5406 神戸鋼 2021-05-11 15:30:00
2020年度 決算説明資料 [pdf]

2020年度
決算説明資料



2021年5月11日
株式会社 神戸製鋼所
証券コード 5406
                    P2




1.   2020年度 業績概要
2.   2021年度 業績見通し
3.   参考情報
                   P3




1.   2020年度 業績概要
             2020年度 業績概要                                                          P4

新型コロナウイルス感染症の拡大影響(以下コロナ影響)により経済環境は大幅に悪化
 売上高・・・・自動車や航空機、建築向けを中心に販売数量が減少し、減収
 経常損益・・鉄鋼アルミ、素形材、建設機械を中心とした収益改善、真岡発電所の稼働などにより改善
                                                                       (単位:億円)
                          2019年度実績                   2020年度実績                増減
                     上期       下期       ①        上期      下期        ②         ②-①
     売上高             9,444    9,253   18,698    7,764   9,291   17,055     △1,642
    営業損益               74       24         98   △271     575       303       +205
    経常損益               14      △95      △80     △352     514       161       +242
    在庫評価影響を除く           29     △90      △60     △247      449      201        +262

    特別損益 ※            △41     △533     △574      136    △110          25     +600
 親会社株主に帰属する
                      △62     △617     △680     △152     384       232       +912
   当期純損益
            2019年度   2020年度        ※特別損益の内訳                     2019年度     2020年度
                                      特別利益      固定資産売却益              ー        99億円
USドル(円/$)    109       106
                                                段階取得に係る差益            ー        32億円
中国元(円/元)     15.6      15.7                     投資有価証券売却益         75億円        29億円
ユーロ(円/€)     121       124             特別損失     固定資産減損損失        △499億円      △135億円
                                                投資有価証券評価損       △150億円            ー
                                   特別損益                         △574億円        25億円
                 2020年度 業績概要(経常損益 差異内訳)                     P5

(億円)




       数量構成
        △620


       鉄鋼・減産
       コストアップ
        △60




                                 ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
               2020年度 業績概要(セグメント別)                                               P6


【売上高】                       (単位:億円)      【経常損益】                       (単位:億円)
            2019年度    2020年度    増減                   2019年度     2020年度     増減
              実績        実績                             実績         実績

              ①         ②       ②-①                    ③          ④        ④-③
  鉄鋼アルミ       7,802     6,963    △839      鉄鋼アルミ       △165       △226      △61

   素形材        2,971     2,381    △589      素形材         △252       △121     +131

   溶接          837       700     △137       溶接             29         17    △11

   機械         1,659     1,753     +93       機械             96      114      +18

 エンジニアリング     1,415     1,361     △53     エンジニアリング         57         44    △13

  建設機械        3,608     3,331    △276      建設機械            75      127      +52

   電力          756       804      +47       電力             89      206     +117

   その他         336       278      △58       その他            33         42     +8

   調整額        △689      △517     +172      調整額          △44        △43       +1

   合計        18,698    17,055   △1,642      合計          △80        161     +242
           株主還元                                        P7


➢ 配当につきましては、継続的かつ安定的に実施していくことを基本としつつ、財政状態、業績の動向、先行きの
  資金需要などを総合的に考慮して決定することとしております。(配当性向の目安は、親会社株主に帰属する
  当期純利益(連結)の15%~25%としております)

➢ この方針のもと、当期の期末配当につきましては、親会社株主に帰属する当期純損益が4月5日公表時の見
  通しに比べ増益となったことを踏まえ、1株につき5円とする方針を変更し、1株につき10円とする方針を決議
  いたしました。
  (業績の詳細についてはP34を参照下さい。)


                  2019年度             2020年度
             中間     期末          中間    期末
   配当金額
              -     -      -     -       10      10
   (円/株)
   配当性向                                       15.6%
            2020年度 業績概要 【鉄鋼アルミ】                                          P8



                                                                    (単位:億円)
                     2019年度実績                2020年度実績                  増減
                上期      下期      ①       上期       下期        ②           ②-①
     売上高        3,300   3,200   6,500   2,452    3,186     5,638       △862
鉄    経常損益         △3     △84     △88    △404      171      △233        △145
鋼
    在庫評価影響を除く     △3     △84     △88    △319       111     △208         △120

