5406 神戸鋼 2020-08-06 15:30:00
2021年3月期 第1四半期 補足資料 [pdf]

2020年度第1四半期
決算説明資料



2020年8月6日
株式会社 神戸製鋼所
証券コード 5406
                        P2




1.   2020年度第1四半期 業績概要
2.   2020年度 業績見通し
3.   参考情報
                        P3




1.   2020年度第1四半期 業績概要
           2020年度第1四半期 業績概要                                               P4

新型コロナウイルス感染症の世界的拡大の影響(以下、コロナ影響)を受け、前年同期比で減収減益となった。
・売上高・・・・鉄鋼アルミ、素形材、建設機械を中心に減収
・経常損益・・機械、電力は増益も、鉄鋼アルミ、素形材、建設機械を中心に減益
・特別損益・・固定資産売却益などを計上
                                                     (単位:億円)
                           2019年度      2020年度
                                                       増減
                             1Q          1Q
                             ①            ②            ②-①
           売上高                4,644        3,741         △903
           営業損益                   27       △198          △226
           経常損益                  △5        △230          △225
         在庫評価影響を除く               △10          △135       △125

           特別損益                   -       ※    160       +160
       親会社株主に帰属する
                                 △11       △131          △120
         四半期純損益
      ※:固定資産売却益     97億円
                                                      2019年度1Q   2020年度1Q
        段階取得に係る差益   32億円
        投資有価証券売却益   31億円               USドル(円/$)        110        108
                                       中国元(円/元)         16.1       15.2
                                       ユーロ(円/€)         123        118
                2020年度第1四半期 業績概要 【全社】                                       P5

【経常損益差異内訳(億円)】

  2019年度                                                             2020年度
     1Q                                                                1Q
     △5
                                          固定資産
               数量
               構成                         減損影響
               △255                      (償却費減)                      △230
                                素材系の
               コスト       緊急     収益改善
                                           +10
                他        収益                                    その他
               △30                 +50            △100
                         改善
               連子・
                                                               +65
               持分法                                       △25
               △15        +75                     在庫評価
                                    鉄鋼アルミ:+40      影響    連子・
              コロナ影響                 素形材:+10
                                                         持分法
鉄鋼アルミ:△195     △300
素形材:△25
溶接:△10
機械:△5                 鉄鋼アルミ:+40
エンジニアリング: -           素形材:+5
建設機械:△55              建設機械:+15
電力:-                  その他・調整:+15
その他・調整:△10
               2020年度第1四半期 業績概要(セグメント別売上高・経常損益)                                 P6


                                                                      (単位:億円)
        2019年度      2020年度                        2019年度      2020年度
                                増減                                        増減
売上高       1Q          1Q                  経常損益      1Q          1Q
          ①           ②         ②-①                 ③           ④         ④-③
鉄鋼アルミ     1,998       1,495     △502      鉄鋼アルミ      △11        △258      △247
素形材           748         567   △180      素形材        △35         △57       △21
 溶接           211         180    △31       溶接             8           2     △5
 機械           399         407        +8    機械             8          21    +13
エンジニア                                     エンジニア
              284         260    △23                      8           9        +1
 リング                                       リング
建設機械          957         746   △210      建設機械           40           8    △31
 電力           152         159        +6    電力        △16             31    +48
その他            57          49     △8      その他            △4           3        +7
調整額       △166        △126       +39      調整額            △2           7    +10
 合計       4,644       3,741     △903       合計            △5     △230      △225
    2020年度第1四半期 業績概要 【鉄鋼アルミ】                           P7



                                          (単位:億円)
                2019年度       2020年度
                                            増減
                  1Q           1Q
                  ①            ②           ②-①

鉄     売上高          1,651        1,175        △475
鋼     経常損益               8      △252         △260
    在庫評価影響を除く          △1       △177         △175
ア
ル     売上高              347          319       △27
ミ     経常損益             △19          △6           +13
板
    在庫評価影響を除く          △14            8          +23

合     売上高          1,998        1,495        △502
計     経常損益             △11      △258         △247
    在庫評価影響を除く          △16      △168         △152
                   2020年度第1四半期 業績概要 【鉄鋼アルミ】(鉄鋼)                                       P8

