5714 DOWA 2020-11-10 15:30:00
2020年度第2四半期 決算補足資料 [pdf]
2020年度第2四半期
決算補足資料
2020年11月10日
経営成績
■連結損益計算書
単位:億円(億円未満切捨て)
2019年度 2020年度 比較増減
上期実績 通期実績 上期実績 通期見込 上期 通期
売上高 2,307 4,851 2,524 5,636 216 9% 784 16%
営業利益 110 259 126 313 15 14% 53 21%
経常利益 124 289 93 290 △ 31 △25% 0 0%
親会社株主に帰属する
当期純利益 79 173 16 120 △ 63 △80% △ 53 △31%
■為替・金属価格
2019年度 2020年度
1Q平均 2Q平均 上期平均 1Q平均 2Q平均 上期平均
為替:(\/$) 109.9 107.4 108.6 107.6 106.2 106.9
銅:($/t) 6,114 5,798 5,956 5,341 6,521 5,931
亜鉛:($/t) 2,763 2,345 2,554 1,959 2,340 2,150
インジウム:($/kg) 173 155 164 146 148 147
2
事業環境(2020年度2Q)
廃棄物・リサイクル関連
廃棄物、リサイクル原料ともに概ね前年同期並みの受注
東南アジアは売上高が前年同期比で減少
自動車関連
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け販売が減少していたが、
第2四半期において回復に転じた
新エネルギー・電子部品関連
新エネルギー:中国向けを中心として販売量が増加
電子部品:第5世代移動通信システム(5G)向けの販売が堅調
為替相場・金属価格
為替は106円/米ドル前後で推移
金属価格は金、銀が継続して上昇し、亜鉛、銅は上昇に転じた
3
主要製品の動向
※2019年度1Qを100として指数化
2019年度 2020年度
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
国内廃棄物中間処理量 100 89 94 90 92 88
環境・ リサイクル原料集荷量
100 106 107 101 107 100
リサイクル (小坂製錬向け)
東南アジア廃棄物処理額 100 97 98 110 102 86
銅生産量(小坂・小名浜合計) 100 94 90 110 100 90
製 錬
亜鉛生産量 100 69 93 90 89 64
LED販売量 100 123 106 111 125 130
電子材料
銀粉販売量 100 116 123 127 107 122
金属加工 伸銅品販売量 100 103 104 96 71 82
熱処理加工売上高 100 102 104 99 56 85
熱処理
工業炉売上高 100 117 102 110 64 83
4
セグメント別損益(2020年度上期)前年同期比
単位:億円(億円未満切捨て)
2019年度上期 実績 2020年度上期 実績 比較増減
経常利益の増減理由
売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益
・廃棄物処理単価の上昇
環 境 ・
535 34 31 565 36 34 30 2 2 ・家電リサイクル処理量の増加
リ サ イ ク ル
・東南アジアでの受注減
・貴金属価格の上昇
製 錬 1,078 34 46 1,240 77 86 162 43 39 ・原料の購入条件の好転
・PGM回収量の増加
・LED、銀粉の増販
電 子 材 料 437 6 12 623 9 16 185 3 4 ・磁性粉の減販
・自動車関連製品・サービスの
金 属 加 工 415 24 25 310 5 6 △ 104 △ 18 △ 18 需要減少
・自動車関連製品・サービスの
熱 処 理 140 6 5 97 △7 △7 △ 43 △ 13 △ 13 需要減少
そ の 他 、 ・持分法適用関連会社の
△ 298 4 2 △ 312 3 △ 43 △ 14 △1 △ 45
全 社 ・ 消 去 業績悪化
計 2,307 110 124 2,524 126 93 216 15 △ 31
5
経常利益の要因別分析
単位:億円(億円未満切捨て)
2020年度上期 -2019年度上期 環境・
製錬 電子材料 金属加工 熱処理 その他 合計
リサイクル
施策効果・販売増減など 2 5 1 △ 18 △ 12 △1 △ 24
うち実収差量(数量差) - 8 - - - - 8
実収差量(金属価格単価差) - 30 - - - - 30
外貨建収入為替差 - △3 0 - - - △3
原料条件(条件差) - 13 - - - - 13
払出時価簿価差・期末時価評価差 - △4 - - - - △4
電力代ほか - 4 - - - - 4
減価償却費(製造原価) 1 △3 2 △0 △1 △0 △1
