5471 大同特鋼 2019-04-26 11:00:00
2019年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年4月26日
上 場 会 社 名 大同特殊鋼株式会社 上場取引所 東・名
コ ー ド 番 号 5471 URL https://www.daido.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 石黒 武
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員総務部長 (氏名) 利光 一浩 (TEL) 052-963-7501
定時株主総会開催予定日 2019年6月26日 配当支払開始予定日 2019年6月27日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月26日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( 証券アナリスト、機関投資家向け )
(百万円未満切捨て)
1.2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 543,255 7.5 33,815 △6.6 34,343 △4.9 21,182 △11.4
2018年3月期 505,219 13.5 36,218 42.0 36,130 37.0 23,920 46.0
(注) 包括利益 2019年3月期 8,871百万円( △73.1%) 2018年3月期 32,946百万円( 11.1%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2019年3月期 496.88 - 7.4 5.3 6.2
2018年3月期 561.08 - 8.8 5.9 7.2
(参考) 持分法投資損益 2019年3月期 1,134百万円 2018年3月期 978百万円
(注)当社は2017年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っています。前連結会計年度の期首に
当該株式併合が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益を算定しています。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 650,697 318,140 43.9 6,697.44
2018年3月期 642,021 316,409 44.3 6,672.02
(参考) 自己資本 2019年3月期 285,508百万円 2018年3月期 284,435百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を当連結会計年度の
期首から適用しており、2018年3月期については、遡及適用後の数値を記載しています。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 28,114 △33,707 5,589 40,728
2018年3月期 31,043 △30,215 5,477 40,259
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年3月期 - 6.00 - 60.00 - 5,117 21.4 1.9
2019年3月期 - 65.00 - 65.00 130.00 5,543 26.2 1.9
2020年3月期(予想)
- 55.00 - 65.00 120.00 21.3
(注)当社は2017年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っています。2018年3月期の1株当た
り期末配当金については、当該株式併合の影響を考慮した金額を記載し、年間配当金合計は「-」として記載し
ています。株式併合後の基準で換算した1株当たり年間配当額は、120円となります。
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 260,000 △3.6 13,500 △19.4 13,500 △23.2 12,000 11.5 281.50
通 期 530,000 △2.4 31,000 △8.3 31,500 △8.3 24,000 13.3 562.99
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 43,448,769株 2018年3月期 43,448,769株
② 期末自己株式数 2019年3月期 819,275株 2018年3月期 817,706株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 42,630,293株 2018年3月期 42,633,279株
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っています。前連結会計年度の期首
に当該株式併合が行われたと仮定して、期中平均株式数を算定しています。
(参考) 個別業績の概要
1.2019年3月期の個別業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 340,813 10.7 19,146 5.2 24,393 15.2 15,912 6.5
2018年3月期 307,746 14.9 18,192 28.9 21,172 18.3 14,942 △3.8
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年3月期 373.17 -
2018年3月期 350.38 -
(注)当社は2017年10月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っています。前事業年度の期首に当該
株式併合が行われたと仮定して、1株当たり当期純利益を算定しています。
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 455,577 195,486 42.9 4,584.39
2018年3月期 443,557 194,592 43.9 4,563.28
(参考) 自己資本
