5714 DOWA 2021-05-14 15:30:00
2020年度 決算補足資料 [pdf]
2020年度
決算補足資料
2021年5月14日
経営成績
■連結損益計算書
単位:億円(億円未満切捨て)
2019年度 2020年度 増減
上期 下期 通期 上期 下期 通期 上期 下期 通期
売上高 2,307 2,543 4,851 2,524 3,355 5,880 216 811 1,028
営業利益 110 148 259 126 248 374 15 99 114
経常利益 124 165 289 93 278 372 △ 31 113 82
親会社株主に帰属する
当期(四半期)純利益
79 94 173 16 202 218 △ 63 107 44
■為替・金属価格
2019年度 2020年度
上期平均 下期平均 通期平均 上期平均 下期平均 通期平均
為替:(\/$) 108.6 108.8 108.7 106.9 105.2 106.1
銅:($/t) 5,956 5,763 5,860 5,931 7,826 6,879
亜鉛:($/t) 2,554 2,256 2,405 2,150 2,689 2,419
インジウム:($/kg) 164 149 156 147 185 166
2
事業環境(2020年度)
➢ 廃棄物・リサイクル関連
国内の廃棄物処理の受注は堅調
インドネシア・タイは、廃棄物処理の受注が前年比で減少
➢ 自動車関連
2020.2Qから販売が回復に転じ、3Q以降も回復基調が継続
➢ 新エネルギー・電子部品関連
新エネルギー:堅調に推移
電子部品:第5世代移動通信システム(5G)向けの需要が増加
➢ 為替・金属価格
前期と比較して平均為替レートは円高ドル安となり、貴金属や亜鉛、銅などの
ベースメタルの平均価格は上昇
3
主要製品の動向
※2019年度1Qを100として指数化
2019年度 2020年度
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
国内廃棄物中間処理量 100 89 94 90 92 88 94 85
環境・ リサイクル原料集荷量
100 106 107 101 107 100 91 88
リサイクル (小坂製錬向け)
東南アジア廃棄物処理額 100 97 98 110 102 86 83 96
銅生産量
(小坂製錬・小名浜製錬合計)
100 94 90 110 100 90 98 90
製錬
亜鉛生産量 100 69 93 90 89 64 99 91
LED販売量 100 122 106 110 124 130 122 121
電子材料
銀粉販売量 100 116 123 127 107 122 120 120
金属加工 伸銅品販売量 100 103 104 96 71 82 111 110
熱処理加工売上高 100 102 104 99 56 85 107 112
熱処理
工業炉売上高 100 117 102 110 64 83 52 108
4
セグメント別損益 前年比
単位:億円(億円未満切捨て)
2019年度 2020年度 増減
経常利益の増減理由
売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益
・廃棄物処理単価の上昇
環 境 ・
1,121 72 69 1,176 84 86 54 12 17 ・家電リサイクル処理量の増加
リ サ イ ク ル
・東南アジアでの受注減
・貴金属価格の上昇
製 錬 2,272 100 122 2,820 203 259 547 103 137 ・原料の購入条件の好転
・PGM回収量の増加
・LED、銀粉の増販
電 子 材 料 982 10 24 1,512 24 36 530 14 12 ・磁性粉の減販
・自動車関連製品・サービスの
金 属 加 工 823 51 51 778 43 46 △ 45 △7 △ 5 需要減少
・自動車関連製品・サービスの
熱 処 理 279 12 12 231 7 8 △ 48 △4 △ 4 需要減少
そ の 他 、 ・持分法適用関連会社の
△ 628 13 10 △ 639 10 △ 65 △ 10 △3 △ 75 業績悪化
全 社 ・ 消 去
合 計 4,851 259 289 5,880 374 372 1,028 114 82
5
経常利益の要因別分析
単位:億円(億円未満切捨て)
2020年度累計-2019年度累計 環境・
製錬 電子材料 金属加工 熱処理 その他 合計
リサイクル
施策効果・販売増減など 16 13 12 △5 △3 △3 29
うち実収差量(数量差) - △2 - - - - △2
実収差量(金属価格単価差) - 86 - - - - 86
外貨建収入為替差 - △8 0 - - - △8
原料条件(条件差) - 22 - - - - 22
払出時価簿価差・期末時価評価差 - △ 20 - - - - △ 20
電力代ほか - 12 - - - - 12
減価償却費(製造原価) △3 △2 1 △2 △1 0 △7
営業利益増減 12 103 14 △7 △4 △3 114
営業外収支の影響
・持分法損益 1 14 0 0 - △ 70 △ 54
・その他 3 19 △1 1 0 △2 21
経常利益増減 17 137 12 △5 △4 △ 75 82
6
セグメント別損益 前回予想比
単位:億円(億円未満切捨て)
2020年度 予想 (3/22公表) 2020年度 実績 増減
売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益
環 境 ・
リ サ イ ク ル
1,166 80 81 1,176 84 86 10 4 5
製 錬 2,785 204 248 2,820 203 259 35 △0 11
電 子 材 料 1,502 25 36 1,512 24 36 10 △0 0
金 属 加 工 773 42 44 778 43 46 5 1 2
熱 処 理 237 10 8 231 7 8 △5 △2 0
そ の 他 、
全社・消去
