5714 DOWA 2019-05-13 15:00:00
2018年度決算補足資料 [pdf]
2018年度
決算補⾜資料
2019年5⽉13⽇
損益の状況
■連結損益計算書 単位︓億円
2017年度 2018年度 ⽐較増減
上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
売上⾼ 2,193 2,354 4,547 2,218 2,311 4,529 25 △ 43 △ 18
営業利益 146 162 309 93 93 186 △ 53 △ 69 △ 122
経常利益 172 190 363 128 114 243 △ 44 △ 76 △ 120
親会社株主に帰属する
117 129 246 88 60 149 △ 28 △ 68 △ 97
当期純利益
製錬原料の購⼊条件悪化や⾦属価格の下落に加え、中国市場の減速などの影響に
より、営業利益、経常利益とも前期⽐減益の決算となった。
■為替・⾦属価格
2017年度 平均 2018年度 平均
上期 下期 通期 上期 下期 通期
為替︓(\/$) 111.1 110.6 110.9 110.3 111.6 110.9
銅︓($/t) 6,005 6,884 6,444 6,487 6,194 6,341
亜鉛︓($/t) 2,780 3,328 3,054 2,824 2,667 2,746
インジウム︓($/kg) 184 269 226 286 222 254
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事業環境(4Q)
廃棄物・リサイクル関連
廃棄物の発⽣量は、国内、東南アジアともに堅調に推移
⾃動⾞リサイクルや家電リサイクルの処理量が増加
⾃動⾞関連
中国の⾃動⾞⽣産台数が減少した影響を受けた
新エネルギー・電⼦部品関連
新エネルギー︓中国市場において需要が減少
電⼦部品︓スマートフォン向けは中国市場を中⼼に需要が減少
⾦属価格・為替相場
⾦属価格は総じて堅調に推移した
為替は、概ね1ドル110円前後で安定的に推移した
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主要製品の動向
※2017年度1Qを100として指数化
2017年度 2018年度
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
国内廃棄物中間処理量 100 90 95 86 103 85 94 88
環境・
リサイクル原料集荷量(⼩坂向け) 100 96 104 103 124 122 108 101
リサイクル
東南アジア廃棄物処理額 100 87 87 92 94 95 90 92
銅⽣産量(⼩坂・⼩名浜) 100 82 70 85 85 68 67 81
製 錬
亜鉛⽣産量(秋⽥) 100 79 111 100 108 79 109 102
LED販売量 100 107 121 109 117 93 77 55
電⼦材料
銀粉販売量 100 118 117 82 92 83 91 80
⾦属加⼯ 伸銅品販売量 100 97 106 102 100 101 108 100
熱処理加⼯売上⾼ 100 106 114 114 114 113 118 107
熱処理
⼯業炉売上⾼ 100 143 115 194 97 151 170 200
4
セグメント別損益 前年⽐
単位︓億円
2017年度 2018年度 ⽐較増減
営業利益の主な増減内容
売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益
・⼟壌処理案件の増加
環 境 ・
993 49 57 1,044 56 62 50 7 5 ・⾃動⾞リサイクル、
リ サ イ ク ル
家電リサイクルの処理増
・製錬原料の購⼊条件の悪化
製 錬 2,179 92 130 2,216 5 46 37 △ 86 △ 83 ・電⼒価格の上昇
・PGM回収量の減少
・銀粉の中国向け減販
電 ⼦ 材 料 777 56 61 649 21 31 △ 128 △ 34 △ 30
・磁性粉の減販
・スマートフォン向け需要の減少
⾦ 属 加 ⼯ 906 72 75 920 62 64 14 △9 △ 11
・減価償却費の増加
・熱処理加⼯需要の減少
熱 処 理 282 26 25 297 24 25 15 △1 0
・減価償却費の増加
そ の 他 、
△ 591 12 13 △ 599 14 12 △8 2 △1
全 社 ・ 消 去
計 4,547 309 363 4,529 186 243 △ 18 △ 122 △ 120
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経常利益の要因別分析
単位︓億円
2018年度累計 - 2017年度累計 環境・
製錬 電⼦材料 ⾦属加⼯ 熱処理 その他 合計
リサイクル
販売増減など 18 △ 47 △ 33 △ 7 1 3 △ 65
うち実収差量(数量差) - (△ 4) - - - - (△ 4)
実収差量(⾦属価格単価差) - 4 - - - - 4
外貨建収⼊為替差 - - - - - - -
原料購⼊条件(条件差) - △ 25 - - - - △ 25
払出時価簿価差・期末時価評価差 - △ 11 - - - - △ 11
電⼒代ほか - △ 11 - - - - △ 11
減価償却費(製造原価) △ 11 5 △ 2 △ 2 △ 3 △ 0 △ 13
営業利益増減 7 △ 86 △ 34 △ 9 △ 1 2 △ 122
営業外収⽀の影響
・持分法損益 △ 1 △ 8 △ 0 △ 0 - △ 4 △ 12
・その他 △ 1 10 4 △ 1 3 △ 0 14
経常利益増減 5 △ 83 △ 30 △ 11 0 △ 1 △ 120
