5707 東邦鉛 2019-11-06 15:00:00
2020年3月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結) [pdf]
2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
四半期決算短信 日本基準 連結)
2019年11月6日
上場会社名 東邦亜鉛株式会社 上場取引所 東
コード番号 5707 URL http://www.toho-zinc.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 丸崎公康
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名) 田邉正樹 TEL 03-6212-1716
四半期報告書提出予定日 2019年11月7日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 ( 機関投資家、証券アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第2四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第2四半期 49,160 △15.9 △7,752 - △7,336 - △6,702 -
2019年3月期第2四半期 58,482 △8.4 △2,153 - △1,928 - △1,258 -
(注) 包括利益 2020年3月期第2四半期 △8,256百万円( -%) 2019年3月期第2四半期 △3,239百万円( -%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第2四半期 △493.63 -
2019年3月期第2四半期 △92.70 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第2四半期 132,814 46,294 34.9
2019年3月期 130,231 55,501 42.6
(参考) 自己資本 2020年3月期第2四半期 46,294百万円 2019年3月期 55,501百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 0.00 - 70.00 70.00
2020年3月期 - 0.00
2020年3月期(予想) - 100.00 100.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 99,000 △15.8 △800 - △700 - △1,500 - △110.47
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 - 社 (社名) -、 除外 - 社 (社名)-
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期2Q 13,585,521株 2019年3月期 13,585,521株
② 期末自己株式数 2020年3月期2Q 7,159株 2019年3月期 7,055株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期2Q 13,578,451株 2019年3月期2Q 13,578,508株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注意事項等については、添付資料P.6「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測
情報に関する説明」をご覧ください。
(決算補足説明資料の入手方法)
当社は、2019年11月7日(木)に機関投資家、証券アナリスト向け説明会を開催する予定です。この説明会で使用
する資料につきましては、決算発表と同時にTDnet及び当社ホームページで開示しております。
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………… 2
(1) 経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 2
(2) 財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 6
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………… 6
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 7
(1) 四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………………… 7
(2) 四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………… 9
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 …………………………………………………………………………………… 9
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 …………………………………………………………………………………… 10
(3) 四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………… 11
(4) 四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………… 12
(四半期連結貸借対照表に関する注記) ……………………………………………………………………… 12
