5698 エンビプロHD 2020-02-19 17:00:00
2020年6月期 第2四半期決算説明会資料 [pdf]
2020年6月期 第2四半期
決算説明会資料
株式会社エンビプロ・ホールディングス
2020年2月19日
目次
1. 第2四半期 決算概要
2. 2020年6月期 見通し
3. 会社概要
4. 参考データ
2
1. 第2四半期 決算概要
3
事業セグメント
事業セグメント 事業会社
リユース 中古製品・部品を機能や価値をそのま
(再利用) まに流通を行う
金属スクラップ・廃棄物等を破砕し、
リサイクル
資源循環 (再資源化)
モノの物質特性の違いを利用して素材
ごとに物理選別し再資源化を行う
リマニュファク リサイクル技術を一歩進め、廃棄物や
チャリング スクラップ等から再生原料・再生品の
(再生産) 製造を行う
金属、プラスチックスクラップ、バイ
オマス燃料等多様な資源の輸出入・3
グローバル資源循環 国間貿易を通して最適な国際資源循環
を行う
高品質な日本製の中古自動車・重機や、
エンジンをはじめとした中古自動車部
中古自動車関連 品を仕入れ、海外への輸出や3国間貿
易を行う
企業の環境戦略立案やCO2削減計画の
支援など、環境経営に専門特化したコ
その他 ンサルティングサービスを行う
障がい者就労支援などを行う
4
第2四半期 ハイライト
業績
売上高 18,691百万円 (前年同期比 7.6%増)
営業利益 660百万円 (前年同期比 57.8%増)
経常利益 748百万円 (前年同期比 31.2%増)
四半期純利益 549百万円 (前年同期比 75.0%増)
主要TOPICS
鉄スクラップ価格(東京製鐵田原海上特級価格)の、平均価格が
24,302円(前年上期は35,082円)であったが、扱い量を増やすことで
売上を確保した
「持続可能社会実現の一翼を担う」のミッションステートメントのもと、
「既存事業の深耕」、「新たな柱の構築」、「基盤の強化」を推進
資源循環事業の新規事業関連分 経常損失1億円(VOLTA、P2P等)
設備投資7億円(支払ベース)
リチウムイオン2次電池等リサイクルライン稼働の遅れ
※四半期純利益=親会社株主に帰属する四半期純利益
5
経常利益差異分析
(百万円)
ダスト処理費 ▲67百万円
待遇改善、先行投資、人材確保
既存事業:▲25百万円
新規事業:▲21百万円
金属スクラップの取扱量増加
政府専用機(1機分)
廃棄物処理費(逆有償)増加
変動費 固定費
売買差異
6
連結業績推移
売上高 売上総利益 経常利益
前年同期比 前年同期比 前年同期比
(単位:億円) 7.6%増 (単位:億円)16.1%増 (単位:億円) 31.2%増
400 70 14.0
374 65 13.1
363 64
350
60 12.0
57 11.4
300 291 10.0
4.8
184 50 31 10.0
189 32
250
5.7
40 32 8.0
158
200
30 6.0 8.0
150
20 4.0 8.3
100 36 7.4
189 186 34
173 31
5.7
132 24
50 10 2.0
2.0
0 0 0.0
17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6
上期 下期 上期 下期 上期 下期
7
第2四半期 セグメント別業績概要
(百万円)
2019年6月期(上期) 2020年6月期(上期) 前年同期比
売上高
実績 実績 構成比 増減率
連結 17,376 18,691 100.0% 7.6%
資源循環事業 6,446 5,775 28.5% ▲ 10.4%
グローバル資源循環事業 10,227 11,007 54.3% 7.6%
中古自動車関連事業 3,087 3,333 16.5% 8.0%
その他※ 269 148 0.7% ▲ 44.8%
調整額 ▲ 2,653 ▲ 1,573 - -
2019年6月期(上期) 2020年6月期(上期) 前年同期比
セグメント利益
実績 実績 構成比 増減率
連結 570 748 100.0% 31.2%
資源循環事業 465 310 38.7% ▲ 33.3%
グローバル資源循環事業 136 394 49.1% 188.4%