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連結貸借対照表
単位︓億円
2018年 2019年 2018年 2019年
⽐較増減 ⽐較増減
3⽉末 3⽉末 3⽉末 3⽉末
流動負債 1,428 1,634 206
流動資産 2,283 2,380 96
固定負債 659 850 191
⾃⼰資本 2,388 2,372 △ 16
固定資産 2,281 2,566 284
⾮⽀配株主持分 89 89 △0
総資産 4,565 4,946 381 負債・純資産計 4,565 4,946 381
有利⼦負債 1,098 1,352 254
⾃⼰資本⽐率(%) 52.3 48.0 △ 4.4
ROA(%) 8.4 5.1 △ 3.3
成⻑投資による固定資産の増加などにより、総資産額は前期末⽐で381億円増加
総資産額が増加したことや減益により、ROAは前期末から3.3ポイント低下
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連結キャッシュ・フロー計算書
単位︓億円
2017年度 2018年度 ⽐較増減
営業キャッシュ・フロー 111 375 264
税⾦等調整前当期純利益 349 234 △ 114
減価償却費等 177 191 13
法⼈税等 △ 124 △ 79 45
棚卸資産 △ 239 △ 134 104
その他 △ 51 162 214
投資キャッシュ・フロー △ 340 △ 510 △ 170
設備投資 △ 240 △ 236 3
その他投資 △ 100 △ 273 △ 173
財務キャッシュ・フロー 240 159 △ 81
キャッシュ・フロー計 12 24 12
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2019年度連結業績予想①
■連結損益計算書
単位︓億円
2018年度 2019年度
⽐較増減
実績 予想
売上⾼ 4,529 4,550 20
営業利益 186 245 58
経常利益 243 300 56
親会社株主に帰属する
149 200 50
当期純利益
2019年度は、製錬原料の購⼊条件の好転や⼀過性要因の解消に加えて、
中期計画2020の施策効果実現による既存製品・新規製品の増販、電⼒費・
減価償却費などのコスト要因も織り込んだ上で、前期⽐増益を計画する。
9
経常利益の増減分析
単位︓億円
減益要因 増益要因
△42 +99
+29 300
+12 ⼀過性
要因の
+12 コスト削減 解消など
+12 新規製品 効果
243 △16 の増販
製錬原料
減価 △14 +34 の購⼊
償却費の △6 条件好転
増加 変動費 △6
単価の 前提
上昇 条件差 研究 増販効果
開発費の
増加
2018年度 2019年度
予想
10
セグメント別の損益
単位︓億円
2018年度 実績 2019年度 予想 ⽐較増減
売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益 売上⾼ 営業利益 経常利益
環 境 ・
1,044 56 62 1,067 66 67 22 9 4
リ サ イ ク ル
製 錬 2,216 5 46 2,093 59 95 △ 123 53 48
電 ⼦ 材 料 649 21 31 656 7 26 6 △ 14 △5
⾦ 属 加 ⼯ 920 62 64 917 66 68 △3 3 3
熱 処 理 297 24 25 324 33 32 26 8 6
その他、全社・ 消去 △ 599 14 12 △ 507 14 12 92 △0 △0
計 4,529 186 243 4,550 245 300 20 58 56
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前提条件・感応度(2019年度)
感応度(営業利益/年) 単位︓億円
前提条件 変動幅 感応度
為替 110.0 円/$ ±1 円/$ 4.0
銅 6,400 $/t ±100 $/t 0.5
亜鉛 2,800 $/t ±100 $/t 4.0
インジウム 180 $/kg ±10 $/kg 0.5
※為替感応度の内訳は、製錬部⾨3.4億円、電⼦材料部⾨0.6億円です。
為替、⾦属価格
2018年度 平均 2019年度 予想 (参考)
上期 下期 通期 上期 下期 通期 4⽉平均
為替︓(\/$) 110.3 111.6 110.9 110.0 110.0 110.0 111.7
銅︓($/t) 6,487 6,194 6,341 6,400 6,400 6,400 6,445
亜鉛︓($/t) 2,824 2,667 2,746 2,800 2,800 2,800 2,938
インジウム︓($/kg) 286 222 254 180 180 180 187
感応度については、現時点で合理的であると判断する⼀定の前提に基づいており、実際の影響額は様々な要因により⼤きく異なる可能性があります。
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投資の状況
単位︓億円
2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 予想
設備投資 研究開発 設備投資 研究開発 設備投資 研究開発 設備投資 研究開発
合計 合計 合計 合計
投融資 投資 投融資 投資 投融資 投資 投融資 投資
環 境 ・ リ サ イ クル 57 3 60 82 4 86 66 3 70 150 4 154
製 錬 90 20 111 123 12 136 264 13 277 50 9 59
電 ⼦ 材 料 37 32 70 46 34 81 38 39 77 35 45 80
⾦ 属 加 ⼯ 40 5 45 36 5 42 59 7 67 47 7 54