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………………… 12
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………………… 12
3.その他 ……………………………………………………………………………………………………………… 14
連結売上高明細表 …………………………………………………………………………………………………… 14
― 1 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間の連結業績は以下の通りです。売上高は減収、営業利益・経常利益及び親会社株主に
帰属する四半期純利益ともに減益となりました。
(単位:百万円)
2018年9月期 2019年9月期 増減(増減率%)
売上高 58,482 49,160 △9,321 (△16)
営業損失(△) △2,153 △7,752 △5,599 (-)
経常損失(△) △1,928 △7,336 △5,408 (-)
親会社株主に帰属する
△1,258 △6,702 △5,443 (-)
四半期純損失(△)
《経営環境》
当第2四半期連結累計期間の当社グループを取り巻く事業環境は以下の通りです。
金属相場、特に当社の主力製品である亜鉛につきましては、米中貿易摩擦の長期化や鉱石需給の緩和などから5
月以降急速に下落し、9月にやや値を戻したものの、期を通じては下落基調となりました。また、前年同期が相場
高だったこともあり、期中平均では前年同期比で下落となりました。鉛は期初から下落傾向が続いたものの、その
後は海外主要鉛製錬所の操業停止等により持ち直しましたが、期中平均では前年同期比で下落となりました。銀に
ついては、米国の利下げなどを背景に第2四半期以降は上昇基調となり、期中平均では前年同期比で若干の上昇と
なりました。
一方為替相場は、円/米ドル相場は、6月以降は米国の利下げ観測の影響などにより円高(円高は製錬事業の業績
にマイナスの影響)に向かい、期中平均でも前年同期比で若干の円高となりました。豪州に鉱山会社(CBH
Resources Ltd.(以下、「CBH社」という。))を有する当社グループに影響を与える米ドル/豪ドル相場につき
ましては、期(2019年1月から6月)を通じて概ね豪ドル安(豪ドル安は資源事業の業績にプラスの影響)に推移
し、期中平均でも前年同期比豪ドル安となりました。
買鉱条件につきましては、亜鉛は前期に比して大幅に改善しましたが、鉛については引き続き製錬事業者には厳
しいものとなっております。
《売上高》
当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、金属相場の下落に加え、亜鉛の減販もあり、製錬事業で減
収となったことに加え、資源事業においても、エンデバー鉱山の減産などもあり、連結売上高は前年同期比減収と
なりました。
《利益》
損益面では、非鉄スラグ製品の処理費用の計上などもあり製錬事業で20億円、主に市況の影響から資源事業で29
億円の減益となりました。以上の結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年同期
比で大幅減益かつ赤字となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります(以下、各セグメントの売上高には、セグメント間売上高を含みま
す)。
なお、前連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前第2四半期連結累計期間との比較・分析
は変更後の区分に基づいて記載しております。
― 2 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
① 製錬事業部門
(単位:百万円)
2018年9月期 2019年9月期 増減(増減率%)
売上高 42,566 36,372 △6,193 (△15)
営業損失(△) △3,548 △5,512 △1,963 (-)
《亜鉛》
LME相場は、期初3,018ドル/トンでスタートしたのち、5月以降は米中貿易摩擦の長期化や鉱石需給の緩和
などから急速に値を下げ、9月には2,200ドル近辺まで下落しました。期中平均では2,554ドルとなり、前年同期
(2,824ドル)を下回りました。国内価格も期中平均329千円/トンと前年同期(360千円)を32千円下回り、これ
に加えて減販の影響もあり、売上高は前年同期比18%の減収となりました。
《鉛》
LME相場は、期初2,022ドル/トンでスタートしましたが、その後は下落傾向が続きました。6月以降は鉛固
有の材料から値を戻したものの、期中平均では1,958ドルと前年同期(2,245ドル)を下回りました。国内価格も
期中平均276千円/トンと前年同期(311千円)を34千円下回りました。増販とはなったものの相場の影響が大き
く、売上高は前年同期比で8%の減収となりました。
《銀》
ロンドン銀相場は、期初15.1ドル/トロイオンスでスタートしたのち、一時14ドル台に低迷しましたが、米国
の利下げ等により上昇基調となり、期中平均は16.0ドルと前年同期(15.8ドル)を若干上回りました。一方国内
価格は円高の影響もあり、期中平均57,113円/キログラムと前年同期(57,275円)を若干下回りました。加えて、
原料事情により、売上高は前年同期比2%の減収となりました。
以上のほか、硫酸などその他の製品を合わせた当事業部門の業績は、金属相場の下落に加えて亜鉛の減販もあ
り、前年同期比で減収となりました。営業利益は急激な亜鉛相場の下落から多額の在庫評価損を計上したことや、
非鉄スラグ製品の処理費用の計上もあり、前年同期比20億円の減益となり、55億円の営業損失となりました。
なお、金属相場(月平均)及び為替相場(月平均)の推移は下表のとおりであります。