    経常損益:191Q 8億円 → 201Q△252億円(前年同期比△260億円)
    ■粗鋼生産:117万t(前年同期比△55万t)
    ■販売数量:97万t(前年同期比△39万t)
    ・コロナ影響により、自動車向けを中心に大幅に減少
鉄
鋼   ■販売価格:80,100円(前年同期比△7,200円)
    ・主に輸出価格の下落
    ■損益変動要因
    ・緊急収益改善や、ベースコスト改善等による収益改善
    ・メタルスプレッドの悪化
    ・在庫評価影響の悪化                                                            ※関連データはP34~36

                2019年度                                                 2020年度
                   1Q                                                    1Q
                   8



                         △185
                                      収益
                                緊急    改善
                                収益                  在庫評価
                                                                       △252
                                改善    +25            影響
                                             △45
                                +35
    数量構成:△155
                                                    △85
    コスト他:△30        コロナ影響                    販売・
                                            原料価格等                その他
                                                           △25   +20
                                                           連子・
                                                           持分法
                2020年度第1四半期 業績概要 【鉄鋼アルミ】(アルミ板)                               P9

     経常損益:191Q△19億円 → 201Q△6億円(前年同期比+13億円)
     ■販売数量:減少
ア
ル    ・飲料用缶材向け:堅調に推移
ミ    ・IT・半導体向け:データセンター向けなどで増加
板    ・自動車向け:減少
     ■損益変動要因
     ・緊急収益改善や、ベースコスト改善等による収益改善
     ・在庫評価影響の悪化                                                   ※関連データはP35~36


               2019年度                                       2020年度
                  1Q                                          1Q


                                                             △6
                                   収益
                                   改善
                                                      +3
                △19                                   その他

                                         △10    +10
                      コロナ影響        +15
                              緊急
                              収益         在庫評価   連子・
                              改善          影響    持分法
    数量構成:△10
                        △10

                              +5
           2020年度第1四半期 業績概要 【素形材】                                                    P10

                                                         (単位:億円)
                     2019年度         2020年度
                                                              増減
                       1Q                1Q
                       ①                 ②                 ②-①
           売上高              748               567              △180
           経常損益             △35               △57               △21
         在庫評価影響を除く          △35               △52               △16

                                  2019年度                                       2020年度
                                    1Q                                           1Q

■販売数量:減少
・自動車向けを中心に減少
 →鉄粉、サスペンション、銅板など                  △35
                                                                                     △57
■損益変動要因                                    コロナ
                                           影響
・緊急収益改善やコスト削減などの収益改善
                                                               在庫評価
・前期に減損損失を計上したことによる                                  緊急
                                                         収益
                                                                影響
                                                                            その他
                                                         改善                    115
 減価償却費の減少                                  △25      収益          △5    +8     △14
・在庫評価影響の悪化     ※関連データはP35
                                                    改善   +10           減価
                                                    +5                償却費
                        数量構成:△20
                        連子・持分法:△5
           2020年度第1四半期 業績概要 【溶接】                             P11


                                             (単位:億円)
                   2019年度       2020年度
                                               増減
                     1Q           1Q
                     ①            ②           ②-①
           売上高            211          180       △31
           経常損益             8            2          △5




■販売数量
・溶接材料:減少
   国内:コロナ影響により、自動車や建設機械向けなどで減少
   海外:コロナ影響により、中国を中心に、自動車向けなどで減少
・溶接システム(売上高):前年同期並
■損益変動要因
・販売数量の減少
・総コスト削減                                             ※関連データはP35
         2020年度第1四半期 業績概要 【機械】                            P12

                                             (単位:億円)
                   2019年度       2020年度
                                               増減
                     1Q           1Q
                     ①            ②           ②-①
          売上高             399          407          +8
          経常損益              8           21          +13

          受注高             372          183      △188


■受注高:減少
・全体的に需要環境が悪化
■売上高:増収
・石油化学向けを中心に堅調に推移
・コロナ影響などにより、汎用圧縮機の売上は国内外で減少
■損益変動要因
・非汎用圧縮機を中心に、案件の採算性が改善
            2020年度第1四半期 業績概要 【エンジニアリング】                        P13
                                                   (単位:億円)
                         2019年度       2020年度
                                                     増減
                           1Q           1Q
                           ①            ②           ②-①
             売上高                284          260       △23
            経常損益                  8            9          +1

