5707 東邦鉛 2019-11-06 15:00:00
2020年3月期第2四半期連結累計期間の業績予想と実績値との差異に関するお知らせ [pdf]
2019 年 11 月6日
各位
上場会社名 東邦亜鉛株式会社
代表者 代表取締役社長 丸崎 公康
(コード番号 5707)
問合せ先責任者 経理部長 田邉 正樹
(TEL 03-6212-1716)
2020 年 3 月期第 2 四半期連結累計期間の業績予想と実績値との差異に関するお知らせ
2019 年8月9日に公表した 2020 年 3 月期第 2 四半期(累計)連結業績予想数値と実績値との差異について、下記のと
おりお知らせいたします。
記
1. 2020 年 3 月期第 2 四半期(累計)連結業績予想数値と実績値との差異(2019 年 4 月 1 日~2019 年 9 月 30 日)
親会社株主に
1 株当たり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する四半
四半期純利益
期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 49,200 △4,500 △4,250 △4,100 △301.95
実績値(B) 49,160 △7,752 △7,336 △6,702 △493.63
増減額(B-A) △39 △3,252 △3,086 △2,602
増減率(%) △0.1 - - -
(参考)前第 2 四半期実績 58,482 △2,153 △1,928 △1,258 △92.70
(2019 年 3 月期第 2 四半期)
2. 差異の理由
売上高は、販売量や市況が概ね想定通りに推移したこともあり、前回発表予想並みとなりました。損益につ
きましては、特に亜鉛相場が第1四半期に引き続き第2四半期も下落基調となり(前回発表予想は相場一定の
前提で計算)、後述の「在庫評価損」の影響(約 13 億円)や非鉄スラグ製品の処理費用(約4億円)で、製錬
事業において第2四半期(3か月)で 18 億円営業利益が下振れる結果となりました。資源事業においても、エ
ンデバー鉱山の減産の影響から決算期ずれの調整に用いる原価が高止まりとなり、第2四半期(3か月)で 13
億円営業利益が下振れる結果となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益についても同様
の要因から前回発表予想を下振れる結果となりました。
3. 通期業績(配当を含む)予想の考え方
通期業績及び配当予想の修正は、以下の状況を勘案し、第 2 四半期決算発表時点での実施は見送ることとい
たしました。
2019 年8月9日に適時開示いたしました当社非鉄スラグ製品の処理に関連し、同開示時点での費用総額のイ
メージの範囲内で新規対応箇所の増加や対応費用の確定化により、年度内に引き続き会計上の費用計上の可能
性が残っております。将来へ先送りすることなく、可能な限り年度内での費用化に努めたいと考えております
が、第2四半期決算発表段階ではすべての見積もりは難しい状況です。
また、当社の主要事業である製錬事業及び資源事業は、その業績が金属相場や為替相場といった市況要因に
相当程度に大きな影響を受ける事業構造となっております。特に製錬事業においては、主原料である金属鉱石
と最終製品である金属地金製品はともに同一の指標(LME 金属相場等)で値が決まるものであり、金属相場の
上昇期には、過去に購入した相対的に安い原料(鉱石)で製造した製品(金属地金)を、相対的に高い価格で
販売することとなり、絶対的な相場の水準とは別に、より多くの利益を享受できる構造となっております(同
様の理由から相場の下落時には多額の損失を被る)。このような相場の上昇・下降影響を在庫評価損益と称して
おります。当第2四半期に多額の損失を計上した主な理由はこれになります。
このような当社の事業構造を鑑みると、第 2 四半期決算発表時点では、今後の市況次第での業績の上昇・下
降余地が大きく、ある程度通期の業績が見通せるようになった段階であらためて業績を見通したいと考えます。
このような状況から、第 2 四半期決算発表時点での通期業績予想の修正は見送り、予想の精度の高まる第 3 四
半期以降に判断を行うことといたします。
配当予想についても、業績予想と同様の理由より、今回の予想修正は行わず、今後の業績予想の修正に合わ
せて実施する予定です。
4. 説明資料
「決算説明資料」を別途 TDnet 及び当社ホームページで開示しておりますのでご参照ください。
以上