5707 東邦鉛 2019-02-08 15:00:00
減損損失の計上に関するお知らせ [pdf]

                                                                  2019 年2月8日
各位


                                       上場会社名      東邦亜鉛株式会社
                                       代表者        代表取締役社長           丸崎   公康
                                       (コード番号     5707)
                                       問合せ先責任者    経理部長              田邉   正樹
                                       (TEL       03-6212-1716)


                            減損損失の計上に関するお知らせ

当社は、本日開催の取締役会において、以下のとおり減損損失を特別損失として 2019 年3月期第3四半期
に計上することを決議いたしました。


                                       記


     I.    減損損失の内容
                当社の連結子会社である豪州鉱山会社 CBH Resources Ltd. 以下
                                                   (   「CBH社」という)において、
           運営するエンデバー鉱山の今後の操業状況を見直した結果、固定資産の回収可能価額(時価)が帳
           簿価額を下回る結果となり、2019 年3月期第3四半期(CBH社は 12 月決算のため、同社におけ
           る 2018 年9月期に該当)において 3,092 百万円を減損損失として特別損失に計上しました。
                当期からスタートした第 11 次中期経営計画の成否は、資源事業に依存するところが大きく、特に
           同鉱山の既存鉱体の深部開発が資源事業の 2019 年度以降の収益の柱でした。しかしながら、市況が
           当初前提を下回ったことに加え、探査・開発の過程で、2019 年度に実施予定だった既存鉱体の採掘
           計画が、安全性への配慮などの理由から変更されたことによる収入減、及び既存鉱体の深部にある
           追加鉱体の開発のための設備投資支出増などもあって、将来の見積もりキャッシュ・フローが大幅
           に減少しました。一方当該探査・開発の成否が判明するのは 2019 年の夏ごろを予定しているため、
           現状はこれに伴うキャッシュ・フローの増加を固定資産の公正価値の計算には織り込めません。結
           果としてエンデバー鉱山の固定資産の回収可能価額が大きく毀損し、減損損失の計上を余儀なくさ
           れました。


     II.   今後の影響
           1.    2018 年度第3四半期
                 上述の通り、同四半期において 3,092 百万円の減損損失を特別損失として計上しました。
           2.    2018 年度第4四半期
                減損損失の計上は、毎四半期ごとに検討されます。上述の通り、現在実施しているエンデバー鉱山
の深部探査・開発の成否の判明は 2019 年夏ごろと見込まれるため、それまでは見積もり将来キャッ
シュ・フローは低位に推移し、結果として同鉱山への第 4 四半期会計期間(CBH社の 2018 年 10
月から 2018 年 12 月に相当)の設備投資額(13 百万豪ドル=1,032 百万円)は減損損失として当期の
損失に計上される予定です(本日公表の業績予想には織り込み済み)
                              。
3.   2019 年度の影響
 2.と同様の理由より、2019 年度第 1 四半期の同鉱山への設備投資額(8百万豪ドルを予定)は翌
期の損失となる見込みです。2019 年第 2 四半期以降の同鉱山への設備投資額は、今後の探査・開発
の成否に左右されるため、その結果いかんによっては追加の減損損失が発生する可能性があります。
4.   2019 年度以降の業績への影響
 当該エンデバー鉱山の探査・開発は、可採鉱量増加を期待して行うものであり、投資額が先行して
費用化されていることも相まって、成功した場合には将来の収益拡大に大きく貢献するものと期待し
ております。


 なお、当該損失の計上に伴い、2019 年3月期の通期業績予想及び配当予想の修正を行っておりま
す。本日別途公表いたしました「業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。


                                                     以上