亜鉛 鉛 銀 為替レート
区 分 ロンドン 米ドル/
LME相場 国内価格 LME相場 国内価格 国内価格 円/米ドル
相 場 豪ドル
$/t \/t $/t \/t $/toz \/kg \/$ US$/A$
2017年6月 2,572 332,600 2,131 292,200 16.9 61,910 112.00 0.7550
9月 3,120 394,300 2,377 320,700 17.4 63,610 112.73 0.7968
12月 3,192 408,900 2,509 341,600 16.2 59,970 113.00 0.7640
2018年3月 3,280 394,400 2,397 316,000 16.5 57,650 106.24 0.7768
6月 3,092 389,000 2,441 333,000 16.5 59,870 110.03 0.7494
9月 2,433 320,500 2,028 292,000 14.3 52,700 111.91 0.7197
12月 2,626 345,100 1,965 286,000 14.7 54,320 112.51 0.7187
2019年3月 2,851 365,800 2,055 294,900 15.3 56,120 111.24 0.7076
6月 2,602 332,500 1,892 267,800 15.0 53,520 108.12 0.6945
9月 2,320 299,400 2,071 284,200 18.2 64,430 107.45 0.6800
― 3 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
② 資源事業部門
(単位:百万円)
2018年9月期 2019年9月期 増減(増減率%)
売上高 10,071 6,798 △3,273 (△33)
営業損失(△) △203 △3,079 △2,876 (-)
金属相場が大きく下落(1月―6月期比較)したことや、エンデバー鉱山の減産などもあり、売上高は前年同期
比大幅な減収となりました。損益面でも金属相場悪化の影響が大きく、前年同期比29億円の減益となりました。
③ 電子部材事業部門
(単位:百万円)
2018年9月期 2019年9月期 増減(増減率%)
売上高 3,094 2,497 △596 (△19)
営業利益 305 217 △87 (△29)
《電子部品》
車載電装向けではHV向け製品の販売が伸びたものの、客先の在庫調整や一部製品の終息による販売減をカバー
するには至りませんでした。また、産業機器向けやOA機器向けは、世界的な貿易摩擦問題の影響を受け大幅な販
売減となり、売上高は前年同期比19%の減収となりました。
《電解鉄》
世界のトップシェアを誇る電解鉄は、2018年10月及び2019年3月の航空機墜落事故の影響から航空機用特殊鋼向
けの販売が落ち込みました。また、世界的な貿易摩擦の影響から自動車向け特殊鋼、電子材料向け特殊鋼、エッ
チング剤用などの用途の売上も落ち込み、売上高は前年同期比13%の減収となりました。
《プレーティング》
プレーティング製品(各種電子機器の接点・接続端子に使用される金、銀、錫、ニッケル等のメッキ材)は、
昨年後半からの急激な市場の落込みで各ユーザーが一斉に減産による在庫調整に入ったため受注が激減し、特に
主用途(車載用、デジカメ用、産機用)において収支への影響が大きい金メッキが大幅に減販となったことから、
売上高は前年同期比25%の減収となりました。
《機器部品》
粉末冶金部門は国内の自動車関連製品は順調だったものの一般産業向けが低調でした。また、タイヤ用バラン
スウエイト部門は海外の自動車ライン向けの減少が大きく、売上高は前年同期比23%の減収となりました。
以上の結果、当事業部門の業績は、前年同期比で減収減益となりました。
④ 環境・リサイクル事業部門
(単位:百万円)
2018年9月期 2019年9月期 増減(増減率%)
売上高 2,287 2,249 △38 (△2)
営業利益 782 500 △281 (△36)
主力製品の酸化亜鉛は、増販となったものの、亜鉛の国内建値が前年同期比で下落したこともあり若干の減収
となりました。使用済みニカド電池の処理や硫酸リサイクルなどその他のリサイクル事業についても前年同期比
減収となり、当事業部門の業績は、前年同期比で減収減益となりました。
― 4 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
⑤ 土木・建築・プラントエンジニアリング事業部門
(単位:百万円)
2018年9月期 2019年9月期 増減(増減率%)
売上高 769 1,167 398 (52)
営業損失(△) △91 △17 74 (-)
プラントエンジニアリング及び建築事業において当期は大型案件が検収されたこともあり前年同期比52%の増
収、営業利益も増益となりました。しかしながらプラントエンジニアリング事業で不採算の案件が生じたことな
どから、前年同期に引き続き営業損失を計上するに至りました。
⑥ その他事業部門
(単位:百万円)
2018年9月期 2019年9月期 増減(増減率%)
売上高 3,996 3,457 △539 (△13)
営業利益 184 222 37 (20)
《防音建材(商品名:ソフトカーム)事業》
医療向けX線遮蔽用鉛板やプラントの設備防音用鉛シートの需要はやや持ち直したものの、制振遮音材が需要
家の仕様変更により販売が落ち込み、売上高は前年同期比4%の減収となりました。
《運輸事業》
運輸部門は、運送荷物やリサイクル原料等の扱い量の減少などにより、売上高は前年同期比11%の減収となり
ました。
以上のほか、環境分析部門を合わせた当事業部門の業績は、前年同期比で減収となりましたが、損益面におい
ては、リサイクル鉛原料の購入価格の下落等もあり、前年同期比増益となりました。
