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2020年度
Q2連結累計期間決算説明資料
2020年11月9日
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいてお
り、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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内容
Ⅰ. 2020年度Q2累計 連結決算概況
1. 収支の状況 P3
2. 財務の状況 P12
3. 資源セグメントの状況 P16
Ⅱ. 経営計画・ESG対応 P17
Ⅲ. 2020年度 感応度 P20
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Ⅰ. 2020年度Q2累計 連結決算概況
1. 収支の状況
(1)総括
●売上・３利益とも10/23業績予想修正の公表値とほぼ同水準で着地しました。
●営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに、前年同期比で増益かつ黒字
に転じました。営業利益は、前年同期比107億円の増益（製錬セグメント90億円増益、資源セグ
メント20億円増益）となりました。製錬セグメントの増益は、前年同期の在庫評価損の益転・買
鉱条件の改善・金増販等、資源セグメントの増益は営業損失の減少によるものです。
単位:億円
＜上期収支＞
当初予想 修正予想 実績
（5/29公表） （10/23公表） （11/9公表）
連結売上高 409 453 452
連結営業利益 7.6 29.6 29.8
連結経常利益 5.6 33.7 33.9
連結純利益 32.4 27.1 27.0
3
１. 収支の状況
(2)市況推移
3,200 亜鉛(US$)
3,000 鉛(US$)
2,800 銀(￠)
2,600
2,400
2,200
2,000
1,800
1,600
1,400
1,200
2019/1～ 2019/4～ 2019/7～ 2019/10 2020/1～ 2020/4～ 2020/7～
2019/3 2019/6 2019/9 ～ 2020/3 2020/6 2020/9
2019/12
連結会計期間 連結会計期間
CBH社 会計期間 CBH社 会計期間
120 0.600
円/US$
US$/AU$
115 0.650
110 0.700
105 0.750
100 0.800
2019/1～ 2019/4～ 2019/7～ 2019/10 2020/1～ 2020/4～ 2020/7～
2019/3 2019/6 2019/9 ～ 2020/3 2020/6 2020/9
2019/12
連結会計期間 連結会計期間
CBH社 会計期間 CBH社 会計期間
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1. 収支の状況
(3)10/23公表比較(市況・生産量)
予想（10/23公表）
実績（11/9公表）
上期 内Q2
亜鉛(米＄/t) 2,150 2,340
鉛(米＄/t) 1,773 1,876
市況 銀(米＄/toz) 20.4 24.4
円/米＄ 106.9 106.2
米＄/豪＄ 0.658 0.657
亜鉛製品(千t) 41.7 19.8
製錬セグメント
鉛製品(千t) 48.6 24.4
主要製品生産量
電気銀(t) 170 88
エンデバー － － 10/23公表の予想値と変わらず
粗鉱処理量
ラスプ 318 166
(千t)
計 318 166
資源セグメント エンデバー － －
亜鉛精鉱生産
CBH社関連 ラスプ 23.6 11.5
量(千dmt)
(1-6月） 計 23.6 11.5
エンデバー － －
鉛精鉱生産量
ラスプ 12.0 4.3
(千dmt)
計 12.0 4.3
5
1. 収支の状況
(4)10/23公表比較(収支)
予想（10/23公表） 実績（11/9公表） Q2
上期 内Q2(A) 上期 内Q2(B) (B)-(A)
売上高(億円) 453 234 452 233 ▲1
34.2 25.0 34.7 25.5 0.5
在庫評価損益 25.9 18.1 29.0 21.1 3.1
製錬
