5612 日鋳鉄管 2020-10-29 15:00:00
業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]
2020年10月29日
各 位
上場会社名 日本鋳鉄管株式会社
代表者名 代表取締役社長 日下 修一
(コード番号 5612)
問合せ先責任者 取締役管理本部長 井澤 信之
(TEL 03-3546-7675)
業績予想の修正に関するお知らせ
最近の業績動向を踏まえ、2020 年8月 18 日に公表した通期の業績予想を下記の通り修正いたしましたのでお
知らせいたします。
記
●業績予想の修正について
2021 年 3 月期通期連結業績予想数値の修正(2020 年 4 月 1 日~2021 年 3 月 31 日)
親会社株主に帰
1 株当たり当
売上高 営業利益 経常利益 属する当期純
利益
期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 13,720 320 350 300 91.18
今回修正予想(B) 14,100 530 550 460 139.82
増減額(B-A) 380 210 200 160
増減率(%) 2.8 65.6 57.1 53.3
(ご参考)前期実績
13,576 528 567 502 152.80
(2020 年 3 月期)
修正の理由
元来、第3・4四半期に業績の傾斜する傾向の強い業態でありますが、当第1・2四半期は順調に推移し前
回の業績予想に対しても、大幅に上振れ致しました。これは、第3四半期以降に想定していた需要が五輪延
期の影響などにより、第2四半期までに前倒しになったこと等に起因しております。第1・2四半期と第3・4四
半期のバランスが例年とは異なりますが、後述の状況も踏まえ、通期の業績は概ね前年並みになるものと見
ました。
売上高につきましては、2019 年度におけるお客様のご理解と営業部門の懸命の努力により値戻しを達成し
た販売価格は概ね維持できており、これまでの受注活動の成果や第3四半期からの一部前倒しにより、対前
年同期実績で第2四半期まででは6億25百万円増加しております。一方、第3四半期以降は、第2四半期以
前への前倒しによる販売数量減を想定し、1億1百万円の減少を見込んでおります。その結果通期では対前
年実績で5億23百万円の増加となる見込みであります。
収益につきましては、第2四半期時点での経常利益は4億63百万円で、前年同期実績を大きく上回る水
準で推移しております。一方、第3四半期以降は1億円弱と見込み、通期の今回修正予想は、前年度実績並
みの5億50百万円といたします。第2四半期までの収益に比べて、第3四半期以降の収益が減少する見込
みとなっておりますが、その理由として、前述の需要前倒しがあったことに加え、以下の2点を考慮に入れた
ものです。
1点目が、主要原材料のスクラップ価格上昇の可能性を考慮致しました。元々ボラティリティの高いスクラッ
プ価格ですが、第1・2四半期には COVID-19 による経済活動の停滞に起因するスクラップ発生量の減少を
契機として上昇致しました。今後も COVID-19 の影響に加え、中国のスクラップ輸入再開が市況に少なから
ぬ影響を与え得ることを想定しております。
2点目が、COVID-19 の影響で、一部水道事業体の水道料金減免措置が拡大・長期化してきていることが、
工事進捗へ影響を与えることが想定されることや、自治体による COVID-19 対応の支出が嵩み、財政を圧迫
していることの影響が不透明であることも鑑み、販売数量に影響が出る可能性を織り込みました。
なお、株主様への還元策として、この度 1 億円の自己株式取得を行うことと致しました。これにより、従来か
らの配当見通し20円と合わせた「総還元性向」は36%となり、直近7年間の実績(約25%程度)と比べて高
水準の還元となります。一方、配当予想については、第 3 四半期の実績および年度業績見通しを確認したう
えで、見直しを検討することと致します。
※上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成されたものであり、実際の業績は、今後
様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
以 上