5631 日製鋼所 2021-02-15 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月15日
上場会社名 株式会社 日本製鋼所 上場取引所 東
コード番号 5631 URL https://www.jsw.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 宮内 直孝
問合せ先責任者 (役職名) 総務部長 (氏名) 程田 厚哉 TEL 03-5745-2001
四半期報告書提出予定日 2021年2月15日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日∼2020年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 139,763 △11.4 8,740 △41.4 9,347 △42.3 5,971 △18.5
2020年3月期第3四半期 157,668 △3.7 14,907 △21.7 16,213 △23.9 7,326 △56.1
(注)包括利益 2021年3月期第3四半期 8,227百万円 (△13.0%) 2020年3月期第3四半期 9,454百万円 (△22.1%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年3月期第3四半期 81.22 ―
2020年3月期第3四半期 99.67 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 309,352 138,079 44.1
2020年3月期 297,173 132,492 44.0
(参考)自己資本 2021年3月期第3四半期 136,442百万円 2020年3月期 130,804百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年3月期 ― 27.50 ― 17.50 45.00
2021年3月期 ― 17.50 ―
2021年3月期(予想) 17.50 35.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 195,000 △10.4 10,000 △46.6 10,000 △49.8 6,500 △30.2 88.40
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
新規 1社(社名)日本製鋼所M&E株式会社
除外 −社
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 74,359,182 株 2020年3月期 74,332,356 株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 803,536 株 2020年3月期 803,339 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 73,528,937 株 2020年3月期3Q 73,505,983 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来予測情報の適切な利用に関する説明)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、現時点で入手している情報に基づき当社が判断した予想であり、その達成を当社として約
束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(その他特記事項)
第1四半期連結累計期間よりセグメント区分の変更を実施したため、前連結会計年度の期首に当該セグメント変更が行われたものとし、各種数値を算定
しております。詳細につきましては、添付資料8ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 (セグメント情
報等)」をご参照ください。
(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 5
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) ……………………………………………………… 7
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更) …………………………………………………………………… 7
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 8
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 8
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………………………… 9
3.補足情報 ………………………………………………………………………………………………………………… 12
受注高、売上高及び受注残高の状況
(1)受注高 ……………………………………………………………………………………………………………… 12
(2)売上高 ……………………………………………………………………………………………………………… 12
(3)受注残高 …………………………………………………………………………………………………………… 12
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
当第3四半期連結累計期間における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の経営成績の状況、財政
状態の概要等は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、2020年4月1日付で実施した当社グループ内の組織再編に伴い、セグメント区
分の変更を実施しております。以下の前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替え
