5410 合同鉄 2019-05-15 13:30:00
合同製鐵グループ中期展望について~グループ総合力の強化・発揮に向けて~ [pdf]

                                         2019 年5月 15 日
各    位
                            会 社 名 合 同 製 鐵 株 式 会 社
                               (URL http://www.godo-steel.co.jp/)
                            代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 明賀 孝仁
                                 (コード番号 5410 東証 第一部)
                            問 合 せ 先 執行役員総務部長 西 仲                桂
                                             (TEL 06-6343-7600)




                合同製鐵グループ中期展望について

             ~グループ総合力の強化・発揮に向けて~



    当社は、本年 3 月に朝日工業㈱を株式公開買付けにより子会社化し、グループとして新たな
発展を期す段階へ進むこととなりました。
    普通鋼電炉業界を取り巻く事業環境が厳しさを増す中、当社グループは、全国の複数拠点での
事業体制を活用した各品種、物流、鉄源などの幅広い分野における戦略強化や開発の推進によっ
て、競争力の強化に向けた取組みを進めて参りました。今般、こうした取組みに加え、朝日工業
㈱も含めた体制によって種々の課題へ対応することにより、更なる体質強化と事業シナジー効果
の発揮を図り、グループ総合力の強化・発揮による企業価値向上を目指すべく、
                                   「合同製鐵グル
ープ中期展望」をとりまとめましたので、お知らせいたします。


                           記


1.基本方針
     当社グループは、『事業環境変化への課題共有と迅速な対応~一人ひとりが当事者~』『製
                                            、
    造実力の向上で、ゆるぎないコスト競争力の確立、新たな商品価値の創造を目指す』をスロー
    ガンに、企業価値の向上を図るために売上高利益率・資産効率・資本効率を重視し、継続的な
    企業成長に努めます。


     鉄鋼事業においては、良質な鉄鋼製品の安定供給を通して、経済・社会の発展に寄与してい
    くこと、及び電炉メーカーとして鉄鋼リサイクルシステムの一翼を担い、省資源・省エネルギ
    ーを推進していくことにより社会に貢献していきます。具体的には、今まで取り組んできた競
    争力強化施策の強化・推進に加え、2019 年 3 月に子会社化した朝日工業㈱と鉄筋棒鋼や構造
    用鋼分野を中心に 2021 年ごろまでに年間 15 億円以上のシナジー効果の発揮を目指します。


     また、株主の皆様への利益還元を強化し、配当還元につきましては、現行方針である「連結
    配当性向   年間 20~30%を目安」から「30%程度を目安」とします。
  《朝日工業㈱とのシナジー効果》
   【グループ全体での効率的な生産・販売の追及】:約 10 億円/年
    ・顧客及び製造拠点立地を踏まえたグループ内最適ミル配分体制構築による品種構成
     高度化、輸送コスト・ミニマム、デリバリー能力向上、及び拡販
    (・鉄筋棒鋼共販会社設立による営業方針、販売施策の共有化による顧客満足度向上
     ・ネジ節鉄筋等の高付加価値製品の拡販
     ・構造用鋼の当社・朝日工業㈱のサイズ・地域補完(太経/細径、関西/関東)に伴う
        生産性向上と両社拡販
     ・当社姫路製造所鋼片の活用による朝日工業㈱構造用鋼の高付加価値品拡販                            等)


   【鉄鋼製造技術、プロセスに関するシナジー効果の追求】:約 3 億円/年
    ・操業実績・技術、設備情報の共有化等による安定操業及びコスト削減


   【購買・物流等の効率化、費用削減】:約 2 億円/年
    ・購買政策共同化による副資材、副原料、燃料等の調達効率化
    ・帰り便活用やモーダルシフトの拡充等による物流面での効率化・費用削減


  農業資材事業においては、有機質肥料を基軸とした日本農業のトータル・サポート・メー
 カーを目指し、ジャンルトップ戦略(スペシャリティ分野の明確化・資源集中)、コスト競争力
 強化戦略、機動力強化戦略の 3 つの戦略による収益基盤の構築を図ります。


2.中期展望(経営目標)

                      2018 年度実績*     2019 年度見通し      2021 年度目標

  売上高                  1,484億円         1,900億円        2,000億円


  経常利益                     51億円           70億円          100億円


  ROS                        3.4%           3.7%             5%

  配当性向                       27.1%    30%程度を目安       30%程度を目安

  1 株当たり純利益                  258 円          375 円          500 円



  〈参考 1〉
                      2018 年度実績*     2019 年度見通し      2021 年度目標
  粗鋼生産量(連結)               1,735 千t       2,100 千t       2,200 千t
  鋼材出荷量(連結)               1,513 千t       1,800 千t       1,900 千t
   *2018 年度実績は、朝日工業㈱分含まず。


  〈参考 2〉合同製鐵グループ(含む朝日工業㈱)粗鋼生産 2017 年実績
           :212 万トン   (普通鋼電炉メーカー内シェア          12%)
                                                             以      上
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