中古自動車関連事業 ▲0 80 10.1% -
その他※ 44 17 2.1% ▲ 61.5%
調整額 ▲ 75 ▲ 53 - -
※その他には、2018年12月までの㈱E3実績を含む
8
セグメント別実績【資源循環】
売上高 売上総利益 経常利益
前年同期比 前年同期比 前年同期比
(単位:億円) 10.4%減 (単位:億円) 3.4%減 (単位:億円) 33.3%減
140 30 12.0
128 127
25 26
120 10.0
9.9
25
100
99 20 8.3
64 62 20 13 8.0
12 4.5
80
3.6
56 15 12 6.0 5.5
60
10 4.0
40 4.5
64 64 57 13 12 5.4
12 4.6
20 43 5 2.0
8 3.1
0 1.0
0 0.0
17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6
上期実績 下期実績 上期実績 下期実績 上期実績 下期実績
鉄・非鉄金属スクラップ価格が弱含みに推移し収益を圧迫。
最終処分場等の廃棄物の処理料金値上げや、受入の制限が発生(災害廃棄物の発生も
影響)。
当グループも廃棄物の受入を制限し取扱量が減少。価格転嫁により収益は確保。
リチウムイオン2次電池のブラックサンド製造設備稼働が第3四半期以降となる。
新規事業(VOLTA、P2P他) 経常損失1億円(前年同期59百万円)
9
セグメント別実績【資源循環】
品種別売上高・合計取扱量 売上総利益・限界利益・経常利益
鉄 非鉄金属 逆有償
金銀銅滓 ゴム製品 解体・片付け等 売上総利益 限界利益 経常利益
製紙原料等 その他 合計取扱量(右)
(単位:億円) (単位:千t) (単位:億円)
70 160 30
64 64 64
62
140
60 57 23.9
25 23.4 23.3 23.4
9 22.4
7 7 120
50 8
3 3
3 20
6 4 7 100
6 6
40 7 4
9 80
11 13 15 13.3 13.0
12.7 12.7 12.8
30 11 9
60
7 10
20
40
31 5.4
28 29 27 4.5 4.6
5 3.6 3.1
10 19 20
0 0 0
18/6上期 18/6下期 19/6上期 19/6下期 20/6上期 18/6上期 18/6下期 19/6上期 19/6下期 20/06上期
10
セグメント別実績【グローバル資源循環】
売上高 売上総利益 経常利益
前年同期比 前年同期比 前年同期比
(単位:億円) 7.6%増 (単位:億円) 56.8%増 (単位:億円) 188.4%増
250 30 5.0
228
218 4.4
24 25
25
200 4.0
20
158 114 20
116 10
150 14 3.0 3.1
15 10 2.4
84 2.1 0.2
100 2.0 3.9
10
17 1.1
50 113 102 110 13 1.0 2.2
5 10 11
73 1.3
0.9
0 0 0.0
17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6
上期実績 下期実績 上期実績 下期実績 上期実績 下期実績
鉄・非鉄金属スクラップ価格が弱含みに推移する中で相場の変動を活用。
取扱量が増加したことにより、鉄スクラップ相場が前年同期を下回る中で増収。
日本国政府専用機の販売(2機の内残り1機分)。
木質系バイオマス燃料(PKS)の、日本マーケットへの初出荷を達成。
欧州駐在事務所を開設(10月)
11
セグメント別実績【グローバル資源循環】
品種別売上高・合計取扱量 品種別売上総利益・合計経常利益・限界利益
鉄 非鉄 バイオマス他 合計取扱量(右) 鉄 非鉄
(単位:億円) (単位:千t) バイオマス他 経常利益
140 400 (単位:億円) 限界利益
20
360
120 116 18 17.3
113 114
4
110 320
8 13 16 2.0
12
102 12
100 15 13.8 14.2
8 13 280 1.6
14 0.4
11 1.9
10
240 1.8 13.7
