5713 住友鉱 2021-05-10 15:00:00
2021年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年5月10日
上場会社名 住友金属鉱山株式会社 上場取引所 東
コード番号 5713 URL https://www.smm.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)野崎 明
問合せ先責任者 (役職名) 広報IR部 IRグループ長 (氏名)豊山 大慈 TEL 03-3436-7705
定時株主総会開催予定日 2021年6月25日 配当支払開始予定日 2021年6月28日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月25日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社の所有者に 当期包括利益
売上高 税引前利益 当期利益
帰属する当期利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 926,122 8.7 123,379 56.1 98,709 62.5 94,604 56.1 129,949 376.7
2020年3月期 851,946 - 79,035 △11.6 60,752 △9.7 60,600 △9.3 27,259 △47.2
基本的1株当たり 希薄化後 親会社所有者帰属持分 資産合計
当期利益 1株当たり当期利益 当期利益率 税引前利益率
円 銭 円 銭 % %
2021年3月期 344.29 344.29 8.9 6.8
2020年3月期 220.54 220.54 5.9 4.5
(参考)持分法による投資損益 2021年3月期 8,719百万円 2020年3月期 6,178百万円
(注)当社グループは、有償支給品に係る会計方針の変更に伴い遡及適用を行ったため、2020年3月期について、遡及適用後の数値を記載して
おり、売上高の対前期増減率については記載を省略しております。
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 1,885,999 1,222,983 1,113,923 59.1 4,053.94
2020年3月期 1,719,690 1,110,860 1,001,946 58.3 3,646.34
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 91,522 △32,393 △55,758 158,373
2020年3月期 136,545 △70,334 9,149 155,530
2.配当の状況
年間配当金 親会社所有者
配当金総額 配当性向
(合計) (連結)
帰属持分配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 率(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 39.00 - 39.00 78.00 21,433 35.4 2.1
2021年3月期 - 22.00 - 99.00 121.00 33,248 35.1 3.1
2022年3月期(予想) - 71.00 - 62.00 133.00 35.1
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上高 税引前利益 当期利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 522,000 24.5 73,000 182.0 61,000 252.7 56,000 220.5 203.80
通期 1,047,000 13.1 138,000 11.9 114,000 15.5 104,000 9.9 378.49
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :有
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 290,814,015株 2020年3月期 290,814,015株
② 期末自己株式数 2021年3月期 16,038,719株 2020年3月期 16,032,485株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 274,778,995株 2020年3月期 274,784,607株
(参考)個別業績の概要
2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 821,176 10.5 65,251 50.4 75,303 △31.8 53,702 △38.9
2020年3月期 743,418 △2.0 43,371 17.2 110,491 42.3 87,940 76.9
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 195.44 195.44
2020年3月期 320.03 320.03
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 1,300,541 804,929 61.9 2,929.41
2020年3月期 1,103,689 706,782 64.0 2,572.16
(参考)自己資本 2021年3月期 804,929百万円 2020年3月期 706,782百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です。
※ その他特記事項
(決算補足説明資料の入手について)
決算補足説明資料は、2021年5月10日(月)に当社ウェブサイトに掲載いたします。
住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 6
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 7
(1)連結財政状態計算書 ……………………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 9
(3)連結持分変動計算書 ……………………………………………………………………………………………… 11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 15
