5707 東邦鉛 2020-03-23 16:00:00
業績予想及び配当予想の修正(無配)に関するお知らせ [pdf]
2020 年3月 23 日
各位
上場会社名 東邦亜鉛株式会社
代表者 代表取締役社長 丸崎 公康
(コード番号 5707)
問合せ先責任者 経理部長 田邉 正樹
(TEL 03-6212-1716)
業績予想及び配当予想の修正(無配)に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、最近の当社グループを取り巻く事業環境と、これに伴う業績の動向等を踏まえ、
2020 年2月 10 日に公表した 2020 年 3 月期通期(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)の業績予想を、以下のとおり修正
することとしましたのでお知らせいたします。
また、これに伴い、以下のとおり1株当たり配当予想を修正いたしましたので、併せてお知らせいたします。
記
1. 2020 年 3 月期通期連結業績予想数値の修正(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)
① 修正の内容
親会社株主に
1 株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する当期
当期純利益
純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 100,000 △10,800 △10,700 △16,000 △1,178.34
今回修正予想(B) 97,000 △14,900 △15,000 △19,400 △1,428.74
増減額(B-A) △3,000 △4,100 △4,300 △3,400
増減率(%) △3.0 ― ― ―
(参考)前期連結実績(2019 117,551 531 969 △2,550 △187.82
年 3 月期)
② 修正の理由
前回発表 今回修正 増減額 理由
百万円 百万円 百万円
売上高 100,000 97,000 △3,000
営業利益 △10,800 △14,900 △4,100
(製錬) △6,800 △10,900 △4,100 市況悪化に伴う低価法評価損の増加約△41 億円
(資源) △5,500 △5,500 ―
(電子部材) 450 450 ―
(環境・リサイクル) 850 850 ―
(その他) 200 200 ―
経常利益 △10,700 △15,000 △4,300
当期純利益 △16,000 △19,400 △3,400
(1) 営業利益
2020 年 1 月下旬には亜鉛の LME(ロンドン金属取引所)相場が 2,300 ドル超、鉛の相場が 2,000 ド
ル弱の水準にありましたが、その後は新型コロナウィルスの世界的な感染拡大と、これに伴う世界
経済の混乱から、亜鉛・鉛相場はそれぞれ 1,800 ドル、1,600 ドル付近まで急落いたしました。ま
た、銀相場も 2020 年 1 月下旬には 18 ドル付近にありましたが、現在は 12 ドル台へと急落いたし
ました。
これに伴い、今後も金属相場が引き続き足元水準で低迷するとの前提で期末の低価法評価損を見直
した結果、低価法評価損が前回予想から 41 億円程度拡大し、製錬セグメントの業績が大きく下振
れる見込みです。
(2) 経常利益及び当期純利益
営業利益の減少に伴い減益となる見込みです。
(金属価格・為替の予想前提)
前回(2020 年
2月 10 日)公表 今回修正
通期 2020 年 3 月 通期 2020 年 3 月
(予想) (予想) (予想) (予想)
亜鉛 LME(US$/t) 2,448 2,300 2,405 1,900
鉛 LME(US$/t) 1,963 1,900 1,949 1,730
銀 LDN(US$/oz) 16.6 17.0 16.5 14.50
為替(\/US$-TTM) 108.75 109.00 108.66 106.50
為替(US$/A$)* 0.70 0.68 0.70 0.70
*:豪州子会社は 12 月決算であり、それぞれ第 1 四半期は 1 月~3 月、第 2 四半期は 4 月~6 月、第 3 四半期は 7 月
~9 月、第 4 四半期は 10 月~12 月となります。
2. 配当予想の修正
① 修正の内容
年間配当金(円)
第2四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭
前回予想(2020 年2月 10 日発表) 50.00 50.00
今回修正予想 0.00 0.00
当期実績 0.00
前期実績(2019 年 3 月期) 0.00 70.00 70.00
② 修正の理由
昨今の新型コロナウィルスの世界的な感染拡大に起因する世界経済の混乱から、市況が急速に悪化し業績予
想の下方修正を余儀なくされました。これにより、利益剰余金が 10 億円を割り、株主資本が 250 億円近辺まで
減少する見込みであります。今後は経営の安定確保のため自己資本の一定の確保が重要となります。
市況に影響を受ける損益構造ゆえ、従来から業績に関わらず安定配当を株主還元方針として参りましたが、
上述のような状況を鑑み、2019 年度決算においては、誠に遺憾ながら、無配とさせていただきます。
2020 年 2 月 10 日の減配予想から短期間での更なる減配となりますが、新型コロナウィルスとこれに伴う世界
経済の混乱及び非鉄市況のここまでの急速な下落を予見することは難しく、株主の皆様には申し訳ございませ
んが、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。2020 年度以降は、早期の業績回復に努めるとともに、財務状況
の安定化をはかり、従来の安定配当方針への回帰を目指して参ります。
(注)上記の予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後発生する
様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
以上