     売上高         659     641    1,301    659      664      1,324        +23
ア
ル    経常損益        △42     △34     △77     △14       20          6        +83
ミ
板   在庫評価影響を除く    △37     △19     △57         0        30       31       +88

     売上高        3,960   3,841   7,802   3,112    3,851     6,963       △839
合    経常損益        △45    △119    △165    △418      192      △226         △61
計
    在庫評価影響を除く    △40    △104    △145    △318       142     △176         △31
                     2020年度 業績概要 【鉄鋼アルミ】(鉄鋼)                        P9

           2019年度△88億円 → 2020年度△233億円(前期比 △145億円)
           ■粗鋼生産:581万t(前期比 △69万t)
           ■販売数量:473万t(前期比 △57万t)
            ・コロナ影響により自動車向けをはじめ全般的に需要が減少
       鉄   ■販売価格:82,300円/t(前期比△4,600円/t)
       鋼    ・主原料価格の下落/輸出価格の下落
           ■損益変動要因
            ・販売数量の減少
            ・歩留向上、安価原料の使用拡大などによる変動費改善
            ・労務費削減、保全工事費圧縮などの緊急施策によるコスト削減
(億円)                                                ※関連データはP37~39




           数量構成
            △320


             減産
           コストアップ
            △60




                                       ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
           2020年度 業績概要 【鉄鋼アルミ】(アルミ板)                        P10

    2019年度 △77億円 → 2020年度 6億円(前期比+83億円)
    ■販売数量:305千t(前期比+6千t)
     ・飲料用缶材向け :堅調に推移
ア    ・IT・半導体向け :データセンター向けなどで増加
ル    ・自動車向け    :減少
ミ
板
    ■損益変動要因
     ・飲料用缶材向け拡販(素材系収益改善)
     ・緊急施策を含むコスト削減
(億円)                                        ※関連データはP38~39




                                ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
             2020年度 業績概要 【素形材】                                            P11

                                                                  (単位:億円)
                   2019年度実績                    2020年度実績              増減
              上期      下期          ①       上期      下期      ②          ②-①
   売上高        1,496   1,474       2,971   1,053   1,327   2,381      △589
  経常損益         △96    △156        △252    △109     △12    △121       +131
 在庫評価影響を除く     △86    △166        △252    △104     △27    △131        +121

                           (億円)


■販売数量
 ・自動車、航空機、造船向けなどで減少

■損益変動要因
 ・コロナ影響による販売数量の減少
 ・アルミサスペンションなどの拡販
 (素材系収益改善)
 ・緊急施策によるコスト削減
 ・前期に減損損失を計上したことによる
  減価償却費の減少
              ※関連データはP38
                                          ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
          2020年度 業績概要 【溶接】                                            P12

                                                              (単位:億円)
                 2019年度実績                 2020年度実績               増減
            上期      下期      ①        上期       下期     ②           ②-①
   売上高       431     406    837       347      352   700         △137
  経常損益        18      10        29        6     11       17       △11


■販売数量
 国内:自動車や建設機械向け需要の減少
 海外:東南アジアなどでの自動車向け需要の減少、造船需要の低迷

■損益変動要因
 ・販売数量の減少
 ・固定費圧縮などによるコスト削減
                                                         ※関連データはP38
          2020年度 業績概要 【機械】                                           P13

                                                             (単位:億円)
                 2019年度実績                 2020年度実績              増減
            上期      下期      ①        上期     下期       ②          ②-①
   売上高       804     855    1,659     864     889    1,753       +93
  経常損益        23      73        96     41      73     114        +18

   受注高       805     711    1,516     506     619    1,126      △389
  受注残高                      1,551                    1,180      △371


■受注高
 ・コロナ影響による設備投資の圧縮・繰り延べを背景に、産業機械・圧縮機ともに減少

■損益変動要因
 ・固定費圧縮などによるコスト削減
              2020年度 業績概要 【エンジニアリング】                                     P14