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 15
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 15
(事業セグメント) ………………………………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 18
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 18
4.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 19
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住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
1.経営成績等の概況
(1) 当期の経営成績の概況
①業績全般
(単位:百万円)
親会社の所有者に
売上高 税引前当期利益
帰属する当期利益
当連結会計年度 926,122 123,379 94,604
前連結会計年度 851,946 79,035 60,600
増減 74,176 44,344 34,004
増減率(%) 8.7 56.1 56.1
(海外相場、為替)
増減
単位 前連結会計年度 当連結会計年度
(△は減少)
銅 $/t 5,860 6,879 1,019
金 $/TOZ 1,462.3 1,824.1 361.8
ニッケル $/lb 6.35 6.80 0.45
為替(TTM) 円/$ 108.74 106.07 △2.67
当期の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大が収束していないことなどを背景に、景気が減速基調で推
移しましたが、中国や米国等の地域では景気の回復傾向がみられるようになりました。
為替相場については、欧米などで当該感染症が再拡大したことに加え、米国での長期金利低下や金融緩和策によ
るドル需給の緩和などから、円高ドル安傾向で推移しておりましたが、米国の経済回復期待の高まりなどにより第
4四半期連結会計期間に入り円安ドル高傾向に転じました。当期の平均為替レートは前期と比べ円高となりまし
た。
主要非鉄金属価格につきましては、銅及びニッケル価格は、当該感染症の拡大を受け前年度末にかけ下落しまし
たが、中国経済が回復していることなどを背景に上昇基調で推移しました。金価格は、当該感染症の影響による世
界経済の先行き不透明感により第2四半期連結会計期間をピークに上昇基調で推移しました。この結果、当期の銅
及びニッケル並びに金価格はいずれも前期を上回りました。
材料事業の関連業界におきましては、当該感染症の拡大による経済活動の停滞を受け、当社の車載用電池向け部
材は需要が一時的に低迷し販売は伸び悩みました。スマートフォン市場は、当該感染症の拡大による影響を受け一
部の部材で在庫調整があったものの、第5世代移動通信システム(5G)の進展などにより需要は回復傾向に転じ
ました。
このような状況のなか、当期の連結売上高は、電池材料事業での一時的な生産調整による減販などはあったもの
の、銅及びニッケル並びに金価格が前期を上回ったことなどにより、前期に比べ741億76百万円増加し、9,261億22
百万円となりました。なお、当連結会計年度から、顧客から受領した有償支給品に係る会計方針を変更しておりま
す。また、前期にも本会計方針の変更を遡及適用し、売上高を表示しております。
連結税引前当期利益は、増収及び持分法による投資損益が好転したことなどにより、前期に比べ443億44百万円増
加し、1,233億79百万円となりました。
親会社の所有者に帰属する当期利益は、連結税引前当期利益が増加したことなどにより、前期に比べ340億4百万
円増加し、946億4百万円となりました。
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住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
②報告セグメントの状況
(a) 資源セグメント
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度 増減 増減率(%)
売上高 114,861 127,042 12,181 10.6
セグメント利益 37,956 65,290 27,334 72.0
セグメント利益は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による販売量の減少及び、ケブラダ・ブランカ銅
鉱山(チリ)における建設中断期間の費用計上などによる悪化があったものの、金及び銅価格の上昇などによ
り前期を上回りました。
主要鉱山の概況は以下のとおりであります。
菱刈鉱山は順調な操業を継続し、販売金量は計画通り、前期並みの6tとなりました。
モレンシー銅鉱山(米国)の生産量は、鉱石処理量の減少などにより前期を下回り、446千tとなりまし
た。(うち非支配持分を除く当社持分は25.0%)
セロ・ベルデ銅鉱山(ペルー)の生産量は、当該感染症の拡大に伴う国家非常事態宣言を受け、保安操業を
実施した影響などにより前期を下回り、372千tとなりました。(うち非支配持分を除く当社持分は16.8%)
シエラゴルダ銅鉱山(チリ)の生産量は、鉱石処理量の増加などにより前期を上回り、149千tとなりまし
た。(うち非支配持分を除く当社持分は31.5%)
(b) 製錬セグメント
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度 増減 増減率(%)
売上高 614,031 693,758 79,727 13.0
セグメント利益 48,257 55,816 7,559 15.7
(当社の主な製品別生産量)
増減
製品 単位 前連結会計年度 当連結会計年度
(△は減少)
銅 t 399,399 442,626 43,227
金 kg 17,933 17,170 △763
電気ニッケル t 58,813 55,861 △2,952
フェロニッケル t 13,539 13,023 △516
(注)生産量には、受委託分を含めて表示しております。
セグメント利益は、非鉄金属価格が上昇したことなどにより、前期を上回りました。
電気銅の生産量及び販売量は前期を上回りましたが、電気ニッケルの生産量及び販売量は前期を下回りまし
た。
Coral Bay Nickel Corporation(フィリピン)の生産量は、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響は
