5486 日立金 2021-01-28 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年1月28日
上場会社名 日立金属株式会社 上場取引所 東
コード番号 5486 URL https://www.hitachi-metals.co.jp/
代表者 (役職名) 執行役会長 兼 執行役社長 (氏名)西山 光秋
問合せ先責任者 (役職名) コミュニケーション部長 (氏名)南 達也 TEL 03-6774-3077
四半期報告書提出予定日 2021年2月10日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (アナリスト・機関投資家向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上収益 調整後営業利益 営業利益 税引前四半期利益 四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 541,403 △19.3 △8,585 - △37,927 - △39,402 - △33,940 -
2020年3月期第3四半期 670,963 △13.5 11,821 △72.4 △34,708 - △35,746 - △40,795 -
[重要]当社グループは、事業再編等の影響を排除した経営の実態を表示するため、要約四半期連結損益計算書に表示している営業損失からその
他の収益、その他の費用を除いた指標である調整後営業利益を記載しています。調整後営業利益は、当社の親会社である日立製作所を中
心とする日立グループ統一の利益指標です。
親会社株主に帰属する 四半期包括利益 基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 合計額 四半期利益 四半期利益
百万円 % 百万円 % 円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 △33,719 - △37,041 - △78.86 -
2020年3月期第3四半期 △38,934 - △45,056 - △91.06 -
(2)連結財政状態
親会社株主 1株当たり親会社
資産合計 資本合計 親会社株主持分
持分比率 株主持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期第3四半期 916,191 480,242 477,856 52.2 1,117.62
2020年3月期 977,766 522,853 520,313 53.2 1,216.92
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 13.00 - 13.00 26.00
2021年3月期 - 0.00 -
2021年3月期(予想) - -
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に 基本的1株当たり
売上収益 調整後営業利益 税引前当期利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 750,000 △14.9 △10,000 - △57,000 - △46,000 - △107.59
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
[重要]当社グループは、事業再編等の影響を排除した経営の実態を表示するため、連結損益計算書に表示している営業損失からその他の収益、
その他の費用を除いた指標である調整後営業利益を記載しています。調整後営業利益は、当社の親会社である日立製作所を中心とする日
立グループ統一の利益指標です。
※ 注記事項
発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 428,904,352株 2020年3月期 428,904,352株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 1,339,917株 2020年3月期 1,337,583株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 427,565,831株 2020年3月期3Q 427,568,792株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は様々な要因によって
予想値と異なる場合があります。前記の予想に関する事項については、添付資料5ページ「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関す
る説明」をご覧下さい。
日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 6
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 6
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 …………………………………………… 8
要約四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………… 8
