5481 山陽特鋼 2019-05-08 15:00:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                               2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                           2019年5月8日
上場会社名 山陽特殊製鋼株式会社                                                                                     上場取引所         東
コード番号 5481    URL http://www.sanyo-steel.co.jp/
代表者      (役職名) 代表取締役社長                           (氏名) 樋口 眞哉
問合せ先責任者 (役職名) 財務部長                               (氏名) 菅野 申一                                       TEL 079-235-6004
定時株主総会開催予定日       2019年6月26日                    配当支払開始予定日                                   2019年6月5日
有価証券報告書提出予定日      2019年6月26日
決算補足説明資料作成の有無 :         有
決算説明会開催の有無        :     有 (証券アナリスト向け)
                                                                                                                (百万円未満切捨て)

1. 2019年3月期の連結業績(2018年4月1日∼2019年3月31日)
(1) 連結経営成績                                                                                                   (%表示は対前期増減率)
                                                                                                     親会社株主に帰属する当期
                  売上高                            営業利益                          経常利益
                                                                                                         純利益
                  百万円                %           百万円             %             百万円               %           百万円                %
2019年3月期        185,818           18.0           10,123        △7.7             9,437      △11.5              7,721          9.8
2018年3月期        157,485           13.6           10,969        △6.1            10,659      △9.2               7,034         △9.6
(注)包括利益 2019年3月期  3,087百万円 (△59.2%) 2018年3月期  7,567百万円 (△36.1%)

                                     潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
             1株当たり当期純利益                                                                 総資産経常利益率 売上高営業利益率
                                        当期純利益        益率
                                円銭                        円銭                       %                    %                       %
 2019年3月期                  237.75     ―                               4.8                              3.2                     5.4
 2018年3月期                  218.34     ―                               5.6                              5.4                     7.0
(参考) 持分法投資損益           2019年3月期 15百万円                 2018年3月期 △212百万円
 2017年10月1日を効力発生日として、5株を1株とする株式併合を実施しております。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定
し、1株当たり当期純利益を算定しております。

(2) 連結財政状態
                  総資産                             純資産                    自己資本比率                        1株当たり純資産
                                 百万円                           百万円                          %                                円銭
 2019年3月期                374,246                           200,200                        52.3                            3,480.62
 2018年3月期                209,146                           128,959                        61.0                            3,960.99
(参考) 自己資本        2019年3月期 195,698百万円                  2018年3月期 127,599百万円

(3) 連結キャッシュ・フローの状況
            営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー                                       現金及び現金同等物期末残高
                                 百万円                           百万円                         百万円                              百万円
 2019年3月期                       10,792                    △69,046                         65,929                           21,792
 2018年3月期                      △5,566                     △8,354                          14,705                           14,297

2. 配当の状況
                                                 年間配当金                                          配当金総額        配当性向 純資産配当
               第1四半期末           第2四半期末           第3四半期末           期末               合計            (合計)         (連結) 率(連結)
                          円銭              円銭              円銭            円銭               円銭          百万円              %        %
2018年3月期           ―                      6.70       ―                 25.00        ―                1,884       26.8          1.5
2019年3月期           ―                     45.00       ―                 24.00            69.00        2,799       29.0          1.9
2020年3月期(予想)       ―                     31.70       ―                 20.00            51.70                    41.5

 2017年10月1日を効力発生日として、5株を1株とする株式併合を実施しております。これに伴い、2018年3月期の1株当たり期末配当金につきましては、当該
株式併合の影響を考慮した金額を記載し、年間配当金合計は「―」として記載しております。
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
                                                                             (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
                                                                                                          1株当たり当期
                  売上高                 営業利益                         経常利益                 当期純利益
                                                                                                            純利益
                  百万円       %             百万円         %            百万円            %       百万円        %            円銭
第2四半期(累計)       160,000   78.3         6,500        11.4            6,000        4.3      4,600    △9.1          81.81
   通期           315,000   69.5        11,000         8.7           10,000        6.0      7,000    △9.3         124.50

※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
     ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更  : 無
     ② ①以外の会計方針の変更         : 無
     ③ 会計上の見積りの変更          : 無
     ④ 修正再表示               : 無

