の要因別分析
単位︓億円
2019年度上期 -2018年度上期 環境・
製錬 電⼦材料 ⾦属加⼯ 熱処理 その他 合計
リサイクル
施策効果・販売増減など 7 11 △8 △5 △5 1 0
うち実収差量(数量差) - 12 - - - - 12
実収差量(⾦属価格単価差) - △2 - - - - △2
外貨建収⼊為替差 - △0 △0 - - - △1
原料購⼊条件(条件差) - 0 - - - - 0
払出時価簿価差・期末時価評価差 - 25 - - - - 25
電⼒代ほか - △2 - - - - △2
減価償却費(製造原価) △1 1 △1 △1 △1 △0 △3
営業利益増減 6 32 △9 △6 △6 0 17
営業外収⽀の影響
・持分法損益 △4 △ 11 0 △0 0 △0 △ 15
・その他 △3 △2 △0 △0 △1 0 △5
経常利益増減 △0 19 △9 △7 △7 0 △3
6
セグメント別損益 前回予想⽐
単位︓億円
2019年度 上期予想(5/13公表) 2019年度 上期実績 ⽐較増減
経常利益の増減内容
売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益
・廃棄物の焼却処理量、
環 境 ・
508 25 24 535 34 31 27 9 7 溶融・再資源化処理量の増加
リ サ イ ク ル
・⼟壌処理案件の増加
・貴⾦属価格の上昇
製 錬 1,003 15 33 1,078 34 46 75 19 13 ・低価法損失の縮⼩
電 ⼦ 材 料 322 2 9 437 6 12 115 4 3 ・銀粉の中国向け増販
⾦ 属 加 ⼯ 443 28 29 415 24 25 △ 27 △3 △ 3 ・スマートフォン向け需要の減少
熱 処 理 145 10 10 140 6 5 △4 △3 △ 4 ・熱処理加⼯需要の減少
そ の 他 、
△ 251 5 3 △ 298 4 2 △ 47 0 △0
全 社 ・ 消 去
計 2,170 85 108 2,307 110 124 137 25 16
7
財務の状況①
■連結貸借対照表 単位︓億円
2019年 2019年 2019年 2019年
⽐較増減 ⽐較増減
3⽉末 9⽉末 3⽉末 9⽉末
流動負債 1,634 1,510 △ 124
流動資産 2,380 2,331 △ 48
固定負債 850 976 126
⾮⽀配株主持分 89 94 5
固定資産 2,566 2,650 83
⾃⼰資本 2,372 2,400 27
総資産 4,946 4,982 35 負債・純資産計 4,946 4,982 35
有利⼦負債 1,352 1,463 110
⾃⼰資本⽐率(%) 48.0 48.2 0.2
新規事業投資や海外事業展開に向けた投資などにより固定資産
が増加し、総資産は前期末⽐+35億円の4,982億円となった。
これらの投資により、有利⼦負債は1,463億円に増加した。
8
財務の状況②
■連結キャッシュフロー 単位︓億円
2018年度 2019年度
⽐較増減
上期 上期
営業キャッシュフロー 154 218 63
税⾦等調整前当期純利益 126 124 △2
減価償却費 90 92 2
法⼈税等 △ 53 △ 32 20
棚卸資産 △ 35 △ 64 △ 29
その他 26 98 72
投資キャッシュフロー △ 215 △ 217 △2
設備投資 △ 111 △ 151 △ 39
その他投資 △ 103 △ 66 37
財務キャッシュフロー 78 60 △ 17
キャッシュフロー計 18 61 43
9
連結業績予想
■連結損益計算書 単位︓億円
2018年度 2019年度 業績予想
年度増減
実績 5/13公表 11/6公表 増減
① ② ③ (③-②) (③-①)
売上⾼ 4,529 4,550 4,800 250 5% 270 6%
営業利益 186 245 245 - 0% 58 31%
経常利益 243 300 300 - 0% 56 23%
親会社株主に帰属する
149 200 200 - 0% 50 34%
当期純利益
2019年度の業績予想については、上期の業績及び⾜元の事業
環境を勘案し、本年11⽉6⽇に前回予想の⾒直しを⾏いました。
10
セグメント別の損益(通期)前年⽐
単位︓億円
2019年度 業績予想
2018年度 実績 ⽐較増減
(11/6公表) 経常利益の増減要因
売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益
環 境 ・
1,044 56 62 1,123 60 62 78 3 △0