2019年3月期 195,486百万円 2018年3月期 194,592百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を当事業年度の期首
から適用しており、2018年3月期については、遡及適用後の数値を記載しています。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
1.本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。な
お、上記業績予想に関する事項は 【添付資料】 P.5「1.経営成績等の概況 (4) 今後の見通し」をご参照
ください。
2.「2019年3月期 決算短信」より日付の表示方法を和暦表示から西暦表示に変更しています。
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 5
(5)利益配分に関する基本方針および当期・次期の配当 ……………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 6
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 7
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 9
連結損益計算書 ………………………………………………………………………………… 9
連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………… 10
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… 11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………… 15
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………… 15
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………… 15
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………… 17
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………… 17
4.補足説明資料 ………………………………………………………………………………………… 18
― 1 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費の持ち直しが緩やかに継続しま
した。企業活動は設備投資が増加するなど、緩やかな景気回復基調が継続しました。ただし、第4四半期に入り鉱
工業生産の一部に弱さが見られるなど、景気には弱い面も出てきました。海外経済については、米国は個人消費や
設備投資が増加し、着実な景気回復が続きました。欧州は、堅調な雇用環境を背景に、緩やかな景気回復が続きま
したが、ドイツのGDP成長率が横ばいになるなど足踏みの動きも見られました。中国は、輸出が減少するなど経
済成長率は減速傾向でしたが、政府の景気対策効果による下支えが今後期待されています。
このような経済環境の中、当社の需要業界である自動車や産業機械は概ね好調に推移しました。その結果、鋼材
売上数量は前期比で増加しました。ただし、半導体関連など一部の分野では需要が減少しました。一方、原材料・
資材関係については、鉄屑価格は旺盛な国内需要を受け、概ね前期よりも高値で推移しました。また、製鋼工程で
使用する黒鉛電極等の副資材価格が高騰し、コストアップとなりました。
この結果、当連結会計年度における売上高は、売上数量の増加及び原材料・副資材価格の上昇を反映した販売価
格の上昇等から前期比380億36百万円増収の5,432億55百万円となりました。経常利益は副資材価格の高騰に伴うコ
ストアップが影響し、前期比17億87百万円減益の343億43百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比27億38
百万円減益の211億82百万円となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①特殊鋼鋼材
構造用鋼は、自動車関連需要が高位で推移したこと、産業機械向けの需要も旺盛であったことから前期比で数量
が増加しました。工具鋼も、自動車分野の堅調さ等を受け前期比で数量が増加しました。主要原材料である鉄屑価
格は、旺盛な国内需要を受け概ね前期より高値で推移しました。また、製鋼工程で使用する黒鉛電極等の副資材価
格が高騰し、コストアップとなりました。販売価格は原材料・副資材価格の上昇を反映し前期比で上昇しました。
これらの結果、当連結会計年度における特殊鋼鋼材の売上高は、売上数量の増加及び原材料・副資材価格の上昇
を反映した販売価格の上昇等から前期比9.9%増加の2,077億44百万円、営業利益は副資材価格の高騰に伴うコスト
アップが影響し、前期比4億79百万円減益の59億98百万円となりました。
②機能材料・磁性材料
ステンレス鋼・高合金は、自動車の燃費改善に向けた動きの中で需要が増しており、売上数量は前期比で増加し
ました。一方、半導体関連は世界的な設備投資延期等の影響により、また磁石製品は、中国自動車販売の減少等を
受け、それぞれ在庫調整の動きも伴い減少しました。粉末製品は、原材料高を反映した販売価格の上昇により売上
高が増加しました。
これらの結果、当連結会計年度における機能材料・磁性材料の売上高は自動車関連向けステンレス鋼・高合金等
の売上数量の増加や販売価格の上昇等から前期比8.1%増加の1,845億53百万円、営業利益は半導体関連ステンレス
鋼、磁石製品の数量減少等が響き前期比15億1百万円減益の206億94百万円となりました。
③自動車部品・産業機械部品
自由鍛造品は、航空機関連需要が堅調に推移したこと等により売上高は前期比で増加しましたが半導体関連需要
は第4四半期で減少しました。型鍛造品・エンジンバルブ部品は、自動車生産の好調さから、売上高は前期比で増
加しました。精密鋳造品は、タービンハウジングの需要拡大が継続し、売上高は前期比で増加しました。ただし、
中国自動車の販売減少等によりタービンホイールは在庫調整の動きとなりました。
これらの結果、当連結会計年度における自動車部品・産業機械部品の売上高は主に売上数量増が寄与し前期比3.4
%増加の1,099億29百万円、営業利益は副資材価格の高騰に伴うコストアップ等が影響し前期比7億61百万円減益の