                                                                 (単位:億円)
                    2019年度実績                 2020年度実績               増減
               上期     下期       ①        上期     下期       ②           ②-①
    売上高         614     800    1,415     560     801    1,361        △53
   経常損益          21      35        57    △6       51        44       △13

    受注高   ※     696     648    1,345     758     376    1,134       △211
   受注残高   ※                    2,911                    2,821        △89

※神鋼環境ソリューションの水処理/ごみ処理等に関する長期運転維持管理業務について、従来は売上時点で受注高として集計。
 当期より、契約の受託時点で受注高として集計する方法に変更したことに伴い、前期の受注高を受託ベースで再集計。

■受注高
 ・前期に水処理関連事業、廃棄物処理関連事業の大型案件が集中

■損益変動要因
 ・コロナ影響による海外案件の工期後ろ倒し
          2020年度 業績概要 【建設機械】                                             P15

                                                                 (単位:億円)
                2019年度実績                     2020年度実績               増減
           上期       下期      ①           上期       下期      ②          ②-①
   売上高      1,978   1,630   3,608       1,618    1,713   3,331      △276
  経常損益        87     △12        75          47     80     127        +52

                                     (億円)


■販売台数
 ・油圧ショベル
   国内:台風19号の影響で販売が落ち込んだ
       前期に比べ増加
   中国:インフラ投資の拡大により増加
   その他:コロナ影響により大きく減少
 ・クローラクレーン
   国内、海外ともにコロナ影響により減少

■損益変動要因
 ・販売台数の減少、競合激化による中国事業の
  採算性低下
 ・緊急施策などによるコスト削減
          2020年度 業績概要 【電力】                                         P16

                                                           (単位:億円)
                 2019年度実績                 2020年度実績            増減
            上期     下期       ①        上期     下期       ②        ②-①
   売上高       354     402    756       370     433    804       +47
  経常損益        16      73        89     81     124    206      +117



■損益変動要因
 ・真岡発電所のフル稼働(1号機:2019年10月/2号機:2020年3月)
 ・冬場の電力需給ひっ迫への対応
 ・神戸発電所1・2号機の減価償却費の減少
                    P17




2.   2021年度 業績見通し
                 2021年度 業績見通し                                                       P18

•   自動車向けを中心とした需要回復の影響や拡販により、販売数量の増加を想定
•   労務施策を中心に緊急収益改善策を一部緩和
•   原料価格上昇などに伴う在庫評価影響、一過性要因による電力事業の業績変化などを想定
•   鉄鉱石価格の高騰、半導体不足、コロナ再感染拡大に伴う需要変化など、業績への影響を注視
                                                                         (単位:億円)
                      2020年度                                                増減
                                                 2021年度見通し
                        実績
                            ①            上期          下期        ②           ②-①
          売上高           17,055               9,100   9,600    18,700       +1,645
          営業損益                  303           200     350          550      +247
          経常損益                  161           150     300          450      +289
        在庫評価影響を除く               201             20     330         350       +149

          特別損益                   25             -         -         -        △25
      親会社株主に帰属する
                                232           100     150          250       +18
        当期純損益
                    2020年度        2021年度
     USドル(円/$)       106              109
     中国元(円/元)        15.7             16.0
     ユーロ(円/€)        124              130
                    2021年度 業績見通し(経常損益 差異内訳)                    P19


(億円)




        数量構成
         +420



         鉄鋼・減産
       コストアップの解消
           +60




                                   ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
              素材系事業の需要見通し                                    P20

(    )は需要変動の影響を受けるユニット

          (鉄鋼、アルミ板、サスペンション、アルミ押出、銅板、鉄粉、溶接)
          上期は2020年度4Q並で推移し、下期から緩やかに増加する見通し。ただし、半導体の供給不
          足による自動車生産への影響が懸念される。
    自動車   《日系自動車メーカー生産台数(海外含む)の想定(2020年度4Q比)》   (2020年度対比)
                      1Q   2Q    3Q     4Q         通期
             2021年度   ー    ー     +5%   +5%         +15%