― 5 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
(2) 財政状態に関する説明
① 財政状態
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、金属相場の下落による売上債権やたな卸資産の減少などはあったも
のの、新規鉱山への投資などもあり前連結会計年度末に比べ25億82百万円増加し、1,328億14百万円となりまし
た。
負債については、新規鉱山投資にかかるファイナンスや短期運転資金需要への対応などもあり、有利子負債が
増加し、前連結会計年度末に比べ117億89百万円増加し、865億19百万円となりました。
純資産は、配当の支払いや、赤字計上による利益剰余金の減少などもあり、前連結会計年度末に比べ92億6百
万円減少し、462億94百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は34.9%となり、前連結会計年度末に比して、7.8ポイント下落しております。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末
に比べ28億96百万円増加し、当連結会計年度末は131億44百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、87百万円の収入(前期比71億27百万円の収入減)となりました。金属
相場の下落を背景とした製錬事業や資源事業での前期比大幅減益もあり、営業活動によるキャッシュ・フローは
大幅な収入減となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、69億68百万円の支出(前期比26億50百万円の支出増)となりました。
これは主に新規鉱山への投資及び開発や探査活動を強化したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは97億88百万円の収入(前年同期は56億8百万円の支出)となりました。こ
れは主に、新規鉱山投資に係るファイナンスや短期運転資金需要への対応などもあり、有利子負債が前期に比し
て大幅に増加したことによるものです。
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019年8月9日の「業績予想の修正に関するお知らせ」で公表いたしました通期の連結業績予想に変更はありま
せん。
― 6 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1) 四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 10,248 13,144
受取手形及び売掛金 14,027 12,281
電子記録債権 2,291 1,964
商品及び製品 10,907 8,418
仕掛品 9,101 9,778
原材料及び貯蔵品 22,359 20,361
その他 4,050 5,878
貸倒引当金 △0 △1
流動資産合計 72,984 71,825
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 7,379 7,201
機械装置及び運搬具(純額) 13,114 12,965
土地 17,091 17,168
その他(純額) 1,360 1,585
有形固定資産合計 38,945 38,921
無形固定資産
鉱業権 11,801 12,115
その他 53 47
無形固定資産合計 11,854 12,163
投資その他の資産
投資有価証券 2,995 4,137
退職給付に係る資産 203 204
その他 3,898 6,212
貸倒引当金 △650 △650
投資その他の資産合計 6,447 9,903
固定資産合計 57,247 60,988
資産合計 130,231 132,814
― 7 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 7,067 6,452
短期借入金 11,828 19,338
1年内返済予定の長期借入金 11,137 13,772
コマーシャル・ペーパー 11,000 14,000
未払法人税等 111 131
工事損失引当金 442 332
引当金 356 361
その他 5,900 7,367
流動負債合計 47,844 61,756
固定負債
長期借入金 18,866 16,318
引当金 506 532
退職給付に係る負債 148 148
資産除去債務 2,436 2,339
再評価に係る繰延税金負債 4,345 4,345
その他 581 1,078
固定負債合計 26,885 24,763
負債合計 74,730 86,519
純資産の部
株主資本
資本金 14,630 14,630
資本剰余金 9,876 9,876
利益剰余金 20,963 13,310
自己株式 △30 △30
株主資本合計 45,440 37,787
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 657 432
繰延ヘッジ損益 110 △701
土地再評価差額金 8,997 8,997
為替換算調整勘定 180 △326
退職給付に係る調整累計額 113 105
その他の包括利益累計額合計 10,060 8,507
純資産合計 55,501 46,294
負債純資産合計 130,231 132,814
― 8 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
(2) 四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 58,482 49,160
売上原価 56,193 52,756
売上総利益又は売上総損失(△) 2,288 △3,595