80 12 10.7 11.0
2.0
11.7 0.0 0.5
200 10 1.6 1.3
10.4
60
160 8 9.2 9.3 7.1
97 5.6
92 91 87
40 85 120 6
4.4
3.6 3.9
80 4 3.1
2.2 2.4
20 1.3
40 2
0.2
0 0 0
18/6上期18/6下期19/6上期19/6下期20/6上期 18/6上期 18/6下期 19/6上期 19/6下期 20/6上期
12
セグメント別実績【中古自動車関連】
売上高 売上総利益 経常利益
前年同期比 前年同期比 前年同期比
8.0%増 2.2%減 0.8億円増
(単位:億円) (単位:億円) (単位:億円)
70 12 2.0
63 65 11 10 1.7
61
60 10
10 0.4
1.5
50 29 4 1.2
34 31 8 6
4
40 1.0
6
30 1.1 1.3
0.5
4 0.1 0.8
20
35 33 6
29 30 4 5 4 0.1 0.1
2 0.0
10 ▲ 0.0
0 0 ▲ 0.5
17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6
上期実績 下期実績 上期実績 下期実績 上期実績 下期実績
主要輸出先国の1つであるチリでの中古車需要は弱含みで推移。
東南アジア向け中古トラックの販売が増加。
ウガンダでの中古車販売・整備事業の収益が改善。
海外規制の影響により前年同期低調であった物流代行サービスの扱い量が回復。
中古車積込みヤード縮小等による固定費の削減。
13
セグメント別実績【その他】
売上高 売上総利益 経常利益
前年同期比 前年同期比 前年同期比
44.8%減 44.6%減 61.5%減
(単位:億円) (単位:億円) (単位:億円)
6 5 1.5
4 1.1
4 5 4
5
4
3 1.0
4 3
2 1
2 3 1.3
3 1 3 0.1
3 0.5 0.3
2
2 0.5 0.4
2 0.1
2 0.0
1 2 1 1 ▲ 0.2 ▲ 0.0
1 1 1 ▲ 0.3
1
0 0 -0.5
17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6
上期実績 下期実績 上期実績 下期実績 上期実績 下期実績
≪環境経営コンサルティング事業≫
CDP回答及び評価向上支援等の継続受注案件が順調に進捗。
TCFD(気候変動関連財務情報開示タスクフォース)対応支援等の新たなサービス
を開始。
≪障がい福祉サービス事業≫
静岡県富士宮市に就労継続支援B型事業所を開設(8月)。
※その他には、2018年12月までの㈱E3実績を含む 14
連結貸借対照表概要
(百万円)
2019年 2019年 2019年 2019年
増減額 増減額
6月末 12月末 6月末 12月末
流動資産 11,152 10,636 ▲ 516 流動負債 5,172 5,108 ▲ 63
固定資産 8,607 9,194 586 固定負債 3,025 2,838 ▲ 186
(有形固定資産) 6,130 6,632 501 負債合計 8,197 7,947 ▲ 250
(無形固定資産) 89 79 ▲ 10 純資産 11,562 11,883 321
(投資その他の資産) 2,386 2,481 95 (株主資本) 11,166 11,501 335
資産合計 19,759 19,830 70 負債純資産合計 19,759 19,830 70
主要TOPICS
流動資産(現金及び預金1,802百万円、受取手形及び売掛金▲1,183百万円、商品及び製
品▲889百万円、その他流動資産▲303百万円)
固定資産(建設仮勘定459百万円、投資有価証券66百万円)
流動負債(短期借入金420百万円、未払法人税等107百万円、その他流動負債▲427百万
円、支払手形及び買掛金▲113百万円)
固定負債(長期借入金▲174百万円)
自己資本比率 58.1%(前年対比1.4%増)
15
連結キャッシュ・フロー計算書概要
(単位:百万円)
2019年6月期 2020年6月期
項 目 増減額
上期 上期
営業活動によるキャッシュ・フロー ▲ 283 2,625 2,908