リ サ イ ク ル
・貴⾦属価格の上昇
製 錬 2,216 5 46 2,189 86 124 △ 27 80 77 ・PGM回収量の増加
・低価法損失の縮⼩
電 ⼦ 材 料 649 21 31 908 10 23 258 △ 11 △ 8 ・スマートフォン向けLEDの減販
・⾃動⾞向け、スマートフォン向け
⾦ 属 加 ⼯ 920 62 64 872 51 53 △ 48 △ 11 △ 11 需要の減少
熱 処 理 297 24 25 298 25 25 0 0 △0
そ の 他 、
△ 599 14 12 △ 590 13 13 9 △1 0
全 社 ・ 消 去
計 4,529 186 243 4,800 245 300 270 58 56
11
セグメント別の損益(通期)前回予想⽐
単位︓億円
2019年度 業績予想 2019年度 業績予想
⽐較増減
(5/13公表) (11/6公表) 経常利益の増減要因
売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益
環 境 ・ ・東南アジアでの廃棄物処理量の
1,067 66 67 1,123 60 62 56 △6 △ 5 減少
リ サ イ ク ル
・貴⾦属価格の上昇
製 錬 2,093 59 95 2,189 86 124 96 27 29 ・低価法損失の縮⼩
電 ⼦ 材 料 656 7 26 908 10 23 252 3 △ 3 ・新規製品収⼊の減少
・⾃動⾞向け、スマートフォン向け
⾦ 属 加 ⼯ 917 66 68 872 51 53 △ 45 △ 15 △ 15 需要の減少
熱 処 理 324 33 32 298 25 25 △ 26 △8 △ 7 ・熱処理加⼯需要の減少
そ の 他 、
△ 507 14 12 △ 590 13 13 △ 83 △1 1
全 社 ・ 消 去
計 4,550 245 300 4,800 245 300 250 0 0
12
前提条件・感応度(2019年度下期)
感応度(営業利益/下期) 単位︓億円
前提条件 変動幅 感応度
為替 108.0 円/$ ±1 円/$ 2.3
銅 5,700 $/t ±100 $/t 0.3
亜鉛 2,500 $/t ±100 $/t 2.1
インジウム 150 $/kg ±10 $/kg 0.3
※為替感応度の内訳は、製錬部⾨2.0億円、電⼦材料部⾨0.3億円です。
為替、⾦属価格
2018年度 2019年度 (参考)
上期平均 下期平均 年度平均 上期前提 上期平均 下期前提 年度平均 10⽉平均
為替︓(円/$) 110.3 111.6 110.9 110.0 108.6 108.0 108.3 108.1
銅︓($/t) 6,487 6,194 6,341 6,400 5,956 5,700 5,828 5,743
亜鉛︓($/t) 2,824 2,667 2,746 2,800 2,554 2,500 2,527 2,446
インジウム︓($/kg) 286 222 254 180 164 150 157 150
感応度については、現時点で合理的であると判断する⼀定の前提に基づいており、実際の影響額は様々な要因により⼤きく異なる可能性があります。
13
投資の状況
単位︓億円
2017年度 実績 2018年度 実績 2019年度上期 実績 2019年度 ⾒込
設備投資 研究開発 設備投資 研究開発 設備投資 研究開発 設備投資 研究開発
合計 合計 合計 合計
投融資 投資 投融資 投資 投融資 投資 投融資 投資
環 境 ・ リ サ イ クル 82 4 86 66 3 70 66 2 68 150 4 154
製 錬 123 12 136 264 13 277 100 3 103 110 9 119
電 ⼦ 材 料 46 34 81 38 39 77 8 21 29 35 45 80
⾦ 属 加 ⼯ 36 5 42 59 7 67 36 3 39 47 7 54
熱 処 理 49 3 53 54 2 56 21 0 22 43 2 45
全社、その他 8 0 9 10 △1 8 5 0 4 15 △1 13
合計 348 61 409 493 63 557 238 29 268 400 68 468
(参考)減価償却費
2019年度 2019年度
2017年度 2018年度
上期実績 ⾒込
環境 ・リ サ イクル 43 53 26 56 ■2019年度上期の主な投資
製 錬 46 41 18 41 環境・リサイクル︓不燃系廃棄物の再資源化設備
電 ⼦ 材 料 27 28 15 34 製錬︓ロス・ガトス亜鉛鉱⼭