要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………… 9
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 10
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 11
(5)継続企業の前提に関する注記 …………………………………………………………………………………… 13
(6)セグメント情報 …………………………………………………………………………………………………… 13
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、次のとおりです。
当第3四半期連結累計期間は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大を受けて世界各地域における経
済・社会活動が大きく制限される状況が継続しました。世界経済については中国や米国等で景気持ち直しの動きが
見られましたが、全体としては厳しい状況が続きました。当社グループの事業領域においては、第1四半期連結会
計期間を底として、第2四半期連結会計期間以降は需要回復の動きが継続しました。しかしながら、当第3四半期
連結累計期間で見ると前年同期比では需要が減少しました。この結果、売上収益は、前年同期比19.3%減の
541,403百万円となりました。
調整後営業損益※は、固定費削減等の実施に加え第2四半期連結会計期間以降は売上収益の回復に伴い損益の改
善が見られました。しかしながら、当第3四半期連結累計期間では、売上収益の減少等により前年同期比20,406百
万円減の8,585百万円の損失となりました。
その他の営業収益については、2020年4月1日付で三菱日立ツール株式会社(現 株式会社MOLDINO)の当社保有
の株式を三菱マテリアル株式会社に全て譲渡したことに伴い、特殊鋼製品セグメントにおいて、事業再編等利益と
して1,971百万円を計上しました。その他の営業費用については、第2四半期連結会計期間に、特殊鋼製品セグメ
ントにおいて、航空機エネルギー事業の将来における収益性を見直した結果、6,812百万円の減損損失を計上しま
した。また、磁性材料・パワーエレクトロニクスセグメントにおいて、磁性材料事業の将来における収益性を見直
した結果、15,657百万円の減損損失を計上しました。また、電線材料セグメントにおいて、自動車部品事業の将来
における収益性を見直した結果、2,000百万円の減損損失を計上しました。この結果、営業損益は前年同期比3,219
百万円悪化し、37,927百万円の損失となりました。税引前四半期損益は、前年同期比3,656百万円悪化し、39,402
百万円の損失、親会社株主に帰属する四半期損益は前年同期比5,215百万円改善の33,719百万円の損失となりまし
た。
なお、当社グループでは中期経営計画における重要経営課題として、キャッシュ・フローの改善と資本効率の向
上を掲げ、ROIC(投下資本利益率)による経営管理を導入しております。特に当連結会計年度は、COVID-19拡大
により、経営環境の先行きが不透明な状況において、財務の健全性担保のために十分な流動性を確保すること、ま
た、需要等の外部要因に関わらず自社で実効性をあげられる取り組みを着実に推進することが、より一層、重要と
考えております。このため、運転資本効率を向上するとともに、重点領域に対する厳選投資により投資額の抑制に
取り組んでおります。
セグメントの業績は、次のとおりです。各セグメントの売上収益は、セグメント間の内部売上収益を含んでおり
ます。当第3四半期連結累計期間において、当社グループが営む事業の内容について、重要な変更はありません。
特殊鋼製品
当セグメントの売上収益は、前年同期比16.3%減の158,694百万円となりました。
売上収益について事業別に見ますと、工具鋼は、年末には流通を含めて在庫調整が終了したと見られるもの
の、当第3四半期連結累計期間で見ると需要減少に伴い前年同期を下回りました。産機材は、第2四半期連結会
計期間以降、自動車関連製品で需要回復の動きが顕著となりましたが、前年同期との比較では減少となりまし
た。航空機エネルギーは、主力の航空機関連材料が民間需要を中心に減少したことにより、前年同期を下回りま
した。電子材は、有機ELパネル関連部材が伸長し、クラッド材がスマートフォンや電池向けで増加しましたが、
半導体パッケージ材料が自動車関連製品向けを中心に減少したこと等により、電子材全体としては前年同期並と
なりました。
ロールは、各種ロール、射出成形機用部品、鉄骨構造部品とも、需要が減少したことにより前年同期を下回り
ました。
調整後営業損益は、主力の工具鋼や産機材の需要が減少したこと等により、前年同期比4,961百万円減の1,607
百万円の損失となりました。また、営業損益は、2020年4月1日付で三菱日立ツール株式会社(現 株式会社
MOLDINO)の当社保有の株式を三菱マテリアル株式会社に全て譲渡したことに伴い、その他の営業収益に事業再編
等利益として1,971百万円を計上しました。また、航空機エネルギー事業の将来における収益性を見直した結果、
第2四半期連結会計期間においてその他の営業費用に6,812百万円の減損損失を計上しました。この結果、前年同