軽微であり、前期並みとなりました。Taganito HPAL Nickel Corporation(フィリピン)では、当該感染症拡
大の影響を受けて予定休転期間が一部長期化しました。休転後は概ね計画どおりに操業を行いましたが、降雨
の影響等もあり、生産量は前期を下回りました。
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住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
(c) 材料セグメント
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度 増減 増減率(%)
売上高 207,966 211,533 3,567 1.7
セグメント利益 5,274 11,326 6,052 114.8
セグメント利益は、電池材料等では一時的な生産調整により販売量が減少しましたが、粉体材料等において
前期と比較し販売量が増加したことなどにより、前期を上回りました。
(2) 当期の財政状態の概況
連結財政状態計算書 (単位:百万円)
前連結会計年度末 当連結会計年度末 増減
資産合計 1,719,690 1,885,999 166,309
負債合計 608,830 663,016 54,186
資本合計 1,110,860 1,222,983 112,123
当期末の資産合計は前期末に比べて増加しました。主な増減は次のとおりであります。PT Vale Indonesia Tbk
(製錬セグメント、インドネシア共和国所在)株式の一部売却に伴い同社を持分法適用会社から除外したことなど
により、持分法で会計処理されている投資が減少したものの、同社株式のその他の金融資産への振替及び保有株式
の価格上昇などにより、その他の金融資産が増加しました。さらに、非鉄金属価格の上昇などにより棚卸資産、営
業債権及びその他の債権が増加しました。
負債合計は前期末に比べ増加しました。主な増減は次のとおりであります。借入金の返済により社債及び借入金
が減少したものの、営業債務及びその他の債務、保有株式の評価差額に係る繰延税金負債が増加しました。
資本合計は、前期末に比べ増加しました。主な増減は次のとおりであります。その他の資本の構成要素のうち在
外営業活動体の換算差額が円高の影響により減少したものの、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融
資産が保有株式の価格上昇により増加しました。また、当期利益を計上したことにより利益剰余金が増加しまし
た。
連結キャッシュ・フロー (単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度 増減
営業活動によるキャッシュ・フロー 136,545 91,522 △45,023
投資活動によるキャッシュ・フロー △70,334 △32,393 37,941
財務活動によるキャッシュ・フロー 9,149 △55,758 △64,907
換算差額 △1,091 △528 563
現金及び現金同等物の期首残高 81,261 155,530 74,269
現金及び現金同等物の期末残高 155,530 158,373 2,843
当期の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期利益が前期に比べて増加し、営業債務及びその他の債
務が増加したものの、棚卸資産、営業債権及びその他の債権が増加したことなどから、前期に比べて収入が減少し
ました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の売却収入が減少したものの、PT ValeIndonesia Tbk株式
の一部売却などの関係会社株式の売却による収入が増加し、前期のケブラダ・ブランカ銅鉱山(チリ)への参入な
どに伴う関係会社株式の取得による支出が減少したことなどから、前期に比べて支出が減少しました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入が前期に比べて減少したことに加え、社債の発行
による収入が当期はなかったこと、短期借入金の返済による支出及び長期借入金の返済による支出が増加したこと
などから、当期は支出となりました。
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住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
キャッシュ・フロー関連指標の推移
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
親会社所有者帰属
59.4 58.3 58.3 59.1
持分比率 (%)
時価ベースの親会社所有者
71.1 50.0 35.4 69.6
帰属持分比率 (%)
キャッシュ・フロー
4.6 3.1 2.7 3.7
対有利子負債比率 (倍)
インタレスト・
12.9 17.0 20.5 23.9
カバレッジ・レシオ (倍)
(注)1.親会社所有者帰属持分比率:親会社の所有者に帰属する持分/資産合計
時価ベースの親会社所有者帰属持分比率:株式時価総額/資産合計
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
2.いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
3.株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
4.キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用して
おります。
5.有利子負債は連結財政状態計算書に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象と
しております。また、利払いについては連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しており
ます。
6.IFRSへの移行日を2017年4月1日とし、2019年3月期よりIFRSを適用しているため、2017年3
月期以前については記載しておりません。
(3) 今後の見通し
(a)業績全般
(単位:百万円)
親会社の所有者に
売上高 税引前当期利益 当期利益
帰属する当期利益