23億8百万円となりました。
― 2 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
④エンジニアリング
企業の設備投資が好調であったことを受け、当連結会計年度におけるエンジニアリングの売上高は、前期比10.7
%増加の275億28百万円、営業利益は前期比4億55百万円増益の22億91百万円となりました。
⑤流通・サービス
中国内需の減速を受けた中国流通子会社の売上高減少等により、当連結会計年度における売上高は、前期比4.8%
減少の134億99百万円、営業利益については前期比1億58百万円減益の25億27百万円となりました。
(2)当期の財政状態の概況
当社グループの当連結会計年度末の総資産は、前期末に比べ86億75百万円増加し6,506億97百万円となりました。
総資産の増加の主な内訳は、「たな卸資産」の増加174億82百万円、「有形固定資産」の増加140億49百万円、減少
の主な内訳は、「投資有価証券」の減少171億31百万円であります。
「たな卸資産」は、旺盛な需要への生産対応等により前期末対比で増加しました。「有形固定資産」は、合理化
投資および新規連結等により増加しました。なお、設備投資については、特殊鋼鋼材等既存事業の収益基盤強化お
よび成長分野、新規事業への戦略投資を厳選して実施しております。「投資有価証券」は、保有株式の時価下落お
よび新規連結に伴う関係会社株式の減少等により減少しました。
また、当社グループの当連結会計年度末の非支配株主持分を含めた純資産は、前期末に比べ17億30百万円増加し
3,181億40百万円となりました。純資産の増加の主な内訳と要因は、親会社株主に帰属する当期純利益211億82百万
円の計上等による「利益剰余金」の増加155億円、減少の主な内訳と要因は、保有株式の時価下落による減少等によ
る「その他有価証券評価差額金」の減少100億1百万円であります。
この結果、当連結会計年度末の自己資本比率は43.9%となりました。
― 3 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前期比4億69百万円増加し、407億28百万円
となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、281億14百万円(前期比29億29百万円の減少)となりました。これは主に、税金
等調整前当期純利益331億10百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、337億7百万円(前期比34億91百万円の増加)となりました。これは主に、有形
固定資産の取得による支出343億55百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、55億89百万円(前期比1億11百万円の増加)となりました。これは主に、社債の
発行による収入100億円によるものであります。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は下記のとおりであります。
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
自己資本比率(%) 45.3 44.3 43.9
時価ベースの自己資本比率(%) 39.5 36.1 28.6
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) 5.0 5.2 6.2
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 28.6 32.8 29.5
(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
・指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
・株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。
・営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用し
ております。有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対
象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用してお
ります。
― 4 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
次期の世界経済はやや減速し、成長率は鈍化すると見込んでいます。米国は雇用環境の堅調さ等から緩やかな成
長が継続すると見込まれますが、減税効果が薄れるなどやや減速すると見込んでいます。中国は米国との貿易摩擦
等により経済成長が鈍化傾向にある中、政府の政策等が下支えとなり減速が緩やかとなることが期待されます。た
だし、過剰債務問題などがリスクであると認識しています。日本経済も外需の減速から成長は鈍化すると見込んで
います。こうした経済環境の中、主要需要先である自動車は、主要市場である米国・中国では微減となると見込ん
でいます。また、大きく減速している半導体分野の回復には時間がかかると見込んでいます。
米国の保護主義的な政策や英国のEU離脱問題など、世界経済に影響を与えうる不安定要因があり、注視してい
く必要があります。また、為替変動に伴う需要の減少リスク、原燃料価格の変動リスク等も引き続き当社グループ
に影響を与えうる注視すべきリスクと認識しております。
このような状況を踏まえ、次期のセグメントの状況を以下のように想定しております。
①特殊鋼鋼材
構造用鋼は、主要需要先である自動車の世界需要が微減となると見込んでいます。工具鋼についても需要面では
同様の動きになると見込んでいます。一方コスト面では、製造に使用する黒鉛電極をはじめとした副資材、エネル
ギー価格が引き続き高位であると見込まれ、再生産可能なマージンを維持していくために、コストダウンに取り組
んでまいります。また、工具鋼では新たに適用した合金原料価格変動によるサーチャージ制の市場浸透を進めてま
いります。
②機能材料・磁性材料
ステンレス、高合金、粉末といった機能製品は、自動車内燃機関の燃費改善に向け使用原単位が増すこと等から、
中期的に自動車分野への売上数量は増加を続けると見込んでいます。この中期的増加に備えるため、生産設備の増