          (アルミ鋳鍛、チタン)
    航空機
          旅客需要の減少により、今後数年間は市場は低迷すると想定。

          (鉄鋼・鋳鍛鋼・溶接)
    造船
          新規商談の停滞や建造計画の後ろ倒しなどで、厳しい状況が継続すると想定。

          (アルミ板)
    飲料缶
          2020年度に引き続き堅調な需要を想定。

          (アルミ板、銅板)
IT・半導体    データセンター向けディスク材やパソコン・携帯電話向けリードフレーム材など、IT・半導体向けは概
          ね好調。需要は2020年度より増加する見通し。

          (鉄鋼、溶接)
建築土木
          建築分野は需要低迷が継続。2020年度並みの鉄骨需要を想定。
          2021年度 業績見通し(セグメント別売上高)                              P21


【売上高】                                              (単位:億円)
            2020年度
                             2021年度見通し               増減
              実績
              ①         上期      下期       ②           ②-①
  鉄鋼アルミ       6,963     3,950    4,100    8,050      +1,087
   素形材        2,381     1,350    1,450    2,800       +419
   溶接             700    330      360        690       △10
   機械         1,753      790      860     1,650       △103
 エンジニアリング     1,361      600      810     1,410        +49
  建設機械        3,331     1,900    1,700    3,600       +269
   電力             804    310      480        790       △14
   その他            278    110      160        270          △8
   調整額        △517      △240     △320     △560         △43
   合計        17,055     9,100    9,600   18,700      +1,645
          2021年度 業績見通し(セグメント別経常損益)                                P22


【経常損益】                                                (単位:億円)
            2020年度
                              2021年度見通し                 増減
              実績
              ①         上期        下期        ②           ②-①
  鉄鋼アルミ       △226       110       140          250      +476
   素形材        △121       △10           20        10      +131
   溶接              17         0        10        10          △7
   機械             114         0        35        35       △79
 エンジニアリング          44        15        30        45          +1
  建設機械            127        30        40        70       △57
   電力             206        40        60       100      △106
   その他             42         0        30        30       △12
   調整額         △43       △35       △65      △100          △57
   合計             161    150       300          450      +289
            2021年度 業績見通し 【鉄鋼アルミ】                                    P23


                                                            (単位:億円)
                2020年度                                        増減
                                    2021年度見通し
                  実績
                  ①        上期          下期         ②           ②-①
     売上高          5,638    3,200        3,400     6,600        +962
鉄    経常損益         △233      105          120          225      +458
鋼
    在庫評価影響を除く      △208     △20             160       140       +348

     売上高          1,324     750          700      1,450        +126
ア
ル    経常損益             6         5           20         25       +19
ミ
板   在庫評価影響を除く         31        0            15        15       △16

     売上高          6,963    3,950        4,100     8,050       +1,087
合    経常損益         △226      110          140          250      +476
計
    在庫評価影響を除く      △176     △20             175       155       +331
           2021年度 業績見通し 【鉄鋼アルミ】(鉄鋼)                             P24

    2020年度 △233億円→2021年度 225億円(2020年度比+458億円)
    ■粗鋼生産:660万t程度(2020年度比+79万t)
    ■販売数量:540万t程度(2020年度比+67万t)
     ・自動車向けを中心に需要が回復
鉄
鋼
    ■損益変動要因
     ・販売数量の増加、在庫評価影響好転などにより改善
     ・原料価格上昇分の販売価格への転嫁に注力
     ・労務施策などの一部解除があるも、固定費を中心にコスト削減を継続
    (億円)                                        ※関連データはP37~39




                       数量構成
                        +310

                          減産
                      コストアップの解消
                          +60


                                   ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
         2021年度 業績見通し 【鉄鋼アルミ】(アルミ板)                        P25

  2020年度 6億円→2021年度 25億円(2020年度比+19億円)       ※関連データはP.XX
  ■販売数量:350千t程度(2020年度比+45千t)
ア  ・飲料用缶材、IT・半導体向けは堅調、自動車パネル材の拡販を計画
ル
ミ
板 ■損益変動要因
  ・販売数量増加、在庫評価影響の好転などにより増益
  ・自動車パネル材製造設備の稼働による減価償却費増加
                                               ※関連データはP38
  (億円)




                              ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
         2021年度 業績見通し 【素形材】                                        P26