営業利益増減 2 43 3 △ 18 △ 13 △1 15
営業外収支の影響
・持分法損益 1 △ 10 △0 0 - △ 42 △ 51
・その他 △1 6 1 0 △0 △2 4
経常利益増減 2 39 4 △ 18 △ 13 △ 45 △ 31
6
セグメント別損益(2020年度上期)8/7予想比
単位:億円(億円未満切捨て)
2020年度上期 予想(8/7) 2020年度上期 実績 比較増減
経常利益の増減理由
売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益
環 境 ・ ・廃棄物処理単価の上昇
553 30 31 565 36 34 12 6 3 ・家電リサイクル処理量の増加
リ サ イ ク ル
・金属価格の上昇
製 錬 1,109 35 42 1,240 77 86 131 42 44 ・PGM回収量の増加
・銀粉の増販
電 子 材 料 510 9 16 623 9 16 113 0 0 ・磁性粉の減販
・自動車関連製品・サービスの
金 属 加 工 299 △5 △4 310 5 6 11 10 10 需要が回復
熱 処 理 98 △8 △9 97 △7 △7 △0 0 1
そ の 他 、
△ 294 5 △ 42 △ 312 3 △ 43 △ 18 △1 △1
全 社 ・ 消 去
計 2,275 66 34 2,524 126 93 249 60 59
7
連結貸借対照表
単位:億円(億円未満切捨て)
2020年 2020年 2020年 2020年
比較増減 比較増減
3月末 9月末 3月末 9月末
流動負債 1,567 1,826 258
流動資産 2,421 2,538 117
固定負債 974 881 △ 93
自己資本 2,480 2,410 △ 70
固定資産 2,703 2,697 △5
非支配株主持分 101 118 16
総資産 5,124 5,236 111 負債・純資産計 5,124 5,236 111
有利子負債 1,340 1,386 45
自己資本比率(%) 48.4 46.0 △ 2.4
金属価格の上昇による棚卸資産の増加などにより流動資産が増加し、
当期末の総資産額は前期末比+111億円の5,236億円となった。
手元流動性の確保のため、現預金の積み上げを実施したこと等から、
当期末の有利子負債は1,386億円に増加した。
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連結キャッシュ・フロー計算書
単位:億円(億円未満切捨て)
2019年度 2020年度
比較増減
上期 上期
営業キャッシュフロー 218 233 14
税金等調整前当期純利益 124 87 △ 36
減価償却費 92 94 1
法人税等 △ 32 △ 82 △ 50
棚卸資産 39 △ 236 △ 275
その他 △5 370 375
投資キャッシュフロー △ 217 △ 168 49
設備投資 △ 151 △ 160 △8
その他投資 △ 66 △8 58
財務キャッシュフロー 60 △4 △ 65
キャッシュフロー計 61 60 △1
9
2020年度通期 連結業績予想
単位:億円(億円未満切捨て)
2019年度 2020年度
比較増減
実績 予想
売上高 4,851 5,636 784 16%
営業利益 259 313 53 21%
経常利益 289 290 0 0%
親会社株主に帰属する
当期純利益
173 120 △ 53 △31%
未定としておりました2020年度通期の連結業績予想につきまして、
上期の業績および現時点で入手可能な情報や予測等に基づき
上記の通りに算定いたしました。
10
セグメント別損益(2020年度通期)前年比
単位:億円(億円未満切捨て)
2019年度 実績 2020年度 見込 比較増減
売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益
環 境 ・
1,121 72 69 1,161 75 71 39 2 1
リ サ イ ク ル
製 錬 2,272 100 122 2,636 168 209 363 67 86
電 子 材 料 982 10 24 1,533 22 32 550 11 7
金 属 加 工 823 51 51 755 32 36 △ 68 △ 19 △ 15
熱 処 理 279 12 12 248 7 6 △ 31 △5 △6
その他、全
△ 628 13 10 △ 696 9 △ 63 △ 68 △4 △ 74
社 ・ 消 去
計 4,851 259 289 5,636 313 290 784 53 0
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セグメント別損益(2020年度下期)前年同期比
単位:億円(億円未満切捨て)
2019年度下期 実績 2020年度下期 見込 比較増減
売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益