た数値で比較しております。詳細は「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記
事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における海外経済は、中国においては新型コロナウイルスの感染拡大が抑制され、景気
の回復が進みましたが、欧米では感染再拡大により経済活動が再び制限され、景気は減速しました。わが国経済も、
輸出や生産に持ち直しの動きがみられたものの、企業収益の悪化、設備投資の減少などを背景として景気停滞が続き
ました。依然として感染拡大の収束時期が見通せず、世界経済は先行き不透明な状況となっております。
当社グループを取り巻く経営環境は、産業機械事業においては、一部の樹脂製品需要は堅調に推移し、設備投資の
動きが戻り始めたものの、全体としては厳しい状況が続きました。素形材・エンジニアリング事業においても、世界
的に設備投資を抑制する動きが継続し、クラッド鋼板・鋼管の需要回復が遅れるなど厳しい状況となりました。
このような状況のもと、引き続き当社グループでは「産業機械で『成長』、素形材・エンジニアリングは『新
生』」をコンセプトとして掲げ、2018年5月に策定した2021年3月期までの3ヵ年の中期経営計画(JGP2020)に沿
って、①経営資源の最適化とアライアンスの強化、②アフターサービス(ストック型ビジネス)の強化、③新事業探
索、育成の活性化の3つを基本方針とした事業活動を推進しております。
当社グループにおける当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、受注高は、産業機械事業及び素形材・エ
ンジニアリング事業が共に減少し、1,234億1百万円(前年同期比24.6%減)となりました。売上高は、産業機械事
業及び素形材・エンジニアリング事業が共に減少し、1,397億63百万円(前年同期比11.4%減)となりました。損益
面では、営業利益は87億40百万円(前年同期比41.4%減)、経常利益は93億47百万円(前年同期比42.3%減)、親会
社株主に帰属する四半期純利益は59億71百万円(前年同期比18.5%減)となりました。
なお、連結子会社である日本製鋼所M&E株式会社の退職給付債務の計算方法を簡便法から原則法に変更しており、
この変更にともなう営業費用16億70百万円を計上しております。
主要なセグメント別の業績は次のとおりであります。
(産業機械事業)
受注高は、樹脂製造・加工機械及び成形機が減少したことから、962億94百万円(前年同期比22.8%減)となりま
した。
売上高は、成形機が減少したことから、1,130億68百万円(前年同期比11.6%減)となりました。
営業利益は、売上高の減少により、130億55百万円(前年同期比12.9%減)となりました。
(素形材・エンジニアリング事業)
受注高は、クラッド鋼板・鋼管が減少したことから、249億28百万円(前年同期比32.7%減)となりました。
売上高は、クラッド鋼板・鋼管及びエンジニアリング他が減少したことから、247億13百万円(前年同期比10.2%
減)となりました。
営業利益は、売上高の減少により、1億92百万円(前年同期比91.6%減)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末比121億79百万円増加し、3,093億52百万円とな
りました。これは主に、現金及び預金などの流動資産が増加したためであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末比65億92百万円増加し、1,712億73百万円となり
ました。これは主に、長期借入金などの固定負債が増加したためであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末比55億86百万円増加し、1,380億79百万円とな
りました。これは主に、利益剰余金が増加したためであります。自己資本比率は44.1%(前連結会計年度末は
44.0%)となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期の通期連結業績予想につきましては、2020年11月9日に公表した予想値から変更ありません。
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 75,525 83,988
受取手形及び売掛金 51,297 54,045
商品及び製品 3,792 2,869
仕掛品 62,927 66,210
原材料及び貯蔵品 5,643 6,221
その他 11,485 10,771
貸倒引当金 △156 △150
流動資産合計 210,515 223,956
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 18,909 18,372
機械装置及び運搬具(純額) 7,556 8,412
その他(純額) 12,679 14,450
有形固定資産合計 39,146 41,235
無形固定資産
のれん 782 614
その他 2,186 1,904
無形固定資産合計 2,968 2,518
投資その他の資産
投資有価証券 21,295 22,854
その他 23,685 19,219
貸倒引当金 △438 △432
投資その他の資産合計 44,542 41,641
固定資産合計 86,657 85,395
資産合計 297,173 309,352
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 48,409 47,201
短期借入金 10,048 11,013
1年内返済予定の長期借入金 5,155 116
未払法人税等 1,143 1,931
前受金 19,012 19,872
風力事業損失引当金 1,421 1,421
事業再構築引当金 5,596 4,075
その他の引当金 828 547
その他 13,859 14,141
流動負債合計 105,475 100,321
固定負債
長期借入金 35,691 45,663
引当金 57 45
退職給付に係る負債 11,172 12,950
