5481 山陽特鋼 2021-04-30 15:00:00
次期経営計画(25年中期)について（説明資料） [pdf]
次期経営計画（25年中期）について
2021年4月30日
目次
次期経営計画（25年中期）
1. 環境想定・策定の考え方
2. 基本方針
3. 財務目標
4. 前中期比較
5. 経営資源投入
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１．環境想定・策定の考え方
＜中長期の環境想定＞
（国内）
人口減少や高齢化に伴う内需減。
地産地消化、グローバルサプライ ＜策定の考え方＞
チェーン見直し等の構造変化に伴
う、直接･間接輸出減。 事業基盤強化を通じ、安定的な
収益を確保できる盤石な企業体質
（グローバル） を確立し、グローバルな特殊鋼
マーケットでの企業価値の更なる
中国･インドを中心としたグローバ 向上を図る。
ル需要は増。
将来的なEV化進展等も踏まえた内
外特殊鋼メーカーによる競争激化。
2050年カーボンニュートラルに向
けた鉄スクラップを中心とした
調達面での競争激化。
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２．基本方針（Ⅰ）
＜次期経営計画（25年中期）の基本方針＞
1. グローバルな特殊鋼マーケットでの企業価値の更なる向上
従来の事業環境には戻らないとの強い危機感のもと、固定費･変動費の削減を通じ、
グループ全体のコスト競争力の強化を図る。
適正マージンの確保と販売構成の高度化を図り、グローバル需要を確実に捕捉。
2. 海外事業の収益力強化
Ovakoは、コスト競争力の強化を通じ、
盤石な収益体質を築く。
MSSSは、コスト競争力･営業力の強化を通じ、
インド市場でのポジションを更に高める。
3. 日本製鉄･Ovakoとの3社シナジーのフル発揮
営業･生産･調達等の連携施策を早期実行し、予定通り24年度までに効果フル発揮。
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２．基本方針（Ⅱ）
4. 技術先進性の更なる拡大
強みの高清浄度鋼を軸に、新たな顧客要求や
環境課題に的確に対応する。
グローバルな成長が見込まれる｢EV｣｢風力発電｣｢鉄道｣
｢水素社会｣等の分野での更なる高信頼性ニーズに応える技術の深化。
5. 2050年カーボンニュートラルの実現を目指す
｢エコプロセス(省エネ･高効率)｣｢グリーンエネルギー活用｣
｢エコプロダクト(長寿命軸受鋼:自動車･風力発電･鉄道、3D粉末)｣
｢エコソリューション(Ovako･MSSS:省エネ技術･生産性向上の展開)｣の推進。
社長を委員長とした「ゼロカーボン推進委員会」を設置し、実行･推進。
6. DX（デジタルトランスフォーメーション）の推進
最適操業(操業効率化･予防保全:AI、IoT)、品質向上(探傷判別精度:AI)、
作業効率化(事務自動化:RPA)、安全教育(VR)等の推進｡
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２．基本方針（Ⅲ）
7. ガバナンス体制の強化、ダイバーシティ経営・健康経営の推進
プライム市場への移行(22年春)に向けたコーポレートガバナンス
体制の強化。
ダイバーシティ経営(65歳定年延長、女性活躍推進、
グローバル人材育成)および健康経営の推進。
8. 「素形材事業」と「粉末事業」の収益力強化
素形材事業は、鍛造～旋削の一貫製造プロセスの強みを活かし、
鋼材を含めた一貫収益力を強化。
粉末事業は、５Ｇ･脱炭素化等に対応した戦略アイテムの開発･拡販。
9. グループ会社の選択と集中
統廃合･再編等を通じ、グループ全体の体質強化を図る。
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３．財務目標
2025年度損益計画
連結売上高 ： 2,800億円程度
連結経常利益 ： 140億円程度 [163億円程度*のれん償却費を除く]
ROS ： 5％程度［6％程度*］
ROE ： 5％程度［6％程度*］
［前提］鉄スクラップ(購入)40千円/ｔ(姫路地区H2)、原油(ドバイ)60＄/BL 、為替 100円/＄、112円/€
2025年度財務指標
自己資本比率 ： 60％程度 （2019年度実績：54％）
D/Eレシオ(ネット) ： 0.2倍程度 （2019年度実績：0.27倍）
D/EBITDA(ネット) ： 1倍程度 （2019年度実績：2.9倍）
株主還元
のれん償却費を除く当期純利益に対し、配当性向30％程度。
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４．前中期比較
＜前中期(2017～2019年度)＞
Ovako(19年3月)、MSSS(18年6月)の子会社化等の事業再編を通じ、売上
規模を大幅に拡大するも、米中対立等による景気後退などにより19年度は赤字。
＜次期経営計画(25年中期)＞
海外子会社の収益力強化により、連結ベースの利益拡大を図り、
企業価値の更なる向上を目指す。
（単位：億円、倍、円/株） 経常利益 売上高
前中期期間 (億円) (億円)
2025年度
300 2,800
2017年度 2019年度 計画 2,625
経常利益 売上高
売上数量（千ｔ/月) 89.1 134.7 148.5
250 2,500
内、当社単独 89.1 71.2 75.0
内、Ｏvako - 55.7 60.0 1,858
200
1,715
内、ＭＳＳＳ - 7.9 13.5 1,575
1,491 1,387
売上高 1,575 2,625 2,800 140
150 1,500
経常利益 107 ▲15[14] 140[163]
115 117
107
内、当社単独 99 40 90 100 97 94
内、Ｏvako - ▲9 60
内、ＭＳＳＳ - ▲14 4 50 500
ＲＯＳ 6.8％ ▲0.6％[0.5％] 5％[6％]
ＲＯＥ 5.6％ ▲2.0％[0.3％] 5％[6％] 0
▲15
Ｄ/Ｅレシオ（ネット） 0.22 0.27 0.2
ＥＰＳ(1株当り当期純利益） 218 ▲67[9] 170[210] -50
2014FY 2015FY 2016FY 2017FY 2018FY 2019FY 2025FY
(注)[括弧内]はのれん償却費を除いた場合。
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５．経営資源投入
設備投資
連結：600億円程度/5年
・減価償却費以下に抑制。
・原価低減、省力、カーボンニュートラル対応(省エネ)、
DX推進、老朽更新等。
研究開発費
連結：125億円程度/5年 ※前中期同水準
・カーボンニュートラル対応を踏まえた｢エコプロセス･
エコプロダクトの創出｣等に注力。
人員計画
連結：6,726人（2019年度末）→ 6,400人程度（2025年度末）
・単独は2021年度から65歳定年延長を実施済。
・グループ全体で5％程度の削減。
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（ご注意）
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のであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があ
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