強に取り組んでまいります。磁石製品は、自動車の電動化、電装化に対応した用途に注力し、コストダウンにしっ
かりと取り組んでまいります。
③自動車部品・産業機械部品
自由鍛造品は、引き続き堅調に推移する民間航空機向け需要等への対応に注力してまいります。ターボ関連製品
は、中長期的なガソリンエンジンへのターボ搭載率上昇による需要拡大を捉えての成長を目指してまいります。エ
ンジンバルブは、自動車の燃費改善に貢献する傘中空バルブの量産化・コスト改善に引き続き取り組んでまいりま
す。
④エンジニアリング
主力製品であるSTC®焼鈍炉に新型燃焼システムを搭載したプレミアムSTC、自動車部品メーカー向け真空浸
炭炉、製鋼工程の省エネルギー化に繋がる炉体旋回式電気炉など、引き続き拡販に努めてまいります。
⑤流通・サービス
流通・サービス部門につきましては、当期並みに推移すると見込んでいます。
以上のことから、次期の連結業績につきましては、売上高5,300億円、営業利益310億円、経常利益315億円、親会
社株主に帰属する当期純利益240億円と見込んでいます。
― 5 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(5)利益配分に関する基本方針および当期・次期の配当
配当の方針につきましては、安定した利益還元の継続を基本としておりますが、連結業績と配当性向および当社
の資金需要、財政状態も総合的に勘案し、株主の皆様のご期待にお応えしていきたいと考えております。業績に応
じた利益配分を考慮する上での基準となる配当性向につきましては、連結配当性向20~25%を目安としておりま
す。一方、内部留保資金の使途につきましては、有利子負債を削減し財務体質の改善を図るとともに、企業価値の
継続的な向上のための設備投資、研究開発、新規事業の拡大などに活用することを基本としております。
当期の配当につきましては、上記の方針に基づき、中間配当を1株につき65円実施しました。期末配当は1株に
つき65円とさせて頂く案を本年6月の定時株主総会にお諮りする予定です。
次期の配当につきましては、中間期1株につき55円、期末65円(通期120円)を予定しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、会計基準について、期間比較可能性等を考慮し日本基準を適用しております。
なお、国際財務報告基準(IFRS)の適用につきましては、今後の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方
針であります。
― 6 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 42,167 41,734
受取手形及び売掛金 121,334 118,601
電子記録債権 12,817 14,198
たな卸資産 115,064 132,546
その他 5,988 6,062
貸倒引当金 △64 △62
流動資産合計 297,307 313,081
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 190,688 199,551
減価償却累計額 △113,664 △117,813
建物及び構築物(純額) 77,023 81,738
機械装置及び運搬具 459,349 472,288
減価償却累計額 △371,619 △378,437
機械装置及び運搬具(純額) 87,729 93,850
土地 36,082 36,291
建設仮勘定 5,952 7,945
その他 25,760 27,498
減価償却累計額 △20,520 △21,245
その他(純額) 5,240 6,252
有形固定資産合計 212,029 226,078
無形固定資産 1,697 1,502
投資その他の資産
投資有価証券 104,241 87,110
繰延税金資産 2,397 2,576
退職給付に係る資産 19,138 14,801
その他 5,295 5,692
貸倒引当金 △85 △145
投資その他の資産合計 130,988 110,035
固定資産合計 344,714 337,616
資産合計 642,021 650,697
― 7 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 54,318 51,576
電子記録債務 36,062 35,785
短期借入金 80,804 74,972
コマーシャル・ペーパー - 8,000
1年内償還予定の社債 - 10,000
未払法人税等 7,447 5,372
賞与引当金 7,743 7,845
役員賞与引当金 279 226
環境対策引当金 652 1,175
その他 24,831 26,137
流動負債合計 212,138 221,091
固定負債
社債 20,000 20,000
長期借入金 58,690 61,301
繰延税金負債 17,053 12,170
再評価に係る繰延税金負債 1,218 659
役員退職慰労引当金 798 792
環境対策引当金 3,085 3,038
退職給付に係る負債 9,642 10,330
その他 2,983 3,173
固定負債合計 113,472 111,465
負債合計 325,611 332,557
純資産の部
株主資本
資本金 37,172 37,172
資本剰余金 30,337 30,285
利益剰余金 187,799 203,299
自己株式 △3,644 △3,651
株主資本合計 251,664 267,106
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 27,497 17,495
繰延ヘッジ損益 0 △0
土地再評価差額金 1,805 1,537
為替換算調整勘定 1,755 983
退職給付に係る調整累計額 1,712 △1,614
その他の包括利益累計額合計 32,770 18,402
非支配株主持分 31,974 32,631
純資産合計 316,409 318,140
負債純資産合計 642,021 650,697
― 8 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 505,219 543,255
売上原価 412,712 451,755
売上総利益 92,506 91,500
販売費及び一般管理費 56,287 57,684
営業利益 36,218 33,815
営業外収益
受取利息 159 181