資産除去債務 1,329 1,346
その他 10,954 10,946
固定負債合計 59,205 70,952
負債合計 164,680 171,273
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 19,737 19,758
資本剰余金 5,383 5,405
利益剰余金 108,454 111,862
自己株式 △2,312 △2,313
株主資本合計 131,262 134,712
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,017 3,250
繰延ヘッジ損益 △69 75
為替換算調整勘定 △356 △563
退職給付に係る調整累計額 △1,049 △1,031
その他の包括利益累計額合計 △458 1,729
非支配株主持分 1,688 1,636
純資産合計 132,492 138,079
負債純資産合計 297,173 309,352
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 157,668 139,763
売上原価 119,712 107,298
売上総利益 37,955 32,465
販売費及び一般管理費 23,047 23,725
営業利益 14,907 8,740
営業外収益
受取利息 39 17
受取配当金 772 507
固定資産賃貸益 626 379
雑収入 718 460
営業外収益合計 2,157 1,365
営業外費用
支払利息 186 197
持分法による投資損失 0 37
遅延違約金 154 184
雑損失 511 340
営業外費用合計 852 758
経常利益 16,213 9,347
特別利益
固定資産売却益 1,249 7
投資有価証券売却益 - 224
事業分離における移転利益 - 2,540
その他 361 -
特別利益合計 1,611 2,771
特別損失
固定資産売却損 5 1
固定資産除却損 181 194
投資有価証券評価損 3,112 166
事業再構築引当金繰入額 2,244 -
その他 95 -
特別損失合計 5,640 362
税金等調整前四半期純利益 12,184 11,756
法人税、住民税及び事業税 2,456 2,919
法人税等調整額 2,211 2,769
法人税等合計 4,667 5,688
四半期純利益 7,516 6,067
非支配株主に帰属する四半期純利益 189 95
親会社株主に帰属する四半期純利益 7,326 5,971
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期純利益 7,516 6,067
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 2,310 2,233
繰延ヘッジ損益 63 144
為替換算調整勘定 △357 △235
退職給付に係る調整額 △77 18
その他の包括利益合計 1,938 2,160
四半期包括利益 9,454 8,227
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 9,261 8,159
非支配株主に係る四半期包括利益 193 67
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
当社は、2020年4月1日を効力発生日として、当社の素形材・エンジニアリング事業並びに風力発電機器保守サー
ビスの技術部門を会社分割(簡易吸収分割)により、連結子会社である日鋼MEC株式会社に承継させると共に、日鋼
MEC株式会社が当社の連結子会社である株式会社日鋼機械センター、日鋼検査サービス株式会社及び非連結子会社で
ある株式会社J-Winの3社を吸収合併しております。これにより、株式会社日鋼機械センター及び日鋼検査サービス
株式会社の2社を、第1四半期連結累計期間より連結の範囲から除外しております。また、日鋼MEC株式会社は日本
製鋼所M&E株式会社に社名変更しております。
なお、同社は特定子会社に該当いたします。
(連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)
(第1四半期連結累計期間)
株式会社名機製作所は、2020年4月1日付をもって、当社を存続会社とする吸収合併により消滅したため、第1四
半期連結累計期間より連結の範囲から除外しております。
当社は、2020年4月1日を効力発生日として、当社の素形材・エンジニアリング事業並びに風力発電機器保守サー
ビスの技術部門を会社分割(簡易吸収分割)により、連結子会社である日鋼MEC株式会社に承継させると共に、日鋼
MEC株式会社が当社の連結子会社である株式会社日鋼機械センター、日鋼検査サービス株式会社及び非連結子会社で
ある株式会社J-Winの3社を吸収合併しております。これにより、株式会社日鋼機械センター及び日鋼検査サービス
株式会社の2社を、第1四半期連結累計期間より連結の範囲から除外しております。また、日鋼MEC株式会社は日本
製鋼所M&E株式会社に社名変更しております。
(第3四半期連結累計期間)
ニチユマシナリー株式会社は、2020年10月1日付をもって、当社を存続会社とする吸収合併により消滅したため、
第3四半期連結累計期間より連結の範囲から除外しております。
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日) (単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
素形材・ 調整額 損益計算書
エンジニアリング (注) 計上額
産業機械事業 その他事業 計
事業
売上高
(1)外部顧客への売上高 127,841 27,522 2,304 157,668 - 157,668
(2)セグメント間の内部売上高
1,043 3,726 1,695 6,465 (6,465) -
又は振替高
計 128,885 31,248 3,999 164,133 (6,465) 157,668
セグメント利益(営業利益)又は