             受注高           ※ 437             338       △98

※神鋼環境ソリューションの水処理/ごみ処理等に関する長期運転維持管理業務について、従来は売上時点で受注高として集計していた。
 当期より、契約の受託時点で受注高として集計する方法に変更したことに伴い、前年同期の受注高を受託ベースで再集計。


■受注高:減少
・廃棄物処理関連事業で複数の受注案件があった前年同期に比して減少
■売上高・経常損益:減収増益
・案件構成差
          2020年度第1四半期 業績概要 【建設機械】                      P14
                                             (単位:億円)
                   2019年度       2020年度
                                               増減
                     1Q           1Q
                     ①            ②           ②-①
          売上高             957          746      △210
          経常損益             40            8       △31



■販売台数
・油圧ショベル:コロナ影響により大幅に減少
  中国:(1-3月の業績を連結している)春節明けの商戦時期に市場が停滞し、大幅に減少
  国内・その他:需要減少に伴い減少
・クローラクレーン:前年同期並
  コロナ影響は限定的で、コロナ影響がまだ顕在化していなかった米国などで拡販
■損益変動要因
・緊急収益改善
           2020年度第1四半期 業績概要 【電力】                          P15


                                             (単位:億円)
                   2019年度       2020年度
                                               増減
                     1Q           1Q
                     ①            ②           ②-①
           売上高            152          159          +6
           経常損益           △16           31          +48



■販売電力量:増加
・真岡発電所1,2号機が稼働
■販売単価:下落
・燃料価格が下落
■損益変動要因
・真岡発電所の稼働開始
・定期点検時の保全費が減少
・神戸発電所2号機の減価償却費が減少
                    P16




2.   2020年度 業績見通し
           2020年度 業績見通し                                                       P17

新型コロナウイルス感染症の影響は、年度末に向けて収束に向かう想定。
コロナ影響は△900億円程度の見込み。
固定費削減を中心とした緊急収益改善や、素材系事業の収益改善により、+500億円程度を見込む。

                                                             (単位:億円)
                        2019年度
                                        2020年度見通し               増減
                          実績
                          ①        上期      下期        ②          ②-①
       売上高               18,698    7,700   8,700    16,400     △2,298
      営業損益                    98   △500      150     △350        △448
      経常損益                 △80     △600         0    △600        △520
     在庫評価影響を除く             △60     △430      △55     △485            △425

      特別損益                △574      160         -    ※ 160           +734
   親会社株主に帰属する
                          △680     △350         0    △350            +330
     当期純損益
  ※:固定資産売却益      97億円
    段階取得に係る差益    32億円                                        2019年度    2020年度
    投資有価証券売却益    31億円
                                                USドル(円/$)     109           107
                                                中国元(円/元)      15.6          15.0
                                                ユーロ(円/€)      121           122
                2020年度 業績見通し 【全社】                                        P18

【経常損益差異内訳(億円)】
    2019年度                                                      2020年度
      実績                                                         見通し
               コロナ影響
       △80      △900

                       鉄鋼アルミ:+170
                       素形材:+35
                       溶接:+10
                       建設機械:+35
                       その他・本社:+20  固定資産                          △600
鉄鋼アルミ:△570
素形材:△120        数量                 減損影響
                              素材系の(償却費減)
溶接:△30          構成
機械:△50          △705
エンジニアリング:△30                  収益改善        +45      △95
建設機械:△75
電力:-
                                                   在庫評価   △70
その他・本社:△25
                        緊急                          影響
                        収益     +230                       その他
                        改善
                コスト
                 他
                △70
                                      鉄鋼アルミ:+170
               連子・     +270           素形材:+60
               持分法
               △125
                 素材系事業の需要見通し                            P19


()は影響を受けるユニット
         (鉄鋼、アルミ板、サスペンション、アルミ押出、銅板、鉄粉、溶接)
         国内・海外共に、自動車生産台数は4-6月を底に徐々に回復すると想定。