2022年3月期(予想) 1,047,000 138,000 114,000 104,000
2021年3月期(実績) 926,122 123,379 98,709 94,604
増減 120,878 14,621 15,291 9,396
増減率(%) 13.1 11.9 15.5 9.9
(海外相場、為替予想)
2021年3月期 2022年3月期 増減
単位
(実績) (予想) (△は減少)
銅 $/t 6,879 7,800 921
金 $/TOZ 1,824.1 1,700.0 △124.1
ニッケル $/lb 6.80 7.00 0.20
為替(TTM) 円/$ 106.07 107.00 0.93
世界経済は、新型コロナウィルスの感染拡大に対応した各国の金融・財政政策の拡大やワクチンの普及により一
定の回復が見込まれているものの、ウイルスの感染状況次第では急速に悪化する可能性があります。非鉄価格につ
いては、経済環境の好転期待や余剰となった資金がコモディティ市場にも流入していることから高値で推移してお
りますが、需給環境からは乖離した水準と見られ急落するリスクも想定されます。このような環境の中で非鉄金属
の需給は、銅・ニッケルともにほぼ均衡または若干の供給余剰と見込まれており、次期の価格については銅7,800
$/t(当期6,879$/t)、ニッケル7.00$/lb(当期6.80$/lb)と予想しています。
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住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
材料事業の関連業界におきましては、加速するカーボンニュートラルへの取り組みやDXへの対応により継続的な
需要拡大が見込まれるものの、自動車向け半導体不足の影響なども懸念され予断を許さない状況にあります。
次期の連結業績予想につきましては、主要な非鉄金属価格は足元の水準を考慮の上で将来の需給バランスを予測
して設定し、主要製品の生産量及び販売量は足元の実績を踏まえて計画いたしました。その結果、連結売上高は1兆
470億円、連結税引前当期利益は1,380億円、当期利益は1,140億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,040億
円となる見込みです。
セグメント利益につきましては、下記(b)報告セグメントの状況をご参照ください。
(b)報告セグメントの状況
(単位:百万円)
連結財務諸表
資源 製錬 材料 計 その他 調整額
計上額
売上高 130,000 724,000 252,000 1,106,000 10,000 △69,000 1,047,000
セグメント利益 89,000 37,000 11,000 137,000 △2,000 3,000 138,000
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、経営基盤の強化とグローバル化対応の一環として、2019年3月期第1四半期よりIFRSを任意適用して
おります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結財政状態計算書
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
百万円 百万円
資産
流動資産
現金及び現金同等物 155,530 158,373
営業債権及びその他の債権 123,393 153,645
その他の金融資産 8,959 3,995
棚卸資産 249,884 323,229
その他の流動資産 23,456 34,494
流動資産合計 561,222 673,736
非流動資産
有形固定資産 463,405 457,662
無形資産及びのれん 58,338 53,180
投資不動産 3,428 3,477
持分法で会計処理されている投資 365,090 311,768
その他の金融資産 241,957 354,465
繰延税金資産 8,466 8,693
その他の非流動資産 17,784 23,018
非流動資産合計 1,158,468 1,212,263
資産合計 1,719,690 1,885,999
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前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
百万円 百万円
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 104,803 151,128
社債及び借入金 80,656 120,725
その他の金融負債 5,019 6,794
未払法人所得税等 4,687 22,544
引当金 4,392 4,952
その他の流動負債 6,753 19,179
流動負債合計 206,310 325,322
非流動負債
社債及び借入金 316,847 239,702
その他の金融負債 11,705 11,499
引当金 21,708 22,650
退職給付に係る負債 14,024 5,851
繰延税金負債 37,394 57,041
その他の非流動負債 842 951
非流動負債合計 402,520 337,694
負債合計 608,830 663,016
資本
資本金 93,242 93,242
資本剰余金 87,598 87,604
自己株式 △38,002 △38,027
その他の資本の構成要素 △94 25,148
利益剰余金 859,202 945,956
親会社の所有者に帰属する
1,001,946 1,113,923
持分合計
非支配持分 108,914 109,060
資本合計 1,110,860 1,222,983
負債及び資本合計 1,719,690 1,885,999
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
百万円 百万円
売上高 851,946 926,122
売上原価 △742,475 △775,246
売上総利益 109,471 150,876
販売費及び一般管理費 △49,098 △46,297
金融収益 15,390 22,955
金融費用 △7,858 △4,757
持分法による投資損益 6,178 8,719
その他の収益 12,855 5,757
その他の費用 △7,903 △13,874
税引前当期利益 79,035 123,379
法人所得税費用 △18,283 △24,670
当期利益 60,752 98,709