                                                        (単位:億円)
             2020年度                                       増減
                                 2021年度見通し
               実績
               ①        上期          下期         ②          ②-①
  売上高          2,381     1,350       1,450     2,800        +419
  経常損益         △121       △10            20        10       +131
 在庫評価影響を除く      △131      △10            15         5       +136
                             (億円)



■販売数量
 ・造船や航空機向け需要は引き続き低迷
 ・自動車、半導体向け需要回復により全体では
  増加

■損益変動要因
 ・販売数量増加などにより改善
                   ※関連データはP38



                                     ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
         2021年度 業績見通し 【溶接】                                            P27

                                                         (単位:億円)
           2020年度                                           増減
                                 2021年度見通し
             実績
              ①         上期          下期        ②             ②-①
   売上高            700    330          360         690         △10
  経常損益             17        0           10        10            △7



■販売数量
 ・造船向け需要は引き続き低調
 ・自動車向けの需要回復により全体では増加

■損益変動要因
 ・溶接システムの売上減少などにより減益
                                                        ※関連データはP38
         2021年度 業績見通し 【機械】                                         P28

                                                         (単位:億円)
            2020年度                                         増減
                                 2021年度見通し
              実績
              ①         上期          下期          ②          ②-①
   売上高        1,753      790          860       1,650       △103
  経常損益            114        0           35         35       △79

   受注高        1,126                           1,600程度     +470程度



■受注高
 ・自動車、電機・半導体分野の需要回復による増加

■損益変動要因
 ・2020年度の産業機械 ・圧縮機の受注減少により減益
         2021年度 業績見通し 【エンジニアリング】                                    P29

                                                        (単位:億円)
           2020年度                                         増減
                                2021年度見通し
             実績
             ①        上期           下期          ②          ②-①
   売上高        1,361    600           810       1,410        +49
  経常損益           44        15           30         45          +1

   受注高        1,134                          1,800程度     +670程度



■受注高
 ・還元鉄関連事業をはじめ、新規海外案件の受注により増加

■損益変動要因
 ・売上高は増加する一方、案件構成差により2020年度並みと想定
          2021年度 業績見通し 【建設機械】                                        P30

                                                           (単位:億円)
            2020年度                                           増減
                                   2021年度見通し
              実績
               ①         上期           下期          ②          ②-①
  売上高          3,331     1,900            1,700   3,600       +269
  経常損益             127        30            40        70       △57

                                   (億円)


■販売台数
・海外での需要回復


■損益変動要因
・開発費、経費などの増加
・競争激化に伴う中国事業の採算性の低下など
 により、減益
         2021年度 業績見通し 【電力】                                        P31

                                                        (単位:億円)
           2020年度                                         増減
                                 2021年度見通し
             実績
             ①         上期           下期        ②           ②-①
   売上高           804    310           480         790       △14
  経常損益           206        40           60       100      △106




■損益変動要因
 ・真岡発電所の稼働日数が法定点検の実施により減少
 ・2020年度における電力需給ひっ迫対応の一過性影響の反動で減益
                         キャッシュフローの状況                                                                             P32

   ■2020年度実績
     • 棚卸資産の削減など運転資金改善、資産売却、設備投資の繰り延べなどにより1,350億円程度のキャッシュ
       フロー改善策を実現。
     • 最優先課題と位置付けたD/Eレシオ1倍以下を達成。(前倒し調達額1,862億円を除く)