投資活動によるキャッシュ・フロー ▲ 36 ▲ 758 ▲ 722
財務活動によるキャッシュ・フロー ▲ 854 ▲ 63 791
現金及び現金同等物に係る換算差額 ▲4 0 3
現金及び現金同等物の増減額 ▲ 1,178 1,802 2,980
現金及び現金同等物の期首残高 4,856 2,714 ▲ 2,142
現金及び現金同等物の期末残高 3,678 4,516 837
主要TOPICS
営業CF:(収入)売上債権の減少額1,183百万円、たな卸資産の減少額833百万円、税金等調整前四半
期利益807百万円
(支出)法人税等の支払額185百万円
投資CF:(収入)有形固定資産売却による収入15百万円
(支出)有形固定資産の取得774百万円
財務CF:(収入)短期借入金の増加額420百万円
(支出)配当金の支払額234百万円、長期借入金の返済221百万円
16
2. 2020年6月期 見通し
17
足元の事業環境と取り組み
事業環境
新型肺炎の感染拡大による影響が日本経済に出始めており、当グループの事業活動にも、今
後影響が及ぶ可能性がある。現在は鉄・非鉄金属スクラップ価格が弱含みな状況となってい
る。
業績予想前提条件:鉄相場25千円/t(20.5千円)、銅相場600千円/t(680千円)、為替105円/USD(109円台)
※( )内は2月18日時点価格
下期の主な取り組み
① 鉄スクラップの取扱量を増やすと同時に非鉄金属スクラップ、レアメタル、貴金属(金銀滓)の取扱量を
増やす。→スクラップヤードの拡張。川崎(4月)、更に西日本へヤード拡張計画あり。
② 金属相場に左右されにくい事業領域の取り扱いを増やす。
• 廃棄物処理(逆有償)を増やす。→通期19億円(前期比+6億円)。
• 廃棄物由来のプラスチックのリサイクル率を上げる。→高充填高速溶融機による取り組み。
• プラント解体等で情報源に近い業界との協業モデルを増やす。→日本資産評価士協会との取組みを4月スタート予定。
③ 新たな輸出入先、輸出入商材、三国間貿易を増やす。
• PKS、木質ペレットの輸入及び三国間貿易を増やす。→PKSの日本向け上期1万t、通期3万t見込み。
• 欧州からの金銀滓の輸入を増やす。→前期実績90t、上期実績226t、通期目標500tに対し350tの見込み。
• 新たな貿易アイテムを増やす。(プラスチックペレット、金属商品等)→LIBを追加、ビレット追加検討。
④ LIBリサイクルプラントを安定操業し、次の展開を模索する。→2月末本格的実証テスト。
⑤ 経営基盤、成長基盤を長期的目線で強化する。
• 人件費の上昇をまかなえる生産性を向上させる。
• 攻めのガバナンスで長期的成長の基礎を作る。
• 新たな人材を積極的に採用し、同時に既存人材の能力開発を強化する。
18
2020年6月期業績見通し(連結)
(百万円)
2019年6月期 2020年6月期
上期 下期 通期 上期 下期 通期 前年比
(実績) (実績) (実績) (実績) (予想) (予想) 増減額 増減率
売上高 17,376 18,960 36,336 18,691 17,879 36,571 234 0.6%
売上総利益 3,165 3,288 6,454 3,674 3,766 7,440 985 15.3%
営業利益 418 420 839 660 320 981 141 16.9%
経常利益 570 571 1,141 748 502 1,251 109 9.6%
税金等調整前
526 611 1,138 807 451 1,258 119 10.5%
当期純利益
当期純利益※ 314 472 787 549 342 892 105 13.4%
限界利益 3,276 3,405 6,681 3,554 3,629 7,184 502 7.5%
EBITDA※ 693 789 1,482 925 708 1,634 151 10.2%
純粋固定費※ 2,834 2,952 5,786 2,892 3,221 6,114 327 5.7%
ROE — — 7.1% — — 7.7% 0.6% 8.4%
※当期純利益=親会社株主に帰属する当期純利益
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却