(3) 発行済株式数(普通株式)
     ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)              2019年3月期                       57,437,307 株 2018年3月期                33,424,807 株
     ② 期末自己株式数                        2019年3月期                        1,212,166 株 2018年3月期                 1,210,813 株
     ③ 期中平均株式数                        2019年3月期                       32,476,687 株 2018年3月期                32,216,674 株
   2017年10月1日を効力発生日として、5株を1株とする株式併合を実施しております。これに伴い、前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと
  仮定し、期中平均株式数を算定しております。
   (注)1株当たり当期純利益(連結)の算定の基礎となる株式数については、【添付資料】16ページ「3.連結財務諸表及び主な注記 (5)連結財務諸表に関
  する注記事項(1株当たり情報)」をご覧ください。




(参考)個別業績の概要
2019年3月期の個別業績(2018年4月1日∼2019年3月31日)
(1) 個別経営成績                                                                                          (%表示は対前期増減率)
                  売上高                       営業利益                             経常利益                   当期純利益
                 百万円         %              百万円                %             百万円              %      百万円             %
 2019年3月期      162,804      9.6             9,757           △0.2            10,164       2.4         7,162        4.7
 2018年3月期      148,544     13.9             9,776          △11.8             9,922     △14.3         6,841      △14.9

                                          潜在株式調整後1株当たり当期純
              1株当たり当期純利益
                                                利益
                                   円銭                                       円銭
 2019年3月期                        220.54                    ―
 2018年3月期                        212.35                    ―
 2017年10月1日を効力発生日として、5株を1株とする株式併合を実施しております。これに伴い、前事業年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1
株当たり当期純利益を算定しております。

(2) 個別財政状態
                  総資産                       純資産                         自己資本比率                    1株当たり純資産
                          百万円                              百万円                           %                        円銭
 2019年3月期               274,911                       186,781                          67.9                    3,322.03
 2018年3月期               199,726                       115,975                          58.1                    3,600.15
(参考) 自己資本      2019年3月期 186,781百万円              2018年3月期 115,975百万円

※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
1.業績予想等につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて当社グループで判断したものであります。予想には様々な不確定要素が内在しており、実
  際の業績等はこれらの予想数値と異なる場合があることをお含みおきください。(業績予想に関する事項につきましては、【添付資料】4ページ「1.経営成績
  等の概況 (3)今後の見通し」をご参照ください。)
2.「2019年3月期 決算短信」より日付の表示方法を和暦表示から西暦表示に変更しております。
                                  山陽特殊製鋼㈱ (5481)2019年3月期決算短信




【添付資料】

(目次)

 1.経営成績等の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
  (1) 当期の経営成績の概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
  (2) 当期の財政状態及びキャッシュ・フローの概況・・・・・・・・・・・3
  (3) 今後の見通し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
  (4) 利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当・・・・・・・・・・4
 2.会計基準の選択に関する基本的な考え方・・・・・・・・・・・・・・・5
 3.連結財務諸表及び主な注記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
  (1) 連結貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
  (2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書・・・・・・・・・・・・・・8
  (3) 連結株主資本等変動計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
  (4) 連結キャッシュ・フロー計算書・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
  (5) 連結財務諸表に関する注記事項
   (継続企業の前提に関する注記) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
   (表示方法の変更) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
   (セグメント情報) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
   (1株当たり情報) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
   (重要な後発事象) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16