非鉄スラグ ▲5.2 ▲2.9 ▲5.2 ▲2.9 ▲0.0
上記以外 13.5 9.8 10.9 7.2 ▲2.6
資源 ▲11.0 ▲7.1 ▲11.0 ▲7.1 0.0
営業利益(億円)
電子部材 1.2 0.3 1.0 0.0 ▲0.3
環境･リサイクル 3.0 1.3 2.9 1.2 ▲0.1
その他※ 4.0 2.3 4.0 2.3 0.1
調整額 ▲1.6 ▲0.7 ▲1.8 ▲0.8 ▲0.2
計 29.6 20.9 29.8 21.1 0.2
経常利益(億円) 33.7 20.9 33.9 21.1 0.2
純利益(億円) 27.1 18.5 27.0 18.5 ▲0.0
EBITDA(億円) 54.8 34.8 53.6 33.2 ▲1.5
※「その他」に係る営業利益には、「土木・建築・プラントエンジニアリング」セグメントに係る営業利益を含む。
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1. 収支の状況
(5)第2Qの状況(市況・生産量)
第1Q累計 第2Q 上期累計
亜鉛(米＄/t) 1,959 2,340 2,150
鉛(米＄/t) 1,670 1,876 1,773
市況 銀(米＄/toz) 16.3 24.4 20.4
円/米＄ 107.6 106.2 106.9
米＄/豪＄（1-6月） 0.659 0.657 0.658
亜鉛製品(千t) 21.9 19.8 41.7
製錬セグメント
鉛製品(千t) 24.3 24.4 48.6
主要製品生産量
電気銀(t) 82 88 170
エンデバー － － －
粗鉱処理量
ラスプ 152 166 318
(千t)
計 152 166 318
資源セグメント エンデバー － － －
亜鉛精鉱生産
CBH社関連 ラスプ 12.1 11.5 23.6
量(千dmt)
(1-6月） 計 12.1 11.5 23.6
エンデバー － － －
鉛精鉱生産量
ラスプ 7.7 4.3 12.0
(千dmt)
計 7.7 4.3 12.0
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1. 収支の状況
(6)第2Qの状況(収支)
第1Q累計 第2Q 上期累計
売上高(億円) 219 233 452
9.2 25.5 34.7
在庫評価損益 7.8 21.1 29.0
製錬
非鉄スラグ ▲2.3 ▲2.9 ▲5.2
上記以外 3.7 7.2 10.9
資源 ▲3.9 ▲7.1 ▲11.0
営業利益(億円)
電子部材 0.9 0.0 1.0
環境･リサイクル 1.7 1.2 2.9
その他※ 1.7 2.3 4.0
調整額 ▲0.9 ▲0.8 ▲1.8
計 8.7 21.1 29.8
経常利益(億円) 12.8 21.1 33.9
純利益(億円) 8.6 18.5 27.0
EBITDA(億円) 20.3 33.2 53.6
※「その他」に係る営業利益には、「土木・建築・プラントエンジニアリング」セグメントに係る営業利益を含む。
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1. 収支の状況
(7)前年同期比較(市況・生産量)
前年同期 Q2累計 差(実額) 差(％)
亜鉛(米＄/t) 2,554 2,150 ▲405 ▲16
鉛(米＄/t) 1,958 1,773 ▲185 ▲9
市況 銀(米＄/toz) 16.0 20.4 4.4 28
円/米＄ 108.6 106.9 ▲1.7 ▲2
米＄/豪＄(1-6月) 0.710 0.658 ▲0.052 ▲7
亜鉛製品(千t) 43.2 41.7 ▲1.5 ▲3
製錬セグメント 主要
鉛製品(千t) 47.4 48.6 1.3 3
製品生産量
電気銀(t) 144 170 26 18
エンデバー 171 － － －
粗鉱処理量
ラスプ 335 318 ▲18 ▲5
(千t)
計 506 318 ▲188 ▲37
エンデバー 13.0 － － －
資源セグメント 亜鉛精鉱生産
ラスプ 24.6 23.6 ▲0.9 ▲4
CBH社関連(1-6月) 量(千dmt)
計 37.6 23.6 ▲14.0 ▲37
エンデバー 5.7 － － －
鉛精鉱生産量
ラスプ 12.4 12.0 ▲0.4 ▲3
(千dmt)
計 18.1 12.0 ▲6.1 ▲34