熱 処 理 53 4 57 49 3 53 54 2 56 43 2 45
全社、その他 24 0 23 8 0 9 10 △1 8 15 △1 13
合計 302 66 369 348 61 409 493 63 557 340 68 408
(参考) 減価償却費
2019年度
2016年度 2017年度 2018年度
予想
環 境 ・ リ サ イ クル 45 43 53 56 ・2019年度の主な設備投資案件
製 錬 38 46 41 41 環境・リサイクル︓不燃性廃棄物の再資源化設備
電 ⼦ 材 料 23 27 28 34 製錬 ︓亜鉛リサイクル原料の不純物除去設備
⾦ 属 加 ⼯ 20 24 27 31 電⼦材料 ︓新規製品の研究⽤設備
熱 処 理 19 20 23 28 ⾦属加⼯ ︓伸銅品製造設備
全社、その他 9 10 11 9
熱処理 ︓熱処理加⼯設備
合計 157 172 186 202
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(参考)ヒストリカルデータ
単位︓億円
■連結財務数値
2016年度 2017年度 2018年度
1Q 2Q 3Q 4Q 年度 1Q 2Q 3Q 4Q 年度 1Q 2Q 3Q 4Q 年度
合計 売上⾼ 937 910 1,029 1,228 4,105 1,101 1,091 1,193 1,161 4,547 1,151 1,066 1,144 1,165 4,529
営業利益 76 57 73 133 339 82 64 86 76 309 69 24 34 59 186
経常利益 68 67 91 137 365 90 81 104 86 363 85 42 40 73 243
親会社株主に帰属する
四半期純利益 49 49 64 98 261 61 55 74 54 246 60 28 17 42 149
環境・リサイクル 売上⾼ 218 235 233 281 969 243 239 251 258 993 263 248 252 278 1,044
営業利益 10 16 19 20 66 16 9 13 10 49 17 10 16 12 56
経常利益 8 16 21 21 68 17 12 16 11 57 19 13 16 13 62
製錬 売上⾼ 497 447 522 609 2,077 501 522 582 572 2,179 587 506 548 575 2,216
営業利益 29 3 13 54 100 29 14 28 20 92 16 △ 14 △ 16 20 59
経常利益 29 9 24 58 122 38 26 35 29 130 28 △1 △ 11 31 46
電⼦材料 売上⾼ 131 139 171 183 625 232 177 206 160 777 177 155 170 146 649
営業利益 14 14 14 22 65 14 15 14 10 56 11 4 3 2 21
経常利益 12 15 18 21 68 15 17 16 11 61 13 7 4 4 31
⾦属加⼯ 売上⾼ 175 175 189 214 754 210 211 245 238 906 230 229 233 226 920
営業利益 15 16 17 20 69 15 16 20 20 72 16 14 19 12 62
経常利益 15 16 18 20 71 16 17 20 20 75 17 14 19 12 64
熱処理 売上⾼ 55 59 63 72 251 59 70 69 83 282 63 72 79 80 297
営業利益 4 4 4 10 23 3 7 6 9 26 4 7 7 4 24
経常利益 3 3 5 9 22 2 7 6 8 25 5 7 8 4 25
その他、 売上⾼ △ 140 △ 148 △ 151 △ 134 △ 574 △ 145 △ 130 △ 162 △ 153 △ 591 △ 171 △ 145 △ 139 △ 142 △ 599
全社・消去 営業利益 2 2 3 5 13 3 1 3 5 12 2 1 3 6 14
経常利益 △1 5 2 5 11 0 0 8 5 13 1 0 3 7 12
■前提条件 2016年度 2017年度 2018年度
1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均 1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均 1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均
為替︓(\/$) 108.1 102.4 109.3 113.6 108.4 111.1 111.0 113.0 108.3 110.9 109.1 111.5 112.9 110.2 110.9
銅︓($/t) 4,730 4,774 5,281 5,834 5,154 5,663 6,347 6,808 6,959 6,444 6,872 6,103 6,168 6,220 6,350
亜鉛︓($/t) 1,915 2,253 2,518 2,781 2,367 2,598 2,962 3,234 3,422 3,054 3,114 2,534 2,630 2,704 2,746
インジウム︓($/kg) 237 206 195 190 207 186 182 239 298 226 307 266 233 210 254 14
※本資料に記載されている業績⾒通し等の将来に関する記述は、当社が現在⼊⼿して
いる情報および合理的であると判断する⼀定の前提に基づいており、実際の業績等は
様々な要因により⼤きく異なる可能性があります。
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