14,987 2,279 △153 17,113 (2,205) 14,907
セグメント損失(△)(営業損失)
(注)セグメント利益又はセグメント損失の調整額△2,205百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用
及びセグメント間取引にかかる棚卸資産の調整額等が含まれております。
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日) (単位:百万円)
報告セグメント
四半期連結
素形材・ 調整額 損益計算書
エンジニアリング (注) 計上額
産業機械事業 その他事業 計
事業
売上高
(1)外部顧客への売上高 113,068 24,713 1,982 139,763 - 139,763
(2)セグメント間の内部売上高
532 2,741 1,125 4,399 (4,399) -
又は振替高
計 113,600 27,455 3,107 144,163 (4,399) 139,763
セグメント利益(営業利益)又は
13,055 192 △102 13,144 (4,404) 8,740
セグメント損失(△)(営業損失)
(注)セグメント利益又はセグメント損失の調整額△4,404百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用
及び連結子会社である日本製鋼所M&E株式会社の退職給付債務の計算方法を簡便法から原則法へ変更したことに
よる影響額、セグメント間取引にかかる棚卸資産の調整額等が含まれております。
2.報告セグメント変更等に関する事項
第1四半期連結累計期間より、「素形材・エネルギー事業」の組織再編にあわせ、「素形材・エンジニアリング
事業」に名称変更しております。また、「その他事業」に含まれていた風力発電機器の保守サービスは「素形材・
エンジニアリング事業」へ変更しております。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、当第3四半期連結累計期間の報告セグメントの区分に組
み替えたものを表示しております。
(追加情報)
(退職給付債務の計算方法の変更)
当社の連結子会社である日本製鋼所M&E株式会社は、2020年4月1日付のグループ内組織再編による合併に伴
い、当連結会計年度より退職給付債務の計算方法を簡便法から原則法に変更しております。この変更にともない、
退職給付に係る負債が1,670百万円増加し、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益は1,670百万円減少
しております。
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(企業結合等関係)
Ⅰ.共通支配下の取引等
(鉄鋼事業の吸収分割及び子会社4社の吸収合併について)
当社は、2020年1月28日開催の取締役会決議に基づき、2020年4月1日を効力発生日として、当社の素形材・エ
ンジニアリング事業並びに風力発電機器保守サービスの技術部門を会社分割(簡易吸収分割)により、連結子会社
である日鋼MEC株式会社(以下、日鋼MEC)に承継させると共に、日鋼MECが当社連結子会社である株式会社日鋼機
械センター(以下、日鋼機械センター)、日鋼検査サービス株式会社(以下、日鋼検査サービス)および当社非連
結子会社である株式会社J-Win(以下、J-Win)の3社を吸収合併しております。
概要については次のとおりです。
1.取引の目的を含む取引の概要
2011年3月の東日本大震災以降、世界各国のエネルギー政策見直しによる原子力発電所建設計画の中止・中断が
続いたほか、地球温暖化問題を背景とした石炭火力発電所への投資抑制も進みました。これらの影響により、当社
素形材・エンジニアリング事業の収益の柱であった原子力・火力発電所向け部材の市場縮小とそれに伴う競争の激
化等から、同事業の収益力改善が課題となり、室蘭製作所を中心とする組織再編について検討を進めて参りまし
た。
今般、当社素形材・エンジニアリング事業とその製造機能を担う子会社3社および風力発電機器の保守サービス
機能を担う技術部門と子会社1社を対象とする再編を行い、組織の最適化、事業の再構築および一体運営による収
益力向上を図り、同事業の現状規模での安定黒字体制確立を目指します。
2.再編の要旨
(1)吸収分割
①結合当事企業又は対象となった事業の名称およびその事業の内容
当社 素形材・エンジニアリング事業並びに風力発電機器保守サービスの技術部門
日鋼MEC 工場設備の据付・維持保全、各種鋳鋼品・鋼板・鋼管の製造・加工・販売ほか
②企業結合日
2020年4月1日
③企業結合の法的形式
当社を分割会社とし、日鋼MECを承継会社とする吸収分割(簡易吸収分割)です。
(2)吸収合併
①結合当事企業又は対象となった事業の名称およびその事業の内容
日鋼MEC 工場設備の据付・維持保全、各種鋳鋼品・鋼板・鋼管の製造・加工・販売ほか
日鋼機械センター 大型鋳鍛鋼品、溶接構造物及び金型の機械加工、仕上組立ほか
日鋼検査サービス 各種鋳鍛鋼品、鋼板、溶接構造物及び産業機械の中間及び出荷検査事業ほか
J-Win 風力発電機の監視、保守、点検及び補修業務ほか
②企業結合日
2020年4月1日
③企業結合の法的形式
日鋼MECを存続会社とし、日鋼機械センター、日鋼検査サービスおよびJ-Winを消滅会社とする吸収合併方式
で、日鋼機械センター、日鋼検査サービスおよびJ-Winは解散しております。
④結合後企業の名称
日鋼MECは2020年4月1日付けで商号を日本製鋼所M&E株式会社に変更しております。
3.実施した会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事業分離
等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共通支配下の取引
として会計処理を実施しております。
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(連結子会社の吸収合併)
(株式会社名機製作所)
当社は、2019年12月18日開催の取締役会決議に伴い、2020年4月1日に連結子会社である株式会社名機製作