 参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17




                        1
                                            山陽特殊製鋼㈱ (5481)2019年3月期決算短信




1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
   当期(2018年4月1日~2019年3月31日)におけるわが国経済は、個人消費の持ち直しや設備投資の
 増加などにより緩やかな回復基調で推移しました。また、先行きにつきましては、一部に弱さが残る
 ものの、雇用・所得環境の改善を背景として、わが国の経済は緩やかな回復が続くことが期待される
 一方で、米国の政策動向や中国をはじめとする新興国経済の減速懸念などによる海外経済の不確実性
 により、依然として不透明な状況にあります。
   特殊鋼業界におきましては、設備投資停滞の動きを受け、期の後半から工作機械、ロボット、半導
 体製造装置など産業機械向けの一部で調整局面となりましたが、自動車、建設機械向けの需要が引き
 続き旺盛であったことなどにより特殊鋼熱間圧延鋼材の生産量は堅調に推移いたしました。
   このような中、当社グループの当期の売上高は、鉄スクラップサーチャージ制度の適用および原燃
 料・諸資材価格の上昇を受けたベース値上の実施等による販売価格の上昇、インドの持分法適用関連
 会社Mahindra Sanyo Special Steel Pvt. Ltd.(以下、MSSSPL)を連結子会社化したことなど
 により、前期比283億32百万円増の1,858億18百万円となりました。利益面では、販売価格の上昇や変
 動費コストダウンの実施などの増益要因はありましたが、原燃料・諸資材価格の上昇やOvako株
 式(注1)取得に係る費用の計上、MSSSPL連結子会社化に伴うのれんの償却費の計上などによ
 り、経常利益は前期比12億21百万円減の94億37百万円、ROS(売上高経常利益率)は5.1%(前期
 は6.8%)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、MSSSPL連結子会社化に伴う段
 階取得に係る差益の計上などにより、前期比6億87百万円増の77億21百万円となりました。
   なお、2018年8月2日付けで日本製鉄株式会社(2019年4月1日に新日鐵住金株式会社から社名変更。
 以下、日本製鉄)と締結した「子会社化等(注2)に関する契約」に関しましては、2019年2月28日
 開催の当社臨時株主総会において、日本製鉄を引受先とする第三者割当増資に係る募集株式引受契約
 につき決議されました。同3月28日、当社は第三者割当増資を実施し、日本製鉄の子会社となるとと
 もに、日本製鉄からOvako株式の全部を取得し、同社を完全子会社化いたしました。
   (注1)スウェーデンに本社を置く特殊鋼メーカーOvako ABの完全親会社であるTriako Holdco ABの株式

   (注2)日本製鉄が当社を子会社化するとともに、当社がOvako株式の全部を日本製鉄から取得する。



   セグメント別の売上高および営業損益の状況は、次のとおりであります。なお、各セグメントの売
 上高につきましては、セグメント間の内部売上高又は振替高が含まれております。


 鋼材事業
   当期の売上高は、販売価格の上昇やMSSSPL連結子会社化の影響などにより、前期比282億45
 百万円増の1,702億34百万円となりました。営業利益は、販売価格の上昇や変動費コストダウンの実
 施などの増益要因はありましたが、原燃料・諸資材価格の上昇やMSSSPL連結子会社化に伴うの
 れんの償却費の計上などにより前期比7億77百万円減の84億52百万円となりました。


 粉末事業
   当期の売上高は、電子材料向けの販売数量は減少したものの、自動車・産業機械向けの販売数量の
 増加、販売価格の上昇などにより、前期比2百万円増の48億97百万円となりました。営業利益は、電
 子材料向け販売数量の減少、原材料価格の上昇などにより、前期比2億42百万円減の6億83百万円とな
 りました。


                               2
                                       山陽特殊製鋼㈱ (5481)2019年3月期決算短信




素形材事業
  当期の売上高は、販売数量の増加や販売価格の上昇などにより、前期比15億53百万円増の199億83
 百万円となりました。営業利益は、メキシコ子会社における立上げ費用の増加はありましたが、中国
 子会社における販売数量の増加などにより、前期比1億75百万円増の8億79百万円となりました。


その他
  子会社を通じて情報処理サービス等を行っており、当期の売上高は前期比1億11百万円増の16億41
 百万円、営業利益は前期比15百万円増の42百万円となりました。


(2)当期の財政状態及びキャッシュ・フローの概況
  当期末の総資産残高は、OvakoおよびMSSSPLを連結子会社化した影響、売上高の増加等
 に伴う受取手形及び売掛金の増加、原燃料・諸資材価格の上昇等に伴うたな卸資産の増加などにより、
 前期末比1,650億99百万円増の3,742億46百万円となりました。
  負債残高は、OvakoおよびMSSSPLを連結子会社化した影響やコマーシャル・ペーパーの
 増加などにより、前期末比938億58百万円増の1,740億45百万円となりました。
  純資産残高は、第三者割当増資実施に伴う資本金および資本剰余金の増加、親会社株主に帰属する
 当期純利益の計上等による利益剰余金の増加、MSSSPL連結子会社化等に伴う非支配株主持分の
 増加などにより、前期末比712億40百万円増の2,002億円となりました。
  この結果、当期末におけるD/Eレシオ(純資産残高に対する有利子負債残高(現預金残高控除後)
 の割合)は0.34(前期末は0.22)となりました。


営業活動によるキャッシュ・フロー
  税金等調整前当期純利益(103億75百万円)、減価償却費(93億38百万円)などに対し、売上債権
 の増加(△40億55百万円)、たな卸資産の増加(△43億4百万円)、仕入債務の増加(18億46百万
 円)、法人税等の支払(△32億64百万円)などにより、107億92百万円の収入(前期は55億66百万円
 の支出)となりました。