期比10,449百万円減の7,952百万円の損失となりました。
素形材製品
当セグメントの売上収益は、前年同期比24.4%減の171,489百万円となりました。
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
売上収益について事業別に見ますと、自動車鋳物のうち、鋳鉄製品は、第1四半期連結会計期間にCOVID-19の
拡大に伴い世界各地域の主要顧客が操業を停止したことにより、同期間を底として大きく落ち込みました。その
後、各地域の自動車販売台数の回復や各主要顧客の再稼働が順次立ち上がったこと等に伴い、当社グループの事
業も回復基調が継続しましたが、前年同期との比較では減少となりました。耐熱鋳造部品も需要の減少に伴い、
前年同期を下回りました。アルミホイールについては、事業から撤退することを決定し、2020年9月末に生産を
終了しました。この結果、自動車鋳物全体として前年同期を下回りました。
配管機器のうち、半導体製造装置用機器は、設備投資需要の回復等により前年同期を上回りました。主力の継
手類は、国内の住宅着工戸数や大規模建設工事案件の減少等により、前年同期を下回りました。この結果、配管
全体としては前年同期を下回りました。
調整後営業損益は、主力の自動車鋳物の需要が減少したことにより、前年同期比12,355百万円減の11,292百万
円の損失となりました。また、営業損益は、前年同期比12,438百万円悪化し、13,355百万円の損失となりまし
た。
磁性材料・パワーエレクトロニクス
当セグメントの売上収益は、前年同期比15.0%減の75,519百万円となりました。
売上収益について事業別に見ますと、磁性材料は希土類磁石、フェライト磁石とも、第1四半期連結会計期間
を底として需要が大きく落ち込みましたが、第2四半期連結会計期間以降は自動車用電装部品の需要回復が継続
しました。さらに当第3四半期連結会計期間(2020年10月~12月)からはFA・ロボットやエレクトロニクス関連
需要が徐々に立ち上がりました。しかしながら、当第3四半期連結累計期間で見ると、前年同期を下回りまし
た。
パワーエレクトロニクスのうち、軟磁性材料およびその応用品は、サーバー機器等の情報通信向けが堅調でし
たが、変圧器用のアモルファス金属材料が減少した結果、前年同期を下回りました。一方、セラミックス製品
は、医療機器向けの需要が伸長しましたが、通信機器向けが減少したことにより、前年同期を下回りました。こ
の結果、パワーエレクトロニクス全体としても前年同期を下回りました。
調整後営業利益は、前年同期比503百万円増の635百万円となりました。また、営業損益は、第2四半期連結会
計期間において磁性材料事業の将来における収益性を見直した結果、その他の営業費用に15,657百万円の減損損
失を計上しましたが、2020年3月期第2四半期連結会計期間においてその他の営業費用として42,581百万円の減
損損失を計上したこと等により、前年同期比27,620百万円改善し、15,219百万円の損失となりました。
電線材料
当セグメントの売上収益は、前年同期比18.1%減の135,017百万円となりました。
売上収益について事業別に見ますと、電線のうち、機器用電線はFA・ロボット向けが増加したほか、第5世代
移動通信システム(5G)基地局向け等が堅調に推移し、前年同期を上回りました。一方、鉄道車両用電線は、国
内向けの需要が減少しましたが、中国向けの需要が増加したことにより、前年同期を上回りました。医療向けに
おいてケーブルは前年同期並みでしたが、チューブの需要が減少したことにより、前年同期を下回りました。ま
た、巻線は、当第3四半期連結会計期間に入り自動車向けを中心に需要の回復が見られましたが、当第3四半期
連結累計期間では前年同期を下回りました。この結果、電線全体としては前年同期を下回りました。
自動車部品は、自動車市場の回復を受けて、自動車用電装部品を中心に需要が回復し、当3四半期連結会計期
間においては前年同期を上回りました。当第3四半期連結累計期間では、第1四半期連結会計期間の落ち込みが
大きく前年同期を下回りました。
調整後営業利益は、電線、自動車部品とも需要が減少したことにより、前年同期比3,297百万円減の1,975百万
円となりました。営業利益は、自動車部品事業の将来における収益性を見直した結果、第2四半期連結会計期間
において2,000百万円の減損損失をその他の営業費用に計上したため、前年同期比4,967百万円減の375百万円とな
りました。
その他
当セグメントの売上収益は、前年同期比20.4%減の2,030百万円となり、調整後営業利益は前年同期比172百万
円増の773百万円となりました。また、営業利益は、前年同期比542百万円増の870百万円となりました。
※当社グループは、事業再編等の影響を排除した経営の実態を表示するため、要約四半期連結損益計算書に表示し
ている営業損失からその他の収益、その他の費用を除いた指標である調整後営業利益を記載しています。調整後
営業利益は、当社の親会社である日立製作所を中心とする日立グループ統一の利益指標です。
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
(2)財政状態に関する説明
① 資産、負債及び資本の状況
当第3四半期連結会計期間末における当社グループの財政状態として、要約四半期連結財政状態計算書における増