※純粋固定費=【売上原価・販管費・営業外費用の固定費相当分】-【為替差益・持分利益を除いた営業外収益分】
19
2020年6月期業績見通し 連結業績推移
売上高 売上総利益 経常利益
前年同期比 前年同期比 前年同期比
(単位:億円) 0.6%増 (単位:億円) 15.3%増 (単位:億円)
9.6%増
資源循環新規事業
400 80 14.0 経常損失2億円
374 13.1
363 365 74
12.5
350 70 12.0
65 64 11.4
300 291 60 4.8
57 10.0
10.0
184 5.0
178 37
189
250 50 31
32 5.7
8.0
158
200 40 32
6.0 8.0
150 30
4.0 8.3
100 20 7.4
189 186 36
173 34 5.7
31
132 24
50 2.0
10
2.0
0 0 0.0
17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6 17/6 18/6 19/6 20/6
上期 下期 上期 下期 上期 下期
20
人件費+経常利益
(単位:億円)
50
46.4
43.4
42.4
40 37.2 12.5
11.4
13.1
10.0
30
20
32.0 33.8
27.2 29.2
10
0
17/6 18/6 19/6 20/6
人件費 経常利益 (見通し)
21
中長期の取り組み
① LIBリサイクル事業の現状及びセカンドフェーズ
② 金銀滓回収事業の拡大
③ 木質系バイオマス燃料取扱いの拡大
④ 廃プラスチックリサイクルの新たな取り組み
⑤ 企業価値の向上イメージ図
22
①LIBリサイクル事業:EVバッテリー需要予測
2019年 17万MT予測
(年間使用済みEVバッテリー量予測)
750万MT
120万MT
43万MT
※上記出展資料を一部当社加工
23
①LIBリサイクル事業:LIB需要予測
(年間LIB需要予測)
24
①LIBリサイクル事業:現状
急拡大する2次電池市場に対し、グループの経営資源を集中的に投入して、使用済み2
次電池等からのレアメタル(ニッケル・コバルト等)回収事業に本格的に参入する
VOLTAの現時点の状況
LIBリサイクル設備の導入が第1四半期に完了
2020年第3四半期より生産開始
2018年9月 電極材リサイクルライン稼働/負極板生産開始 湿式製錬法による
硫酸コバルト
CoSO4
硫酸ニッケル
NiSO4
負極板 銅 カーボン等
炭酸リチウム
電極材リサイクルライン
Li2CO3
2020年2月 ブラックサンド製造設備稼働 等の有用金属回収
※回収物は、例示
BS以降のプロセス
本格検討開始
Co、Ni濃縮滓
LIB ブラックサンド製造設備 (以下、BS) 25
① LIBリサイクル事業:セカンドフェーズ
FIパートナー 工場発生スクラップ・使用済LIB供給
SIパートナー
投資家
出資
VOLTA/ENV 自動車等
湿式製錬 前駆体 電池
BS工場 完成品
日本富士宮 BS供給 会社 メーカー メーカー
メーカー
協力会社 出資 出資/原料スペック指導
BS工場
日本
技術供与
/出資 クローズドループのリサイ
/設置 協力会社
クルシステムを目指す
BS工場
海外
自社/協力会社 LIBリサイクルで協業でき
BS工場 る会社(同業者、LIB製造
海外
メーカー等)と技術、資
VOLTA/ENV
金、商材でアライアンスを
BS工場 組む
移転拡張
2022年 2025年
※BS:Black Sand(Co、Ni濃縮滓) 26
②金銀滓回収事業:現状
焼却灰、自動車破砕残渣等からの金銀滓(銅、金、銀、プラチナ、パラジウム
の混合物)の回収を事業の柱の1つにしていく
2020年6月期 見通し
一般廃棄物処理施設
金銀滓売上高 9億円(前期7億円)
金回収量 80kg(前期61kg)
銀回収量 1,000kg(前期845kg) 投入ホッパー
既存一般廃棄物焼却施設の落じん灰等の取引自治体数増加
⇒現在8自治体と契約済、20自治体が取引を検討中
新炉での落じん灰別取りシステムがA市清掃センター、
B市清掃組合の2か所で採用予定
小型家電、雑品等からの金銀滓回収 落じん灰 主 灰
