5381 J-Mipox 2019-05-14 16:00:00
2019年3月期通期業績予想と実績値の差異、特別損失の計上及び繰延税金資産の取崩しに関するお知らせ [pdf]
2019年5月14日
各 位
上場会社名 Mipox株式会社
代表者 代表取締役社長 渡邉 淳
(コード番号 5381)
問合せ先責任者 取締役執行役員経営管理部長 原田 尚知
(TEL 03-6911-2300)
2019年3月期通期業績予想と実績値の差異、
特別損失の計上及び繰延税金資産の取崩しに関するお知らせ
2019年2月14日に公表いたしました通期連結業績予想と実績値の差異及び2018年5月14日に公表いたしました通期
個別業績予想と実績値に差異が生じましたのでお知らせするとともに、特別損失の計上及び繰延税金資産の取崩しを行
うことといたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1.2019年3月期通期(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)連結
親会社株主に帰属 1 株当たり
売 上 高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 7,553 20 54 17 1.52
今回発表実績(B) 7,558 △281 △253 △967 △83.74
増減額(B-A) 5 △301 △307 △984
増減率(%) 0.1 ― ― ―
(ご参考)前期実績
(2018年3月期) 7,826 386 327 265 25.25
(2)個別
1 株 当 た り
売 上 高 経 常 利 益 当 期 純 利 益
当 期 純 利 益
百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 3,898 71 45 4.38
今回発表実績(B) 3,820 △173 △258 △22.38
増減額(B-A) △78 △244 △303
増減率(%) △2.0 ― ―
(ご参考)前期実績
(2018年3月期) 3,824 259 225 21.44
2.業績予想と実績値の差異の理由
(1)連結業績
売上面に関しては、前回予想に比べ大きな乖離はないものの、製品事業では利益率の高いハードディスク関連市
場の需要低迷が継続していること、受託事業においても光学系特殊フィルムの受託塗布の需要低迷が継続し、工場
稼働率が低下して原価高になっていること、在庫の圧縮並びに適正在庫の見直しの中で、従来通りのたな卸資産の
評価に加えて、たな卸資産の評価損及び廃棄損103百万円を売上原価に計上したこと、前期より将来の成長に向け
た先行投資の影響で人件費を中心とした販売費及び一般管理費が増加したこと等により営業損失及び経常損失を計
上いたしました。また、国内子会社に対するのれん及び固定資産の減損損失の計上等により親会社株主に帰属する
当期純損失を計上し、それぞれ前回予想を大きく下回ることとなりました。
(2)個別業績
主に連結同様の理由で経常損失の計上となり、ソフトウェアの減損損失の計上及び繰延税金資産の取崩しによる
法人税等調整額の計上等により当期純損失を計上し、それぞれ前回公表を大きく下回ることとなりました。
なお、配当につきましては、2018年5月14日に公表いたしました1株当たり10円の予想から変更はございません。
3.特別損失の計上及び繰延税金資産の取崩しについて
当社の連結子会社であります日本研紙株式会社において、事業計画に対する進捗が当初計画を大きく下回る推移と
なり、収益性の見通しをより保守的に見直しを行った結果、「固定資産の減損に係る会計基準」等に基づき、のれん
と固定資産の減損損失579百万円を計上いたしました。加えて、当社の個別決算においても、ソフトウェア資産につい
て減損損失12百万円を計上いたしました。また、繰延税金資産の回収可能性についても慎重に検討いたしました結果、
繰延税金資産を取崩し、法人税等調整額62百万円を計上いたしました。
● 中期経営計画について
当社グループは、2019年3月期より中期経営計画を推進してまいりました。しかし、本日公表しました2019年3
月期の実績及び直近の事業環境等を踏まえ、数値目標を精査、見直しを実施した結果、下記の通り業績目標を修正
することといたしました。
なお、中期経営計画で掲げている考え方につきまして変更はございません。2019年4月より新たな営業体制を開始
し、よりお客様の成功を支える付加価値を提供していくとともに、上記の特別損失等を積極的に計上したことで将
来の費用負担を軽減させて業績回復を図ります。引き続き、当社のコア技術である「塗る・切る・磨く」で、創業
100周年にあたる2026年3月期に300億円の売上達成を目標とし経営に邁進してまいります。
数値目標
(単位:百万円)
2019 年3月期 2020 年3月期 2021 年3月期
当初目標 実績 当初目標 修正目標 当初目標 修正目標
売上高 8,400 7,558 9,300 8,302 11,000 9,300
営業利益 417 △ 281 650 56 990 650
営業利益率 5% ― 7% 1% 9% 7%
(注)上記の数値目標につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が
内在しておりますので、実際の業績はこれらの数値目標と異なる可能性があることをご承知おきください。
以上