減を分析すると、以下のとおりであります。
資産合計は916,191百万円で、前連結会計年度末に比べ61,575百万円減少しました。流動資産は408,766百万円で、
前連結会計年度末に比べ2,647百万円増加しました。これは主に、棚卸資産が10,799百万円減少した一方、現金及び
現金同等物が6,958百万円、売上債権が6,118百万円増加したこと等によるものです。非流動資産は507,425百万円
で、前連結会計年度末に比べ64,222百万円減少しております。有形固定資産が38,927百万円減少しておりますが、こ
れは主に、19,646百万円の減損損失を計上したこと等によるものです。加えて、のれん及び無形固定資産が12,658百
万円減少しておりますが、これは主に、5,310百万円の減損損失を計上したこと等によるものです。また、持分法で
会計処理されている投資が17,613百万円減少しておりますが、これは主に、当社が保有する三菱日立ツール株式会社
(現 株式会社MOLDINO)の発行済株式の総数の49%を2020年4月1日付をもって、株式譲渡したため、持分法適用の
範囲より除外された影響によるものです。
負債合計は435,949百万円で、前連結会計年度末に比べ18,964百万円減少しました。これは主に、短期借入金が
42,590百万円増加した一方、償還期長期債務及び長期債務が48,748百万円、その他の金融負債(流動負債)が7,016
百万円減少したこと等によるものです。資本合計は480,242百万円で、前連結会計年度末に比べ42,611百万円減少し
ました。これは主に利益剰余金が39,383百万円減少したこと等によるものです。
② キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、営業活動及び投資活動
の結果得られた資金が財務活動で使用した資金を上回ったことにより、前連結会計年度末に比べ6,958百万円増加
し、49,311百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動に関するキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、13,107百万円となりました。これは主に四半期損失が33,940百万円に対して減価
償却費及び無形資産償却費が38,405百万円、減損損失が24,956百万円、運転資金の増加により1,799百万円を支出し
たこと等によるものです。
(投資活動に関するキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、5,530百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得により21,003百万円
を支出した一方、主に当社が保有する三菱日立ツール株式会社(現 株式会社MOLDINO)の発行済株式の総数の49%を
2020年4月1日付をもって株式譲渡したことに伴う、有価証券等(子会社及び持分法で会計処理されている投資を含
む)の売却による25,813百万円の収入等によるものです。
(財務活動に関するキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は、10,629百万円となりました。これは主に短期借入金が44,248百万円純増した一方、
長期借入債務の償還が49,717百万円、配当金の支払により5,566百万円を支出したこと等によるものです。
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大を受けて世界各地域における経済・社会活動が大きく制限される状
況が継続していますが、当社グループの事業領域において、第2四半期連結会計期間以降は需要回復の動きがあり、
第3四半期連結会計期間は、当社の想定を上回る需要回復がありました。第4四半期連結会計期間は、需要回復の動
きが継続すると見込まれますが、その一方で、海外等需要増に伴う費用増加や電気料金単価上昇等の影響も見込まれ
ます。これらの状況を総合的に勘案した結果、2020年10月27日公表した2021年度3月期通期業績予想を、下表のとお
り修正いたします。
2021年3月期通期連結業績予想数値の修正(2020年4月1日~2021年3月31日)
親会社株主に 基本的1株当たり
売上収益 調整後営業利益 税引前当期利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回予想 (A)
720,000 △14,000 △56,000 △46,000 △107.59
今回予想 (B) 750,000 △10,000 △57,000 △46,000 △107.59
増減額 (B)-(A) 30,000 4,000 △1,000 - -
増減率(%) 4.2 - - - -
(ご参考)前期実績
881,402 14,383 △40,614 △37,648 △88.05
2020年3月期
[重要]当社グループは、事業再編等の影響を排除した経営の実態を表示するため、連結損益計算書に表示している営
業損失からその他の収益、その他の費用を除いた指標である調整後営業利益を記載しています。調整後営業利益は、
当社の親会社である日立製作所を中心とする日立グループ統一の利益指標です。
