5401 日本製鉄 2019-12-17 09:00:00
アルセロールミッタルと日本製鉄、エッサール スチールの共同買収完了 [pdf]
2019 年 12 月 17 日
各 位
会社名 日本製鉄株式会社
代表者名 代表取締役社長 橋本 英二
(コード番号 5401 東証一部、名証、福証、札証)
問合せ先 総務部広報センター
(TEL 03-6867-2977、3419、2135、2146)
アルセロールミッタルと日本製鉄、エッサール スチールの共同買収完了
当社は標記について公表いたしました。
詳細は次項以降をご参照ください。
以 上
2019 年 12 月 16 日
アルセロールミッタル
日本製鉄株式会社
アルセロールミッタルと日本製鉄、エッサール スチールの共同買収完了
ArcelorMittal(アルセロールミッタル、以下、AM)と日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)
は、12 月 16 日、Essar Steel India Limited(エッサール スチール、以下、ESIL)の共同買収
を完了しましたのでお知らせいたします。本買収は、AM と日本製鉄の合弁会社を通じて実行さ
れ、ESIL は ArcelorMittal Nippon Steel India(アルセロールミッタル ニッポンスチール イ
ンディア、以下、AM/NS India)として新たにスタートします。
インドの鉄鋼市場は、世界の中でも経済成長と人口増により着実な成長が見込まれる一方、鉄
源も含めた自国産化が進展しているマーケットです。AM/NS India は、鉄鋼需要の多いインド西
部に単一製鉄所としてインド第 3 位にあたる規模の鉄源一貫製鉄所を保有し、鋼板系を中心に多
様な製品群を持ち、今後の更なる拡大、成長に向け大きなポテンシャルを持つ会社です。今回の
AM/NS India の共同買収・再生により、AM と日本製鉄は、インド国内に鉄源一貫製鉄所を有す
る鉄鋼メーカーとして、拡大するインドの鉄鋼需要を中長期的に取り込むことが可能となります。
AM と日本製鉄は、米国等において両社が共同で運営する他の合弁事業と同様、イコールパー
トナーとして AM/NS India を運営していきます。両社はそれぞれの強みを生かし、AM/NS India
のポテンシャルを最大限引き出し、競争力ある鉄鋼メーカーに再生させていきます。
AM ラクシュミ ミッタル会長兼 CEO コメント
「ESIL の買収は、AM にとって重要な戦略的ステップです。インドは、当社にとって長年魅力
的なマーケットであり、10 年以上に亘ってインドで有意義な生産面でのプレゼンスを構築する適
切な機会を模索してきました。インドという国と ESIL という企業の魅力は、いずれも揺るぎな
いものです。ESIL は、規模が大きく、収益性が高く、立地条件の良い事業を営んでおり、インド
経済の長期的な成長ポテンシャルによって、インドに鉄鋼需要がもたらされることは広く認識さ
れています。今回の取引はまた、インドが倒産破産法から受ける恩恵、すなわち倒産破産法がイ
ンド経済全体に広くプラス影響を及ぼす真に前向きな改革であることも表しています。」
「また、私たちは、信頼できる長期的な協力関係を築いてきた日本製鉄と一緒に事業を始めら
れることを嬉しく思っています。両社の強みと技術力を組み合わせることで、粗鋼生産能力を
2030 年までに年間 3 億トンに拡大しようというインドの目標に対して、またより広くインド製造
業に対して、積極的に貢献できる新たな機会になると信じています。
」
日本製鉄 橋本英二代表取締役社長のコメント
「インドは世界鉄鋼市場において最も有望な市場の一つであり、AM/NS India は薄板・厚板・
鋼管を製造する粗鋼生産公称能力 960 万トン/年の鉄源一貫製鉄所を中心に、国内に幅広い販売網
と東部地区に鉄鋼原料となるペレット製造工場を持つ会社です。
」
「日本製鉄と AM が、両社の事業経験と世界最高水準の技術力の提供を通じて、AM/NS India
のポテンシャルを引き出すことで、速やかな再建計画の実行および更なる事業拡張を実現し、イ
ンド鉄鋼業界の一員として、今後、インド鉄鋼業界の発展の一翼を担う存在になることを確信し
ています。
」
「日本製鉄は、ブラジル、アメリカ、中国、アセアン等の多くの国々で長きにわたって技術先
進性を活かせる分野への直接投資による自国産化を着実に進めてきました。今後は、インドにお
いて製鉄業の自国産化の方針に沿って、 『総合力世界 No.1
そのプレゼンスを確立していくことで、
の鉄鋼メーカー』に向け、更に進化を続けていきます。
」
AM アディティヤ ミッタル社長兼 CFO のコメント
「インドは巨大な戦略的マーケットであり、私たちは、今ここにいられることを喜ばしく思っ
ています。私たちの目的は、インド国内において第一線級の鉄鋼メーカーになることで、持続可
能で長期に亘る価値を創造することです。ESIL には高品質な設備があり、すぐに大きな生産能力
を発揮できます。また生産と品質の両方で更なる成長のための優れたプラットフォームを獲得し
ていきます。この買収によって、私たちは、今後数十年に亘ってインドのインフラや都市の近代
化に貢献することができるでしょう。これを実現するため、私たちは、共同事業運営の強み、熟
練したオペレーション、安全へのコミットメント、持続的でかつ業界をリードする研究開発力を
もとに、設備投資を行っていきます。」
「これまでにも実績のある日本製鉄とのパートナーシップによって、AM/NS India は、株主、
ビジネスパートナー、従業員やインドのコミュニティにとって、大きな価値をもたらすと確信し
ています。
」
本買収による連結財務諸表への影響については、現時点で未確定です。今後、公表すべき事項
が発生した場合は速やかに公表いたします。
【事案の概要】
1.共同買収の概要
・買収金額:5,000 億 INR (7,700 億円 *為替:1.54 円/INR)
うち 4,200 億 INR:ESIL の債務返済
800 億 INR:初期資金投入(設備投資・運転資金用)
2.合弁事業の概要
・合弁事業会社:ArcelorMittal Nippon Steel India (旧 ESIL)
・所在地:インド西部 Gujarat 州 Hazira
・出資構成:日本製鉄 40%、AM60% (日本製鉄・AM とも持分法適用会社として連結)
(日本製鉄と AM のイコールパートナーシップに基づく事業運営)
・取締役:日本製鉄、AM が同数名ずつ指名
・CEO:Dilip Oommen 氏(ディリップ オーメン)
・生産拠点:Hazira(ハジラ)一貫製鉄所(インド西部 Gujarat 州 Hazira)
Pune(プネ)下工程製造拠点(インド西部 Maharashtra 州 Pune)
Paradeep(パラディプ)ペレット工場(インド東部 Odisha 州 Paradeep)
Visag バイザック)
( (インド東部 Andhra Pradesh 州 Visakhapatnam)
ペレット工場
・生産能力:粗鋼生産公称能力 960 万トン/年(鉄源一貫プロセス)
・生産品種:熱延鋼板、冷延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、塗装鋼板、厚板、鋼管
・売上高:2,603 億 INR(2018 年 3 月期) (4,000 億円 *為替:1.54 円/INR)
・従業員数:3,806 名(2018 年 3 月 31 日現在)
問い合わせ先:総務部広報センター 03-6867-2977、3419、2135、2146