5704 M-JMC 2020-11-12 15:30:00
2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年11月12日
上場会社名 株式会社JMC 上場取引所 東
コード番号 5704 URL https://www.jmc-rp.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長兼CEO (氏名)渡邊 大知
問合せ先責任者 (役職名) 取締役兼CFO (氏名)篠崎 史郎 TEL 045-477-5751
四半期報告書提出予定日 2020年11月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年12月期第3四半期の業績(2020年1月1日~2020年9月30日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期第3四半期 1,752 △21.1 △203 - △192 - △143 -
2019年12月期第3四半期 2,221 12.9 294 △5.7 289 △9.6 182 △14.8
潜在株式調整後
1株当たり
四半期純利益
1株当たり
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年12月期第3四半期 △27.14 -
2019年12月期第3四半期 34.65 32.66
(注)2020年12月期第3四半期の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株
当たり四半期純損失であるため記載しておりません。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年12月期第3四半期 3,902 2,115 54.2 399.84
2019年12月期 3,682 2,254 61.2 426.79
(参考)自己資本 2020年12月期第3四半期 2,115百万円 2019年12月期 2,254百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年12月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2020年12月期 - 0.00 -
2020年12月期(予想) 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年12月期の業績予想(2020年1月1日~2020年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 2,300 △18.1 △300 - △290 - △230 - △43.49
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期3Q 5,291,400株 2019年12月期 5,282,100株
② 期末自己株式数 2020年12月期3Q 300株 2019年12月期 271株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年12月期3Q 5,287,368株 2019年12月期3Q 5,259,918株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理性があると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
株式会社JMC(5704)2020年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 3
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 5
第3四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………… 5
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 6
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 6
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 6
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 6
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株式会社JMC(5704)2020年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症
の拡大が継続する中でも、政府主導で経済活動の再開に向けて舵を切りつつありますが、企業活動や消費動向は依
然として先行きが不透明な状況であります。
当社を取り巻く試作・開発市場は、米中貿易摩擦に伴う業況低迷に加え、顧客企業の試作・開発予算の一時的な
凍結や縮減による製品開発スケジュールの遅延・先送りが相次ぎ、当社においても受注環境の本格的な底打ち感が
見えておらず、依然として業績の不透明感が強い状況が続いております。
このような環境の中、当社は生産面では鋳造事業で本年2月に本格稼働させたミーリングセンター(静岡県浜松
市浜北区)において、鋳造品の機械加工内製化を推進することで、社外流出費用の抑制と同時に高難度加工ノウハ
ウの蓄積を強力に進めております。技術面ではCT事業における撮像サービスの体制強化、WEBサイトコンテン
ツの充実に加え、WEBセミナーを開催し、品質保証・リバースエンジニアリングなど非破壊検査方法として、い
まだ認知度が低い産業用CTの活用方法を繰り返し訴求いたしました。
また、3Dプリンター出力事業においては、EOS Electro Optical Systems Ja
pan株式会社と協同で樹脂3Dプリンター関連市場の拡大に向けたAM(Additive Manufact
uring)サービスの提供を開始したほか、心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID(ハートロイ
ド)」について、マサチューセッツ工科大学「Therapeutic Technology Design
& Development Lab」(米国)とのクリエイティブパートナーシップを締結し、さらに、欧州連
合(EU)地域における販売に必要な安全基準適合を示す「CEマーク」を取得いたしました。これらにより、米
国の教育分野で最先端医療機器開発への貢献に踏み出すとともに、欧米諸国におけるハートロイドの認知度向上の