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び現金同等物 42,353 49,311
売上債権 157,732 163,850
棚卸資産 179,925 169,126
その他の流動資産 26,109 26,479
流動資産合計 406,119 408,766
非流動資産
持分法で会計処理されている投資 28,354 10,741
有価証券及びその他の金融資産 13,234 13,412
有形固定資産 381,095 342,168
のれん及び無形資産 118,174 105,516
繰延税金資産 17,816 23,299
その他の非流動資産 12,974 12,289
非流動資産合計 571,647 507,425
資産の部合計 977,766 916,191
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
短期借入金 53,048 95,638
償還期長期債務 51,253 23,875
その他の金融負債 26,642 19,626
買入債務 126,640 120,883
未払費用 35,042 35,799
契約負債 640 600
その他の流動負債 3,934 3,345
流動負債合計 297,199 299,766
非流動負債
長期債務 83,285 61,915
その他の金融負債 978 234
退職給付に係る負債 67,560 67,683
繰延税金負債 2,420 2,339
その他の非流動負債 3,471 4,012
非流動負債合計 157,714 136,183
負債の部合計 454,913 435,949
資本の部
親会社株主持分
資本金 26,284 26,284
資本剰余金 115,405 115,405
利益剰余金 374,820 335,437
その他の包括利益累計額 4,969 1,899
自己株式 △1,165 △1,169
親会社株主持分合計 520,313 477,856
非支配持分 2,540 2,386
資本の部合計 522,853 480,242
負債・資本の部合計 977,766 916,191
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
(要約四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
注記 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上収益 670,963 541,403
売上原価 △575,484 △475,487
売上総利益 95,479 65,916
販売費及び一般管理費 △83,658 △74,501
その他の収益 2,586 5,628
その他の費用 △49,115 △34,970
営業損失(△) 1 △34,708 △37,927
受取利息 361 160
その他の金融収益 101 316
支払利息 △2,093 △1,249
その他の金融費用 △544 △558
持分法による投資損益 1,137 △144
税引前四半期損失(△) △35,746 △39,402
法人所得税費用 △5,049 5,462
四半期損失(△) △40,795 △33,940
四半期損失(△)の帰属
親会社株主持分 △38,934 △33,719
非支配持分 △1,861 △221
四半期損失(△) △40,795 △33,940
1株当たり親会社株主に帰属する
四半期損失(△)
基本 △91.06円 △78.86円
希薄化後 - -
注1.要約四半期連結損益計算書に表示している営業損失からその他の収益、その他の費用を除いた指標である調整後営
業利益は、前第3四半期連結累計期間11,821百万円、当第3四半期連結累計期間△8,585百万円であります。
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
(要約四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
四半期損失(△) △40,795 △33,940
その他の包括利益
純損益に組み替えられない項目
その他の包括利益を通じて測定する
60 151
金融資産の公正価値の純変動額
持分法のその他の包括利益 95 121
純損益に組み替えられない項目合計 155 272
純損益に組み替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △4,310 △3,429
キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値
△81 99
の純変動額
持分法のその他の包括利益 △25 △43
純損益に組み替えられる可能性のある
△4,416 △3,373
項目合計
その他の包括利益合計 △4,261 △3,101
四半期包括利益 △45,056 △37,041
四半期包括利益の帰属
親会社株主持分 △42,940 △36,895
非支配持分 △2,116 △146
四半期包括利益 △45,056 △37,041
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
その他の 親会社
資本 利益 非支配 資本の部
資本金 包括利益 自己株式 株主持分