投資活動によるキャッシュ・フロー
  連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出(△604億49百万円)や有形固定資産の取得
 による支出(△91億62百万円)などにより、690億46百万円の支出(前期比606億91百万円の支出増)
 となりました。


財務活動によるキャッシュ・フロー
  株式の発行による収入(671億17百万円)などにより、659億29百万円の収入(前期比512億23百万
 円の収入増)となりました。


  これらにより、当期末における現金及び現金同等物の残高は、217億92百万円(前期末比74億94百
 万円増)となりました。




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(3)今後の見通し
  わが国の景気が緩やかな回復を続けていくことが期待される一方で、通商問題等による海外経済の
 不確実性の高まり、特殊鋼業界における国際競争の激化、諸資材等の価格上昇などもあり、当社グル
 ープをとりまく事業環境は、引き続き楽観を許さない状況で推移するとみられます。
  こうした中、当社グループは、第10次中期経営計画「Sanyo Global Action 2019」に掲げたとおり、
 経営理念『信頼の経営』のもと、生産構造改革の実行などによる事業基盤の強化、技術先進性のさら
 なる追求、「高信頼性鋼の山陽」のグローバルブランド化を推進することで、競合激化、原料・エネ
 ルギー価格の上昇等の厳しい経営環境においても、人・技術・利益の持続的成長を追求してまいりま
 す。また、日本製鉄、Ovakoとの連携に関しましては、当社およびグループ会社のポテンシャル
 を最大限発揮し、相乗効果の早期発現を図ってまいります。
  次期の業績につきましては、売上高3,150億円、営業利益110億円、経常利益100億円、親会社株主
 に帰属する当期純利益70億円を見込んでおります。


次期業績予想について
                                                                   (単位:億円)
                               2020年3月期               2019年3月期
                                                                    増減
                     上期           下期        通期           通期
販売数量(千t)                990           960    1,950         1,171        779
  内、当社単体                516           528    1,044         1,061        -17
  内、Ovako               405           345      750             -        750
  内、MSSSPL               69            87      156           110         46
売上高                   1,600         1,550    3,150         1,858      1,292
営業利益                     65            45      110           101          9
  内、当社単体                 35            37       72            98        -25
  内、Ovako                42            15       56             -         56
  内、MSSSPL                1             5        6            -2          8
   内、Ovakoのれん償却(注)      -14           -14      -27             -        -27
経常利益                     60            40      100            94          6
親会社株主に帰属する
                          46           24       70            77         -7
当期純利益
1株当たり当期純利益(円/株)       81.81                  124.50       237.75     -113.25
Ovakoのれん償却前
                          79           59       137          101         36
営業利益
Ovakoのれん償却前親会社
                          60           38       97            77         20
株主に帰属する当期純利益
Ovakoのれん償却前1株当
                     105.82                  172.52       237.75     -65.23
たり当期純利益(円/株)
  (注)Ovako株式取得に伴い発生したのれんの償却費(15年の定額償却)



(4)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
  当社は、経営基盤の強化に努めるとともに配当可能利益を拡大することにより、株主の皆様への利
 益還元を行うことを基本方針としております。
  当期の配当につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益が77億21百万円、1株当たり当期純
 利益が237.75円となったため、基本方針に則り、年間配当を1株当たり69円(配当性向29.0%)とさ
 せていただく予定であり、中間配当を1株当たり45円実施いたしておりますので、期末配当は1株当



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                                   山陽特殊製鋼㈱ (5481)2019年3月期決算短信




  たり24円とさせていただく予定です。
   次期の配当につきましては、今回公表いたしました業績予想値および利益配分の基本方針に基づき、
  1株当たり年間配当51.7円(中間配当31.7円、期末配当20円、年間配当性向41.5%(Ovakoのれ
  ん償却前1株当たり利益に対する割合は30.0%))を予定しております。

 (注)業績予想等につきましては、現時点で入手可能な情報に基づいて当社グループで判断したものであります。予想

   には、様々な不確定要素が内在しており、実際の業績等はこれらの予想数値と異なる場合があることをお含みお

   きください。



2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
   当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性および企業間の比較可能性を考慮し、日本基準を
  適用しております。
   なお、IFRS(国際財務報告基準)の適用につきましては、当社グループの国際的な事業展開の
  進捗等を考慮し、適切に対応していく方針であります。