当期利益の帰属
親会社の所有者 60,600 94,604
非支配持分 152 4,105
当期利益 60,752 98,709
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円) 220.54 344.29
希薄化後1株当たり当期利益(円) 220.54 344.29
- 9 -
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(連結包括利益計算書)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
百万円 百万円
当期利益 60,752 98,709
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
△21,126 44,921
測定する金融資産
確定給付制度の再測定 △2,520 8,639
持分法適用会社におけるその他の包括
△115 304
利益に対する持分
純損益に振り替えられることのない項目合計 △23,761 53,864
純損益に振り替えられる可能性のある項目
キャッシュ・フロー・ヘッジ △1,645 △1,005
在外営業活動体の換算差額 △5,108 △14,539
持分法適用会社におけるその他の包括
△2,979 △7,080
利益に対する持分
純損益に振り替えられる可能性のある
△9,732 △22,624
項目合計
税引後その他の包括利益 △33,493 31,240
当期包括利益 27,259 129,949
当期包括利益の帰属
親会社の所有者 28,541 128,758
非支配持分 △1,282 1,191
当期包括利益 27,259 129,949
- 10 -
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(3)連結持分変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包括
資本金 資本剰余金 自己株式 キャッシュ・ 利益を通じて
在外営業活動
体の換算差額
フロー・ヘッ 公正価値で測
ジ 定する金融資
産
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2019年4月1日時点の残高 93,242 87,598 △37,983 △18,573 631 43,698
会計方針の変更による
- - - △1,045 - -
累積的影響額
会計方針の変更を反映した
93,242 87,598 △37,983 △19,618 631 43,698
2019年4月1日時点の残高
当期利益 - - - - - -
その他の包括利益 - - - △6,758 △1,547 △21,039
当期包括利益合計 - - - △6,758 △1,547 △21,039
自己株式の取得 - - △19 - - -
自己株式の処分 - 0 0 - - -
配当金 - - - - - -
支配継続子会社に対する持分変動 - - - - - -
利益剰余金への振替 - - - - - 4,539
所有者との取引額合計 - 0 △19 - - 4,539
2020年3月31日時点の残高 93,242 87,598 △38,002 △26,376 △916 27,198
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素 非支配持分 合計
利益剰余金 合計
確定給付制度
の再測定
合計
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2019年4月1日時点の残高 - 25,756 878,948 1,047,561 103,719 1,151,280
会計方針の変更による
- △1,045 △56,330 △57,375 - △57,375
累積的影響額
会計方針の変更を反映した
- 24,711 822,618 990,186 103,719 1,093,905
2019年4月1日時点の残高
当期利益 - - 60,600 60,600 152 60,752
その他の包括利益 △2,715 △32,059 - △32,059 △1,434 △33,493
当期包括利益合計 △2,715 △32,059 60,600 28,541 △1,282 27,259
自己株式の取得 - - - △19 - △19
自己株式の処分 - - - 0 - 0
配当金 - - △16,762 △16,762 △3,121 △19,883
支配継続子会社に対する持分変動 - - - - 9,598 9,598
利益剰余金への振替 2,715 7,254 △7,254 - - -
所有者との取引額合計 2,715 7,254 △24,016 △16,781 6,477 △10,304
2020年3月31日時点の残高 - △94 859,202 1,001,946 108,914 1,110,860
- 11 -
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当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包括
資本金 資本剰余金 自己株式 キャッシュ・ 利益を通じて
在外営業活動
体の換算差額
フロー・ヘッ 公正価値で測
ジ 定する金融資
産
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2020年4月1日時点の残高 93,242 87,598 △38,002 △26,376 △916 27,198
当期利益 - - - - - -
その他の包括利益 - - - △18,707 △1,071 44,946
当期包括利益合計 - - - △18,707 △1,071 44,946
自己株式の取得 - - △25 - - -
自己株式の処分 - 1 0 - - -
配当金 - - - - - -
支配継続子会社に対する持分変動 - 5 - - - -
子会社の支配獲得に伴う変動 - - - - - -
利益剰余金への振替 - - - - - 74
所有者との取引額合計 - 6 △25 - - 74
2021年3月31日時点の残高 93,242 87,604 △38,027 △45,083 △1,987 72,218
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素 非支配持分 合計
利益剰余金 合計
確定給付制度
の再測定
合計
