5406 神戸鋼 2020-03-02 14:00:00
株式会社コベルコパワー真岡 真岡発電所2号機の営業運転について [pdf]
2020 年 3 月 2 日
各 位
上場会社名 株式会社神戸製鋼所
代表者 代表取締役社長 山口 貢
(コード番号 5406 東証第 1 部)
問合わせ先 コーポレート・コミュニケーション部長
本田 和幸
(TEL 03-5739-6010)
株式会社コベルコパワー真岡 真岡発電所 2 号機の営業運転開始について
当社の 100%子会社である株式会社コベルコパワー真岡は、栃木県真岡市におきまして、真岡
発電所(以下、本発電所)の建設を進めておりましたが、昨日、2 号機の性能が所定の条件を満
足していることを確認し、営業運転を開始しました。
昨年 10 月に 1 号機の営業運転を開始しており、今般の 2 号機営業運転開始により、発電規模
124.8 万kW(62.4 万kW×2 基)となる本発電所の本格的な操業が始まりました。
本発電所は、東京ガス株式会社から都市ガスの供給を受け、最新鋭のガスタービン・コンバイ
ンドサイクル発電方式※による国内最高レベルの効率で発電を行います。また、多くの発電所が立
地する臨海部ではなく、津波に遭う危険がない内陸部に立地するため、リスクの分散効果が期待
されます。これにより、内閣官房と経済産業省による国土やエネルギー基盤の強靭化に資する事
例に選定されました。また、栃木県が目指している電力自給率の向上に寄与する等、社会に貢献
できる事業であると考えております。
当社グループは、「2016~2020 年度グループ中期経営計画」において、電力事業を素材系・機
械系事業に並ぶ三本柱の一つと位置付け、既存の神戸発電所 1 号機および 2 号機の安定操業を継
続するとともに、真岡市および神戸市における二つの新規発電プロジェクトを着実に推進してま
いりました。本発電所に加えて、現在建設中の神戸発電所 3 号機および 4 号機が営業運転を開始
する 2022 年度には、当社グループの発電規模は合計約 400 万 kW に到達します。当社グループ
におきましては、国のエネルギー政策に則して、火力発電設備の高効率化に寄与するとともに、
経済性に優れた電力を安定的に供給することにより、我が国の電力基盤の強化に貢献してまいり
ます。
なお、本発電所の特徴を紹介することを目的とした施設を本年 6 月中に本発電所敷地内に開設
する予定です。
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※ガスタービン・コンバインドサイクル発電方式
ガスタービン発電(ガスタービンに直結した発電機を回して発電する方式)と汽力発電(ボイラの
発生蒸気によって、タービン発電機を回して発電する方式)の二つの方式を組み合わせて発電する
方式のこと。高温高圧の燃料を燃焼させることによりガスタービン発電機で発電した後、高温の排
熱を利用してボイラで蒸気を発生させ、蒸気タービン発電機で発電する。ガスタービン発電に加え
て、更にガスタービンの排熱を有効利用することで、一般のガスタービン発電や汽力発電と比べて、
発電効率が高くなる。
図 ガスタービン・コンバインドサイクル発電の仕組み
【株式会社コベルコパワー真岡の概要】
①会社名 :株式会社コベルコパワー真岡
②代表者 :藤尾明久
③資本金 :6 億円(当社 100%出資)
④所在地 :栃木県真岡市鬼怒ケ丘 1 丁目 12 番 1
(当社真岡製造所と隣接する真岡第5工業団地内)
【真岡発電所の概要】
①発電方式 :ガスタービン・コンバインドサイクル発電方式
②発電規模 :124.8 万 kW(62.4 万 kW×2 基)
③燃料 :都市ガス
④敷地面積 :約 9ha
⑤主要設備 :ガスタービン、蒸気タービン、排熱回収ボイラ、ばい煙処理設備、復水器等
⑥営業運転開始時期:1 号機 2019 年 10 月 1 日、2 号機 2020 年 3 月 1 日
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(2020 年 2 月撮影)
【真岡発電所近影】
2 号機 1 号機
ご参考)
(株)コベルコパワー神戸 (株)コベルコパワー真岡 (株)コベルコパワー
会社名
神戸第二(建設中)
兵庫県神戸市 栃木県真岡市 兵庫県神戸市
所在地
(神戸製鉄所内) (真岡製造所隣接) (神戸製鉄所内)
燃料 石炭 都市ガス 石炭
140 万 kW 124.8 万 kW 130 万 kW
発電規模
(70 万 kW×2 基) (62.4 万 kW×2 基) (65 万 kW×2 基)
微粉炭火力 ガスタービン・コンバインド 微粉炭火力
発電方式
超臨界圧発電(SC) サイクル発電(GTCC) 超々臨界圧発電(USC)
営業運転 1 号機:2002 年 4 月 1 号機:2019 年 10 月 3 号機:2021 年度(予定)
開始時期 2 号機:2004 年 4 月 2 号機:2020 年 3 月 4 号機:2022 年度(予定)
以 上
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