足掛かりを築くなど、各事業セグメントにおいて、業績の回復、成長に向けた各種施策を継続して実施してまいり
ました。
この結果、当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高1,752,363千円(前年同四半期比21.1%減)、営業損失
203,022千円(前年同四半期は営業利益294,233千円)、経常損失192,299千円(前年同四半期は経常利益289,217千
円)、四半期純損失143,478千円(前年同四半期は四半期純利益182,274千円)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
①3Dプリンター出力事業
3Dプリンター出力事業におきましては、「短納期」・「高品質」を訴求した営業活動と製造活動に注力し、
平時と変わらない体制を維持するとともに、当社他事業との連携を強化いたしましたが、顧客の開発予算の一時
的な凍結・縮減による市場全体の案件量の低下に起因した価格競争が生じるなど、厳しい受注環境が続きまし
た。
一方で、心臓カテーテルシミュレーター「HEARTROID(ハートロイド)」においては、様々な顧客ニ
ーズに応え、リードレスペースメーカーの留置(植え込み)手技のシミュレーショントレーニングを行うことが
できる「リードレスペースメーカーモデル」の開発を新たに行い、発売いたしました。また、国内外医療機関や
関連商材を取扱う商社でTAVI(経カテーテル大動脈弁置換術)トレーニングモデルを中心とした旺盛な需要
を背景に積極的な販売推進が奏功し、概ね期初に想定した売上高及びセグメント利益を確保するに至りました。
この結果、3Dプリンター出力事業の売上高は336,750千円(前年同四半期比19.9%減)、セグメント利益は
28,117千円(前年同四半期比68.2%減)となりました。
②鋳造事業
鋳造事業におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う工場ライン自動化のニーズから、FA分野
の試作・量産案件は比較的順調に増加したものの、主要顧客である自動車業界を中心に予算の一時凍結や縮減に
よる試作案件数量の減少、それによる価格競争が一部で生じるなど、厳しい環境が継続いたしました。
当事業では、加工工程の生産体制を拡充し、技術的難易度の高い案件への対応と内製化を進めるべく、ミーリ
ングセンターを本格稼働させております。試作案件数量の減少に伴い鋳物製作が減少している中、「鋳物製作+
追加工」は一定のニーズがあることから、加工工程は順調な稼働状況を維持しております。
また、コンセプトセンター(長野県飯田市)とミーリングセンターにおいては、まとまった数量の受注が期待
できる量産案件ニーズの取り込みにも注力いたしました。
当第3四半期会計期間におきましては、受注環境に回復の兆しが見え始めているものの、累計期間での売上高
の減少によりセグメント損失の計上を余儀なくされました。
この結果、鋳造事業の売上高は807,916千円(前年同四半期比44.5%減)、セグメント損失は144,479千円(前
年同四半期はセグメント利益442,133千円)となりました。
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株式会社JMC(5704)2020年12月期 第3四半期決算短信
③CT事業
CT事業におきましては、産業用CTのすべてのX線出力領域(ミリ/マイクロ/ナノ/高エネルギーX線)
を撮像対象物に応じて使い分け、最適かつ高精度な検査・測定サービスの提供を行っております。
特定分野の撮像需要の増加に加え、WEBコンテンツ及び自社主催WEBセミナーを起点とした新規顧客の獲
得が順調に進んでおり、また、産業用CTの認知度向上に伴ってCT装置販売や撮像技術指導の需要も旺盛であ
ったことから、売上高・セグメント利益ともに前年同四半期比で増加いたしました。
この結果、CT事業の売上高は673,394千円(前年同四半期比58.5%増)、セグメント利益は298,822千円(前
年同四半期比70.5%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は1,180,300千円となり、前事業年度末に比べ170,845千円増加いたし
ました。これは主に受取手形及び売掛金が109,411千円、仕掛品が47,187千円増加したことによるものでありま
す。
固定資産は2,722,277千円となり、前事業年度末に比べ49,496千円増加いたしました。これは主にリース資産が
60,765千円増加したことによるものであります。
この結果、総資産は3,902,578千円となり、前事業年度末に比べ220,342千円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は858,230千円となり、前事業年度末に比べ335,606千円増加いたしま
した。これは主に短期借入金が250,000千円、買掛金が94,536千円増加したことによるものであります。
固定負債は928,760千円となり、前事業年度末に比べ23,395千円増加いたしました。これは主に長期借入金が
54,404千円減少したものの、リース債務が73,358千円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は1,786,990千円となり、前事業年度末に比べ359,001千円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は2,115,587千円となり、前事業年度末に比べ138,659千円減少いた
しました。これは主に四半期純損失を143,478千円計上したことによるものであります。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
新型コロナウイルス感染症の拡大による国内外の経済活動の停滞が景気の悪化を進めており、当社を取り巻く試
作・開発市場での先行き不透明感はしばらく継続する見込みであります。
2020年12月期の見通しにつきましては、上記の理由から業績予想の合理的な算定が困難であったため予想値の公
表を見送っておりましたが、現時点で入手可能な情報及び予測に基づき業績予想を算定いたしました。
当社の2020年12月期の売上高は2,300,000千円、営業損失300,000千円、経常損失290,000千円、当期純損失
230,000千円を見込んでおります。
詳細につきましては2020年11月12日付で公表した「業績予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2019年12月31日) (2020年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 298,540 261,778