受取配当金 1,777 2,347
持分法による投資利益 978 1,134
その他 1,419 1,716
営業外収益合計 4,334 5,379
営業外費用
支払利息 941 922
固定資産除却損 1,053 578
為替差損 127 296
環境対策引当金繰入額 747 1,044
環境対策費 550 63
その他 1,002 1,946
営業外費用合計 4,422 4,851
経常利益 36,130 34,343
特別利益
投資有価証券売却益 - 28
固定資産売却益 769 -
特別利益合計 769 28
特別損失
事業構造改善費用 - 754
固定資産除却損 - 166
関係会社事業損失引当金繰入額 - 133
その他 68 206
特別損失合計 68 1,260
税金等調整前当期純利益 36,831 33,110
法人税、住民税及び事業税 11,218 10,577
法人税等調整額 △1,074 △352
法人税等合計 10,143 10,224
当期純利益 26,688 22,886
非支配株主に帰属する当期純利益 2,767 1,703
親会社株主に帰属する当期純利益 23,920 21,182
― 9 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 26,688 22,886
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 6,187 △9,729
繰延ヘッジ損益 △1 △1
為替換算調整勘定 621 △896
退職給付に係る調整額 △627 △3,320
持分法適用会社に対する持分相当額 78 △66
その他の包括利益合計 6,258 △14,014
包括利益 32,946 8,871
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 29,987 7,054
非支配株主に係る包括利益 2,959 1,817
― 10 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 37,172 29,927 169,496 △3,613 232,983
当期変動額
剰余金の配当 △5,117 △5,117
親会社株主に帰属す
23,920 23,920
る当期純利益
自己株式の取得 △31 △31
自己株式の処分 0 0 0
連結範囲の変動 △510 △510
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 409 409
変動
土地再評価差額金の
9 9
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - 409 18,302 △31 18,680
当期末残高 37,172 30,337 187,799 △3,644 251,664
その他の包括利益累計額
その他 退職給付に その他の 非支配
繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 純資産合計
有価証券 係る調整 包括利益 株主持分
損益 差額金 調整勘定
評価差額金 累計額 累計額合計
当期首残高 21,236 0 1,814 1,451 2,364 26,867 30,649 290,501
当期変動額
剰余金の配当 △5,117
親会社株主に帰属す
23,920
る当期純利益
自己株式の取得 △31
自己株式の処分 0
連結範囲の変動 △510
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 409
変動
土地再評価差額金の
9
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 6,261 △0 △9 303 △652 5,902 1,325 7,227
額)
当期変動額合計 6,261 △0 △9 303 △652 5,902 1,325 25,908
当期末残高 27,497 0 1,805 1,755 1,712 32,770 31,974 316,409
― 11 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 37,172 30,337 187,799 △3,644 251,664
当期変動額
剰余金の配当 △5,330 △5,330
親会社株主に帰属す
21,182 21,182
る当期純利益
自己株式の取得 △7 △7
自己株式の処分 △0 0 0
連結範囲の変動 △618 △618
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △51 △51
変動
土地再評価差額金の
267 267
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - △51 15,500 △7 15,441
当期末残高 37,172 30,285 203,299 △3,651 267,106
その他の包括利益累計額
その他 退職給付に その他の 非支配
繰延ヘッジ 土地再評価 為替換算 純資産合計
有価証券 係る調整 包括利益 株主持分
損益 差額金 調整勘定
評価差額金 累計額 累計額合計
当期首残高 27,497 0 1,805 1,755 1,712 32,770 31,974 316,409
当期変動額
剰余金の配当 △5,330
親会社株主に帰属す
21,182
る当期純利益
自己株式の取得 △7
自己株式の処分 0
連結範囲の変動 △618
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △51
変動
土地再評価差額金の
267
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △10,001 △0 △267 △771 △3,326 △14,368 657 △13,710
額)
当期変動額合計 △10,001 △0 △267 △771 △3,326 △14,368 657 1,730
当期末残高 17,495 △0 1,537 983 △1,614 18,402 32,631 318,140
― 12 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 36,831 33,110
減価償却費 20,740 23,171