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 (5) 連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
  該当事項はありません。


(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」の適用に伴う変更)
  「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)を当連結会計
 年度の期首から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の
 区分に表示する方法に変更しております。
  この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」1,444百万円
 および「固定負債」の「繰延税金負債」のうちの1,143百万円を「投資その他の資産」の「繰延税金資産」
 476百万円に含めて表示し、「固定負債」の「繰延税金負債」は943百万円として表示しております。


(セグメント情報)
1. 報告セグメントの概要
   当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、
  経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであり
  ます。
   当社は、製品別の事業部等を置き、各事業部等は、取り扱う製品について国内および海外の包括的な
  戦略を立案し、事業活動を展開しております。
   したがって、当社は事業部等を基礎とした製品別のセグメントから構成されており、「鋼材」事業、
  「粉末」事業および「素形材」事業を報告セグメントとしております。
   「鋼材」事業は、軸受鋼、機械構造用鋼、ステンレス鋼、耐熱鋼、工具鋼などの各種特殊鋼製品の製造
  および販売などを行っております。「粉末」事業は、金属粉末製品の製造および販売を行っております。
  「素形材」事業は、特殊鋼棒鋼・鋼管を素材とする素形材製品の製造および販売を行っております。

2. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、その他の項目の金額の算定方法
   報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、業績評価のための原価を用いて棚卸資産を評価
  していることを除き、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方法と概ね同一であります。
   報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益および振替高は
  市場実勢価格に基づいております。


  




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3. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、その他の項目の金額に関する情報
  前連結会計年度 (自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
                                                                             (単位:百万円)
                          報告セグメント                                                  連結財務諸
                                                       その他               調整額
                                                                合計                  表計上額
                                                       (注)1              (注)2        (注)3
                 鋼材       粉末      素形材        計

売上高

外部顧客への売上高       134,028   4,894   18,430   157,353       131   157,485        -    157,485
セグメント間の内部
                  7,959      -        -      7,959     1,398     9,358   △9,358         -
売上高又は振替高
       計        141,988   4,894   18,430   165,313     1,530   166,843   △9,358    157,485

セグメント利益           9,229     925      704    10,859        27    10,886        82    10,969

その他の項目

減価償却費             7,864     555      579     8,998        10     9,008      △16      8,992

のれん償却額               -       -        -          -        -         -         -         -

(注)   1.   「その他」の区分は、報告セグメントに含んでいない情報処理サービス事業等であります。
      2.   セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。
      3.   セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
      4.   資産および負債については、事業セグメントごとの情報が経営資源の配分の決定および業績を評価するため
           の検討対象となっていないため、記載しておりません。


 当連結会計年度 (自 2018年4月1日          至 2019年3月31日)
                                                                             (単位:百万円)
                          報告セグメント                                                  連結財務諸
                                                       その他               調整額
                                                                合計                  表計上額
                                                       (注)1              (注)2        (注)3
                 鋼材       粉末      素形材        計

売上高

外部顧客への売上高       160,803   4,897   19,983   185,684       133   185,818        -    185,818
セグメント間の内部
                  9,431     -        -      9,431      1,507   10,938    △10,938       -
売上高又は振替高
       計        170,234   4,897   19,983   195,115     1,641   196,756   △10,938   185,818

セグメント利益           8,452     683      879    10,014        42    10,057        65    10,123

その他の項目

減価償却費             8,031     520      737     9,289        10     9,300      △19      9,280

のれん償却額              305      -        -          305      -        305        -        305

(注)   1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含んでいない情報処理サービス事業等であります。
      2. セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。
      3. セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
      4. 資産および負債については、事業セグメントごとの情報が経営資源の配分の決定および業績を評価するため
         の検討対象となっていないため、記載しておりません。
      5. 第1四半期連結会計期間より、管理方法の見直しにより、「調整額」に含めていた棚卸資産の調整額を各報
         告セグメントに配分しております。これに伴い、前連結会計年度に係る報告セグメントごとの売上高、利益
         又は損失、その他の項目の金額に関する情報は、変更後の算定方法に基づき作成したものを記載しておりま
         す。




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                                               山陽特殊製鋼㈱ (5481)2019年3月期決算短信




(1株当たり情報)