△ 635 10 △ 67 △ 639 10 △ 65 △4 0 1
合 計 5,828 371 350 5,880 374 372 52 3 22
7
連結貸借対照表
単位:億円(億円未満切捨て)
2020年 2021年 2020年 2021年
増減 増減
3月末 3月末 3月末 3月末
流動負債 1,567 2,268 701
流動資産 2,421 3,269 848
固定負債 974 948 △ 26
自己資本 2,480 2,657 176
固定資産 2,703 2,714 11
非支配株主持分 101 110 8
総資産 5,124 5,984 859 負債・純資産計 5,124 5,984 859
有利子負債 1,340 1,539 198
自己資本比率(%) 48.4 44.4 △ 4.0
ROA(%) 5.8 6.7 0.9
ROE(%) 7.2 8.5 1.3
・金属価格の上昇による棚卸資産の増加などにより流動資産が増加し、当期末の総資産額は
前年同期末比+859億円の5,984億円となった。
・上記の資金需要のため、当期末の有利子負債は1,539億円に増加した。
・前年比で増益となったことから、ROA、ROEはともに前期末から上昇した。
8
連結キャッシュ・フロー計算書
単位:億円(億円未満切捨て)
2019年度 2020年度 増減
営業活動によるキャッシュ・フロー 551 △ 30 △ 582
税金等調整前当期純利益 287 388 100
減価償却費 197 205 7
法人税等 △ 54 △ 144 △ 90
棚卸資産 43 △ 895 △ 938
その他 76 415 338
投資活動によるキャッシュ・フロー △ 378 △ 229 148
設備投資 △ 361 △ 350 11
その他投資 △ 16 120 137
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 65 115 181
キャッシュフロー計 107 △ 144 △ 251
9
2021年度連結業績予想
億円未満切捨て) 単位:億円(億円未満切捨て)
2020年度 2021年度
増減
実績 予想
売上高 5,880 6,400 519 9%
営業利益 374 440 65 17%
経常利益 372 500 128 34%
親会社株主に帰属する
218 300 81 37%
当期純利益
・新型コロナウイルス感染症の影響を受けていた自動車関連製品及びサービスの需要
回復に加えて、堅調な相場環境も考慮し、前年比で増収増益を計画。
・なお、持分法適用関連会社の藤田観光㈱については、同社の2021年12月期通期
業績予想が公表されていないため、本業績予想に同社の業績は反映していません。
10
経常利益の増減分析
単位:億円
減益要因 増益要因
△110 +238
+6
+9 500
+73
+59
372
△48
△24 +91
△22
△16
2020年度 減価 原料の 販管費 変動 増販 金属価格 持分法 コスト その他 2021年度
償却費 購入条件 研究開発 原単価 効果 為替 損益 削減 予想
など 費 など
11
セグメント別損益
単位:億円(億円未満切捨て)
2020年度 実績 2021年度 予想 増減
売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益
環 境 ・
リ サ イ ク ル
1,176 84 86 1,290 80 82 113 △4 △4
製 錬 2,820 203 259 3,085 227 282 264 23 22
電 子 材 料 1,512 24 36 1,525 43 51 12 18 14
金 属 加 工 778 43 46 834 55 56 55 11 9
熱 処 理 231 7 8 282 25 23 50 17 14
そ の 他 、
全社・消去
△ 639 10 △ 65 △ 616 10 6 23 △0 71
合 計 5,880 374 372 6,400 440 500 519 65 128
12
前提条件・感応度(2021年度)
感応度(営業利益/年) 単位:億円
前提条件 変動幅 感応度
為替 108.0 円/$ ±1 円/$ 6.0
銅 8,500 $/t ±100 $/t 0.4
亜鉛 2,500 $/t ±100 $/t 4.2
インジウム 180 $/kg ±10 $/kg 0.6
※為替感応度の内訳は、製錬部門4.8億円、電子材料部門1.2億円です。
為替、金属価格
2020年度 2021年度 (参考)
2021年
上期平均 下期平均 年度平均 上期前提 下期前提 年度平均
4月平均
為替:(円/$) 106.9 105.2 106.1 108.0 108.0 108.0 109.1
銅:($/t) 5,931 7,826 6,879 8,500 8,500 8,500 9,336
亜鉛:($/t) 2,150 2,689 2,419 2,500 2,500 2,500 2,827
インジウム:($/kg) 147 185 166 180 180 180 201
感応度については、現時点で合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の影響額は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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投資の状況
単位:億円(億円未満切捨て)
2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 予想
設備投資 研究開発 設備投資 研究開発 設備投資 研究開発 設備投資 研究開発
合計 合計 合計 合計
投融資 投資 投融資 投資 投融資 投資 投融資 投資
環 境 ・ リ サイクル 66 3 70 206 3 210 181 4 185 110 5 115
製 錬 264 13 277 74 9 83 71 6 77 114 14 128