太平洋セメント(於大船渡工場)との実証事業
焼却灰金属選別プラント セメント会社
大手製錬会社からの加工受託拡大(電子基板等)
回収物
欧州等からの金銀滓輸入を本格立上げ 金・銀・銅さい
非鉄精錬会社
(ミックスメタル)
(欧州拠点開設:10月)
3月にポーランド、イギリスからトライアル入荷
27
②金銀滓回収事業:落じん灰拡大戦略
焼却灰からの金銀滓マーケット240億円、
2025
30%
マ その内、落じん灰分は45億円
ー
ケ
ッ
ト
シ 特許活用による事業推進 2024
ェ 15%
ア
2023
2022 5% 2025年
2021 3% 落じん灰取扱量:15,900t
2020
1.5% 売上:13億円
0.3%
営業利益: 5億円
啓発期 普及期 成長期
・地道な自治体営業 ・落じん灰別取り改造補助金制度の創設 ・落じん灰別取り設計の
・全都清等での啓発活動 ・地域リサイクラーとの協業体制 ごみ処理施設設計要領への記載
・焼却炉メーカーとの連携 ・更なる選別技術革新 ・新設炉落じん灰の別取り100%達成 28
③木質系バイオマス燃料取扱いの拡大
今後更に拡大する日本市場へ、バイオマス発電所のニーズ(品質と長期安定供給)に合っ
たWood Pellet(ゼロカーボン燃料)を供給する。
木質系バイオマス燃料需要予測(日本マーケット) (単位:万MT)
(単位:万MT)
PKSマーケット
市場規模
• 2020-2021年 :プラス 70万トン/年 1,600億円
1,200 • 2021-2022年 :プラス 80万トン/年 25
1,060万MT
1,000 Wood Pelletsマーケット
980万MT
20 20
• 2020-2021年 :プラス 185万トン/年
800 • 2021-2022年 :プラス 220万トン/年
• 2022-2023年 :プラス 80万トン/年 730万MT 16 15
600
415万MT 10
400 330万MT
270万MT
5 6 5
200
3 3
0 0
2018 2019 2020 2021 2022 2023
※当社調べ
Wood Pellets PKS 当社(右)
拡大に向けて
PKS、木質ペレット集荷拠点の拡大検討
海外木質ペレット製造工場の検討
29
④廃プラスチックリサイクルの新たな取り組み
化石燃料代替となる原料の製造を、焼却炉メーカー、石油精製会
社と一緒に検証していく
ケミカルリサイクルの研究 ~都市油田を掘り起こす~
想定事業モデル概要
廃プラ 前処理 石油精製
調達~運搬 工程 原油代替品
施設
900万トンと推定される
今年中に試験プラントを稼働予定
運営会社 国内で廃棄されている全
ての廃プラから油を回収
しても、国内で精製して
いる原油総量の1~3%
にしかならない
30
⑤企業価値の向上イメージ図
③
②
①
事業が安定するまでは、初期投資に見合う企業価値の上昇が見込めないため、企業価値の上昇は鈍化します。緑のエリア
はそのマイナス分のギャップを表しています。 31
3. 会社概要
32
グループ概要
本 社 静岡県富士宮市田中町87番地の1
代 表 者 代表取締役社長 佐野富和
設 立 2010年5月
グ ル ー プ 会 社 連結子会社12社(孫会社含む)、持分法適用関連会社2社
従 業 員 数 単体30名(連結418名) ※2019年6月末現在
事業セグメント 事業会社、部門
㈱エコネコル加工部門、㈱クロダリサイクル、㈱しんえこ、
資源循環事業 ㈱東洋ゴムチップ、㈱プラ2プラ、㈱VOLTA
持分法適用関連会社 ㈱アビヅ、㈱富士エコサイクル
グローバル資源循環事業 ㈱エコネコル貿易部門
中古自動車関連事業 ㈱3WM(海外子会社3社含む)
(環境経営コンサルティング事業)㈱ブライトイノベーション
その他
(障がい福祉サービス事業)㈱アストコ
調整 ㈱エコネコル共通、㈱エンビプロ・ホールディングス
※従業員数は正社員数
33
国内拠点
34
海外拠点
●リサイクル資源営業拠点
●中古自動車拠点
●バイオマス燃料拠点
35
グループ沿革
2019年 イギリスに㈱エコネコルの欧州駐在事務所開設
2018年
2018年 ㈱VOLTA 設立
東証一部に上場
2017年 ㈱プラ2プラ 設立 合弁