所を吸収合併しております。
(1)取引の概要
①結合当事企業の名称及び事業の内容
結合当事企業の名称 株式会社名機製作所
事業の内容 射出成形機等の製造・販売ほか
②企業結合日
2020年4月1日
③企業結合の法的形式
当社を存続会社とし、株式会社名機製作所を消滅会社とする吸収合併です。
④結合後企業の名称
株式会社日本製鋼所
⑤その他取引の概要に関する事項
株式会社名機製作所は、射出成形機を日本で初めて開発したパイオニアとして、各時代に適応した様々
な製品を製造・販売してまいりました。2016年3月には株式交換の方法により当社は株式会社名機製作所
を完全子会社といたしました。近年の業績は自動車関連向けの大型射出成形機を軸として堅調に推移して
おり、今後一層の生産能力・生産効率の向上、新製品開発の強化、営業・サービス体制の拡充を目的とし
本合併を行うものであります。
(2)実施した会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事
業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共通
支配下の取引として会計処理を実施しております。
(ニチユマシナリー株式会社)
当社は、2020年7月21日開催の取締役会決議に伴い、2020年10月1日に連結子会社であるニチユマシナリー
株式会社を吸収合併しております。
(1)取引の概要
①結合当事企業の名称及び事業の内容
結合当事企業の名称 ニチユマシナリー株式会社
事業の内容 巻取機の製造・販売
②企業結合日
2020年10月1日
③企業結合の法的形式
当社を存続会社とし、ニチユマシナリー株式会社を消滅会社とする吸収合併です。
④結合後企業の名称
株式会社日本製鋼所
⑤その他取引の概要に関する事項
ニチユマシナリー株式会社は、1960年代から樹脂フィルム・シート等の巻取機を製造・販売し、国内外
に事業を展開してまいりました。当社は、フィルム・シート製造装置の事業拡大に向け、2019年11月1日
付でニチユマシナリーの全株式を取得し、同社を当社100%出資の連結子会社としております。
今般更なる事業拡大に向け、当社の経営資源の活用による経営の合理化・効率化および生産性向上を図
るとともに、経営資源の最適配置によって販売・サービス体制を強化することを目的として、本合併を行
うことといたしました。
(2)会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び事
業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共通
支配下の取引として会計処理を実施しております。
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ.事業譲渡
(重要な事業譲渡)
当社は、2020年2月18日開催の取締役会において、ブルックハルトジャパン株式会社に当社の圧縮機事業を事
業譲渡することを決議し、2020年4月17日に譲渡いたしました。
(1)事業譲渡の概要
①分離先企業の名称
ブルックハルトジャパン株式会社
②分離した事業の内容
圧縮機事業
③事業分離を行った主な理由
圧縮機事業の資源を伸長が期待できる事業に投入し、事業拡大させるため実施するものであります。
④事業分離日
2020年4月17日
⑤法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を現金等の財産のみとする事業譲渡
(2)会計処理の概要
①移転損益の金額
事業譲渡益 2,537百万円
②移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
流動資産 112百万円
資産合計 112百万円
③会計処理
「事業分離等に関する会計基準」(企業会計基準第7号 2017年9月13日)及び「企業結合会計基準
及び事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づ
き処理を行っております。
(3)譲渡した事業が含まれるセグメント区分
産業機械事業
(4)四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る売上の概算額
重要性が乏しいため記載を省略しております。
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(株)日本製鋼所(5631) 2021年3月期 第3四半期決算短信
3.補足情報
受注高、売上高及び受注残高の状況
(1)受注高
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
セグメント区分
(2019年4月1日~2019年12月31日) (2020年4月1日~2020年12月31日)
産 業 機 械 事 業 124,739 96,294
素形材・エンジニアリング事業 37,029 24,928
そ の 他 事 業 1,957 2,178
合 計 163,727 123,401
(2)売上高
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
セグメント区分
(2019年4月1日~2019年12月31日) (2020年4月1日~2020年12月31日)
産 業 機 械 事 業 127,841 113,068
素形材・エンジニアリング事業 27,522 24,713
そ の 他 事 業 2,304 1,982
合 計 157,668 139,763
(3)受注残高
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
セグメント区分
(2019年4月1日~2019年12月31日) (2020年4月1日~2020年12月31日)
産 業 機 械 事 業 142,070 119,633
素形材・エンジニアリング事業 46,847 40,884
そ の 他 事 業 894 918
合 計 189,813 161,436
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