 自動車     《日系自動車メーカー生産台数(海外含む)の想定(前年同期比)》
            1Q      2Q     3Q    4Q   通期
           △40%    △30%   △20%   0%   △20%


         (アルミ鋳鍛、チタン)
 航空機
         旅客需要の減少により、今後数年間は市場は低迷すると想定。
         (鉄鋼・鋳鍛鋼・溶接)
 造船      コロナ以前から市場は低迷。
         新規商談の停滞や建造計画の後ろ倒しなどで、前期比△20%程度需要が減少すると想定。
         (アルミ板)
 飲料缶
         自販機の売上は減少も、外出自粛による需要があり、堅調に推移すると想定。
         (アルミ板、銅板)
IT・半導体
         IT半導体向けは概ね好調。ただし、自動車向け半導体用リードフレームは自動車と同様の想定。
         (鉄鋼、溶接)
建築土木
         企業の投資意欲減退やオフィス需要の減少などにより、需要は減少すると想定。
        2020年度 業績見通し(セグメント別売上高)                             P20


                                                 (単位:億円)
          2019年度
                           2020年度見通し               増減
売上高         実績
            ①         上期      下期       ②           ②-①
鉄鋼アルミ       7,802     3,000    3,400    6,400      △1,402
素形材         2,971     1,000    1,200    2,200       △771
 溶接             837    350      360        710      △127
 機械         1,659      910      940     1,850       +191
エンジニア
            1,415      590      810     1,400        △15
 リング
建設機械        3,608     1,600    1,800    3,400       △208
 電力             756    370      360        730       △26
その他             336    110      170        280       △56
調整額         △689      △230     △340     △570        +119
 合計        18,698     7,700    8,700   16,400      △2,298
        2020年度 業績見通し(セグメント別経常損益)                               P21


                                                   (単位:億円)
          2019年度
                           2020年度見通し                 増減
経常損益        実績
            ①        上期        下期        ②           ②-①
鉄鋼アルミ       △165     △580      △120      △700         △535
素形材         △252     △135       △65      △200          +52
 溶接             29         0         5         5       △24
 機械             96        20        35        55       △41
エンジニア
                57    △10           30        20       △37
 リング
建設機械            75        35        45        80          +5
 電力             89        70        80       150       +61
その他             33         0        30        30          △3
調整額          △44          0     △40      △40              +4
 合計          △80     △600           0    △600         △520
            2020年度 業績見通し 【鉄鋼アルミ】                               P22



                                                    (単位:億円)
                2019年度
                               2020年度見通し              増減
                  実績
                  ①       上期      下期       ②          ②-①

鉄     売上高         6,500   2,300    2,750   5,050      △1,450
鋼    経常損益          △88    △550     △120    △670        △582
    在庫評価影響を除く      △88    △430     △175    △605        △517
ア
ル     売上高         1,301    700      650    1,350        +49
ミ    経常損益          △77     △30         0    △30         +47
板
    在庫評価影響を除く      △57     △10         5       △5       +52

合     売上高         7,802   3,000    3,400   6,400      △1,402
計    経常損益         △165    △580     △120    △700        △535
    在庫評価影響を除く     △145    △440     △170    △610        △465
                2020年度 業績見通し 【鉄鋼アルミ】(鉄鋼)                                             P23

                                          ※関連データはPXX~XX
    経常損益:19年度実績△88億円→20年度見通し△670億円(前期比△582億円)
    ■生産
    ・当社の粗鋼生産は540万t程度(前期比△110万t)と想定(全国粗鋼生産8,000万tレベル)
鉄
鋼   ■販売数量
    ・435万t程度(前期比△95万t)と想定
    ■損益変動要因
    ・緊急収益改善や、ベースコスト改善等による収益改善
    ・メタルスプレッドの悪化
    ・在庫評価影響の悪化                                                            ※関連データはP34~36


             2019年度                                                    2020年度
               実績                                                       見通し

             △88



                                    収益
                                    改善
                             緊急                    在庫評価
                      △550                                             △670
                             収益             △40     影響
                             改善     +120    販売・    △65
                                           原料価格等
数量構成:△440                                                 △75
コスト他:△70
                             +150
                                                          連子・   △122
連子・持分法:△40
                   コロナ影響                                  持分法
                                                                その他
                2020年度 業績見通し 【鉄鋼アルミ】(アルミ板)                                     P24