剰余金 剰余金 持分 合計
累計額 合計
2019年4月1日 26,284 115,045 425,886 21,925 △1,161 587,979 7,232 595,211
会計方針の変更による
- - △607 - - △607 - △607
累積的影響額
会計方針の変更を反映
26,284 115,045 425,279 21,925 △1,161 587,372 7,232 594,604
した期首残高
変動額
四半期損失(△) - - △38,934 - - △38,934 △1,861 △40,795
その他の包括利益 - - - △4,006 - △4,006 △255 △4,261
親会社株主に対する配当金 - - △12,827 - - △12,827 - △12,827
非支配持分に対する配当金 - - - - - - △22 △22
自己株式の取得 - - - - △3 △3 - △3
自己株式の売却 - 0 - - 0 0 - 0
非支配持分との取引等 - 298 - - - 298 △1,382 △1,084
利益剰余金への振替 - - 11 △11 - - - -
変動額合計 - 298 △51,750 △4,017 △3 △55,472 △3,520 △58,992
2019年12月31日 26,284 115,343 373,529 17,908 △1,164 531,900 3,712 535,612
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
(単位:百万円)
その他の 親会社
資本 利益 非支配 資本の部
資本金 包括利益 自己株式 株主持分
剰余金 剰余金 持分 合計
累計額 合計
2020年4月1日 26,284 115,405 374,820 4,969 △1,165 520,313 2,540 522,853
変動額
四半期損失(△) - - △33,719 - - △33,719 △221 △33,940
その他の包括利益 - - - △3,176 - △3,176 75 △3,101
親会社株主に対する配当金 - - △5,558 - - △5,558 - △5,558
非支配持分に対する配当金 - - - - - - △8 △8
自己株式の取得 - - - - △4 △4 - △4
自己株式の売却 - 0 - - 0 0 - 0
非支配持分との取引等 - - - - - - - -
利益剰余金への振替 - - △106 106 - - - -
変動額合計 - 0 △39,383 △3,070 △4 △42,457 △154 △42,611
2020年12月31日 26,284 115,405 335,437 1,899 △1,169 477,856 2,386 480,242
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
営業活動に関するキャッシュ・フロー
四半期損失(△) △40,795 △33,940
四半期利益から営業活動に関する
キャッシュ・フローへの調整
減価償却費及び無形資産償却費 41,611 38,405
減損損失 45,138 24,956
持分法による投資損益(△は益) △1,137 144
金融収益及び金融費用(△は益) 2,175 1,331
固定資産売却等損益(△は益) 1,584 638
事業構造改革関連費用 - 1,534
事業再編等損益(△は益) 43 △1,971
法人所得税費用 5,049 △5,462
売上債権の増減(△は増加) 10,172 △6,540
棚卸資産の増減(△は増加) 20,184 10,298
未収入金の増減(△は増加) 7,908 2,371
買入債務の増減(△は減少) △23,521 △5,557
未払費用の増減(△は減少) △3,527 1,121
退職給付に係る負債の増減(△は減少) 761 1,538
その他 △8,504 △8,288
小計 57,141 20,578
利息及び配当金の受取 2,228 596
利息の支払 △2,202 △1,341
事業構造改革関連費用の支払 - △523
法人所得税等の支払又は還付(△は支払) 281 △6,203
営業活動に関するキャッシュ・フロー 57,448 13,107
投資活動に関するキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得 △47,017 △21,003
無形資産の取得 △1,106 △663
有形固定資産の売却 293 984
有価証券等(子会社及び持分法で会計処理
されている投資を含む)の取得による収支 △109 △208
(△は支出)
有価証券等(子会社及び持分法で会計処理
されている投資を含む)の売却による収支 123 25,813
(△は支出)
その他 △228 607
投資活動に関するキャッシュ・フロー △48,044 5,530
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
財務活動に関するキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減(△は減少) 23,418 44,248
長期借入債務による調達 934 410
長期借入債務の償還 △16,337 △49,717