貸倒引当金の増減額(△は減少) △131 57
賞与引当金の増減額(△は減少) 652 115
役員賞与引当金の増減額(△は減少) 49 △52
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △34 △5
環境対策引当金の増減額(△は減少) △91 476
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) 1,039 △180
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 422 432
受取利息及び受取配当金 △1,936 △2,529
支払利息 941 922
為替差損益(△は益) 142 △118
持分法による投資損益(△は益) △978 △1,134
投資有価証券売却損益(△は益) 1 9
投資有価証券評価損益(△は益) 0 6
有形固定資産売却損益(△は益) △741 2
有形固定資産除却損 1,010 997
売上債権の増減額(△は増加) △20,750 1,258
たな卸資産の増減額(△は増加) △16,346 △17,206
仕入債務の増減額(△は減少) 15,146 △3,163
その他 2,149 2,788
小計 38,118 38,960
利息及び配当金の受取額 2,134 2,737
利息の支払額 △946 △954
法人税等の支払額 △8,263 △12,629
営業活動によるキャッシュ・フロー 31,043 28,114
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △1,056 △269
定期預金の払戻による収入 464 1,128
有形固定資産の取得による支出 △30,254 △34,355
有形固定資産の売却による収入 1,352 143
投資有価証券の取得による支出 △18 △519
投資有価証券の売却による収入 6 86
貸付けによる支出 △123 △276
貸付金の回収による収入 123 249
その他 △710 104
投資活動によるキャッシュ・フロー △30,215 △33,707
― 13 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少) - 8,000
短期借入金の純増減額(△は減少) 17,418 7,602
長期借入れによる収入 10,653 17,422
長期借入金の返済による支出 △15,894 △30,676
社債の発行による収入 - 10,000
自己株式の取得による支出 △31 △7
子会社の自己株式の取得による支出 △588 △0
配当金の支払額 △5,115 △5,330
非支配株主への配当金の支払額 △634 △686
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
- △359
による支出
その他 △332 △374
財務活動によるキャッシュ・フロー 5,477 5,589
現金及び現金同等物に係る換算差額 △173 △11
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 6,131 △15
現金及び現金同等物の期首残高 33,685 40,259
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 441 485
現金及び現金同等物の期末残高 40,259 40,728
― 14 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(連結貸借対照表関係)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を当連結会計年度の
期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示
しております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」4,588百万円は、「投資
その他の資産」の「繰延税金資産」2,397百万円に含めて表示しております。なお、同一の納税主体で「繰延税金資
産」と「繰延税金負債」を相殺した影響により、資産合計と負債合計がそれぞれ3,019百万円減少しております。
(連結損益計算書関係)
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外収益」の「投資不動産賃貸料」は、重要性が乏しい
ため、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結
会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」に表示していた「投資不動産賃貸料」74
百万円、「その他」1,345百万円は、「その他」1,419百万円として組み替えております。
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「特別損失」の「固定資産売却損」は、重要性が乏しいた
め、当連結会計年度より「その他」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会
計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「特別損失」に表示していた「固定資産売却損」68百万
円は、「その他」68百万円として組み替えております。
(セグメント情報等)
1 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の
配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、製品・サービス別の利益管理を行っており、「特殊鋼鋼材」「機能材料・磁性材料」「自動車部品・産
業機械部品」「エンジニアリング」「流通・サービス」の5つを報告セグメントとしています。
「特殊鋼鋼材」は自動車・産業機械向けを中心とした構造用鋼・工具鋼等を生産・販売しております。「機能材
料・磁性材料」は自動車・産業機械、電気・電子部品製造用のステンレス鋼・高合金製品および磁材製品、チタ
ン・粉末材料等を生産・販売しております。「自動車部品・産業機械部品」は自動車および産業機械向けの型鍛
造・素形材製品等を生産・販売しております。「エンジニアリング」は鉄鋼・工業炉・環境関連設備の生産および