   ■2021年度見通し
     • 新規の設備投資、投融資の厳選を継続。
     • 新設した「事業ポートフォリオ管理委員会」にて、キャッシュフロー計画のモニタリング強化を実施。
     • 財務基盤の立て直しに注力し、D/Eレシオは0.8倍程度を計画。
                   《フリーキャッシュフロー》                                          《有利子負債残高・D/Eレシオ》
          営業キャッシュフロー              投資キャッシュフロー                              外部負債残高             D/Eレシオ
                                                      (億円)                                                       (倍)
                                                                                    前倒し調達額
          フリーキャッシュフロー                                 10,000                         621億円を    前倒し調達額            1.4
 (億円)                              2,100                       前倒し調達額               除いたDEレシオ   1,862億円を
                                                                                               除いたDEレシオ
  1,900                                      1,400
                                                                921億円を               1.10倍                       1.3
                                                       9,000   除いたDEレシオ
                                                                            1.19                 0.84倍
             723                                                0.85倍
  1,400                             1,281                                                                        1.2
                        214                                                               1.11
   900       614                                       8,000
                                                                                                                 1.1
   400                                                          0.98
                                              0        7,000                                                     1
 △ 100
                                                                                                      0.8程度
                        △ 1,120                                                                                  0.9
 △ 600                                                 6,000                             7,857
                                                                            7,844                                0.8
△ 1,100     △ 109
                                                       5,000    7,242                                    6,000
                                   △ 819                                                                         0.7
△ 1,600              △ 1,334                △ 1,400
△ 2,100                                                4,000                                                     0.6
           2018年度    2019年度       2020年度    2021年度             2018年度      2019年度      2020年度         2021年度
                                              見通し                                                       見通し
 ※フリーキャッシュフローおよびD/Eレシオに、プロジェクトファイナンスは含まない
         P33




3.参考情報
          2020年度 業績概要(4月公表→実績)                                   P34

■4月5日適時開示からの変化
 【経常損益】
  ・コスト削減の進展、需要回復により素材系事業中心に改善
 【親会社株主に帰属する当期純損益】
  ・繰延税金資産の計上額が増加したことにより増益


                                                     (単位:億円)

                            2020年度                   増減
                  2月公表      4月公表      実績       ③-②        ③-①
                    ①         ②        ③
        売上高        16,900    17,000   17,055    +55       +155

       営業損益          100       230      303     +73       +203

       経常損益         △100        60      161    +101       +261

    親会社株主に帰属する
                       0        70      232    +162       +232
      当期純損益
             2020年度 業績セグメント別(2月公表→実績)                                    P35

・コスト削減の進展、需要回復による素材系事業の改善
・電力需給ひっ迫への対応
・半導体不足影響などのリスクが顕在化せず

【売上高】                    (単位:億円)      【経常損益】                 (単位:億円)
                     2020年度                               2020年度
            2月公表      実績       増減                 2月公表     実績      増減
              ①       ②        ②-①                  ③      ④       ④-③
  鉄鋼アルミ      6,900     6,963    +63     鉄鋼アルミ      △320     △226    +94
  素形材        2,300     2,381    +81     素形材        △135     △121    +14
   溶接         680       700     +20      溶接          10       17     +7

   機械        1,790     1,753    △37      機械         100      114    +14

 エンジニアリング    1,360     1,361     +1    エンジニアリング      20       44    +24

  建設機械       3,300     3,331    +31     建設機械         80      127    +47

   電力         740       804     +64      電力         160      206    +46

   その他        260       278     +18      その他         20       42    +22

  調整額        △430      △517     △87     調整額        △35      △43      △8

   合計       16,900    17,055   +155      合計        △100      161   +261
             2020年度 経常損益 差異内訳(2月公表→実績)                       P36


(億円)


                     580   580
       600
              400   250    250
       400
              200
       200          330    330
              200
        0
              期初    2月公表   実績

         緊急収益改善     素材系事業の収益改善




                                 ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
                     データ                                                                        P37

                                       2019年度                          2020年度
                               上期        下期            年度      上期       下期       年度
         全   国   粗   鋼(万t)     5,066      4,776        9,843   3,709     4,570    8,279
         全 国 在 庫 水 準(万t)        594         579         579     516       507    3月末速報

         薄 板 3 品 在 庫 水 準(万t)    444         439         439     367       352    3月末速報

         国内自動車生産台数(万台)          482         467         949     335       459       794



($/トン)                                            (千円/トン)
                 鉄鉱石(粉鉱)                                       鋼材単価
300                                               95
                 原料炭(強粘炭)
                                                  90
250
                                    122程度
                                     (4Q)         85
200
                                                  80
150
                                                  75
100                                                                                      86.5
                                                  70                                     (4Q)
 50                                    155程度
                                        (1Q)      65