電 子 材 料 38 39 77 28 43 72 59 42 102 75 45 121
金 属 加 工 59 7 67 62 6 68 37 7 45 43 7 51
熱 処 理 54 2 56 43 1 45 16 2 18 21 2 23
全 社 、 そ の 他 10 △1 8 11 △1 10 26 0 25 13 2 15
合 計 493 63 557 426 63 490 392 63 455 379 77 456
(参考) 減価償却費
2018 2019 2020 2021年度
年度 年度 年度 予想
環 境 ・ リ サイクル 53 54 58 77 ■2021年度の主な投資
製 錬 41 42 44 50
環境・リサイクル:焼却設備の建設(インドネシア)
電 子 材 料 28 31 29 47
製錬:製錬設備の維持更新
金 属 加 工 27 30 32 36
熱 処 理 23 25 26 25
電子材料:近赤外LEDの量産設備の建設
全 社 、 そ の 他 11 8 8 10 金属加工:伸銅品生産設備の増強
合 計 186 192 200 248
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(参考)ヒストリカルデータ
■連結財務数値 単位:億円(億円未満切捨て)
2018年度 2019年度 2020年度
1Q 2Q 3Q 4Q 年度 1Q 2Q 3Q 4Q 年度 1Q 2Q 3Q 4Q 年度
合計 売上高 1,151 1,066 1,145 1,165 4,529 1,162 1,145 1,219 1,323 4,851 1,154 1,370 1,511 1,844 5,880
営業利益 69 24 34 59 186 68 41 65 83 259 49 76 111 137 374
経常利益 85 42 40 73 243 76 47 79 85 289 33 59 123 155 372
親会社株主に帰属する
当期(四半期)純利益 60 28 17 42 149 48 30 55 39 173 1 14 68 133 218
環境・リサイクル 売上高 263 248 252 278 1,044 258 276 282 303 1,121 277 287 290 319 1,176
営業利益 17 10 16 12 56 18 15 16 21 72 18 18 22 25 84
経常利益 19 13 16 13 62 15 15 18 18 69 21 12 24 28 86
製錬 売上高 587 506 548 575 2,216 581 497 568 626 2,272 604 635 693 887 2,820
営業利益 16 △ 14 △ 16 20 5 27 6 26 39 100 34 42 51 74 203
経常利益 28 △1 △ 11 31 46 35 11 35 39 122 33 52 73 99 259
電子材料 売上高 177 155 170 146 649 193 244 269 275 982 238 385 412 476 1,512
営業利益 11 4 3 2 21 2 3 2 1 10 6 2 7 7 24
経常利益 13 7 4 4 31 5 6 6 5 24 10 6 9 10 36
金属加工 売上高 230 229 233 226 920 211 203 203 204 823 149 161 220 246 778
営業利益 16 14 19 12 62 15 9 12 14 51 △4 10 21 16 43
経常利益 17 14 19 12 64 15 9 12 14 51 △3 10 21 17 46
熱処理 売上高 63 72 79 80 297 67 72 69 70 279 39 57 58 76 231
営業利益 4 7 7 4 24 2 3 3 2 12 △9 2 6 8 7
経常利益 5 7 8 4 25 2 3 3 3 12 △ 10 3 5 10 8
その他、 売上高 △ 171 △ 145 △ 139 △ 142 △ 599 △ 150 △ 148 △ 174 △ 155 △ 628 △ 155 △ 156 △ 164 △ 161 △ 639
全社・消去 営業利益 2 1 3 6 14 2 2 3 5 13 2 0 2 4 10
経常利益 1 0 3 7 12 1 1 3 4 10 △ 17 △ 25 △ 10 △ 12 △ 65
■前提条件 2018年度 2019年度 2020年度
1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均 1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均 1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均
為替:(\/$) 109.1 111.5 112.9 110.2 110.9 109.9 107.4 108.8 108.9 108.7 107.6 106.2 104.5 105.9 106.1
銅:($/t) 6,872 6,103 6,168 6,220 6,341 6,114 5,798 5,888 5,638 5,860 5,341 6,521 7,174 8,479 6,879
亜鉛:($/t) 3,114 2,534 2,630 2,704 2,746 2,763 2,345 2,384 2,128 2,405 1,959 2,340 2,631 2,748 2,419
インジウム:($/kg) 307 266 233 210 254 173 155 150 148 156 146 148 174 197 166 15
※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手して
いる情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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