メンテナンス事業を行っております。「流通・サービス」は不動産事業および福利厚生等のサービス事業を行って
おります。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している会計処理の方法と
概ね同一であります。報告セグメントの利益は、営業利益であります。
― 15 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
連結財
自動車部品
特殊鋼 機能材料・ エンジニア 流通・ 調整額 務諸表
・産業機械 合計
鋼材 磁性材料 リング サービス (注1) 計上額
部品
(注2)
売上高
外部顧客への売上高 189,095 170,787 106,289 24,864 14,182 505,219 - 505,219
セグメント間の内部
65,712 16,021 24,518 2,110 11,430 119,793 △119,793 -
売上高又は振替高
計 254,808 186,809 130,807 26,974 25,612 625,012 △119,793 505,219
セグメント利益 6,478 22,195 3,070 1,835 2,686 36,266 △48 36,218
セグメント資産 211,112 205,035 142,551 19,462 21,309 599,470 42,550 642,021
その他の項目
減価償却費 7,237 6,306 5,564 270 1,361 20,740 - 20,740
持分法適用会社への
5,273 5,606 462 138 - 11,480 522 12,002
投資額
有形固定資産及び
無形固定資産の 8,206 12,087 14,139 253 919 35,605 - 35,605
増加額
(注) 1 調整額は以下のとおりであります。
(1) セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。
(2) セグメント資産および持分法適用会社への投資額の調整額は、報告セグメントに配分していない全社資産
であります。
2 セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
連結財
自動車部品
特殊鋼 機能材料・ エンジニア 流通・ 調整額 務諸表
・産業機械 合計
鋼材 磁性材料 リング サービス (注1) 計上額
部品
(注2)
売上高
外部顧客への売上高 207,744 184,553 109,929 27,528 13,499 543,255 - 543,255
セグメント間の内部
71,179 17,804 27,909 1,811 12,463 131,168 △131,168 -
売上高又は振替高
計 278,924 202,357 137,839 29,340 25,962 674,424 △131,168 543,255
セグメント利益 5,998 20,694 2,308 2,291 2,527 33,820 △5 33,815
セグメント資産 222,992 214,350 143,884 19,622 20,665 621,516 29,181 650,697
その他の項目
減価償却費 7,374 7,190 7,072 222 1,310 23,171 - 23,171
持分法適用会社への
5,631 5,958 503 148 - 12,241 609 12,851
投資額
有形固定資産及び
無形固定資産の 11,011 12,776 9,704 268 652 34,413 - 34,413
増加額
(注) 1 調整額は以下のとおりであります。
(1) セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。
(2) セグメント資産および持分法適用会社への投資額の調整額は、報告セグメントに配分していない全社資産
であります。
2 セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
― 16 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 6,672円02銭 6,697円44銭
1株当たり当期純利益 561円08銭 496円88銭
(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 当社は、2017年10月1日付けで普通株式10株につき普通株式1株の割合で株式併合を行っております。前
連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。
3 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 23,920 21,182
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
23,920 21,182
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 42,633 42,630
4 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 316,409 318,140
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 31,974 32,631
(うち非支配株主持分)(百万円) (31,974) (32,631)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 284,435 285,508
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通
42,631 42,629
株式の数(千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
― 17 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
4.補足説明資料
(1)セグメント別売上高・営業利益 (2)要約連結損益計算書
(単位:百万円、%) (単位:百万円、%)
売上高 営業利益
前期差
前期差 2019年
2019年 2019年 前期差 増減額
増減額 3月期
3月期 3月期 増減額 (増減率)
(増減率)
18,649 38,036