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1. 収支の状況
(8)前年同期比較(収支)
前年同期 Q2累計 差額
売上高(億円) 492 452 ▲40
▲55.1 34.7 89.8
在庫評価損益 ▲33.8 29.0 62.8
製錬
非鉄スラグ ▲13.3 ▲5.2 8.1
上記以外 ▲8.0 10.9 18.9
資源 ▲30.8 ▲11.0 19.8
営業利益(億円)
電子部材 2.2 1.0 ▲1.2
環境･リサイクル 5.0 2.9 ▲2.1
その他 ※ 2.1 4.0 1.9
調整額 ▲0.8 ▲1.8 ▲0.9
計 ▲77.5 29.8 107.3
経常利益(億円) ▲73.4 33.9 107.2
純利益(億円) ▲67.0 27.0 94.0
EBITDA(億円) ▲44.2 53.6 97.7
※「その他」に係る営業利益には、「土木・建築・プラントエンジニアリング」セグメントに係る営業利益を含む。
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1. 収支の状況
(9)前年同期比較(収支)
単位:億円
海外営業利益
国内営業利益+87
(資源セグメント) +20
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2. 財務の状況
(1)貸借対照表(資産の部)
単位:億円
2020年3月末 実績 2020年9月末 実績 差(実額)
現金･預金 82 108 26
受取手形･売掛金 109 122 13
流動資産 たな卸資産 350 387 37
その他 52 34 ▲18
計 593 651 58
390 375 ▲15
有形固定資産 内CBH社関係 78 72 ▲6
(豪＄百万表示) (102) (97) (▲5)
110 113 3
固定資産
無形固定資産 内CBH社関係 109 113 3
(豪＄百万表示) (143) (152) (9)
投資その他 80 69 ▲11
計 580 557 ▲23
資産 合計 1,173 1,209 36
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2. 財務の状況
(1)貸借対照表(負債･純資産の部)
単位:億円
2020年3月末 実績 2020年9月末 実績 差(実額)
支払手形･買掛金 69 78 9
CP 40 80 40
短期 借入金 241 271 30
有利子負債
負債の部 ⾧期 借入金 283 241 ▲42
有利子負債計 564 592 28
その他負債 177 177 ▲0
計 810 847 37
資本金 146 146 0
資本剰余金･自己株式 98 98 0
株主資本
利益剰余金 17 47 31
純資産の部
株主資本 計 261 292 31
その他包括利益累計額 102 70 ▲32
計 363 363 ▲0
負債･純資産 合計 1,173 1,209 36
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2. 財務の状況
(2)主要財務指標の変化
前年同期 Q2累計 評価
自己資本比率 34.9% 30.0% 悪化
D/Eレシオ 1.37倍 1.64倍 悪化
D/EBITDAレシオ
▲7.2倍 5.5倍 改善
(年換算)
純利益/自己資本(ROE)
▲26.2% 14.9% 改善
(年換算)
純利益/売上高 ▲13.6% 6.0% 改善
売上高/総資産 0.7回転 0.7回転 横ばい
総資産/自己資本 2.6倍 3.3倍 増加
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2. 財務の状況
(3)キャッシュ・フローの推移
単位:億円
120
営業活動 投資活動 財務活動
98
100
80
60
40
29
20
1
0
▲1 ▲2
▲20
▲40
▲60
▲70
▲80
前年同期 +29(計▲69) Q2累計実績 +26(計▲3) ()内はフリーＣＦ
15
3. 資源セグメントの状況
前年同期比+19.8億円
⇒内、CBH社営業利益▲1.1億円
(内、市況等他律要因+5.3億円)
①エンデバー鉱山
前年同期比＋9.2億円(内、市況等他律要因+15.2億円（前期末計上の低価法評価損の戻り）)
他律要因を除くと▲6.0億円の減益⇒自律要因は、前期末の休山関連コストを含む高い簿価の精鉱