販売費及び一般管理費 4,442 4,157
営業損失(△) △2,153 △7,752
営業外収益
受取利息 5 2
受取配当金 65 59
受取保険金 3 424
その他 618 329
営業外収益合計 692 815
営業外費用
支払利息 200 190
為替差損 217 131
その他 48 77
営業外費用合計 466 398
経常損失(△) △1,928 △7,336
特別利益
固定資産売却益 4 27
投資有価証券売却益 - 11
特別利益合計 4 38
特別損失
減損損失 - 696
固定資産除却損 176 135
特別損失合計 176 831
税金等調整前四半期純損失(△) △2,100 △8,128
法人税、住民税及び事業税 67 15
法人税等調整額 △909 △1,441
法人税等合計 △842 △1,426
四半期純損失(△) △1,258 △6,702
親会社株主に帰属する四半期純損失(△) △1,258 △6,702
― 9 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純損失(△) △1,258 △6,702
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △97 △225
繰延ヘッジ損益 △82 △812
為替換算調整勘定 △1,800 △507
退職給付に係る調整額 △0 △8
その他の包括利益合計 △1,980 △1,553
四半期包括利益 △3,239 △8,256
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △3,239 △8,256
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
― 10 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
(3) 四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純損失(△) △2,100 △8,128
減価償却費 3,053 2,641
減損損失 - 696
貸倒引当金の増減額(△は減少) △16 1
その他の引当金の増減額(△は減少) 165 △54
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) 1 △0
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 4 △11
受取利息及び受取配当金 △70 △61
支払利息 200 190
為替差損益(△は益) 276 93
売上債権の増減額(△は増加) 3,672 2,072
たな卸資産の増減額(△は増加) 6,581 3,688
仕入債務の増減額(△は減少) △4,698 △3,428
固定資産売却損益(△は益) △4 △27
固定資産除却損 176 135
未払消費税等の増減額(△は減少) 407 212
その他 138 1,237
小計 7,790 △744
利息及び配当金の受取額 67 64
利息の支払額 △186 △195
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △456 963
営業活動によるキャッシュ・フロー 7,214 87
投資活動によるキャッシュ・フロー
関係会社出資金の払込による支出 - △663
有形固定資産の取得による支出 △2,701 △2,573
有形固定資産の売却による収入 6 94
無形固定資産の取得による支出 △1,474 △1,830
投資有価証券の取得による支出 △1 △1,558
貸付けによる支出 - △377
その他 △147 △60
投資活動によるキャッシュ・フロー △4,317 △6,968
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △470 7,591
長期借入れによる収入 - 1,600
長期借入金の返済による支出 △1,436 △1,448
コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少) △2,000 3,000
自己株式の取得による支出 △0 △0
配当金の支払額 △1,697 △950
その他 △5 △4
財務活動によるキャッシュ・フロー △5,608 9,788
現金及び現金同等物に係る換算差額 △15 △10
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △2,728 2,896
現金及び現金同等物の期首残高 13,802 10,248
現金及び現金同等物の四半期末残高 11,074 13,144
― 11 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
(4) 四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(四半期連結貸借対照表に関する注記)
(非鉄スラグ製品の処理に係る偶発債務)
当社安中製錬所が過去に出荷した非鉄スラグ製品の一部において、土壌汚染対策法の土壌環境基準を超過した
製品があること、ならびに、当社の管理不足により不適切な使用・混入がなされた可能性のあることが、調査の
結果判明いたしました。今後も、当該製品を回収、撤去するための費用負担が発生する可能性がありますが、現
時点では四半期連結財務諸表に与える影響額を合理的に見積もることは困難であります。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期
土木・建 連結
築・プラ その他 調整額 損益
環境・リ 合計
製錬 資源 電子部材 ントエン 計 (注)1 (注)2 計算書
サイクル 計上額