2017年 Mine Biomass Synegies 設立 合弁
2016年 ㈱ブライトイノベーション 設立
2015年 ㈱東洋ゴムチップ グループ化 M&A
2015年 ベトナムに㈱エコネコルの駐在事務所設立
2014年 ㈱E3設立
2013年 ㈱エコミット(現㈱アストコ)設立
2013年 東京事務所開設 2013年 東証二部に上場
2012年 ウガンダに㈱3WMの現地法人を設立
2011年 ㈱しんえこ グループ化 M&A
2008年 ㈱クロダリサイクル グループ化 M&A 2010年 当社設立(持株会社)
2008年 UAEとチリに㈱3WMの海外現地
法人を設立
2006年 名古屋支店開設
(翌年に㈱3WM設立)
2003年 ㈱アビヅ設立 合弁
2001年 ㈱富士エコサイクル
設立 合弁 1992年 貿易事業開始
1950年 創業 36
4. 参考データ
37
四半期経常利益推移
(単位:億円)
7 8%
経常利益
経常利益率 7%
6
6%
5 4.8
5%
4
4%
3 5.8 3%
2.5
4.2 2%
2 4.0 3.8
2.8 2.7 2.9 1%
2.5
1 2.1 2.0 1.8
0%
0
-1%
▲ 0.5
▲1 -2%
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
17/6 18/6 19/6 20/6
38
地域別売上高推移
(単位:億円)
400
374
363
350
291 291
300
アフリカ
250
220 208
南米
200
156 147 アジア
150 日本
100
113 121 132 127
50
0
16/6 17/6 18/6 19/6
39
セグメント別利益推移見込み
(単位:億円)
18 資源循環事業
グローバル資源循環事業
12.5
中古自動車関連事業 13.1 0.2
15
その他 0.1 11.4 0.8
調整 1.7 0.3
12 0.1
10.0 2.4 5.2
4.4
9 1.1
1.2
2.1
6
9.9
8.3 8.6
3
5.5
0
▲ 0.0 ▲ 1.2 ▲ 1.9 ▲ 2.5
▲3
17/6 18/6 19/6 20/6
40
相場推移①
(円/t) 鉄スクラップ価格(東京製鐵田原海上特級) (円/t)
電気銅建値
40,000 850,000
35,000 800,000
750,000
30,000
700,000
25,000
650,000
20,000
600,000
15,000 550,000
10,000 500,000
(千円/t) ニッケル建値 ($/㎏) コバルト建値
2,500 120
100
2,000 80
60
1,500 40
20
1,000 0
(出所)東京製鐵㈱、㈱日本経済新聞社 (出所)一般社団法人日本電線工業会、IRUNIVERSE㈱ 41
相場推移②
($/g) 金価格 ($/㎏) 銀価格
55.00 750.00
50.00
650.00
45.00
550.00
40.00
35.00 450.00
($/g)
($/g) プラチナ価格 パラジウム価格
41.00 70.00
39.00 65.00
60.00
37.00 55.00
35.00 50.00
45.00
33.00
40.00
31.00 35.00
29.00 30.00
25.00
27.00
20.00
25.00 15.00
(出所)Kitco Metals Inc
42
相場推移③
金属相場の推移(INDEX推移 2018年7月を100とする)
鉄スクラップ価格 電気銅建値 アルミ建値 ニッケル建値 ドル/円 為替 コバルト価格
130
110
90
70
50
30
(出所)東京製鐵㈱、㈱日本経済新聞社、一般社団法人日本電線工業会、㈱日刊産業新聞社、IRUNIVERSE㈱ 43
本資料は投資家の参考に資するよう、株式会社エンビプロ・ホールディ
ングスの現状を理解していただくために作成したものです。
本資料に記載された内容は、現時点において一般に認識されている経
済・社会等の情勢及び弊社が合理的と判断した一定の前提に基づいて作
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