受取手形及び売掛金 376,405 485,817
商品及び製品 31,579 17,678
仕掛品 49,211 96,399
原材料及び貯蔵品 62,187 67,537
前払費用 29,160 44,147
その他 162,456 207,263
貸倒引当金 △86 △320
流動資産合計 1,009,454 1,180,300
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 1,449,678 1,412,019
機械及び装置(純額) 146,152 125,319
土地 313,986 320,247
リース資産(純額) 436,310 497,075
その他(純額) 211,718 189,009
有形固定資産合計 2,557,846 2,543,671
無形固定資産 37,798 54,244
投資その他の資産 77,135 124,361
固定資産合計 2,672,781 2,722,277
資産合計 3,682,235 3,902,578
負債の部
流動負債
買掛金 78,239 172,776
短期借入金 - 250,000
1年内返済予定の長期借入金 110,204 136,540
リース債務 125,173 121,950
未払金 154,863 112,954
未払法人税等 9,383 3,355
賞与引当金 26,687 21,630
製品保証引当金 1,846 1,459
その他 16,224 37,564
流動負債合計 522,624 858,230
固定負債
長期借入金 455,796 401,392
リース債務 355,406 428,764
資産除去債務 87,656 88,149
その他 6,506 10,454
固定負債合計 905,364 928,760
負債合計 1,427,988 1,786,990
純資産の部
株主資本
資本金 780,244 782,671
資本剰余金 767,244 769,671
利益剰余金 707,127 563,648
自己株式 △368 △403
株主資本合計 2,254,247 2,115,587
純資産合計 2,254,247 2,115,587
負債純資産合計 3,682,235 3,902,578
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(2)四半期損益計算書
(第3四半期累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年9月30日) 至 2020年9月30日)
売上高 2,221,674 1,752,363
売上原価 1,295,625 1,359,421
売上総利益 926,049 392,941
販売費及び一般管理費 631,815 595,964
営業利益又は営業損失(△) 294,233 △203,022
営業外収益
受取利息 7 3
補助金収入 - 34,263
業務受託料収入 1,851 -
受取保険金 - 451
その他 262 1,411
営業外収益合計 2,121 36,129
営業外費用
支払利息 7,136 10,090
為替差損 - 517
シンジケートローン手数料 - 14,666
その他 1 130
営業外費用合計 7,137 25,405
経常利益又は経常損失(△) 289,217 △192,299
特別利益
固定資産売却益 9 -
特別利益合計 9 -
特別損失
固定資産除却損 1,834 2,073
固定資産売却損 2,211 177
特別損失合計 4,045 2,251
税引前四半期純利益又は税引前四半期純損失(△) 285,182 △194,550
法人税、住民税及び事業税 82,291 5,978
法人税等調整額 20,615 △57,050
法人税等合計 102,907 △51,071
四半期純利益又は四半期純損失(△) 182,274 △143,478
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株式会社JMC(5704)2020年12月期 第3四半期決算短信
(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
Ⅰ 前第3四半期累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期
調整額 損益計算書
3D (注)1 計上額
プリンター 鋳造事業 CT事業 計 (注)2
出力事業
売上高
外部顧客への売上高 420,534 1,376,234 424,906 2,221,674 - 2,221,674
セグメント間の内部
- 79,129 - 79,129 △79,129 -
売上高又は振替高
計 420,534 1,455,364 424,906 2,300,804 △79,129 2,221,674
セグメント利益 88,536 442,133 175,313 705,983 △411,749 294,233
(注)1.セグメント利益の調整額△411,749千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、主に報告
セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2.セグメント利益は、四半期損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第3四半期累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期
調整額 損益計算書
3D (注)1 計上額
プリンター 鋳造事業 CT事業 計 (注)2
出力事業
売上高
外部顧客への売上高 336,750 742,219 673,394 1,752,363 - 1,752,363
セグメント間の内部
- 65,697 - 65,697 △65,697 -
売上高又は振替高
計 336,750 807,916 673,394 1,818,060 △65,697 1,752,363
セグメント利益又は損失
28,117 △144,479 298,822 182,460 △385,483 △203,022
(△)
(注)1.セグメント利益又は損失の調整額△385,483千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であり、
主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2.セグメント利益又は損失は、四半期損益計算書の営業損失と調整を行っております。
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