    経常損益:19年度実績△77億円→20年度見通し△30億円(前期比+47億円)
                                          ※関連データはP.XX
ア   ■販売数量:
ル   ・販売数量は300千t程度(前期並)と想定
ミ   ・自動車向け:需要減少
板   ・飲料用缶材、IT半導体向け:堅調
    ■損益変動要因
    ・緊急収益改善や、拡販・ロールマージンの改善等による収益改善
    ・中国拠点立上げ関連コストの縮小                                                ※関連データはP35~36

               2019年度                                             2020年度
                 実績                                                見通し




                                                  在庫評価             △30
                                            連子・       △30
                                      収益    持分法    影響
                                                            その他
                △77                   改善           △5
                                            +10              △8


                                緊急
                                収益    +50
                                改善


                         △20    +20
    数量構成:△20
                        コロナ影響
             2020年度 業績見通し 【素形材】                                                           P25
                                                                       (単位:億円)
                2019年度
                                  2020年度見通し                                  増減
                  実績
                  ①       上期             下期                 ②                ②-①
      売上高         2,971       1,000       1,200             2,200              △771
      経常損益        △252        △135           △65            △200                   +52
    在庫評価影響を除く     △252        △105           △70            △175                   +77

                                      2019年度                                         2020年度
                                        実績                                            見通し
■販売数量
・自動車向け(鉄粉、サスペンション、銅板など):減少
・航空機向け(チタンなど):減少
・造船向け(鋳鍛鋼):減少                                  数量構成:△70                                  △200
                                      △252     連子・持分法:△50


■損益変動要因                                                                            その他
・緊急収益改善や、拡販などによる収益改善                           コロナ
                                               影響            収益       在庫評価
・(サスペンション)北米子会社の設備トラブルは改善傾向                                  改善        影響          +67115
                                                      緊急
・前期に減損損失を計上したことによる当期の減価償却                             収益
                                                                      △25    +35
 費の減少                                          △120   改善        +60       固定資産
                 ※関連データはP35                                               減損影響
                                                      +35                (償却費減)
               2020年度 業績見通し 【溶接】                                     P26


                                                          (単位:億円)
                  2019年度
                                   2020年度見通し                 増減
                    実績
                    ①         上期       下期       ②           ②-①
        売上高             837    350      360         710       △127
        経常損益             29        0        5         5        △24




■販売数量
・溶接材料:減少
  国内:自動車向けを中心に減少
  海外:自動車向け及び原油価格下落によるエネルギー投資関連需要の減少
・溶接システム(売上高):減少
  建築鉄骨向けを中心に減少
■損益変動要因
・販売数量の減少                                                  ※関連データはP35
・緊急収益改善
            2020年度 業績見通し 【機械】                                      P27

                                                         (単位:億円)
               2019年度
                                2020年度見通し                  増減
                 実績
                 ①        上期        下期          ②          ②-①
      売上高        1,659     910       940        1,850       +191
     経常損益            96        20        35         55       △41

      受注高        1,516         ―         ―    1,600程度     +100程度



■受注高:増加
・国内外ともに需要環境は悪化の想定
・中国の非汎用圧縮機の製造・設計・販売会社を子会社化することによる増加
■売上高:増収
・単体では、18年、19年の本体受注が好調だったことにより増収
・海外子会社は需要減少により減収
・中国の非汎用圧縮機の製造・設計・販売会社を子会社化することによる増加
■損益変動要因
・案件構成差
・海外子会社の減益
・固定費の増加
             2020年度 業績見通し 【エンジニアリング】                                 P28

                                                           (単位:億円)
                 2019年度
                                  2020年度見通し                  増減
                   実績
                    ①        上期       下期          ②          ②-①
       売上高          1,415     590      810        1,400        △15
      経常損益              57    △10          30         20       △37

       受注高        ※ 1,345         ―        ―    1,500程度     +150程度
 ※神鋼環境ソリューションの水処理/ごみ処理等に関する長期運転維持管理業務について、従来は売上時点で受注高として集計していた。
  当期より、契約の受託時点で受注高として集計する方法に変更したことに伴い、前期の受注高を受託ベースで再集計。

