5406 神戸鋼 2019-05-09 15:30:00
2019年3月期 補足資料 [pdf]

 2018年度
決算説明資料
株式会社 神戸製鋼所
 2019年5月9日
目次




       1.連結業績概要
       2.セグメント別 売上高・経常損益
       参考情報




     本資料の予想に係る部分は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものでありま
     す。実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。

                            -2-
  1.連結業績概要
2018年度連結決算(2018年4月1日~2019年3月31日)
                                     (億円)

             17年度        18年度      前期比
               ①           ②       ②-①

   売上高        18,811      19,718     +907

   営業損益         889          482     △406

   経常損益         711          346     △365

    特別利益         91         363      +272
    特別損失        △71        △220      △148

   特別損益             20       143     +123

 親会社株主に帰属
  する当期純損益
                631          359     △272
                                   <為替レート>
                                                 17年度   18年度

                                    USドル (円/$)   111    111
                                    中国元 (円/元)    16.8   16.5
                           -3-
                                     ユーロ (円/€)   130    128
   1.連結業績概要
【配当について】
 • 配当につきましては、継続的かつ安定的に実施していくことを基本としつつ、財政状態、業績の動向、
   先行きの資金需要等を総合的に考慮して決定することとしております。
 • この方針のもと、当期の期末配当につきましては、1株につき10円(年間20円)とする方針を決議し
   ております。(2月5日に公表済み)




<配当実績>
                15年度              16年度              17年度         18年度(予定)
         中間      期末          中間    期末          中間    期末         中間   期末
 配当金額
          2.0      -   2.0    -      -     -    -     30   30    10   10    20
 (円/株)


注)2016年10月1日を効力発生日として、10株を1株に併合する株式併合を実施。




                                         -4-
2.セグメント別売上高・経常損益
セグメント別売上高・経常損益
                                                       (億円)
                         17年度          18年度          前期比

                          ①             ②            ②-①
   鉄鋼        売上高              7,155         7,539      +384
            経常損益                173            47      △125
            (内 在庫評価影響)          (90)          (35)     (△55)
   溶接        売上高                805           839          +33
            経常損益                 49            36          △12
  アルミ・銅      売上高              3,495         3,590          +94
            経常損益                118          △15       △133
            (内 在庫評価影響)          (60)          (20)     (△40)
   機械        売上高              1,613         1,714      +101
            経常損益                 23            12          △11
 エンジニアリング    売上高              1,228         1,517      +289
            経常損益                 69            65          △3
  建設機械       売上高              3,645         3,860      +214
            経常損益                219           255          +35
   電力        売上高                721           761          +39
            経常損益                 79           △3           △82
   その他       売上高                688           420      △268
            経常損益                 54            23          △30
   調整額       売上高              △543          △525           +17
            経常損益              △75            △75            +0
   合計        売上高           18,811        19,718        +907
            経常損益                711           346      △365
                                            -5-
2.セグメント別売上高・経常損益
2018年度連結決算(セグメント別)
    鉄鋼
 • 鋼材の販売数量は、国内の自動車向けを中心に需要が堅調に推移したものの、設備トラブル、台風など
   の自然災害の影響などから前期を下回った。
 • 鋼材の販売価格は、主原料価格上昇の影響などを踏まえて価格改善に努めたことなどから、前期を上
   回った。
 • 経常損益については、上工程の集約による収益改善策が進捗したものの、鋼材の販売数量の減少や、
   設備トラブルによる保全費の増加、物流費の増加などに加え、在庫評価影響が悪化したことなどから、減
   益となった。
                                          (億円)
                 17年度        18年度        前期比
                  ①           ②          ②-①
      売上高          7,155      7,539       +384 <差異分析>
     経常損益             173          47     △125 ○17年度 173億円 → 18年度 47億円
   (内 在庫評価影響)         (90)        (35)    (△55)                                            (億円)
                                                          増 益 要 因                減 益 要 因
                                                   生産・出荷            +115  原料価格             △ 195
                                                   総コスト削減           +45  在庫評価影響※           △ 55
 <生産・販売状況(単体)>
                                                   連結子会社・持分法         +5  その他               △ 40
    粗鋼生産量         746万t       691万t      △55万t          合    計      +165   合    計          △ 290
    鋼材販売量         597万t       562万t      △35万t     ※在庫評価影響には総平均計算による影響および低価法影響を含む。

    鋼材輸出比率
                  27.2%       24.9%      △2.3%
    (金額ベース)
  鋼材販売単価(千円/t)        81.5        86.1     +4.6


                                                  -6-
2.セグメント別売上高・経常損益
2018年度連結決算(セグメント別)
    溶接
 • 溶接材料の販売数量は、東アジアを中心とした造船向けの需要が減少したものの、海外において自動車向け需
   要が増加したことなどから、前期を上回った。
 • 経常損益については、原材料のコストアップの影響などにより減益となった。
                                         (億円)
                17年度        18年度        前期比
                 ①           ②          ②-①
      売上高            805         839      +33
     経常損益             49          36      △12