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2020年4月1日時点の残高 - △94 859,202 1,001,946 108,914 1,110,860
当期利益 - - 94,604 94,604 4,105 98,709
その他の包括利益 8,986 34,154 - 34,154 △2,914 31,240
当期包括利益合計 8,986 34,154 94,604 128,758 1,191 129,949
自己株式の取得 - - - △25 - △25
自己株式の処分 - - - 1 - 1
配当金 - - △16,762 △16,762 △3,224 △19,986
支配継続子会社に対する持分変動 - - - 5 2,151 2,156
子会社の支配獲得に伴う変動 - - - - 28 28
利益剰余金への振替 △8,986 △8,912 8,912 - - -
所有者との取引額合計 △8,986 △8,912 △7,850 △16,781 △1,045 △17,826
2021年3月31日時点の残高 - 25,148 945,956 1,113,923 109,060 1,222,983
- 12 -
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
百万円 百万円
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期利益 79,035 123,379
減価償却費及び償却費 45,355 45,729
有形固定資産売却損益(△は益) △8,616 △174
減損損失 1,506 262
持分法による投資損益(△は益) △6,178 △8,719
子会社売却損益(△は益) 488 -
退職給付に係る資産及び負債の増減額 892 △14,646
引当金の増減額(△は減少) △1,635 △2,392
金融収益 △15,390 △22,955
金融費用 7,858 4,757
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) 26,820 △30,489
棚卸資産の増減額(△は増加) 36,842 △70,653
営業債務及びその他債務の増減額(△は減少) △28,825 52,133
前渡金の増減額(△は増加) △3,788 3,144
未払消費税等の増減額(△は減少) 553 △187
その他 235 8,587
小計 135,152 87,776
利息の受取額 5,112 4,034
配当金の受取額 11,991 11,931
利息の支払額 △6,669 △3,834
法人所得税の支払額 △10,587 △8,463
法人所得税の還付額 1,546 78
営業活動によるキャッシュ・フロー 136,545 91,522
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △9,272 △21,401
定期預金の払戻による収入 10,652 24,736
有形固定資産の取得による支出 △45,778 △39,267
有形固定資産の売却による収入 10,849 375
無形資産の取得による支出 △695 △1,203
投資有価証券の売却による収入 6,307 821
関係会社株式の取得による支出 △43,657 △4,566
関係会社株式の売却による収入 - 9,943
短期貸付金の回収による収入 260 253
長期貸付けによる支出 △3,246 △3,424
長期貸付金の回収による収入 3,138 1,596
連結の範囲の変更を伴う子会社持分の売却による収入 885 -
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出 - △249
その他 223 △7
投資活動によるキャッシュ・フロー △70,334 △32,393
- 13 -
住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
百万円 百万円
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる収入 188,223 252,439
短期借入金の返済による支出 △185,585 △256,969
長期借入れによる収入 28,629 1,350
長期借入金の返済による支出 △29,891 △32,908
社債の発行による収入 19,884 -
非支配株主からの払込みによる収入 9,598 2,158
自己株式の取得による支出 △19 △25
配当金の支払額 △16,762 △16,762
非支配株主への配当金の支払額 △3,121 △3,224
その他 △1,807 △1,817
財務活動によるキャッシュ・フロー 9,149 △55,758
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 75,360 3,371
現金及び現金同等物の期首残高 81,261 155,530
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,091 △528
現金及び現金同等物の期末残高 155,530 158,373
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住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(有償支給品に係る会計処理の変更)
当社グループは、従来、顧客から受領した有償支給品に係る金額を棚卸資産に計上し、引渡し時に売上高及び売上
原価を計上しておりましたが、当連結会計年度より、その他の流動資産に計上し、引渡し時に売上高及び売上原価を
計上しない方針に変更しております。これは、有償支給品に係る当社グループの支配の有無に関する判断基準を見直
した結果、当社グループは当該有償支給品の支配を獲得していないと判断を変更したためであります。
本会計方針の変更を遡及適用し、前連結会計年度については遡及適用後の連結財務諸表を表示しております。
この結果、遡及適用前と比較して、前連結会計年度は、「棚卸資産」が2,915百万円減少、「その他の流動資産」
が2,915百万円増加し、「売上高」及び「売上原価」がそれぞれ20,669百万円減少しましたが、税引前当期利益に影
響はありません。また、連結キャッシュ・フロー計算書において、営業活動によるキャッシュ・フローの「棚卸資産
の増減額(△は増加)」が1,511百万円増加し、「その他」が1,511百万円減少しました。