                         前連結会計年度                         当連結会計年度
                       (自 2017年4月1日                    (自 2018年4月1日
                        至 2018年3月31日)                   至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額                         3,960.99 円                    3,480.62 円

1株当たり当期純利益                         218.34 円                        237.75 円

 (注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

   2.2017年10月1日を効力発生日として、5株を1株とする株式併合を実施しております。これに伴い、

     前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。

   3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
                                  前連結会計年度                  当連結会計年度
                                 (自 2017年4月1日            (自 2018年4月1日
                                  至 2018年3月31日)           至 2019年3月31日)
     親会社株主に帰属する当期純利益                     7,034 百万円              7,721 百万円

     普通株主に帰属しない金額                       ─                      ─
     普通株式に係る親会社株主に帰属する
                                         7,034 百万円              7,721 百万円
     当期純利益
     普通株式の期中平均株式数                       32,216,674 株           32,476,687 株

   4.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
                                  前連結会計年度                  当連結会計年度
                                 (2018年3月31日)             (2019年3月31日)
     純資産の部の合計額                        128,959 百万円             200,200 百万円

     純資産の部の合計額から控除する金額                   1,360 百万円              4,501 百万円
      (うち非支配株主持分)                     (1,360 百万円)             (4,501 百万円)

     普通株式に係る期末の純資産額                   127,599 百万円             195,698 百万円
     1株当たり純資産額の算定に用いられた
                                        32,213,994 株           56,225,141 株
     期末の普通株式の数


(重要な後発事象)
  該当事項はありません。




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 参考資料


                                         2019年3月期 決算発表

1.当期の業績と次期の予想
                                                                                             (単位:千t、百万円、%)
                      当期              前期            増減             増減率             予想(※1)          増減           増減率
                  2019年3月期       2018年3月期                                          2020年3月期

売上高                185,818            157,485       28,332           18.0           315,000        129,181             69.5
営業利益                  10,123          10,969           △846          △7.7         (※2)11,000           876              8.7
経常利益                   9,437          10,659       △1,221           △11.5            10,000            562              6.0
(ROS)                   (5.1)           (6.8)       (△1.7)                              (3.2)       (△1.9)
親会社株主に帰属す
る当期純利益                 7,721           7,034              687          9.8             7,000         △721             △9.3


売上数量                   1,171           1,069              102          9.6             1,950          779             66.6
 (内、単体)                1,061           1,069              △8         △0.7              1,044          △17             △1.6
 (内、Ovako)                 ―               ―              ―               ―              750           750               ―
 (内、MSSSPL)              110               ―              110             ―              156            46             41.6
設備投資                  10,618           8,119           2,498         30.8            27,000        16,381             154.3
減価償却費                  9,338           9,047              290          3.2           14,500         5,161             55.3

 (※1)予想の主要前提:鉄スクラップ(姫路地区H2市況)32千円/t、原油(ドバイ)70$/BL、為替110円/$、125円/€
 (※2)Ovako営業利益56憶円 、Ovakoのれん償却△27憶円を含む


(参考)四半期業績推移                                                                          (単位:千t、百万円、%)
                                                            2019年3月期
                   4-6月期                  7-9月期                 10-12月期            1-3月期              通期
売上高                      43,912                 45,823             49,496              46,586           185,818
営業利益                       3,680                 2,156              2,378               1,907            10,123
経常利益                       3,876                 1,873              2,343               1,344             9,437
(ROS)                       (8.8)                 (4.1)              (4.7)               (2.9)               (5.1)
親会社株主に帰属する
当期純利益                      3,987                 1,073              2,121                   539           7,721


売上数量                            281                 291                310                   290             1,171
 (注) 特別損失に投資有価証券評価損 488百万円を計上している。
  (内、単体)                        281                 251                271                   259             1,061



2.2019年3月期の経常利益増減要因(対前期)
                                                                                                   (単位:億円)
              増   益    要    因                                                 減    益    要      因
1.販売価格・構成                                        138 1.原燃料価格                                                   98
2.変動費のコストダウン                                      15 2.諸資材・外注、物流費                                              42
3.為替変動(営業損益)                                       1 3.修繕費等                                                       9
                                                         4.販売数量                                                   3
                                                         5.固定費の増加                                                 2
                                                         6.連結子会社の利益等                                              8
                                                         7.営業外損益                                                  4
  計(A)                                           154            計(B)                                          166
                                                                差引(A)-(B)                                    △12

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