■受注高:増加
・国内:公共案件が中心であり、堅調に推移すると想定(コロナ影響は僅少)
・海外:世界的な設備投資需要の減退が懸念される
■売上高:前期並
・国内:公共案件が中心であり、堅調に推移(コロナ影響は僅少)
・海外:渡航制限などにより、現地工事の遅れなどが発生
■損益変動要因
・案件構成差
             2020年度 業績見通し 【建設機械】                                                 P29

                                                               (単位:億円)
                2019年度
                                 2020年度見通し                           増減
                  実績
                  ①        上期        下期              ②               ②-①
      売上高         3,608    1,600     1,800           3,400            △208
      経常損益            75        35        45              80                +5



■販売台数                                          数量構成:△75
 [油圧ショベル]…減少
   国内:コロナ影響は限定的で、前期を上回ると想定
                                                                     クレーン
   中国:1Qはコロナ影響で減少も、市場回復が進んでおり、                                       販売増
       通期では前期並と想定                                        コロナ          他
                                                         影響
   その他の地域:コロナ影響により前期を下回ると想定
                                                               緊急
[クローラクレーン]…増加                                                  収益     +45
                                                               改善
  国内:コロナ影響は限定的で、インフラ関連の需要好調により、                          △75
                                                75                               80
      前期を上回ると想定                                                                       115
  海外:コロナ影響により、北米やインドで減少                                        +35
■損益変動要因
                                           2019年度                            2020年度
・緊急収益改善                                      実績                               見通し
             2020年度 業績見通し 【電力】                                      P30


                                                          (単位:億円)
                2019年度
                                  2020年度見通し                 増減
                  実績
                  ①         上期        下期        ②           ②-①
      売上高             756    370       360          730       △26
      経常損益             89        70        80       150       +61



■販売電力量:増加
・2019年10月に真岡発電所1号機、2020年3月に真岡発電所2号機が稼働開始
 2020年度は通期で業績に寄与する
■販売単価:下落
・燃料価格の下落
■損益変動要因
・定期点検時の保全費が減少
・神戸発電所2号機の減価償却費が減少
・神戸発電所3,4号機に掛かる先行費用(支払金利など)の増加
             株主還元                                       P31


 配当につきましては、継続的かつ安定的に実施していくことを基本としつつ、財政状態、業績の動向、先行きの
  資金需要等を総合的に考慮して決定することとしております。(配当性向の目安は、親会社株主に帰属する当
  期純利益(連結)の15%~25%としております)

 当期の中間配当につきましては、今回公表した業績予想において、上期、通期ともに親会社株主に帰属する当
  期純損失を計上する見通しであることから、誠に遺憾ながら、見送りとする方針を決議しました。
  なお、期末配当につきましては、予想額を未定としております。




                        2019年度            2020年度
                中間       期末          中間    期末
     配当金額
                    -     -      -   -     未定      未定
     (円/株)
     配当性向                        -
                         キャッシュフローの状況                                                                         P32

     コロナ影響による事業環境の急速な悪化を受け、緊急措置として以下の対応を実施中。
      ・需要に見合った生産の徹底による支出の最大限の抑制
      ・グループ会社を含めたきめ細かい資金管理と必要な対策の実施
      ・更新投資など事業運営上不可欠なもの以外の設備投資・投融資の凍結
     棚卸資産の削減、資産売却、設備投資の厳選等により、当初1,200億円のキャッシュフロー改善策を
      計画していたが、現在1,300億円規模まで積み上げ(1Q時点で380億円の進捗)。
     財務の健全化(D/Eレシオ1倍以下)を最優先課題と位置づけ、更なる対策を検討中。
                                                            ※フリーキャッシュフローおよびD/Eレシオに、プロジェクトファイナンスは含まれておりません

                   《フリーキャッシュフロー》                                        《有利子負債残高・D/Eレシオ》
          営業キャッシュフロー            投資キャッシュフロー                                外部負債残高           D/Eレシオ
          フリーキャッシュフロー                              10,000                     前倒し調達額
                                                                                                             1.40
                                                                               621億円を
                                                                              除いたDEレシオ
  1,900
            1,918                                                前倒し調達額                                      1.30
                                                                               1.10倍                1.2程度
                                                    9,000         921億円を