前連結会計年度の基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益に対する影響はありません。
当連結会計年度は、従来の方法によった場合と比較して、「棚卸資産」が2,615百万円減少、「その他の流動資
産」が2,615百万円増加し、「売上高」及び「売上原価」がそれぞれ22,060百万円減少しましたが、税引前当期利益
に影響はありません。また、連結キャッシュ・フロー計算書において、営業活動によるキャッシュ・フローの「棚卸
資産の増減額(△は増加)」が300百万円減少し、「その他」が300百万円増加しました。
当連結会計年度の基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益に対する影響はありません。
なお、セグメント情報に与える影響は、当該箇所に記載しております。
(事業セグメント)
(1)報告セグメントの概要
① 報告セグメントの決定方法
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高経営意思決定機
関である取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっている
ものであります。
当社は製品・サービス別に事業を行うために、事業部門として、資源事業本部、金属事業本部、電池材料事業
本部、機能性材料事業本部の4つの事業本部を置き、各事業本部は、取り扱う製品・サービスについて国内及び
海外の包括的な戦略を立案し、当社及び所管する連結子会社と持分法適用会社を通じて、事業活動を展開してお
ります。なお、当社は、事業の性質や対象顧客等に関して類似の経済的特徴を有しており、製品及びサービスの
性質等のすべての要素において類似していると認められる電池材料事業本部と機能性材料事業本部について、事
業セグメントを集約しております。資源事業を「資源」に、金属事業を「製錬」に、電池材料事業及び機能性材
料事業を「材料」にそれぞれ区分することで、当社の主たる事業である「資源」、「製錬」、「材料」の3つを
報告セグメントとしております。
② 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
「資源」セグメントでは、国内及び海外における非鉄金属資源の探査、開発、生産及び生産物の販売を行って
おります。
「製錬」セグメントでは、銅、ニッケル、フェロニッケル、亜鉛の製錬、販売及び金、銀、白金、パラジウム
等の貴金属の製錬、販売等を行っております。
「材料」セグメントでは、電池材料(水酸化ニッケル、ニッケル酸リチウム等)、ペースト、粉体材料(ニッ
ケル粉等)、結晶材料(タンタル酸リチウム基板、ニオブ酸リチウム基板等)、テープ材料等の製造、加工及び
販売、自動車排ガス処理触媒、化学触媒、石油精製脱硫触媒、軽量気泡コンクリート等の製造及び販売を行って
おります。
(2)報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、各セグメントにおける財政状態計算書上で設定された社内
借入金に対して、各事業セグメントに金利相当を計上していることを除き、連結財務諸表作成のための会計方針と
概ね同一であります。
セグメント間の売上高は、第三者間取引価格に基づいております。
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住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
報告セグメント
その他 調整額
連結
材料 (注)2 (注)3
資源 製錬 計
(注)1
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上高
外部売上高 79,951 578,999 188,782 847,732 4,214 - 851,946
セグメント間売上高 34,910 35,032 19,184 89,126 5,806 △94,932 -
合計 114,861 614,031 207,966 936,858 10,020 △94,932 851,946
セグメント利益
37,956 48,257 5,274 91,487 △911 △11,541 79,035
(税引前当期損益)
セグメント資産 609,805 661,437 224,893 1,496,135 27,774 195,781 1,719,690
その他の情報
減価償却費及び償却費 △12,841 △20,581 △9,360 △42,782 △582 △1,991 △45,355
金融収益 12,143 5,480 1,565 19,188 1 △3,799 15,390
金融費用 △3,550 △4,156 △386 △8,092 △34 268 △7,858
持分法による投資損益 △2,240 4,668 2,820 5,248 - 930 6,178
非金融資産の減損損失 △657 - △783 △1,440 - △66 △1,506
その他の損益 685 6,968 △268 7,385 △2,078 △355 4,952
資本的支出 14,551 24,305 8,245 47,101 636 2,952 50,689
持分法で会計処理されている投
240,262 104,216 24,124 368,602 - △3,512 365,090
資
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
報告セグメント
その他 調整額
連結
材料 (注)2 (注)3
資源 製錬 計
(注)1
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
売上高
外部売上高 75,688 656,536 190,039 922,263 3,859 - 926,122
セグメント間売上高 51,354 37,222 21,494 110,070 5,844 △115,914 -
合計 127,042 693,758 211,533 1,032,333 9,703 △115,914 926,122
セグメント利益
65,290 55,816 11,326 132,432 △2,758 △6,295 123,379
(税引前当期損益)
セグメント資産 641,960 738,079 246,408 1,626,447 26,240 233,312 1,885,999
その他の情報