⾦ 属 加 ⼯ 24 27 14 31
⾦属加⼯︓伸銅品製造設備
熱 処 理 20 23 12 28
全社、その他 10 11 3 9
合計 172 186 90 202
14
(参考)ヒストリカルデータ
■連結財務数値 (単位︓億円)
2017年度 2018年度 2019年度
1Q 2Q 3Q 4Q 年度 1Q 2Q 3Q 4Q 年度 1Q 2Q 3Q 4Q 年度
合計 売上⾼ 1,101 1,091 1,193 1,161 4,547 1,151 1,066 1,145 1,165 4,529 1,162 1,145 - - -
営業利益 82 64 86 76 309 69 24 34 59 186 68 41 - - -
経常利益 90 81 104 86 363 85 42 40 73 243 76 47 - - -
親会社株主に帰属する
四半期純利益 61 55 74 54 246 60 28 17 42 149 48 30 - - -
環境・リサイクル 売上⾼ 243 239 251 258 993 263 248 252 278 1,044 258 276 - - -
営業利益 16 9 13 10 49 17 10 16 12 56 18 15 - - -
経常利益 17 12 16 11 57 19 13 16 13 62 15 15 - - -
製錬 売上⾼ 501 522 582 572 2,179 587 506 548 575 2,216 581 497 - - -
営業利益 29 14 28 20 92 16 △ 14 △ 16 20 5 27 6 - - -
経常利益 38 26 35 29 130 28 △1 △ 11 31 46 35 11 - - -
電⼦材料 売上⾼ 232 177 206 160 777 177 155 170 146 649 193 244 - - -
営業利益 14 15 14 10 56 11 4 3 2 21 2 3 - - -
経常利益 15 17 16 11 61 13 7 4 4 31 5 6 - - -
⾦属加⼯ 売上⾼ 210 211 245 238 906 230 229 233 226 920 211 203 - - -
営業利益 15 16 20 20 72 16 14 19 12 62 15 9 - - -
経常利益 16 17 20 20 75 17 14 19 12 64 15 9 - - -
熱処理 売上⾼ 59 70 69 83 282 63 72 79 80 297 67 72 - - -
営業利益 3 7 6 9 26 4 7 7 4 24 2 3 - - -
経常利益 2 7 6 8 25 5 7 8 4 25 2 3 - - -
その他、 売上⾼ △ 145 △ 130 △ 162 △ 153 △ 591 △ 171 △ 145 △ 139 △ 142 △ 599 △ 150 △ 148 - - -
全社・消去 営業利益 3 1 3 5 12 2 1 3 6 14 2 2 - - -
経常利益 0 0 8 5 13 1 0 3 7 12 1 0 - - -
■前提条件 2017年度 2018年度 2019年度
1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均 1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均 1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均
為替︓(\/$) 111.1 111.0 113.0 108.3 110.9 109.1 111.5 112.9 110.2 110.9 109.9 107.4 - - -
銅︓($/t) 5,663 6,347 6,808 6,959 6,444 6,872 6,103 6,168 6,220 6,341 6,114 5,798 - - -
亜鉛︓($/t) 2,598 2,962 3,234 3,422 3,054 3,114 2,534 2,630 2,704 2,746 2,763 2,345 - - -
インジウム︓($/kg) 186 182 239 298 226 307 266 233 210 254 173 155 - - - 15
※本資料に記載されている業績⾒通し等の将来に関する記述は、当社が現在⼊⼿して
いる情報および合理的であると判断する⼀定の前提に基づいており、実際の業績等は
様々な要因により⼤きく異なる可能性があります。
16