を当期に販売したことによる。
②ラスプ鉱山
前年同期比▲10.5億円(内、市況等他律要因▲9.9億円)
他律要因を除くと▲0.6億円の減益
③期ずれ等
前年同期比+20.9億円⇒期ずれ調整+19.6億円（前年同期▲16.8億円→当期＋2.8億円）
単位:億円
利益(億円) 前年同期 Q2累計 差(実額)
エンデバー鉱山 ▲12.5 ▲3.3 9.2
ラスプ鉱山 1.3 ▲9.2 ▲10.5
CBH社営業利益
子会社その他 0.0 0.2 0.1
計 ▲11.1 ▲12.3 ▲1.1
期ずれ等 ▲19.7 1.3 20.9
資源セグメント利益 ▲30.8 ▲11.0 19.8
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Ⅱ. 経営計画・ESG
1. 次期（第12次）中期経営計画（2021～2023年度）策定状況
（１）2020年2月10日公表資料（2019年度Q3）「今後の対応」フォローアップ
下記３点は次期中計の骨子として策定作業中。
①資源セグメントにおける市況リスクテークの適正化。
②製錬セグメントにおける事業サステイナビリティの担保。
③川下事業の収益貢献向上。
（２）財務構造と収益力
①有利子負債削減によるＤ／Ｅ及び自己資本比率改善をＫＰＩ化。
②ＲＯＥ、ＲＯＩＣ等の収益系ＫＰＩ設定は収益構造の安定化が前提。
③具体的には、鉱山ポートフォリオ見直し・製錬事業の在庫評価損益ボラティリティ抑
制により市況影響を適正化、加えて相対的に市況影響受けない川下事業の収益貢献向上
を経て収益目標化を検討。
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2. ＥＳＧ対応
（１）非鉄スラグ
●2020年9月10日付け群馬県からの行政処分（安中製錬所産廃物処分業90日間停止）を踏ま
え、環境安全室・品質保証室を独立専門部署とし、社外取締役２名を含む監査等委員による
ガバナンス体制を一層強化。
●本件に関わる地域住民の皆さまを初めとしたステークホルダーの更なる満足度向上を目指
す。
（２）鉱山管理・排出量制御
●（資源セグメント）豪州ＣＢＨ社ラスプ鉱山においては、散水使用量削減にともなう水の
節約、散水車利用頻度を下げることで燃料使用量ひいては二酸化炭素排出量の削減を目指す。
●（製錬セグメント）製品生産におけるエネルギー使用量・原単位を厳格管理することによ
り、二酸化炭素排出量の削減図る。
（３）省エネ・リサイクル
●高効率または省エネ効果のある機器を積極的に採用し製造工程に取り入れ（燃料・熱・電
気関連設備）。
●製鋼ダストを原料とする環境・リサイクルセグメントのみならず、製錬セグメントにおい
てもリサイクル原料を積極利用。
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3. 株主還元の考え方
●財務構造の健全性回復に向け、Ｄ／Ｅレシオ・自己資本比率とも向上途半ばである
ため、自社株買取りというよりも、従来通りの一定額の現金配当で還元させて頂く。
●2020年10月23日の業績予想修正でも触れた通り、現段階では外部環境の不確実性
が極めて高く、最終パフォーマンスが見えてきたところで、配当予想を行うこととし
たい。
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Ⅲ. 2020年度 感応度
2019年度試算 2020年度試算 増減
変動幅
連結営業利益影響額 内CBH 連結営業利益影響額 内CBH 連結営業利益影響額 内CBH
¥40百万 ¥27百万 ▲¥13百万
亜鉛 $10 / t ¥56百万 ¥41百万 ▲¥15百万
(豪$500千) (豪$400千) ▲(豪$100千)
¥28百万 ¥16百万 ▲¥12百万
鉛 $10 / t ¥33百万 ¥21百万 ▲¥12百万
(豪$360千) (豪$250千) ▲(豪$110千)
円/米$ 1円 / 米$ ¥64百万 － ¥82百万 － +¥18百万 －
米$/豪$ 0.001 豪＄2.8百万 同左 豪$0.7百万 同左 同左
全体としてエンデバー鉱山休山及びラスプ鉱山減産に伴い影響額減少
円換算は67.0円/豪$を使用
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