ジニアリ
ング (注)3
売上高
外部顧客への売上高 42,212 8,668 3,094 2,287 692 56,956 1,525 58,482 - 58,482
セグメント間の内部
353 1,402 0 - 76 1,833 2,471 4,305 △4,305 -
売上高又は振替高
計 42,566 10,071 3,094 2,287 769 58,790 3,996 62,787 △4,305 58,482
セグメント利益又は
△3,548 △203 305 782 △91 △2,755 184 △2,570 417 △2,153
損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、防音建材、運輸、環境分析等
を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失の調整額417百万円には、セグメント間取引消去558百万円、各報告セグメントに
配分していない全社費用△141百万円が含まれております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一
般管理費であります。
3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
― 12 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期
土木・建 連結
築・プラ その他 調整額 損益
環境・リ 合計
製錬 資源 電子部材 ントエン 計 (注)1 (注)2 計算書
サイクル 計上額
ジニアリ
ング (注)3
売上高
外部顧客への売上高 36,241 5,692 2,497 2,249 1,060 47,740 1,419 49,160 - 49,160
セグメント間の内部
131 1,105 0 - 107 1,345 2,037 3,382 △3,382 -
売上高又は振替高
計 36,372 6,798 2,497 2,249 1,167 49,086 3,457 52,543 △3,382 49,160
セグメント利益又は
△5,512 △3,079 217 500 △17 △7,891 222 △7,669 △83 △7,752
損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、防音建材、運輸、環境分析等
を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失の調整額△83百万円には、セグメント間取引消去18百万円、各報告セグメントに
配分していない全社費用△102百万円が含まれております。全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一
般管理費であります。
3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
「資源」セグメントにおいて、鉱山の生産計画の見直しにより、今後は投下資本に見合うだけの十分なキャッ
シュ・フローの回収が見込めないと判断し、資源事業(エンデバー鉱山)に係る資産グループの帳簿価額を回収
可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。また、同セグメントにおいて、探査活動
が終了した案件についてその帳簿価額の全額を減損損失として計上しております。当該減損損失の計上額は、当
第2四半期連結累計期間においてそれぞれ649百万円及び46百万円であります。
3.報告セグメントの変更等に関する事項
前連結会計年度より、従来「その他」に含まれていた「土木・建築・プラントエンジニアリング事業」につい
て量的な重要性が増したため報告セグメントとして記載する方法に変更しております。
なお、当第2四半期連結累計期間の比較情報として開示した前第2四半期連結累計期間のセグメント情報につ
いては、変更後の報告セグメントにより作成しており、前連結会計年度に開示した第2四半期連結累計期間に係
る報告セグメントとの間に相違が見られます。
― 13 ―
東邦亜鉛㈱(5707)2020年3月期第2四半期決算短信
3.その他
連結売上高明細表
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間 前連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日 (自 2018年4月1日
品 名 至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日) 至 2019年3月31日)
金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
亜鉛製品 17,770 30.4 14,634 29.8 34,115 29.0
鉛製品 11,578 19.8 10,651 21.7 24,077 20.5
電気銀 8,386 14.3 8,192 16.7 16,114 13.7
硫 酸 741 1.3 807 1.6 1,595 1.3
鉱石販売等 8,668 14.8 5,692 11.6 20,544 17.5
電子部品 1,114 1.9 902 1.8 2,084 1.8
電子材料等 1,980 3.4 1,595 3.3 3,778 3.2
環境・リサ
2,286 3.9 2,246 4.6 4,698 4.0
イクル製品
防音建材 786 1.3 756 1.5 1,525 1.3
完成工事高 699 1.2 1,056 2.1 1,882 1.6
その他 4,469 7.7 2,624 5.3 7,135 6.1
合 計 58,482 100.0 49,160 100.0 117,551 100.0
― 14 ―