環 境 ・
586 37 37 595 38 36 9 0 △0
リ サ イ ク ル
製 錬 1,194 65 75 1,395 90 122 200 24 47
電 子 材 料 544 3 11 909 12 15 365 8 3
金 属 加 工 408 26 26 444 26 29 35 △0 2
熱 処 理 139 6 6 150 14 13 11 8 6
その他、全
△ 329 8 7 △ 384 5 △ 20 △ 54 △2 △ 28
社 ・ 消 去
計 2,543 148 165 3,111 186 196 567 38 31
12
セグメント別損益(2020年度下期)上期比
単位:億円(億円未満切捨て)
2020年度上期 実績 2020年度下期 見込 比較増減
経常利益の増減理由
売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益 売上高 営業利益 経常利益
環 境 ・
565 36 34 595 38 36 29 1 2
リ サ イ ク ル
・金属価格の上昇
製 錬 1,240 77 86 1,395 90 122 155 13 36 ・PGM回収量の減少
・海外亜鉛鉱山の業績改善
電 子 材 料 623 9 16 909 12 15 285 2 △0
・自動車関連製品・サービスの
金 属 加 工 310 5 6 444 26 29 133 20 22 需要が回復
・自動車関連製品・サービスの
熱 処 理 97 △7 △7 150 14 13 53 21 21 需要が回復
そ の 他 、 ・持分法適用関連会社の
△ 312 3 △ 43 △ 384 5 △ 20 △ 71 2 22
全 社 ・ 消 去 業績改善
計 2,524 126 93 3,111 186 196 586 60 103
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前提条件・感応度(2020年度下期)
感応度(営業利益/下期) 単位:億円
前提条件 変動幅 感応度
為替 105.0 円/$ ±1 円/$ 2.6
銅 6,500 $/t ±100 $/t 0.2
亜鉛 2,400 $/t ±100 $/t 2.4
インジウム 160 $/kg ±10 $/kg 0.3
※為替感応度の内訳は、製錬部門2.3億円、電子材料部門0.3億円です。
為替、金属価格
2019年度 2020年度 (参考)
上期平均 下期平均 年度平均 上期前提 上期平均 下期前提 年度平均 10月平均
為替:(円/$) 108.6 108.8 108.7 107.3 106.9 105.0 106.0 105.3
銅:($/t) 5,956 5,763 5,860 5,821 5,931 6,500 6,216 6,703
亜鉛:($/t) 2,554 2,256 2,405 2,030 2,150 2,400 2,275 2,442
インジウム:($/kg) 164 149 156 143 147 160 154 171
感応度については、現時点で合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の影響額は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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投資の状況
単位:億円(億円未満切捨て)
2017年度 2018年度 2019年度 2020年度上期 2020年度通期
設備投資 研究開発 設備投資 研究開発 設備投資 研究開発 設備投資 研究開発 設備投資 研究開発
合計 合計 合計 合計 合計
投融資 投資 投融資 投資 投融資 投資 投融資 投資 投融資 投資
環 境 ・ リ サ イ クル 82 4 86 66 3 70 206 3 210 82 2 84 138 4 142
製 錬 123 12 136 264 13 277 74 9 83 40 2 42 76 6 83
電 子 材 料 46 34 81 38 39 77 28 43 72 21 20 41 57 42 100
金 属 加 工 36 5 42 59 7 67 62 6 68 22 3 25 39 7 46
熱 処 理 49 3 53 54 2 56 43 1 45 8 1 9 13 2 16
全社、その他 8 0 9 10 △1 8 11 △1 10 5 0 6 25 △1 24
合計 348 61 409 493 63 557 426 63 490 180 29 210 351 62 414
(参考) 減価償却費
2020年度 2020年度
2017年度 2018年度 2019年度
上期 通期 ■2020年度の主な投資
環 境 ・ リ サ イ クル 43 53 54 26 60
環境・リサイクル:埋立処分場の建設(国内)
製 錬 46 41 42 21 46