特 殊 鋼 鋼 材 207,744 5,998 -479 売 上 高 543,255
(9.9%) (7.5%)
13,766 -2,403
機能材料・磁性材料 184,553 20,694 -1,501 営 業 利 益 33,815
(8.1%) (-6.6%)
3,640 営 業 外 損 益 527 615
自動車・産業機械部品 109,929 2,308 -761
(3.4%) -1,787
経 常 利 益 34,343
2,664 (-4.9%)
エンジニアリング 27,528 2,291 455
(10.7%) 特 別 損 益 △1,232 -1,932
-683 税引前純利益 33,110 -3,720
流 通 ・ サ ー ビ ス 13,499 2,527 -158
(-4.8%) 法 人 税 等 10,224 81
非支配株主に帰属する
調整 - - △5 43 当 期 純 利 益
1,703 -1,063
38,036 親会社株主に帰属する -2,738
計 543,255 33,815 -2,403 当 期 純 利 益
21,182
(7.5%) (-11.4%)
(鋼材売上数量(単体) 1,349千t、前期差 38千t増 )
(3)当期の経常利益増減要因(前期対比)
(単位:億円) (参考:原料・為替市況)
増益要因 金額 減益要因 金額 2018年 2019年
1.販売価格是正 217 1.原燃料等市況 252 3月期 3月期
2.販売数量増加 31 2.固定費の増加 21 H2建値
26.1 28.7
3.変動費の改善 1 (千円/t)
4.営業外損益 6 ニッケル(LME)
5.1 5.9
($/lb)
計(a) 255 計(b) 273 為替レート(TTM)
110.9 111.1
差引(a)-(b) -18 (円/$)
(4)要約連結貸借対照表
(単位:百万円)
前期 当期 前期 当期
科目 2018年 2019年 増減 科目 2018年 2019年 増減
3月末 3月末 3月末 3月末
流動資産 297,307 313,081 15,773 負債 325,611 332,557 6,945
現 預 金 42,167 41,734 -433 営 業 債 務 90,381 87,361 -3,019
営 業 債 権 134,152 132,800 -1,351 有 利 子 負 債 160,352 174,998 14,646
た な 卸 資 産 115,064 132,546 17,482 そ の 他 74,877 70,196 -4,681
そ の 他 5,923 5,999 76
固定資産 344,714 337,616 -7,098 純資産 316,409 318,140 1,730
有形固定資産 212,029 226,078 14,049 株 主 資 本 251,664 267,106 15,441
その他の包括利益
無形固定資産 1,697 1,502 -194 32,770 18,402 -14,368
累 計 額
投資その他の資産 130,988 110,035 -20,952 非支配株主持分 31,974 32,631 657
資産合計 642,021 650,697 8,675 負債純資産合計 642,021 650,697 8,675
※「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を当連結会計年度の期首
から適用しており、2018年3月期の数値は、遡及適用後の数値を記載しています。
― 18 ―
大同特殊鋼株式会社(5471) 2019年3月期 決算短信
(5)予想セグメント別売上高・営業利益 (6)業績予想
(単位:百万円、%) (単位:百万円、%)
売上高 営業利益
予想 前期差
予想 前期差 予想
前期差 2020年 増減額
2020年 増減額 2020年 3月期 (増減率)
増減額
3月期 (増減率) 3月期
-8,744 -13,255
特 殊 鋼 鋼 材 199,000 6,500 501 売 上 高 530,000
(-4.2%) (-2.4%)
-8,553 -2,815
機能材料・磁性材料 176,000 17,000 -3,694 営 業 利 益 31,000
(-4.6%) (-8.3%)
3,070 -2,843
自動車・産業機械部品 113,000 3,500 1,191 経 常 利 益 31,500
(2.8%) (-8.3%)
-1,528 親会社株主に帰属する 2,817
エンジニアリング 26,000 1,500 -791 当 期 純 利 益
24,000
(-5.6%) (13.3%)
2,500
流 通 ・ サ ー ビ ス 16,000 2,500 -27
(18.5%)
調 整 - - - 5
-13,255
計 530,000 31,000 -2,815
(-2.4%)
(鋼材売上数量(単体) 1,313千t、前期差 36千t減 )
(7)予想経常利益増減要因(前期対比)
(単位:億円) (参考:原料・為替市況)
増益要因 金額 減益要因 金額 当期 予想
1.販売価格是正 19 1.販売数量減少 34 2019年3月期 2020年3月期
2.変動費改善 12 2.内容構成差他 24 H2建値
28.7 28.0
3.原燃料等市況 11 3.固定費の増加 22 (千円/t)
4.新規連結 10 ニッケル(LME)
5.9 5.5
($/lb)
計(a) 52 計(b) 80 為替レート(TTM)
111.1 110.0
差引(a)-(b) -28 (円/$)
(8)連結設備投資額(工事ベース)および減価償却費
(単位:百万円)
前期 当期 (前期差) 予想 (前期差)
2018年 2019年 2020年
増減額 増減額
3月期 3月期 3月期
設 備 投 資 額 35,605 34,413 -1,192 38,600 4,186
減 価 償 却 費 20,740 23,171 2,430 24,400 1,228
(参考)連結業績の推移
(単位:百万円)
実績 予想
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
売 上 高 460,577 445,122 505,219 543,255 530,000
営 業 利 益 24,432 25,513 36,218 33,815 31,000
経 常 利 益 25,108 26,373 36,130 34,343 31,500
親会社株主に帰属
6,746 16,386 23,920 21,182 24,000
する当期純利益
― 19 ―