非支配持分からの子会社持分取得 △1,084 -
配当金の支払 △12,827 △5,558
非支配持分株主への配当金の支払 △22 △8
自己株式の取得 △3 △4
自己株式の売却 0 0
財務活動に関するキャッシュ・フロー △5,921 △10,629
現金及び現金同等物に係る為替変動による影響 △943 △1,050
現金及び現金同等物の増減(△は減少) 2,540 6,958
現金及び現金同等物の期首残高 41,098 42,353
現金及び現金同等物の期末残高 43,638 49,311
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
(5)継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(6)セグメント情報
Ⅰ それぞれの報告セグメントに含まれる主な製品・サービスは以下のとおりであります。
報告セグメント 主要製品
<特殊鋼>
工具鋼、自動車関連材料、剃刃材および刃物材、精密鋳造品、航空機・エネルギー関連材
特殊鋼製品 料、ディスプレイ関連材料、半導体等パッケージ材料、電池用材料
<ロール>
各種圧延用ロール、射出成形機用部品、構造用セラミックス部品、鉄骨構造部品
<自動車鋳物>
ダクタイル鋳鉄製品[HNM®]、輸送機向け鋳鉄製品、
排気系耐熱鋳造部品[ハーキュナイト®]、アルミニウム部品
素形材製品 <配管機器>
設備配管機器( ®印各種管継手・各種バルブ、ステンレスおよびプラスチック配管機器、
冷水供給機器、精密流体制御機器、密閉式膨張タンク)
<磁性材料>
希土類磁石[NEOMAX®]、フェライト磁石、その他各種磁石およびその応用品
磁性材料・ <パワーエレクトロニクス>
パワーエレクトロニクス 軟磁性材料(アモルファス金属材料[Metglas®]、
ナノ結晶軟磁性材料[ファインメット®]、ソフトフェライト)およびその応用品、
セラミックス製品
<電線>
産業用電線、機器用電線、電機材料、ケーブル加工品、工業用ゴム
電線材料 <自動車部品>
自動車用電装部品、ブレーキホース
Ⅱ 前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
要約四半期
磁性材料 連結
その他 合計 調整額
特殊鋼 素形材 ・パワー 損益計算書
製品 製品 エレクト
電線材料 計
計上額
ロニクス
売上収益
外部顧客への売上収益 189,558 226,839 88,849 164,544 669,790 1,173 670,963 - 670,963
セグメント間の内部売上収益 111 - 10 311 432 1,377 1,809 △1,809 -
計 189,669 226,839 88,859 164,855 670,222 2,550 672,772 △1,809 670,963
セグメント利益又は損失(△) 2,497 △917 △42,839 5,342 △35,917 328 △35,589 881 △34,708
金融収益 - - - - - - - - 462
金融費用 - - - - - - - - △2,637
持分法による投資損益 - - - - - - - - 1,137
税引前四半期損失(△) - - - - - - - - △35,746
(注)1.セグメント利益又は損失は営業損失で表示しております。
2.セグメント間取引は独立企業間価格で行っております。セグメント利益又は損失の「調整額」には主として報
告セグメントに帰属しない全社の一般管理費の配賦差額が含まれております。
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日立金属(株) (5486) 2021年3月期 第3四半期 決算短信〔IFRS〕
Ⅲ 当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
要約四半期
磁性材料 連結
その他 合計 調整額
特殊鋼 素形材 ・パワー 損益計算書
製品 製品 エレクト
電線材料 計
計上額
ロニクス
売上収益
外部顧客への売上収益 158,572 171,489 75,487 134,805 540,353 1,050 541,403 - 541,403
セグメント間の内部売上収益 122 - 32 212 366 980 1,346 △1,346 -
計 158,694 171,489 75,519 135,017 540,719 2,030 542,749 △1,346 541,403
セグメント利益又は損失(△) △7,952 △13,355 △15,219 375 △36,151 870 △35,281 △2,646 △37,927
金融収益 - - - - - - - - 476
金融費用 - - - - - - - - △1,807
持分法による投資損益 - - - - - - - - △144
税引前四半期損失(△) - - - - - - - - △39,402
(注)1.セグメント利益又は損失は営業損失で表示しております。
2.セグメント間取引は独立企業間価格で行っております。セグメント利益又は損失の「調整額」には主として報
告セグメントに帰属しない全社の一般管理費の配賦差額が含まれております。
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