製錬:不純物除去能力の増強
電 子 材 料 27 28 31 12 29
金 属 加 工 24 27 30 14 32 電子材料:近赤外LEDの生産設備の建設
熱 処 理 20 23 25 13 26 金属加工:伸銅品生産設備の増強
全社、その他 10 11 8 3 7 熱処理:熱処理加工設備の増強
合計 172 186 192 91 203
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(参考)ヒストリカルデータ
■連結財務数値 単位:億円(億円未満切捨て)
2018年度 2019年度 2020年度
1Q 2Q 3Q 4Q 年度 1Q 2Q 3Q 4Q 年度 1Q 2Q 3Q 4Q 年度
合計 売上高 1,151 1,066 1,145 1,165 4,529 1,162 1,145 1,219 1,323 4,851 1,154 1,370 - - -
営業利益 69 24 34 58 186 68 41 65 83 259 49 76 - - -
経常利益 85 42 40 73 243 76 47 79 85 289 33 59 - - -
親会社株主に帰属する
当期純利益 60 28 17 42 149 48 30 55 39 173 1 14 - - -
環境・リサイクル 売上高 263 248 252 278 1,044 258 276 282 303 1,121 277 287 - - -
営業利益 17 10 16 12 56 18 15 16 21 72 18 18 - - -
経常利益 19 13 16 13 62 15 15 18 18 69 21 12 - - -
製錬 売上高 587 506 548 575 2,216 581 497 568 626 2,272 604 635 - - -
営業利益 16 △ 14 △ 16 20 5 27 6 26 39 100 34 42 - - -
経常利益 28 △1 △ 11 31 46 35 11 35 39 122 33 52 - - -
電子材料 売上高 177 155 170 146 649 193 244 269 275 982 238 385 - - -
営業利益 11 4 3 2 21 2 3 2 1 10 6 2 - - -
経常利益 13 7 4 4 31 5 6 6 5 24 10 6 - - -
金属加工 売上高 230 229 233 226 920 211 203 203 204 823 149 161 - - -
営業利益 16 14 19 12 62 15 9 12 14 51 △4 10 - - -
経常利益 17 14 19 12 64 15 9 12 14 51 △3 10 - - -
熱処理 売上高 63 72 79 80 297 67 72 69 70 279 39 57 - - -
営業利益 4 7 7 4 24 2 3 3 2 12 △9 2 - - -
経常利益 5 7 8 4 25 2 3 3 3 12 △ 10 3 - - -
その他、 売上高 △ 171 △ 145 △ 139 △ 142 △ 599 △ 150 △ 148 △ 174 △ 155 △ 628 △ 155 △ 156 - - -
全社・消去 営業利益 2 1 3 6 14 2 2 3 5 13 2 0 - - -
経常利益 1 0 3 7 12 1 0 3 4 10 △ 17 △ 25 - - -
■前提条件 2018年度 2019年度 2020年度
1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均 1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均 1Q平均 2Q平均 3Q平均 4Q平均 年度平均
為替:(\/$) 109.1 111.5 112.9 110.2 110.9 109.9 107.4 108.8 108.9 108.7 107.6 106.2 - - -
銅:($/t) 6,872 6,103 6,168 6,220 6,341 6,114 5,798 5,888 5,638 5,860 5,341 6,521 - - -
亜鉛:($/t) 3,114 2,534 2,630 2,704 2,746 2,763 2,345 2,384 2,128 2,405 1,959 2,340 - - -
インジウム:($/kg) 307 266 233 210 254 173 155 150 148 156 146 148 - - - 16
※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手して
いる情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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