  1,400                 723                                      除いたDEレシオ                 1.19               1.20
                                           950                    0.85倍
   900                  614                         8,000
                                                                                                             1.10
             311                 214                            0.98         0.98
   400                                      0
                                                    7,000                                                    1.00
 △ 100
                        △ 109                                                                                0.90
 △ 600                          △ 1,120             6,000                                7,844
                                                                                                     7,200   0.80
△ 1,100                                   △ 950                              7,242
                                                    5,000       7,260
△ 1,600                                                                                                      0.70
           △ 1,607              △ 1,334
△ 2,100                                             4,000                                                    0.60
           2017年度    2018年度     2019年度    2020年度              2017年度        2018年度       2019年度     2020年度
                                            見通し                                                       見通し
         P33




3.参考情報
                       データ                                                                        P34


                                            2019年度実績                              2020年度
                             1Q           上期            下期          年度       1Q             年度
 全       国     粗   鋼(万t)     2,612          5,067           4,774    9,842   1,810        8,000程度
                                                                                        4-6月計速報
 全 国 在 庫 水 準(万t)                  612           594          579      579         592
                                                                                        5月末速報
 薄 板 3 品 在 庫 水 準(万t)              457           444          439      439         430   6月末速報

 国 内 自 動 車 生 産 台 数(万台)            242           483          467      949          75   4-5月計




($/トン)                                                (千円/トン)
             鉄鉱石(粉鉱)
300                                                                 鋼材単価
             原料炭(強粘炭)                   136程度          95
                                         (1Q)
250                                                    90

200                                                    85

                                                       80
150
                                                       75
                                                                                          80
100                                                                                      (1Q)
                                                       70
 50                                                    65
                                        83程度
                                         (2Q)
  0                                                    60
        2Q
        3Q
        4Q

        2Q
        3Q
        4Q

        2Q
        3Q
        4Q

        2Q
        3Q
        4Q

        2Q
        3Q
        4Q
      151Q




      161Q




      171Q




      181Q




      191Q




      201Q
      202Q
            データ                                                            P35

                               2019年度実績                      2020年度見通し

                     1Q        上期      下期       通期      1Q実績      上期      通期
粗鋼生産量       (万t)       172       339     311      650     117    240程度   540程度
鋼材販売量       (万t)       136       273     257      530      97    195程度   435程度
 (うち、国内)             (102)     (200)   (193)    (393)     (67)
 (うち、輸出)              (35)      (73)    (64)    (137)     (30)
鋼材販売単価      (千円/t)    87.3      86.7    87.1     86.9    80.1
鋼材輸出比率
                     25.3%     25.4%   23.4%    24.4%   26.4%    25%程度   24%程度
 (金額ベース)
アルミ板販売数量    (千t )         79     152     147      299      73    155程度   300程度
 (うち、国内)              (65)     (122)   (115)    (237)     (60)
 (うち、海外)              (14)      (30)    (32)     (62)     (12)
アルミ押出販売数量   (千t )          9      17      17       34       7     10程度    30程度
 (うち、国内)               (8)      (16)    (16)     (33)      (6)
 (うち、海外)               (0)       (1)      (1)     (1)      (0)
銅板販売数量      (千t )         13      26      27       53      10     20程度    45程度
銅管販売数量      (千t )         23      44      38       82      19     30程度    65程度
溶接材料販売数量    (千t )         75     148     140      288      64    125程度   255程度
 (うち、国内)              (32)      (65)    (60)    (125)     (25)
 (うち、海外)              (42)      (83)    (80)    (163)     (38)
           データ                                                                P36


鉄鋼                                                             (単位:億円)
                 2019年度実績                       2020年度見通し
                 1Q        通期        1Q実績       上期        下期        通期
     鉄鉱石              10        20          5         5        10        15
     石炭               △5    △25         △5       △15            0    △15
 キャリーオーバー              5    △5              0    △10           10        0

     総平均              10        25      30           15    △65       △50
     低価法               0    △25       △105      △135        120      △15
 在庫評価影響               10        0      △75      △120           55    △65