  0                                               60
        3Q
        2Q
        3Q
        4Q

        2Q
        3Q
        4Q

        2Q

        4Q

        2Q
        3Q
        4Q

        2Q
        3Q
        4Q
      161Q




      171Q




      181Q




      191Q




      201Q




      211Q




                                                         2Q
                                                         3Q
                                                         4Q

                                                         2Q
                                                         3Q
                                                         4Q

                                                         2Q
                                                         3Q
                                                         4Q

                                                         2Q
                                                         3Q
                                                         4Q

                                                         2Q
                                                         3Q
                                                         4Q
                                                       161Q




                                                       171Q




                                                       181Q




                                                       191Q




                                                       201Q
                 データ                                                                    P38
                           2019年度実績                2020年度実績              2021年度見通し
                      上期      下期      通期      上期      下期      通期       上期      下期      通期
粗鋼生産量 ※      (万t)      339     311     650     248     333     581    330程度   330程度   660程度
鋼材販売量        (万t)      273     257     530     204     269     473    270程度   270程度   540程度
 (うち、国内)              (200)   (193)   (393)   (143)   (201)   (344)
 (うち、輸出)               (73)    (64)   (137)    (61)    (68)   (129)
鋼材販売単価       (千円/t)    86.7    87.1    86.9    79.1    84.7    82.3
鋼材輸出比率
                      25.4%   23.4%   24.4%   25.0%   23.1%   23.9%
 (金額ベース)
アルミ板販売数量     (千t )     152     147     299     152     153     305    180程度   170程度   350程度
 (うち、国内)              (122)   (115)   (237)   (121)   (114)   (236)
 (うち、海外)               (30)    (32)    (62)    (30)    (38)    (69)
アルミ押出販売数量    (千t )      17      17      34      12      18      31    19程度    19程度    38程度
 (うち、国内)               (16)    (16)    (33)    (12)    (17)    (29)
 (うち、海外)                (1)     (1)     (1)     (0)     (1)     (1)
銅板販売数量       (千t )      26      27      53      19      30      48    29程度    29程度    58程度
銅管販売数量       (千t )      44      38      82      32      35      67    36程度    36程度    72程度
溶接材料販売数量     (千t )     148     140     288     120     121     242    120程度   130程度   250程度
 (うち、国内)               (65)    (60)   (125)    (49)    (51)   (100)
 (うち、海外)               (83)    (80)   (163)    (71)    (70)   (142)
※高砂製作所の電炉の生産数量を含む。
           データ                                                                       P39


鉄鋼                                                                 (単位:億円)
                2019年度実績                             2020年度実績
           上期       下期       通期       上期       3Q        4Q        下期       通期
     鉄鉱石    25       △5       20           5        20        10     30      35
     石炭    △15      △10      △25      △15            5         0        5   △10
キャリーオーバー    10      △15       △5      △10           25    10        35       25


     総平均        5    20       25           5   △45       △15       △60      △55
     低価法    △5      △20      △25      △90       100           20    120      30
在庫評価影響          0        0        0   △85           55        5     60      △25



アルミ板                                                               (単位:億円)
                2019年度実績                             2020年度実績
           上期       下期       通期       上期       3Q        4Q        下期       通期
  総平均       △5      △15      △20      △15       △5        △5       △10      △25
  低価法           0        0        0        0        0         0         0        0
在庫評価影響      △5      △15      △20      △15       △5        △5       △10      △25
    2020年度 業績(上期→下期)                                  P40


【経常損益】                                   (単位:億円)
                      2020年度実績             増減
            上期          下期                 ②-①
            ①           ②
  鉄鋼アルミ     △418          192     △226      +611
   素形材      △109          △12     △121       +97
   溶接             6          11     17           +4
   機械            41          73    114       +31
 エンジニアリング        △6          51     44       +57
  建設機械           47          80    127       +32
   電力            81       124      206       +42
   その他            7          35     42       +28
   調整額           △1       △41     △43        △39
   合計       △352          514      161      +867
        2020年度 業績分析 【鉄鋼】                                    P41

   【経常損益】                           (単位:億円)
                       2020年度実績
               上期         下期          通期
        鉄鋼      △404          171      △233


                       +575
(億円)




                                ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
        2020年度 業績分析 【アルミ板】                                 P42