減価償却費及び償却費 △12,323 △20,622 △10,166 △43,111 △636 △1,982 △45,729
金融収益 18,208 2,234 1,079 21,521 - 1,434 22,955
金融費用 △2,258 △2,082 △347 △4,687 △26 △44 △4,757
持分法による投資損益 612 6,000 3,170 9,782 - △1,063 8,719
非金融資産の減損損失 - - △262 △262 - - △262
その他の損益 1,172 △419 333 1,086 △3,628 △5,575 △8,117
資本的支出 10,236 16,071 6,365 32,672 764 1,623 35,059
持分法で会計処理されている投
247,517 63,553 25,735 336,805 - △25,037 311,768
資
- 16 -
住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
(注)1.(会計方針の変更)に記載のとおり、当連結会計年度より有償支給品に係る会計方針を変更したため、事業
セグメントの売上高の測定方法を同様に変更しております。本変更により、遡及適用前と比較して、「材
料」セグメントについて前連結会計年度の外部売上高が20,669百万円減少しておりますが、セグメント利益
に影響はありません。また、従来の方法によった場合と比較して、当連結会計年度の外部売上高が22,060百
万円減少しておりますが、セグメント利益に影響はありません。
2.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメント及び本社部門所管のその他の収益を稼得
する事業活動であります。不動産事業、エンジニアリング事業などが含まれます。
3.調整額は以下のとおりであります。
1)セグメント利益の調整額は以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
百万円 百万円
各報告セグメントに配賦しない本社費用※1 △3,903 △2,582
社内金利 890 867
報告セグメント間取引消去 △2,861 48
各報告セグメントに配賦しない損益※2 △5,667 △4,628
セグメント利益の調整額 △11,541 △6,295
※1 各報告セグメントに配賦しない本社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
※2 各報告セグメントに配賦しない損益は、報告セグメントに帰属しない金融収益及び費用等であります。
2)セグメント資産の調整額は以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
百万円 百万円
各報告セグメントに配賦しない全社資産※1 490,561 651,693
本社部門に対する債権の相殺消去を含む
△294,780 △418,381
報告セグメント間の債権の相殺消去等
セグメント資産の調整額 195,781 233,312
※1 各報告セグメントに配賦しない全社資産は、報告セグメントに帰属しない本社部門の資産であります。
3)減価償却費及び償却費の調整額は、各報告セグメントに配賦しない本社部門の減価償却費及び償却費であ
ります。
4)金融収益及び費用の調整額は、各報告セグメントに配賦しない本社部門の受取利息及び支払利息、報告セ
グメント間取引消去であります。
5)持分法による投資損益の調整額は、報告セグメント間の取引における未実現利益控除であります。
6)非金融資産の減損損失の調整額は、各報告セグメントに配賦しない本社部門の減損損失であります。
7)その他の損益の調整額は、各報告セグメントに配賦しない本社部門のその他の収益及びその他の費用、報
告セグメント間取引消去であります。
8)資本的支出の調整額は、各報告セグメントに配賦しない本社部門の増加額であります。
9)持分法で会計処理されている投資の調整額は、在外営業活動体の換算差額であります。
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住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) 60,600 94,604
当期利益調整額(百万円) - -
希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する
60,600 94,604
当期利益(百万円)
発行済普通株式の加重平均株式数(千株) 274,785 274,779
普通株式増加数(千株) - -
希薄化後の普通株式の加重平均株式数(千株) 274,785 274,779
基本的1株当たり当期利益(円) 220.54 344.29
希薄化後1株当たり当期利益(円) 220.54 344.29
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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住友金属鉱山㈱(5713)2021年3月期決算短信
4.その他
販売の状況
主な製品別売上数量・単価・売上高(当社)
A B B-A
増減
部門 製品 単位 前連結会計年度 当連結会計年度
(△は減少)
資源 金銀鉱 t 145,096 146,198 1,102
千円/DMT 199 241 42
百万円 28,921 35,178 6,257
(金量) (kg) (5,950) (6,000) (50)
製錬 銅 t 429,841 442,992 13,151
千円/t 646 736 90
百万円 277,569 325,941 48,372
金 kg 18,432 17,784 △648
円/g 5,121 6,227 1,106
百万円 94,389 110,742 16,353
銀 kg 212,701 206,104 △6,597
千円/kg 58 78 20
百万円 12,411 16,076 3,665
ニッケル t 71,118 69,558 △1,560
千円/t 1,592 1,599 7
百万円 113,244 111,191 △2,053
材料 機能性材料等 百万円 163,381 160,661 △2,720
(注)1.当社は、主要製品の受注生産比率が少なく、主として見込生産によっております。
2.ニッケルには、フェロニッケルを含めて表示しております。
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