アルミ板                                                           (単位:億円)
                 2019年度実績                       2020年度見通し
                 1Q        通期        1Q実績       上期        下期        通期
     総平均              △5    △20        △10       △20        △5       △25
     低価法               0        0       △5           0          0        0
 在庫評価影響               △5    △20        △15       △20        △5       △25
         2020年度 業績見通し 【全社】 20年度上期 vs 20年度下期                P37

【経常損益差異内訳(億円)】
     2020年度                                       2020年度
       上期                                           下期
                                                     0
                                            +25
                                            その他

                                     +225


      △600            +0      +0
                                     在庫評価
                      緊急   素材系の       影響
                      収益   収益改善
                      改善
               +350




              コロナ影響   鉄鋼アルミ:+190
                      素形材:+30
                      溶接:+10
                      機械:+30
                      エンジニアリング:+20
                      建設機械:+55
                      電力:-
                      その他・調整:+15
        フリーキャッシュフローと設備投資の状況                              P38

                                                (単位:億円)
                  2019年度         2020年度
                                                 増減
                    実績            見通し
                    ①              ②             ②-①
    営業キャッシュフロー             214            950          +736
    投資キャッシュフロー       △1,334            △950            +384
プロジェクトファイナンスを除く
  フリーキャッシュフロー
                     △1,120                 0     +1,120

プロジェクトファイナンスを含む
  フリーキャッシュフロー
                     △1,919            △650       +1,269

プロジェクトファイナンスを除く
    現預金残高
                        1,349             600          △749

                                                (単位:億円)
                  2019年度         2020年度
                                                 増減
                    実績            見通し
                    ①              ②             ②-①
  設備投資:計上額              2,398          1,650          △748
  設備投資:支払額              2,453          1,800          △653

    減価償却費               1,053          1,050            △3
                 【財務指標】                                                    P39


                          2017年度       2018年度        2019年度       2020年度
                            実績           実績            実績          見通し

         ROS         ※1       3.8%           1.8%         △0.4%     △3.7%

    1株当たり当期純損益             174.43円          99.20円   △187.55円      △96.49円

       有利子負債               7,388億円      7,603億円       9,066億円      9,200億円
   プロジェクトファイナンスを除く
       有利子負債
                           7,260億円      7,242億円       7,844億円      7,200億円

        D/Eレシオ       ※2      0.98倍    ※3    0.98倍    ※4   1.19倍    1.2倍程度

         ROA         ※5       3.1%           1.5%         △0.3%     △2.4%

         ROE         ※6       8.9%           4.8%         △9.7%     △5.5%
※1:売上高経常利益率
※2:D/Eレシオ=有利子負債(IPPプロジェクトファイナンス含まない)/自己資本
※3:2019年度分借入金の前倒し調達(921億円)含む
   前倒し調達除く2018年度D/Eレシオ:0.85倍
※4:2020年度分借入金の前倒し調達(621億円)含む
   前倒し調達除く2019年度D/Eレシオ:1.10倍
※5:経常損益/総資産
※6:親会社株主に帰属する当期純損益/自己資本
グループ企業理念   P40
                                              P41


            将来見通しに関する注意事項
•   本日のプレゼンテーションの中には、弊社の予想、確信、期待、意向および戦略
    など、将来の予測に関する内容が含まれています。これらは、弊社が現在入手可
    能な情報による判断および仮定に基づいており、判断や仮定に内在する不確定
    性および今後の事業運営や内外の状況変化による変動可能性など様々な要因
    によって、実際に生じる結果が予測内容とは実質的に異なってしまう可能性があり
    ます。弊社は、将来予測に関するいかなる内容についても、改訂する義務を負うも
    のではありません。

•   上記の不確実性および変動の要因としては、以下に挙げる内容を含んでいます。
    また、要因はこれらに限定されるわけではありません。
    –   主要市場における経済情勢および需要・市況の変動
    –   主要市場における政治情勢や貿易規制等各種規制
    –   為替相場の変動
    –   原材料のアベイラビリティや市況
    –   競争企業の製品・サービス、価格政策、アライアンス、M&Aなどの事業展開
    –   弊社の提携関係に関する提携パートナーの戦略変化