  アルミ・銅
 • アルミ圧延品について飲料用缶材向けを中心に販売数量が減少したものの、地金価格の上昇に伴う販売価格
   の上昇などにより、増収となった。
 • 経常損益については、アルミ圧延品の販売数量の減少に加え、エネルギーコストや固定費(労務費など)の増
   加、在庫評価影響(益)の縮小などにより悪化した。
                                         (億円)
                17年度        18年度        前期比
                 ①           ②          ②-①
      売上高          3,495     3,590        +94
     経常損益            118      △15        △133
   (内 在庫評価影響)        (60)        (20)    (△40)
 <販売状況>
   アルミ圧延品販売量     363千t       345千t      △18千t
    銅板条販売量         60千t      59千t        △1千t
    銅管販売量          82千t      85千t        +3千t -7-
2.セグメント別売上高・経常損益
2018年度連結決算(セグメント別)
    機械
• 樹脂機械や圧縮機などを中心に大口案件の売上を計上したことなどから増収となったものの、海外子会
  社における案件の採算性の低下などから減益となった。
                                       (億円)
              17年度         18年度       前期比
               ①            ②         ②-①
     売上高           1,613    1,714      +101
     経常損益            23         12      △11


 <受注高>                                 (億円)
              17年度         18年度       前期比
                ①            ②        ②-①
      国内            625         612     △13
      海外            885     1,104      +219
      合計           1,511    1,717      +206


 <受注残高>                                (億円)
              17年度         18年度       前期比
                ①            ②        ②-①
      国内            412         432     +20
      海外            992     1,133      +141
      合計           1,404    1,566      +161


                                              -8-
2.セグメント別売上高・経常損益
2018年度連結決算(セグメント別)
 エンジニアリング
• 新鉄源プラントや廃棄物処理案件などの進捗差などから増収となったものの、案件の構成差などにより減
  益となった。              (億円)
              17年度         18年度       前期比
                ①           ②         ②-①
     売上高           1,228     1,517      +289
     経常損益            69         65       △3

 <受注高>                                 (億円)     <受注残高>                            (億円)
              17年度         18年度       前期比                    17年度      18年度      前期比
                ①            ②        ②-①                      ①         ②       ②-①
      国内          806          905      +99           国内         979     1,042     +62
      海外            386         321     △65           海外        855        651    △203
      合計           1,192     1,226       +33          合計       1,834     1,693    △140
 注)神鋼環境ソリューションの水処理/ごみ処理等に関する長期運転維持管理業務は単年度売上額を受注額として集計



 参考)長期運転維持管理業務の受託を含めた場合

 <受注高>                                 (億円)     <受注残高>                            (億円)
              17年度         18年度       前期比                    17年度      18年度      前期比
                ①            ②        ②-①                      ①         ②       ②-①
     受注/受託      1,102        1,491      +389         受注/受託     2,769     2,973     +204




                                               -9-
2.セグメント別売上高・経常損益
2018年度連結決算(セグメント別)
  建設機械
 • 油圧ショベルの販売台数は、欧州、中国を中心に需要が堅調に推移したことなどから前期を上回った。
 • クローラクレーンの販売台数は、クレーン倒壊事故の影響により国内では減少したものの、東南アジアなど
   の需要が堅調に推移したことなどから、前期並みとなった。
 • 経常損益については、油圧ショベルの販売台数の増加に加え、中国油圧ショベル事業における滞留債権
   の回収を進めたことに伴い引当金を取り崩したことなどから、クレーン倒壊事故の影響はあったものの、増益
   となった。
                                       (億円)
              17年度         18年度       前期比
               ①            ②         ②-①
     売上高           3,645    3,860      +214
     経常損益           219         255     +35




    電力
 • 石炭価格の上昇により増収となったものの、経常損益については、神戸の新規発電プロジェクトの資金調
   達に伴う一過性の費用の発生や、既存発電所での保全費増加などにより悪化した。
                                       (億円)
              17年度         18年度       前期比
               ①            ②         ②-①
     売上高            721         761     +39
     経常損益            79         △3     △82

                                            -10-
   参考情報
【特別損益について】
                                                   (億円)

             18年度                   主な内容

 投資有価証券売却益      314 神鋼不動産(株)の株式の75%を譲渡したことに伴う利益

 子会社化関連損益           48 神鋼鋼線工業(株)を子会社化したことに伴う利益

  特別利益          363
                      当社のチタン鍛造品用製造資産及び産業機械事業におけるスウェーデ
   減損損失        △139 ン子会社に係るのれんなどについての減損損失