   【経常損益】                          (単位:億円)
                       2020年度実績
               上期        下期          通期
       アルミ板      △14          20          6


                       +34
(億円)




                               ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
        2020年度 業績分析 【素形材】                                  P43

   【経常損益】                          (単位:億円)
                       2020年度実績
               上期        下期          通期
       素形材      △109         △12      △121


                       +97
(億円)




                               ※在庫評価影響には、総平均計算による影響および低価法影響を含む
            フリーキャッシュフローと設備投資の状況                                         P44

                                                                (単位:億円)
                  2019年度      2020年度      2021年度
                                                             増減
                    実績          実績         見通し
                    ①           ②           ③          ②‐①        ③‐②
    営業キャッシュフロー          214     2,100       1,400      +1,886      △700
    投資キャッシュフロー     △1,334       △819       △1,400       +515       △581
プロジェクトファイナンスを除く
  フリーキャッシュフロー
                   △1,120       1,281              0   +2,402     △1,281

プロジェクトファイナンスを含む
  フリーキャッシュフロー
                   △1,919           529     △650       +2,448     △1,179

プロジェクトファイナンスを除く
    現預金残高
                     1,349      3,018       1,150      +1,669     △1,868

                                                                (単位:億円)
                  2019年度      2020年度      2021年度
                                                             増減
                    実績          実績         見通し
                    ①           ②           ③          ②‐①        ③‐②
  設備投資:計上額          2,398       1,850       1,500       △547       △350
  設備投資:支払額          2,453       1,732       1,800       △721        +68

    減価償却費           1,053       1,008       1,050        △44        +42
                【財務指標】                                                        P45


                        2018年度        2019年度         2020年度        2021年度
                          実績            実績             実績           見通し

    1株当たり当期純損益              99.20円    △187.55円            64.05円     68.92円

      有利子負債              7,603億円          9,066億円        9,878億円   8,600億円
  プロジェクトファイナンスを除く
      有利子負債
                         7,242億円          7,844億円        7,857億円   6,000億円

       D/Eレシオ   ※1     ※2   0.98倍    ※3     1.19倍   ※4     1.11倍    0.8倍程度

         ROS    ※5           1.8%          △0.4%            0.9%       2.4%

         ROA    ※6           1.5%          △0.3%            0.6%       1.7%

         ROE    ※7           4.8%          △9.7%            3.4%       3.5%

        ROIC    ※8           2.8%            0.9%           1.1%       2.6%

※1:D/Eレシオ=有利子負債(IPPプロジェクトファイナンス含まない)/自己資本
※2:前倒し調達(921億円) 含む。前倒し調達除く2018年度D/Eレシオ:0.85倍
※3:前倒し調達(621億円) 含む。前倒し調達除く2019年度D/Eレシオ:1.10倍
※4:前倒し調達(1,862億円)含む。前倒し調達除く2020年度D/Eレシオ:0.84倍
※5:売上高経常利益率
※6:経常損益/総資産
※7:親会社株主に帰属する当期純損益/自己資本
※8:税引後事業利益/投下資本
グループ企業理念   P46
                                            P47


          将来見通しに関する注意事項
◆ 本日のプレゼンテーションの中には、弊社の予想、確信、期待、意向および戦略
  など、将来の予測に関する内容が含まれています。これらは、弊社が現在入手可
  能な情報による判断および仮定に基づいており、判断や仮定に内在する不確定
  性および今後の事業運営や内外の状況変化による変動可能性など様々な要因
  によって、実際に生じる結果が予測内容とは実質的に異なってしまう可能性があり
  ます。弊社は、将来予測に関するいかなる内容についても、改訂する義務を負うも
  のではありません。

◆ 上記の不確実性および変動の要因としては、以下に挙げる内容を含んでいます。
  また、要因はこれらに限定されるわけではありません。
     主要市場における経済情勢および需要・市況の変動
  •   主要市場における政治情勢や貿易規制等各種規制
  •   為替相場の変動
  •   原材料のアベイラビリティや市況
  •   競争企業の製品・サービス、価格政策、アライアンス、M&Aなどの事業展開
  •   弊社の提携関係に関する提携パートナーの戦略変化