                      台風(20号、21号、24号)、西日本豪雨及び大阪北部地震などに
  災害による損失      △33 伴うたな卸資産の毀損などによる損失

                      品質不適切行為により、お客様などで発生した検査に係る補償等への
 顧客補償等対応費用     △25 対応費用

  環境対策費用       △21 PCB廃棄物の処理費用など

  特別損失         △220
  特別損益          143
                          -11-
      参考情報
【フリーキャッシュフローおよび設備投資の状況】
<フリーキャッシュフロー>
                                                   (億円)
                   17年度       18年度         前年比増減
                     ①          ②               ②-①
   営業キャッシュフロー        1,918         723          △ 1,195

   投資キャッシュフロー      △ 1,607     △ 109            +1,498
  プロジェクトファイナンス除く
    フリーキャッシュフロー
                        311        614            +302

  プロジェクトファイナンス含む
    フリーキャッシュフロー
                        292        385             +92

  プロジェクトファイナンス除く
     現預金残高
                     1,582     1,926              +343


<設備投資の状況>
                                                   (億円)
                   17年度       18年度         前年比増減
                    ①          ②                ②-①
   設備投資計上額           1,286     1,334               +48
   設備投資支払額           1,366     1,324              △ 41

     減価償却費           1,020     1,025                  +5
                                         -12-
    参考情報
【財務指標】
                    2017年度          2018年度
                      実績              実績
              ※1
      ROS                3.8%            1.8%

   1株当たり当期純損益          174.43円         99.20円
              ※2
     有利子負債            7,260億円         7,242億円
              ※3                             ※4
     D/Eレシオ             0.98倍           0.98倍
              ※5
      ROA                3.1%            1.5%
              ※6
      ROE                8.9%            4.8%

 ※1:売上高経常利益率
 ※2:有利子負債は、IPPプロジェクトファイナンスを含まない
 ※3:D/Eレシオ=有利子負債(IPPプロジェクトファイナンス含まない)/自己資本
 ※4:2019年度分借入金の前倒し調達(921億円)含む
     前倒し調達除く2018年度D/Eレシオ:0.85倍
 ※5:経常損益/総資産
 ※6:親会社株主に帰属する当期純損益/自己資本
                             -13-
    参考情報
<参考資料>【鉄鋼】四半期別鋼材生産・販売(単体)
                                           17年度 実績


                  1Q      2Q      上期         3Q      4Q      下期      年度

粗鋼生産量    (万t)       194     200     394        180     172     352     746

鋼材販売量    (万t)       152     152     304        153     140     293     597

鋼材販売単価   (千円/t)    80.8    82.2     81.5      81.5    81.5    81.5    81.5

鋼材輸出比率(金額ベース)     27.1%   25.7%   26.4%      29.3%   26.6%   28.0%   27.2%


                                           18年度 実績


                  1Q      2Q      上期         3Q      4Q      下期      年度

粗鋼生産量    (万t)       172     166      339       169     183     352     691

鋼材販売量    (万t)       139     132      271       149     143     291     562

鋼材販売単価   (千円/t)    83.5    87.0     85.2      87.4    86.4    86.9    86.1

鋼材輸出比率(金額ベース)     25.9%   25.5%    25.7%     25.0%   23.1%   24.1%   24.9%

                                  -14-
          参考情報
<参考資料>【財務戦略】
                    基本方針                                               キャッシュ対策
 素材系・機械系事業の成長に向けた大                                  財務規律を維持しながら着実に成長投資
  型戦略投資、及び事業基盤を支える定                                   を実施すべく、1,000億円規模のキャッシュ
  常投資は、原則として事業キャッシュフロー                                対策を実施中
  にて賄う
 D/Eレシオ 1倍以下を堅持                                           16~18年度実施済みキャッシュ対策
                                                            運転資金改善190億円,資産・事業売却910億円等
                                                            合計 約1,100億円


              《フリーキャッシュフロー》                                     《有利子負債残高・D/Eレシオ》
           : 営業キャッシュ―フロー                                                                 : プロジェクトファイナンス
           : 投資キャッシュフロー                                                                  : 有利子負債残高
                                                                                         : D/Eレシオ
           : フリーキャッシュフロー
                                1,918             10,000    前倒し調達額     前倒し調達額                             1.60
  1,900                                                      900億円を    1,176億円を               前倒し調達額
                                                   (億円)     除いたDEレシオ   除いたDEレシオ                921億円を
                      1,267
  1,400                                                      0.97倍      1.00倍                 除いたDEレシオ    1.40
           858                            723                                                   0.85倍
   900                                                                   72
                                                   8,000     134                                          1.20
                                 311                                                               ※1
   400
                      △ 52                                                         129
                                                                                    ※1
                                                                                                 361
           △ 180                          614                          1.17倍
                                                            1.10倍                                         1.00
 △ 100

 △ 600                                                                            0.98倍          0.98倍
                                         △ 109     6,000                                                  0.80

△ 1,100
          △ 1,038                                           7,760      7,896                              0.60
△ 1,600              △ 1,319                                                      7,260         7,242
                               △ 1,607             4,000                                                  0.40
△ 2,100
 (億円)     2015年度     2016年度    2017年度    2018年度             2015年度     2016年度     2017年度        2018年度



                                                   -15-